墨映画(BOKUEIGA)

映画を墨彩画とコメントで紹介する。
映画好き・絵好き・書道好きなどなど。好きなこと寄せ集めのブログ。

映画三昧

2009-04-30 07:17:12 | ひとりごと
毎年GWなど長期の休みは混雑するのが苦手。
実家にも外して帰っています。
したがって今年は今のところ大きな予定はなし。

しかし、どこかで映画三昧の日を作りたいと思っています。
まだ、妻には未相談。

アカデミー賞の関連作品も相次いで公開になり、話題作品がめじろ押し。

レッドクリフPART2(これは観ました。)
レインフォール
ミルク
レイチェルの結婚
グラン・トリノ
バーン・アフター・リーディング
などなど。


過去には、日に、5本見たこともあります。
そこまですると大変なので、2・3本と美術館にゆくなどで1日すごしたいです。

墨画で映画レビューを書いてます。よかったら立ち寄ってください。

http://blog.goo.ne.jp/de-nory

レッドクリフ Part II/未来への最終決戦

2009-04-29 21:27:00 | 映画(ら行)
「風、変わる時。」

今年のゴールデンウィーク映画は、楽しみな作品めじろ押し。
アカデミー賞作品も数多く公開になるし。
その中のひとつがこの「レッドクリフPARTⅡ」。
景気悪いから、休みが長い方多いのではないでしょか?
かく言う私もその一人。
がんばって、早めのUPをしてゆきますから、ぜひ映画館へ。

孔明が予測した風向きの変わる時。
その時が訪れ、その風になびきながら向戦の羽根を振る。
その姿が非常に印象的で、絵的だった。
映画の題材的には、墨画にぴったり。少し気合をいれて描いたのですが。
下からのアオリの構図でなびく服を描き、風を表現してみたが、やっぱ空回り。
だけど、絵を描くのは楽しい。

ショウキョウ美人だなー。聡明な感じが素適。
彼女を見るだけでも、もとが取れる。
10万本の矢のエピソード。
スパイと敵兵の友情。
見所、泣かせ所満載。

戦いは良きを生まない。
今日の見方は、明日は敵。
皆、人民のために戦っている。

とにもかくにも、PartⅠを観ている人は観るべしの映画に出会ってしまった。
だから映画好きはやめられない。

【STORY】
魏軍と呉蜀連合軍が中国・長江で繰り広げた「三国志演義」最大の決戦“赤壁の戦い”を、ジョン・ウー監督が映画化した2部作の後編。
周瑜にトニー・レオン、孔明に金城武ほか、チャン・チェン、ビッキー・チャオなどアジアのスターが集結した。
2000隻の軍船を率いて侵攻してきた曹操軍は、疫病で死んだ自軍の兵士たちの遺体を対岸の連合軍側に流す。それを見た周瑜たちは憤るが、劉備は戦意を喪失し、自国の兵の撤退を決意。呉蜀の間に亀裂が生じてしまう。

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レッドクリフ PartII -未来への最終決戦- - goo 映画

ウォッチメン

2009-04-27 21:21:43 | 映画(わ行)

「大善小悪」

観に行くの遅く、絵描いていたら終わってしまったシリーズ、第2弾。

3時間あまりの大作にしり込みをしていてなかなか身に行かなかった。

レイトショーで観ることの多い私は、さすがにこれだけ長いとすこし気合がいる。

昔は平気だったのに。おじさんにはなりたくないものだ。

少し変わったSFスーパーヒーロー物で面白かった。

作品の長さは、さまざまな設定の説明にある程度の時間をかけているから。

しっかり、ついてゆけば楽しめるはず。

この作品を楽しむには、必要最低限の時間かも知れない。

ロールシャッハ。彼が一番ヒーローのヒーローらしい気持ちを持った人物だったように感じた。

コメディアンの死の真相に立ち向かったところもそうだし、最後はその信念のため、他のヒーローたちとは対立する。カッコよかった。

墨画は、そんな彼を題材とした。

ここからネタばれ含み。マウスドラッグで読んで!

スーパーヒーロー物だけど、未来の設定ではなく米ソ冷戦時代の物。歴史を替えた設定だ。

共産主義の拡大を防ぐため、ベトナム戦争にスーパーヒーロー(Drマンハッタン)を投入したアメリカは、ここで勝利を収める。

ここからすでに史事実と違う。

しかしそれにより更に冷戦が激化し、核戦争の危機に。

そんな中、スーパーヒーローたちは恒久平和のためにどのように行動したのか。

大善(恒久平和)のための小悪(多少の犠牲や反道義的行動)を上手く用いて描き上げている。悪人はいないのだ。

とにもかくにも、長いけどがんばって観て!の映画に出会ってしまった。

だから映画好きはやめられない。

【STORY】

ベトナム戦争、キューバ危機など数々の事件の陰には、人々を見守る“ウォッチメン”と呼ばれる監視者の存在があった。

1985年のニューヨーク、米ソ間の緊迫状態が続く中、政府により活動が禁じられていたウォッチメンの1人、エドワード・ブレイクが暗殺される。

その事件を不審に思い、真相をかぎ回りはじめた“顔の無い謎の男”。

彼が事件を追いかけていく先々で、かつてのヒーローが次々と殺されていく。

1986年に発表され、ヒューゴー賞を受賞するなど、高い評価を受けたアラン・ムーアの名作グラフィックノベルを、「300/スリーハンドレッド」のザック・スナイダー監督が映画化。

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ダイアナの選択

2009-04-24 19:52:34 | 映画(た行)

「死の選択。彼女が選んだのは。」

観に行くのも遅く、私の住む愛知県では終わってしまった。

死の選択をするダイアナとその友人。その二人を象徴すべく、散りゆく花を描いてみた。
墨の濃淡をもう少し上手く出し切れなかった。
花だけでは、映画の感じが出ないように思ったので、ダイアナを描いたが、なんとも…。
上手く感じを出して描くのは難しい。

サスペンス物と理解してしまうような予告編の作り方だし、チラシもまたそのようになっている。
しかし、サスペンスと言うよりは、心理劇といった感じ。
サスペンスとの理解で観ると、「何だこれ。」になるのではないか。
かく言う私も、その一人。
予告編やチラシと、実際の映画のギャップを感じることはよくある。
日本で売り出すための営業戦略なのだろう。しかし、期待をそぐようなものにしてしまうとかえって作品を傷つけてしまうと思う。
記憶に残っているところでは、ウィル・スミス主演の「アイ・アム・レジェンド」なんかは、正にそう。
アクション映画仕立ての予告編で、このように感じた人は多かったのではないだろうか?

そんな中での見所は、ユマ・サーマンとエバン・レイチェル・ウッド。
この二人が似ているようで、しかし、成長により違いがある一人の女性を見事に演じ分けている。
エバンは、勝気な十代の少女の姿を、そして最期の選択をする時の心理的葛藤を好演している。そしてユマは、事件の記憶に苦悩しながら生きる母親の姿をしっかり演じている。

ストーリーの仕立ても十代と三十台この間を言ったり来たりしながらの構成。
心理劇としては、すばらしい出来である。

とにもかくにも、二人の女優の心理劇映画に出会ってしまった。
だから映画好きはやめられない。

【STORY】
郊外の美しい住宅で優しい夫と愛する娘と暮らすダイアナ。
しかし、彼女は17歳の時に高校で起こった銃乱射事件の記憶に今でもさいなまれてた。
事件当時、親友のモーリーンといたダイアナ。犯人の同級生に銃を突きつけられる。
「どちらかを殺す。」そう迫り、選択を強制される二人。彼女はどう選択したのか。
監督は、デビュー作「砂と霧の家」がオスカー3部門にノミネートされたバディム・パールマン。ユマ・サーマンとエバン・レイチェル・ウッドが30代と10代のダイアナを演じる。

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ザ・バンク/墜ちた巨像

2009-04-18 20:19:38 | 映画(さ行)

「メガバンクに、いどむ銃撃戦」

主演クライブ・オーウェンは、「トゥモロー・ワールド」で子供が恵まれなくなった人類に久しぶりに授かった子供を必死で守る近未来SFで、好演を見せている。

ナオミ・ワッツは、「イースタン・プロミス」にも出ている。そのときよりは、強い女のイメージの役だった。

その「イースタン・プロミス」でマフィアの親分役の人も、本作に出ている。悪役で、重要人物で。

その「イースタン・プロミス」のイメージに近い作品を想像していたので、多少イメージと違った。

むしろ、銃撃シーンが見もの。美術館のスパイラルな構造を利用して、迫力あるシーンになっている。そこだけ観ると、サスペンスよりアクションよりなのかもしれない。

メガバンクが行っている裏取引にかかわる金銭のやり取り。表立ってできない部分を影で支えている。いわゆる「必要悪」。

確かに、巨大銀行がそんなことをすれば、裏社会でも信用は大きく世界を表裏から牛耳れるだろうな。と思う。

とにもかくにも、銃撃戦必見の映画に出会ってしまった。だから映画好きはやめられない。

 【STORY】

「ラン・ローラ・ラン」「パフューム/ある人殺しの物語」のトム・ティクバ監督によるアクションスリラー。

世界中から莫大な資金が集まる欧州の巨大銀行IBBC。そのIBBCにある違法行為の疑惑が持ち上がる。

インターポール捜査官サリンジャーとニューヨーク検事局のホイットマン検事補は共同で捜査に乗り出すが、手がかりとなる人物が次々に暗殺されてしまう。

出演はクライブ・オーウェン、ナオミ・ワッツ、アーミン・ミューラー=スタール。

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ザ・バンク-堕ちた巨像- - goo 映画


フロスト×ニクソン

2009-04-13 20:57:53 | 映画(は行)

「ローファーのシューズがもつ、新しいかんじにひかれていた。」

フロスト役のマイケル・シーンは、「クイーン」でブレア首相を演じていたと思う。ずっと「どこかで観たことある人だ。」と気になって観ていて、ほとんど終わり頃に気が付いた。

フランク・ランジェラの大政治家の貫禄あるしぐさや、インタビューの華僑での落胆とも取れる表情のすばらしさは一見の価値あり。すごくニクソンに似ている訳ではないのだが、違和感なく、ニクソンと認識できるところもまた、不思議。

随所に出演者によるコメントが差し入れられ、まるでドキュメンタリーのような仕立て。作り方の面でも観るものを飽きさせない。さすがは、ロン・ハワード。

 墨画には、シューズを描いた。

ここからネタばれ含み。マウスドラック反転文字でどうぞ。

ニクソンがフロストの紐のないシューズに興味を示していた。側近にも、「どう思う。」とたずねるくらい。

最後、帰国するフロストがニクソンを尋ねるシーンでも、ニクソンへの手土産として持参されていた。

この時代、ローファーはあまり男が履くものではなかったようで。

そんな靴の新しさ。そして若者が大御所を打ち負かす内容。新しいものと古いものとの関連を彷彿とさせる。

 しかしながら、あれだけ激しい議論を戦わせた後、互いに賞賛しあったり関係がおかしくならないところは、文化の違いか。日本では、こうはゆかない様に感じた。

 とにもかくにも、トークバトル映画に出合ってしまった。

だから、映画好きはやめられない。

【STORY】 1977年、英国のコメディアン出身で人気トーク番組の司会者デビッド・フロスト。

彼は、ウォーターゲート事件で辞職した元米国大統領リチャード・ニクソンにインタビューを申し込む。フロストはアメリカ進出を、ニクソンは汚名返上と政界復帰。それぞれの思惑を賭けてインタビューの収録が始まった。

4500万人が視聴したといわれる米テレビ界伝説のインタビュー番組収録の模様とその舞台裏を、ロン・ハワード監督が映画化。

原作は「クィーン」のピーター・モーガンによる舞台劇。

第81回アカデミー賞では7部門にノミネート。

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ベッドタイム・ストーリー

2009-04-08 21:25:47 | 映画(は行)

「始めは、ガムがふって来た」

モ、モニカだ。

コートニー・コックスがいた。スキーターの姉役。久しぶりに見た。

シワ増えた…。

「マーリー 世界一おバカ~」には、レイチェルが出てる。

ジェニファー・アニストンも久しぶりだ。

たまたま、偶然なのだろうけどほぼ同じタイミングの公開作品に二人が出ているなんて。

「フレンズ」好きだったなー。

私にとってアダム・サンドラーは、「再会の街で」以来、2作目。

だから、シリアスな芝居の方が主なので、妙にあかるい彼は、ちょっと違う。

しかし、本当はコメディアン。今回の方が普通なのだろうけど…。

ガムがふって来る。

ここから物語のファンタスティックなことは始まるのだ。

しかし、何で子供たちが続きを作ると現実になるの?

結果としてそれはわからず。

目の大きなねずみ(?)が何かかかわってくるのかと思いきや、結局何もなし。

墨画は久々に色を多く使い、ファンタジックにしてみた。

ボールガムが降ってきたらと思うと、わくわくする。

「何が起こったのだろう。」って

ここからネタばれ含み。ドラックで反転させて読んで。

本作、悪人はいない。

子供が好きで、父親の思いを何とか継ぎたいと思っているスキーター。

だが、プレゼンに準備をあまりせず、自分の周りで起きている不思議なことを利用使用としている。自己中で利己的だ、とも取れる。

学校が取り壊され、スキーターが勤めるホテルが新装オープンする。

だからといてオーナー社長も本当は別の場所がよかった。しかし、用地買収できたのが学校の土地だった。しかし、営利企業のとしては業績アップのために進めるだろう。

誰かをやっつけた、とか懲らしめたとかではなく、それぞれの問題を解決したといった感じの終わり方。

結局、いろいろな人はそれぞれの思惑の中で、良かれと思うことをやっている。

決して、悪いと分かってやっている人はほとんどいない。

だけど、立場が変わる別の人から見ると、そのことはこの上ない悪になる。

世紀の大悪党。アルカトラズ刑務所に収監された、アル・カポネ。

彼のような人でも、自分は悪人である。とは言わないそうな。

人の世界は本当に不思議。

愉快な時間をすごせる映画だと思います。

とにもかくにも、おばさんのコートニー・コックスに出会ってしまった。

だから、映画好きはやめられない。

【STORY】

「再会の街で」のアダム・サンドラーが主演するファンタジー・アドベンチャー。共演にケリー・ラッセル、ガイ・ピアース、コートニー・コックスほか。監督は「ヘアスプレー」のアダム・シャンクマン。

冴えない独身男のスキーター。ホテルのメンテナンス係りの彼は、そもそも同ホテルの創業者の息子。

父親は、家庭的なすばらしい人であったが、経営者としては失敗者であった。

そんな、スキーターは、姉に甥っ子たちの子守りを頼まれた。子供たちを寝かしつけるため物語作った。まるで、自分の父親がしてくれていたように。しかし、子供たちの発想が物語を奇想天外な方向へ作り変えてしまう。すると、その物語は翌日なぜか現実のものとなってしまう。<o:p></o:p>

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