De cela

あれからいろいろ、昔のアルバムから新しい発見まで

事件現場今日の風景

2007-09-04 21:42:58 | パートナーシップ協働・行政
裁判が決着して今日の反応
今朝の新聞各紙地方版に昨日の裁判決着の記事が載っていました。多くの市民の反応は、あれだけ大騒ぎしてたった190万円の和解金で決着なんですか??というものだったようです。簡単に説明できることではないのですが、これほど見え透いた事件でも行政訴訟となると、争点として取り上げられる範囲が狭まり、悪を目の前にしても裁いてもらえないという事情があります。そんな背景の中で、わずかな金額でも被告関係者が間違いを認めて和解に応じたということはそれなりに意味があり、我々はこれを勝利と判断しているのです。

ほっとして、事件の発端となった現場を歩いて見ました。市役所担当者が水増しの工事費を捻出するため、見積もり段階で2人とした交通誘導員を、大変な交通量のところであり、高校生の自転車通学が多いので6人を配備せざるを得なかったといった道路です。この写真は今日の朝10時に撮りました。9時から17時の工事時間中で、10時は平均的な交通量の時間帯でしょう。しかし、見るとおり、時々信号の関係で5,6台の車が列を作るときはありますがすぐこんな状態になってしまう閑散道路です。工事が始まる朝9時には高校生はみんな教室にいます。市民には気がつかないだろうとでっち上げた書類の山は、我々によってすべて暴露されました。市は、既に絶対再発しない体制を作ったそうですが、それまでは日常的にこんな処置がまかり通っていたのです。