墨映画(BOKUEIGA)

映画を墨彩画とコメントで紹介する。
映画好き・絵好き・書道好きなどなど。好きなこと寄せ集めのブログ。

月に囚われた男

2010-07-20 18:11:01 | 映画(た行)
「帰りたい…。」


【STORY】(goo映画様より引用させていただきました。)
宇宙飛行士のサムは、エネルギー資源のヘリウム3を地球に送るため月へと派遣された。契約期間は3年だ。
地球との直接通信を許されておらず、話し相手は人工知能搭載ロボットのガーティだけだ。
楽しみにしていたテレビ電話での妻テスとの会話も衛星事故によって交信不能となってしまっていた。
それでも孤独に耐え任期終了まで2週間を切ったある日、サムは自分と同じ顔をした人間に遭遇して…。
デヴィッド・ボウイの息子であるダンカン・ジョーンズが監督・脚本を務め、ナショナル・ボード・オブ・レビューで新人監督賞を受賞するなど、多くのアワードで絶賛されたSFスリラー。
月で孤独にエネルギー採掘に勤しむ男に起きた奇妙な現象を描いていく。
低予算のインディーズ映画ながら、『2001年宇宙の旅』など古典的本格SFに通じる雰囲気があり、SFファンなら必見のタイトルと言える。
主演は『フロスト×ニクソン』のサム・ロックウェル。1人2役を見事にこなす演技力を披露。
また人工知能ロボットの声を名優ケヴィン・スペイシーが演じた。
親の七光りなどよりも、新鋭ジョーンズ監督のセンスが圧倒的に輝く作品だ。

「goo 映画」こちらから


懐かしさを感じる作品。
SF好きの私にとっては、たまらないものあった。
引用させてもらっているSTORYの中にもあるが、まるで2001年宇宙の旅を彷彿とさせるような雰囲気。
HAL9000を思わせるロボット。
20年あまり昔のSF作品を観ているよう。

先日、仕事でトラブルがあり夕方から200キロ先の諏訪近くにある協力企業様まで、商品の引き取りに車をとばした。
帰りは、さすがに夜中。
道中、ナビの「まもなく、右方向です。」
といった言葉が妙にロボットっぽく。
この映画を思い出した。
さすがに、孤独に走っていると、人恋しいものなのだろうか。
ナビの声、当然この映画のように人格のあるロボットの声ではないのだが。孤独に月での業務にいそしむサム気持ちが理解できた。

人間というものは、帰る場所があるからこそがんばれる。
気持ちを緩めることができる場所があるからこそ、気持ちの入ったことができる。
安らぎを求める宇宙飛行士の心。
人間っぽく感じられる。

数名しかいない出演者。昔ながらの手法で撮影された特撮。
SFやファンタジーは高額な費用をかけ、リアリズムを追求して作品が仕上げられてゆく。
いかにお金をかけるかがヒット作品の目安のようになっている昨今。
こういう作品を観ていると、「映画はお金ではいなー。」と感じる。

むしろ、そうした手作り感のあるSFだからこそ、80~90年代のSFを愛するものには心に心に響くものがあったのかもしれない。
アシモフやクラーク、ハインライン。
このあたりのSF作品が好きな方にもお勧め。

とにもかくにも、月に閉じ込められた男の悲痛な叫びの映画に出会ってしまった。
だから映画好きはやめられない。


トラックバック 月に囚われた男 - goo 映画

アイアンマン2

2010-07-17 14:43:04 | 映画(あ行)
「新たなる アイアンマン」


【STORY】(goo映画様より引用させていただきました。)
前作で、自分がアイアンマンだと公表してしまったトニー。
パワードスーツを没収し、軍事目的で利用したい国防省からは圧力をかけられ、さらにロシアからやってきた謎の男に急襲されるなど、次から次へと災難が降りかかる。
そのうえ胸に埋め込んだ「リアクター」の副作用で、体内毒素値が急激に上昇。
肉体に深刻なダメージを受けたトニーは、人知れず苦しみはじめる。
自分自身の生命の危機が迫る中、“アイアンマン”は試練に立ち向かうことができるのか!?

大企業の社長 兼 天才発明家だけど、けっして褒められた人間ではない中年男が、世界を救うスーパーヒーローに…!?
そんな斬新で型破りな設定がウケて、全世界で興収600億円以上を叩き出したヒット作に、続編が誕生した。
主役のトニー・スタークこと“アイアンマン”を演じるのは、もちろん前作で世界的トップ俳優となったロバート・ダウニーJr.。
彼と煮え切らないビミョーな関係を続ける秘書役に、しっとりとしたオトナの色気ただようグウィネス・パルトロウ。
さらに本作では、ロシアからやってきた屈強なライバルに扮するミッキー・ローク、猛特訓したというキレのある超絶格闘シーンで魅せるスカーレット・ヨハンソン、
底知れぬ存在感をたたえたサミュエル・L・ジャクソンなど、超豪華な共演陣も見逃せない。
もちろん、アクションシーンも前作よりパワーアップ! なかでもモナコGPで強敵“ウィップラッシュ”が大暴れするシーンは、超クール!! 
まさに老若男女が文句ナシに楽しめる、ヒーロー・アクション超大作だ。

「goo 映画」こちらから

トラックバック アイアンマン2 - goo 映画

ヒーロー物が大好きな男の子だった私としましては、こういうSFアクション物は、とっても好き!!!

アイアンマン、かっこいい!

同じ技術を使う新たなる敵の登場。
アイアンマンを襲ういくつかの危機。
生命を危ぶむものもある。

理屈抜きで楽しめればOKではないか。
正にそんな作品だ。

新たなアイアンマンに備わったライトセーバーのような武器。
もう少し、変わったアイアンマンの凄さの伝わり方が弱かったきがするが、2作目の定石。見方も敵も増える手法を使っている。
新たなヒーローを楽しんじゃいましょう。

ミッキー・ロークの悪役ぶりは、必見ですぞ!

とにもかくにも、子供のようにヒーローを楽しむ映画に出会ってしまった。
だから映画好きはやめられない。