小うつな人・ケアマネな人、を応援する日記

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人生を<半分>降りる 哲学的生き方のすすめ 中島義道:著 を読んで(その2)

2011-09-02 08:52:44 | 弱さへの思考
人生を<半分>降りる 哲学的生き方のすすめ 中島義道:著 を読んで(その2)

「あなたはまもなく死んでしまう」

さらに著者はこうも言っている。
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「行政改革や選挙法改革、大学・教育改革、医療・介護問題、どれをとっても『明日あなたは死んでしまうかもしれない』こと以上に重要なことではありえません。多くの人を救うエイズ新薬や人類が直面しているエネルギー・環境危機にしても同じこと。」

「いかなる有益なことでも『あなた』が参加する理由はない。」

「自分の残された時間を人生そのものの謎(真理とは?存在とは?善とは?時間とは?空間とは?私とは何か?など)に向けるべき」
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放射能の影響や被災地の状況を憂うのは必要だろう。そして子どもたちの未来を考えることも重要だ。残された時間を、それに費やしてもよいのかもしれない。この国の政治とか国会とか景気回復とかが影響するとしても、そこだけに労力を傾けるのではなく、もっと、地道に、地味にテツガクすることは大切なような気がする。
「セヴァンの地球のなおし方」にもあるように、地球自身は自らの治癒能力はある(はず)。
私たちの生活について、という点において、利己的になることは大切な気がする。
それはこのくだらない社会というものから半分は降りる、ということなのかもしれない。