毎日、いじめっ子にできるだけ遭遇しないようにはするものの。
会ってしまったら、何をされようが決してへこたれない。
しかし、一方では、立場の弱い子をいじめていた。自分がされていることと同じことをしていることに途中で気が付いていた。
「いじめる側といじめられる側は、状況により変わることがある。」といった総務省の調査結果のニュースを最近もやっていた。
そんな中、本作品なりの解決策は、なかなか素適な内容だった。
新たないじめっ子の登場。
共通の敵ができることは、結束を深める。
だけど、勝負はいたって紳士的に解決へと向かう。
と、いじめのことばかり書いているが、いろんなテーマが隠れている作品だと思う。
他にも家族のこと。父親の死と愛人の問題。
そして、ラブストーリー。
いけちゃんから注がれる深い愛情の理由。
そこには、時空を飛び越えた愛が!
「走ろうよ!楽しくなるよ。
そして、あなたはいつの間にか足も速くなって、私を追い越してゆく。」
そんなこんなで、成長してゆくヨシオ。その変化がよく分かり、非常によかった。
いけちゃんの声。蒼井優。
彼女のボショボショしゃべる感じが、キャラとベストマッチだった。
名の知れた俳優さんたちのアフレコは、どうもミスマッチ感が出ることが多いと感じる。
しかし、今回のいけちゃんの声は、なかなかよかったと思う。
とにもかくにも、ゆっくり、早く成長する少年の映画に出会ってしまった。
だから映画好きはやめられない。
【STORY】(シネマトゥデイ様より引用させていただきました。)
発表されるや“絶対に泣ける本”と評判を呼んだ、人気漫画家・西原理恵子が初めて手掛けた同名絵本を実写映画化。色も形も変幻自在な不思議な生き物“いけちゃん” と、少年の交流をファンタジックに紡ぐ。主人公のそばに寄り添ういけちゃんは、絵本の質感を生かしてフルCGで描かれ、その声を若手実力派女優・蒼井優が担当。“ぼく”であるよしおを『子ぎつねヘレン』の深澤嵐が演じ、共演には『うた魂(たま)♪』のともさかりえら、多彩なキャストが顔をそろえる。
いつのころからか、いつも一緒に過ごしているよしお(深澤嵐)と謎の生き物いけちゃん。山登りや虫取り、友だちとケンカしたりするとき以外にも、熱が出たときには看病したりと、いけちゃんはいつもよしおのそばに寄り添い彼を見守っていた。やがて、よしおが成長して少年時代が終わろうとするころ、いけちゃんの姿が見えなくなってしまい……。
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いけちゃんとぼく - goo 映画