De cela

あれからいろいろ、昔のアルバムから新しい発見まで

小さな意志

2008-09-21 13:01:59 | 犬・動物
小さな蜂の意志
 昨日から夏風邪をもらって(連れ合いがしばらくもっていた)調子が悪く、起きたままうなされているみたいなのでつじつまの合わないことを考えている。
このブログで何べんか蜂のことを書いた。デッキを出入りするたびに目につくのでその生態に気をつけていたこともある。きょうもまだ退去していない。
当初、集団で本能的に生きているだけと思われた彼らもよく観察すると一つの社会を形成しており、ルールを持ち、個性も持っているらしいことがわかる。
巣にとりついたままでいつ食事をするのかといぶかっていたが、どうも順番に1匹ずつ食事に外出しているらしい。あるとき、1匹が小さな青虫を運んできて分け合って食べているのを発見した。肉団子みたいにして転がしながらだんだん小さくなる様子をじっと観察していたら、ひよわそうに見える1匹の口元に少し大ぶりな蜂がそっと近づき、その肉団子を取り上げてしまった。とられた蜂が取り返そうとする姿を見ていると、獣の行動を見ているようであり、小さな昆虫の仲間同士の間でもこんな「意志(意思ではなくwillの意味です)」が働いていることに驚かされる。彼らはただ、蜂の巣にたかっているだけであったり、子供を育て守るだけでここにいるのでもなさそうである。現にとっくに巣の中はどのセルも空っぽである。

うちの連れ合いが庭で植物をいじりながらいつも何か話しかけている。ボケたわけでもなさそうだ。命の短い植物は特に問いかけに反応しているように感じる。植物にも「意志」があることは確かである。自然の法則にしたがって育っているだけでは決してない。

人間が一番高度な意志をもって人間の将来を決めていく・・・と考えられるが、それを超える巨大な意志が、この宇宙を形成し、人間を設計したとも考えられる。アインシュタインは神の存在を物理的に証明しようとしたに違いない。