気軽にでっちゃん

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●米国大手証券/敵対的M&Aにあこがれて--「投資の世界」のきっかけ

2005-03-20 01:11:40 | 投資の世界の入口
ちまたではホリエモンのおかげで、敵対的M&AやLBOという言葉が脚光を浴びています。でっちゃんは、投資の世界の営業の人なのですが、そもそもこの世界に入るきっかけについて話したいと思います。

 学生時代、出雲市長の岩国さんという人がNHKで紹介されていました。メリルリンチ証券の日本の会長から故郷の出雲市長さんに立候補、当選した人でした。この話に非常に興味を持ち、さらに大学のゼミの先輩がメリルリンチ証券に入社内定したということで、外資系の証券会社ってどんなところなのかと調べ始めました。アメリカの証券会社は、個人向けの商売をしていないところも多く(メリルリンチさんはアメリカ最大の個人向けの証券業務もやっています。)、投資銀行と呼ばれています。確か「投資銀行業務のすべて」という本を見つけ、勉強しました。野村証券さんが提携していたことがあるワッサースタインペレラという企業買収(M&A)専門の会社を興した、ブルース・ワッサースタインさんとジョセフ・ペレラさんの話が出ていました。それぞれアメリカの代表的な投資銀行であるモルガンスタンレーとファースト・ボストン(現在はスイス資本に買収され、クレディスイス・ファーストボストンになっています)の人でした。ここで敵対的M&AやLBOという特殊な手法の企業買収の手法が紹介されていました。
 さらに映画「ウォール街」では、ジャンクボンドの帝王という異名の持ち主マイケルミルケンさんが逮捕されたインサイダー取引も映画化されたいたこともあり、ますます興味津々となりました。マイケル・ミルケンさんは天才的な商売勘のある人だったそうです。このマイケル・ミルケンさんと一緒に働いていたことのある方と一緒に仕事したことがあります。さらにさらに、「ライヤーズ・ポーカー」というベストセラーで書かれたソロモン・ブラザースの話が面白くて仕方ありませんでした。ソロモンはシティバンクに買収されて今はありません。会長のジョン・グッドフレンドさんを悪ダマ扱いしていたような気がします。1998年にロシアで通貨がものすごく暴落したことで倒産に追いやられた最先端のヘッジファンド会社を運営していたメリウエザーさんもソロモンにいました。メリルリンチ、モルガンスタンレー、ファーストボストン、ソロモンブラザース、それにゴールドマンサックスと堀エモン騒動となったリーマンブラザースを併せた六社が米国の大手証券会社でスペシャルブラケットと呼んでいたそうです。このての話は知っている人は意外と少ないと思います。

M&Aを行う仕事のことを特に投資銀行業務と言い、業務に携わる人々をインベストメントバンカーと呼ぶのでした。これらの会社は株式売買や債券売買も行いますが、こちらの仕事は投資銀行業務とは厳密には呼ばないと思います。この仕事にあこがれたのですが、当時は日本ではビジネスも多くはなく、採用される人も超エリートの新卒だけだったと思います。違う業務から紆余曲折、失業なども経て今は投資の世界の営業をしています。
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