墨映画(BOKUEIGA)

映画を墨彩画とコメントで紹介する。
映画好き・絵好き・書道好きなどなど。好きなこと寄せ集めのブログ。

ラブリーボーン

2010-02-25 12:35:33 | 映画(ら行)
「逝く者の心 残された者の心」
死を乗り越え、残された者は、生きねばならない。
死者もまた、この世への思いを脱ぎ去らねばならないのかも…。


【STORY】(シネマ・トゥデイ様より引用させていただきました。)
『メトロポリス』の14歳で殺されてしまった少女が、残された家族や友人たちが立ち直っていく姿を天国から見守り続けるファンタジックな感動ドラマ。全世界30か国以上で1,000万部以上を売り上げた原作を、スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮、『ロード・オブ・ザ・リング』のピーター・ジャクソンが監督という豪華布陣で映像化。主人公の少女役は、『つぐない』のシアーシャ・ローナン。前代未聞の物語設定と、少女が起こす奇跡に注目。
スージー・サーモン(シアーシャ・ローナン)という魚の名前のような彼女は、14歳のときにトウモロコシ畑である者に襲われ、殺されてしまう。そしてスージーは天国にたどり着くが、父(マーク・ウォールバーグ)は犯人探しに明け暮れ、母(レイチェル・ワイズ)は愛娘を守れなかった罪悪感に苦しむ。崩壊していく家族の姿を見てスージーは……。

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ラブリーボーン - goo 映画


もっと心霊的な展開があり、そこから犯人の逮捕に繋がるのかと思っていた。
ある意味「ゴースト」に近い展開を想像していた。
全く違いました。
心霊的というよりは、心理的だったかもしれない。

死を乗り越えて強く生きなければ。
そういった展開をする話は、よくあるように思う。
本作品もまた、そういった側面を持っている。
しかし、それに加え死者もまた、この世への未練を断ち切って次へ進まなければならない。
そんな描き方をしている。
死後にもまた、天国へ旅立たなければならないという、次の人生があるような描き方。
死者もまた、そこへ進むための心の整理が必要なことであるようだ。

当然の事ながら生き残った者は、その死の悲しみから自らを責めたり後悔したり。
悲しみから逃れるために、一緒にいると思い出してしまう家族の元を離れてしまったり。
しかし、それもまたいつまでも逃げられるわけではなく、受け入れる必要が出てくる。
時が解決する部分もまたあるかとは思うが。

そういった、死というものを双方が乗り越えなければ次へは進めない。
そんな思いにかられてしまった。

少し、人種の差なのか死や死体などの扱い方の面で、少し日本人の感覚と違い馴染めない部分もあった。
しかし、人は生きる限り、そして死しても尚、前に進む時は乗り越えなければならない思いが付きまとうものなのかなー。

とにもかくにも、シアーシャ・ローナンちゃん大きくなったなー、の映画に出会ってしまった。
だから映画好きはやめられない。

機動戦士ZガンダムⅢ 星を継ぐ者

2010-02-22 19:55:26 | 映画(か行)

「人々の想い、集う。」
生きていること。触れ合えることのすばらしさ。

【STORY】(シネマ・トゥデイ様より引用させていただきました。)
原作者・総監督の富野由悠季が、新時代に向けて内容を一新したZガンダム劇場版3部作の最終章。ティターンズ対エゥーゴの内戦や、旧ジオン軍の残党らによる複数勢力の激しい乱戦が、さらなる技術的進化を遂げたデジタル技術によってダイナミックに一体化し、スピード感あふれる演出でスクリーンに映し出されていく。第1部からテーマ曲を手がけてきたGacktの新曲や、衝撃のクライマックスがフィナーレを盛り上げる。
宇宙世紀0087年。連邦軍のエリート組織ティターンズと反地球連邦組織エゥーゴの内戦が激化する一方、クワトロ(シャア)、シロッコ、ジオン軍残党の指導者ハマーン・カーンらの対立によって戦局は混迷を極めていた。

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機動戦士ZガンダムIII 星の鼓動は愛 - goo 映画


劇場版ガンダムシリーズ。
一年戦争に関連する話を再レビューする企画を行っていました。
忘れそうなくらい、本作品のレビューまで時間を取ってしまいました。

いよいよ「Z」の最終作品。
TVシリーズと違う結末。公開当初からかなりのPRがなされていました。
監督の冨野由悠希氏は本作品の公開時、TVシリーズの時の心境を語っていた。
商業化する「ガンダム」。
「ガンダム」と付けば売れる。
それくらい、当時は加熱した状況だった。
そんな中、作っていた続編。監督にとって重荷でしかなかったようだ。
「早く終わらせたい。」
そんな思いにかられていたそうだ。
そうして作られたTVシリーズの結末。
カミーユの精神崩壊。

シャアも行方不明。主要なるキャラ達の多くは死を迎える。
そしてカミーユも…。
非常に悲しい物語。人は救われないのであろうか?
そんな印象を持ったものだった。

今回、そのカミーユの精神崩壊の部分だけ。本当にその部分だけ、そうならない結末へ変更された。
公開当初は、「なんだそれだけ?」
と正直思った。
しかし、今回見返すと、そこには生きていること。そして体を触れ合って喜び合えることのすばらしさ。
そんな思いが語られているように献じる。

戦争の中、無念の思いを胸に戦死した仲間。
そんな仲間の思いを繋ぐ、ニュータープ。
ニュータイプの新しい解釈であろうと思う。

しかしながら、心を通わせるそのことだけでなく、実際に触れ合って生まれるコミュニケーション。
宇宙の時代。地球と宇宙。離れて暮らしていても心を通わせることのできるニュータイプ。
人の能力の革新としている本シリーズの大切な理念。
しかし、それだけではやはり人の良好な繋がりというのは難しい。
顔を見合わせることの重要性がそこにはあったように思う。

とにもかくにも、新たな結末を迎えたZガンダムの映画に出会ってしまった。
だから映画好きはやめられない。

かいじゅうたちのいるところ

2010-02-18 12:54:20 | 映画(か行)
「期待してるゼ、王様。」
期待に答えること。相手の立場を理解すること。

【STORY】(シネマ・トゥデイ様より引用させていただきました。)
世界中で愛されている絵本「かいじゅうたちのいるところ」を実写化したファンタジー・アドベンチャー。原作者モーリス・センダックたっての希望により、『マルコヴィッチの穴』『アダプテーション』のスパイク・ジョーンズがメガホンを取る。冒険の旅に出る少年には、子役のマックス・レコーズを抜てき。マックスの母親を『カポーティ』のキャサリン・キーナーが演じる。スパイク・ジョーンズ監督ならではのセンスが光る怪獣たちのビジュアルを堪能したい。
いたずら好きなマックス(マックス・レコーズ)はいつものようにママ(キャサリン・キーナー)とケンカして、外に飛び出してしまう。ふと気付くとボートに乗っていたマックスは、海を渡り、ある島にたどり着いていた。島に住んでいる怪獣たちはマックスを見つけ、王様に仕立て上げるが……。

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かいじゅうたちのいるところ - goo 映画

親とけんかをして家を飛び出した、少年マックス。
彼が船に乗って行き着いた島には、かいじゅうたちが住んでいた。
そこで、かいじゅうたちの王様になるマックス。
最初は、信頼されるが、次第に生まれる軋轢。
「なんて聞き分けのない子なの!」
くしくもけんかして家を飛び出した時に、自分自身が言われた言葉をかいじゅうたちに言い放っていたマックス。

立場が変わると、言うことが変わってくる。

我々の世界ではよくあることである。
同じセクションで働いていた仲間。
移籍した途端、言うことが変わる。
「あいつは一緒にいたときには、こんなこと言わなかった。」
なんて、よく言ってませんか。
立場が変わると、その場所での正当性が理解できる。
だからこそ、言うことが変わってくる。
それは、ある意味仕方の無いことで、そういった事を経験することが人の成長に繋がる。
ここでも、マックスは成長をしたのです。
母の立場が理解できた。
いたずらばかりして、聞き分けの無かった自分を反省したことでしょう。

そして、かいじゅうたちか期待した王様像。
そこに届かなかったからこそ、諍いが生まれてしまった。
自分自身が期待されていること。
人からどの様に見られているかを考えることは、とても重要なことである。
そんなことも、少年の成長に繋がったことなのだなー。

原作の絵本は、夢の中の出来事としてこのかいじゅうたちの世界が描かれていた。
本作品は、そのあたりの仕立てに少々曖昧さがある。
現実に無い夢の世界が「かいじゅうたちのいるところ」である、とした方が分かりやすかった様にも感じた。

とにもかくにも、そんな少年の成長を感じられるの映画に出会ってしまった。
だから映画好きはやめられない。

Dr.パルナサスの鏡

2010-02-15 19:50:59 | 映画(英・数)
「鏡の中は迷宮」

【STORY】(シネマ・トゥデイ様より引用させていただきました。)
『ブラザーズ・グリム』などの鬼才、テリー・ギリアム監督による幻想的なファンタジー。悪魔との契約で不死身を望んだ男を取り巻く人々の皮肉な運命を豪華キャストで描く。謎めいた青年役に、これが遺作となった『ダークナイト』のヒース・レジャー。彼の急逝により危機に陥った本作を救ったのは、ジョニー・デップにコリン・ファレル、ジュード・ロウという名優たち。撮影途中の役を彼ら3人が演じ分けた、奇想天外な物語に息をのむ。鏡で人々を別世界に誘う見せものが売りの、パルナサス博士(クリストファー・プラマー)の移動式劇場はロンドンで大盛況だった。観客は博士の不思議な力で自分が思い描く、めくるめく世界を体験できるのだが、そこにはある秘密があった。トニー(ヒース・レジャー)はそのアシスタントとして観客を鏡の世界へと導く役目を担っていたが……。


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ヒース・レジャーの遺作。
彼が撮り切れなかった部分をジョニー・デップ、コリン・ファレル、ジュード・ロウといった彼の友人達がカバーする。
顔つきがみんな違うのに、どういった感じになるのか。
それを「12モンキーズ」のテリー・ギリアムが監督する。
非常に興味深い。

イケメン俳優を観る。
ひとつの見所では、あるかと思う。
テリー・ギリアムにしては、物語のぐちゃぐちゃ感が少ない。
そんな印象を受けたことから、それもまた有りかもしれない。
とはいっても、彼の作品。
独特の世界観は、十分に感じられた。

鏡中の迷宮は、パルナサス博士の頭中の世界。
だから、ヒースがジョニーに変わっても問題ないわけで。
博士が率いる見せ物小屋。そのセットに鏡があるのだ。
ファンタジックで奇妙な世界。
正に、テリー・ギリアムワールド有り、と言ったところでしょうか。

本当にヒース・レジャーが亡くなったということが、残念に思われてならない。
そんな意味でも、必見である。

とにもかくにも、俳優陣めじろ押し、お得感いっぱいの映画に出会ってしまった。
だから映画好きはやめられない。


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今度は愛妻家

2010-02-11 12:23:49 | 映画(か行)
「忘れ物を取りに走る、妻の後姿。
何だかもの悲しくなり、シャッターを切った。」


【STORY】(シネマ・トゥデイ様より引用させていただきました。)
仕事も家事もせず、妻への愛情も微妙なダメ夫と、そんな夫を献身的に支える健康オタクの妻が織り成す、ハートフルな夫婦のドラマ。大ヒットを博した中谷まゆみ原作の舞台劇をベースに、ヒットメーカーの行定勲監督が涙と笑いが交互に訪れる感動ドラマとして演出。夫婦を演じるのは、『サウスバウンド』の豊川悦司と『ALWAYS 三丁目の夕日』薬師丸ひろ子。ダメ夫婦から誰もがうらやむ理想の関係に変わる、夫婦のきずなに心動かされる。
かつては売れっ子カメラマンだったが、今や仕事をせずプータロー同然の生活を送る俊介(豊川悦司)は、健康マニアの妻さくら(薬師丸ひろ子)に日々ニンジン茶を注がれ、子づくり旅行をせがまれていた。やがて、クリスマス直前のある日、二人は沖縄旅行に行くことにするが、その日を境に俊介とさくらに微妙な変化が訪れる。


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今度は愛妻家 - goo 映画


「知らなかったなー。私のことそんなに好きだったなんて。」
そうなんです。夫は妻をそんなにも好きなんです。
だから、わがままも言えば、ダメダメな様子も見せる。
それほど信頼しているから。
自分のマイナスな面を見せられる唯一の人なのです。

だからこそ、その信頼を言葉にすべきでしょうね。
「愛してる」
なかなか言えません。
「好きだ」
これも言うのは勇気がいる。
「いつもありがとう」
これは、言える。
せめて、「ありがとう」の言葉をかけてあげることだけでもしてあえげなければ。
自分の感謝の気持ちくらいは伝えないといけない。
言えばよかったと後悔する前に…。

ネタばれになってしまうと面白くなくなってしまう作品のように思うので、このくらいに。ぜひ映画館で観てください。
中盤に大きな驚きがあります。
それ以降、とても泣かせてくれます。

とにもかくにも、夫婦ってなんだろうの映画に出会ってしまった。
だから映画好きはやめられない。


サロゲート

2010-02-08 19:54:53 | 映画(さ行)
「実体が無いー。」
体は家。ロボットが遠隔操作で外出。新しい人生のあり方。

【STORY】(シネマ・トゥデイ様より引用させていただきました。)
ロボットがすべての社会生活を代行してくれる未来社会を舞台にしたSF・アクション・サスペンス。『ターミネーター3』のジョナサン・モストウがメガホンを取り、人間にとってユートピアのような社会にひそむ巨大な陰謀を描く。ある殺人事件を捜査するFBI捜査官を演じるのは、ブルース・ウィリス。ほかに、『サイレントヒル』のラダ・ミッチェルや『007/ダイ・アナザー・デイ』のロザムンド・パイクらが共演。登場人物たちのアンドロイド風特殊メイクにも注目。
代行ロボット“サロゲート”が活躍する近未来。人間は自宅でサロゲートをリモートコントロールするだけで、リアルな世界に身を置くことはなくなった。ある日、あるサロゲートが襲われ、使用者本人も死亡する事件が起こる。FBI捜査官のグリアー(ブルース・ウィリス)は、サロゲートを開発したVSI社と事件とのかかわりを捜査するが……。

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サロゲート - goo 映画


こういう話は、絵にしにくい。
アクションもそれほど大きいわけではなく、見所というと少々躊躇する感じ。

偶然か。「アバター」と設定が似通っている。
ロボットの遠隔操作で生活を行う。
そもそもは、事故などで足が動かなくなったり、といった障害を負った方用に開発されたシステム。
物語中でも、そんなことが語られている。

こんな時代もくるのだろうか。
障害を負った方が、体感的に外の世界を感じる。
そのために、別の体を操作する。
ありえない話では無いような気がする。

しかし、そういった障害者のみならず、全ての人間がロボットを遠隔操作するようになったらメタボは進むだろう。
みんな、「ウォーリー」の宇宙船の中の人たちみたいになってしまうのでは。
その割に、ブルース・ウィリスはスムーズに動いていたなー。
少しじっとしているだけで、次動く時「よっこいしょ」って感じになるもんナー。

ちゃんと体、使わなきゃ。

とにもかくにも、動かないですむ近未来の姿の映画に出会ってしまった。
だから映画好きはやめられない。


よなよなペンギン

2010-02-05 18:21:39 | 映画(や行)
「友だちのためなら、空だって飛べるサー。」

【STORY】(シネマ・トゥデイ様より引用させていただきました。)『メトロポリス』のりんたろう監督が、『時をかける少女』などの製作会社、マッドハウスと組んでフルCGアニメーションに初挑戦した冒険ファンタジー。夢見がちな少女が見知らぬ世界へと旅立ち、平和な村を守るために仲間たちと奮闘する勇姿を描く。脚本を手掛けるのは、『それいけ!アンパンマン』劇場版シリーズの金春智子。住む世界の違うちびっ子たちが生き生きと動き回り、次第に心を通わせていく様子が胸に響く。
少女ココは大好きだった亡き父親の言葉を信じ、いつか空を飛べることを夢見て、ペンギンの着ぐるみ姿で夜の街を歩いている。ある晩、彼女が道を歩いていると、ペンギンのカプセルが落ちていて、組み立てると動き出し、そのペンギンはペンギングッズが満載のペンギンストアへ招待してくれる。そこにはチャリーというゴブリンの少年がいて、ココに自分の住む世界に来てほしいと懇願する。

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よなよなペンギン - goo 映画


最近、スランプなのか、どうも絵が描きたくない。
そんな時は、描かないに限る。
一度、頭をリセットした方がいい。他のことをした方がいい。
そう思って、しばらく描いていませんでした。
しかし、私のブログは墨画抜きには成立しません。
私が、そんなでいる間に劇場公開が終わってしまった。
「まー、いいかげん描こう。」

こういう楽しいアニメ、大好きです。
もっと、注目されてもいいのに。
CGアニメーションは特に安心して観られるレベル。
今の時代の物だから十分きれい。

ペンギンの着ぐるみを着て、よなよな闊歩する少女ココ。
父親を亡くしている彼女は、その父親の想い出を大切にしていた。
父は、ペンギンと一緒に空を飛んだことがある。
それは、父のうそ。
といっても、ココが高いところからジャンプできずにいる。
そんなココに勇気を与えるために言った言葉。
その言葉で、ココはジャンプできた。
そんな大切な思い出。
友だちに言うとからかわれて「ココは変な子」扱い。
ココをゴブリンの世界へ連れ出したゴブリンの子、チャーリー。
闇の王ブッカ・ブーの手下。なんだか訳ありなザミー。
根っこが同じなのか、三人はどんどん仲良くなってゆきます。
みんながみんな、がんばっちゃう素適なお話。
これは、子供と見たかったなー。

とにもかくにも、七福神も登場の映画に出会ってしまった。
だから映画好きはやめられない。


大ローマ展

2010-02-02 12:22:50 | ひとりごと
「日展ー東海展」を観た後、同じ愛知県美術館で「大ローマ展」も開催していたので観ました。

人類史上比類のない長さと広さを誇った古代ローマ帝国の遺産をご紹介する展覧会。
ナポリ国立考古学博物館など、イタリア各地から選りすぐった約120点を一堂に展示しています。
日本でこれほどの規模のローマ帝国展が開催されたことはかつてないそうです。

日展は日本の芸術家達が、この展示会の入選に向けて完成度を高めてきた作品。
そんな反面、大ローマ展は出土品であることから、腕が無かったり、壁画も穴が空いていたり。
完璧な状態ではない。
美術館で観るもの。というよりは、博物館で観る物といった印象を受けた。

日展とのギャップがあり、少し脳の切替が必要だったかもしれない。

しかし、日展の半券の提示で当日券の割引があったり。
連続して観るメリットはありました。

歴史を感じました。
過去の大帝国の遺産。
そんな物を直接観る機会など、そんなには多くありません。
リアリズムと理想主義が融合した芸術品は美しく、目を奪われます。

特に、「皇帝座像(アウグストゥス)」はとても大きな像で、保存状態もよく迫力がありました。

3/22までとまだ開催期間も長いので、機会がありましたらぜひ観にいってください。

http://event.chunichi.co.jp/roma2010/

日展ー東海展

2010-02-01 12:20:35 | ひとりごと
昨日、「日展ー東海展」に行って来ました。

愛知県美術館にて、毎年この時期に開催されます。
日展出展者の作品とこの東海地区での作家の作品とを展示しています。

毎年、この展示会が好きでよく観に行きます。

作品が大きいものが多い。
絵画も日本画・洋画を中心に多彩である。
絵画のみならず、書・陶芸等様々な分野が観られる。

こんな意味からも、この展示会が好きです。
結構多くの人が来展されていました。

絵画は今年、水などに写りこんだ情景を描いた作品を多く観ました。
とはいっても、5点あまりでしょうか。
また、水面に映ったものを描いている。
と思う機会が多かったように思います。

書は私が所属する協会の作品展では無いため、書風など新鮮でいい刺激になります。

機会がありましたら、ぜひご覧下さい。

http://event.chunichi.co.jp/nitten/