原価意識

私は仕事がもっぱらヒマになって新聞折り込みのチラシもよく買う商品がどこが安いかチェックするようになりました。

卵の安い日、大きくいい卵を安く売ってくださってる地元の小さなスーパー。
ここは肉も魚も野菜も地元（すべてではないが）の新鮮なものを仕入れています。
このスーパーは徒歩圏（っても往復２キロ程ある）であり、自分のカロリー消費にもよく、
できるだけ存続して欲しい。

しかしさすがに日配品は大手にかないません。
洗剤などはドラッグストア、ホームセンターなどの方が安く、そういうのは車で行く距離になります。重いし。

ある日、私は家人御用達の洗剤が安くなってるのを二カ所くらいの店のチラシで見つけて、
知らせました。「安いよここ！」

しかーし。
「わざわざガソリン代を使って行くならこの値段ではちょっと」と返されました。

家人は原価意識というものが私よりもしっかりしています。
勤務先でも訓練されているのでしょう。さすがは普通の会社。

私のわかーーーい頃（大昔）私は普通の会社でそういうのを習い、帳簿に付けたりしてたのですが、
いわれるママ作業してでそれがナニを意味し、どういう結果につながるのかをまるで知らずにただそういう業務をなんとかこなしておりました（苦手）。

そして今、独立稼業となったら、この原価意識、はさらにしっかり持たないといけないのです。
交通費、昔なら文房具などの消耗品、このヘンはわかりやすくていい。
でも私たちデザインという仕事の大きな部分を占めるもの、発案とか技術にあたるものって、形で見えず、その原価計算も難しいし、お客様にソレの意識がない！　というたまに恐ろしい件もあり…。


せめて交通費などもできるだけ安く行ける切符などを使って都内に出て行く私なの。
画像は東京メトロ一日乗車券710円なり。