墨映画(BOKUEIGA)

映画を墨彩画とコメントで紹介する。
映画好き・絵好き・書道好きなどなど。好きなこと寄せ集めのブログ。

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真幸くあらば

2010-01-27 17:57:49 | 映画(ま行)
「満月の夜に…
   盤代の浜松が枝を引き結び 真幸くあらばまた還り見む」


【STORY】(シネマ・トゥデイ様より引用させていただきました。)
殺人事件の死刑囚と、その被害者の婚約者だった女が刑務所の面会窓越しに出会い、互いに求め合う姿を描く衝撃作。北野武、竹中直人、行定勲ら、これまで多くの才能を見いだしてきた製作の奥山和由が、詩人の御徒町凧を監督に抜てきして、互いに決して触れえない死刑という期限付きの禁断の純愛を紡ぐ。主演は、『殯(もがり)の森』の尾野真千子と、映画初主演の久保田将至。初の音楽監督となる歌手・森山直太朗が手掛ける音楽も必聴。
カップルを殺害した南木野淳(久保田将至)のもとを、クリスチャンの薫(尾野真千子)が訪れる。薫は淳が殺した男性の婚約者だったが、薫は婚約者の不実を暴いた淳に惹(ひ)かれ、愛を知らずに育った淳も薫によって生きる喜びを知る。互いに求め合う二人は、聖書に小さな文字で書き込み、思いを伝える秘密の通信を始める。


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真幸くあらば - goo 映画


万葉集に収められている有 間皇子が戦に向かう前に詠んだとされる。
磐代(いわしろ)の浜松の枝を 引き結んだ。 もし願いが叶い、幸いにして無事でいられたら、またここへもどって眺めることにしよう。といった意味である。

生きることへの希望を詠んだこの歌。
主人公で死刑囚の淳は、死を前にする身であるが故か、この歌が好きであった。
しかし、彼には「真幸く」はないのである。
淳が殺した男は彼の元を尋ねる殉教者の薫の元彼。
他の女との逢引き中に殺害された。
薫にとっては、殺害されたといえ裏切られたのだ。

そんな二人が心かよわす純愛の物語である。
しかし、肉欲的でもある。
それは、月を介しての自慰。
満月の夜にと約束した二人は、その月を見ながらの純愛なるSEXにふけるのである。
生きること=SEX。
こんな単純な構図を作ってしまうことは、少々安易のようにも感じる。
何でこんな方向に話が進んでしまう?と思ってしまう。
確かに、生と性は深い結びつきはあると思う。
しかし、生きる望みはそればかりではないであろう。
生殖能力が無くなってからも、何十年と寿命がある生物は、人間だけ。
そんな、人間にとっての生きがいを単純にSEXとだけ結び付けてしまう流れには、少々いただけない気分だ。

生きること。
それは他者とかかわりをもつことであると思う。
この点に関する描き方はとても好きだ。
お互いを認め、心を通わせあう。そして審判の日を迎える。
そんな姿には、涙したし何とか生きる術は無いのかとも思った。
殺伐とした現代。
今の若者は、人と心かよわすことが下手であるように言われる。
しかし、若者だけに限ったことではないであろう。
そんな現代人の一人であった淳。
自分自身にけじめをつけたかったから、死刑判決を受け入れた。
その潔さに、薫も惹かれていった。
そこから生まれた心のつながりは、心惹かれる物があった。

とにもかくにも、幸いにも無事でいられたならば私は…!の映画に出会ってしまった。
だから映画好きはやめられない。

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カールじいさんの空飛ぶ家

2010-01-23 14:08:28 | 映画(か行)
「約束の滝へ…」
大切な人との約束を果たす。
それがじいさんをスーパーじいさんにする。

【STORY】(シネマ・トゥデイ様より引用させていただきました。)
『モンスターズ・インク』のピート・ドクターと『ファインディング・ニモ』の脚本家ボブ・ピーターソンが共同で監督を務める3Dアニメ。冒険家への夢をあきらめ切れずにいる78歳の老人に、驚きの出来事が巻き起こる冒険ロード・ムービー。カールじいさんの声を『アパッチ砦・ブロンクス』のエドワード・アズナーが、カールの相棒となる少年ラッセルの声を新人のジョーダン・ナガイが担当する。ピクサー初となる3Dデジタルでの作品に期待が高まる。
いつか世界を旅して回りたいと思っていたカールも、今や78歳。最愛の妻は亡くなってしまい、夢をかなえるには年を取り過ぎている。しかし、何と数千の風船を家に結びつけ、空高く飛び立つことに成功。カールは8歳の少年ラッセルとともに冒険の旅へと出発する。

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さあ。楽しみにしていたピクサーの最新作品。
私の期待の方が高かった感じ。
しかし、相変わらずピクサーらしさは健在で、とても楽しんで見ることが出来た。

これまで、ピクサーはおもちゃの世界や、モンスターの世界。魚の世界。車の世界など。
人間でないものの世界を描いてきた。
今回は人間。
あまりにもじいさんが元気すぎる。すごい体力と能力なのだ。
妻との約束を果たすために、伝説の滝へ旅立つ。
その想いが人に信じられないパワーを与えるのだろうか。
カールじいさんと奥さんが、子供の頃からあこがれた冒険家のじいさんも登場。
カールじいさんが78歳とするなら100歳位と想像がつく。
この人もまた、すごい!

夢は、人に絶大なる力を与えるのだなー。

前半に描かれている奥さんとの出会い、人生を共に過ぎし亡くなるまでの様子。
ほとんどセリフなしで描きあげてある。
回想感が伝わるからか非常にすばらしかった。
涙なしでは観られない。

伝説の滝に住む伝説の鳥もかわいかったなー。

強い思いは、人を変えるし、思いを遂げるのに年齢は関係ない。
そんなことを、強く感じさせてくれる。
人間の可能性を非常に感じるし、あきらめない前向きな心を持ちつづけることの大切さを痛感させてくれるすばらしい作品だと思う。


先日、上司から「自己分析」の書類を書くように言われた。
最初の項目が、「私は○○である。」を20項目くらい書いた。
次の項目が、将来どうありたいかのイメージを書くもの。
「絵が上手いから、絵でもいいぞ」
と言われたので、その通りに。
禿げ上がった私と、しわしわになった妻。二人ともニコニコ顔。
そんな絵にした。
いつまでも一緒に笑っていられたら。
それがどんなに素適なことか。

先立たれるのは辛かったろう。
二人の夢が、一人ぼっちになったじいさんを支えた。

とにもかくにも、歳は関係ないよ!の映画に出会ってしまった。
だから映画好きはやめられない。

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宇宙戦艦ヤマト 復活篇

2010-01-20 12:26:54 | 映画(あ行)
「古代雪は、どこへ…」
愛する者のために戦う。そして、生きることをあきらめない。

【STORY】(シネマ・トゥデイ様より引用させていただきました。)
1983年公開の『宇宙戦艦ヤマト 完結篇』から26年、移動性ブラックホールの脅威と人類の移住計画を阻止する謎の星間国家連合という二重の危機に立ち向かうヤマトの姿を描く復活編。戦艦本来の重量感を表現するため、フルCGでヤマトがよみがえるほか、38歳になった主人公・古代進を軸とした壮大なスケールのドラマが大宇宙を舞台に展開。斬新なデザインのメカの戦闘シーンや新キャラの登場など、新旧ファンを刺激する演出が満載だ。
西暦2220年、太陽の300倍の質量を持ち、光をも飲み込む暗黒の天体、移動性ブラックホールが宇宙から地球へと迫っていた。地球連邦政府は、移民船団を組織。サイラム恒星系アマールへの移民を決行するが、謎の大艦隊の攻撃に遭い、船団が壊滅。古代進は移民船団の護衛艦隊司令としてヤマトに乗り込み、大艦隊に戦いを挑む。


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劇場用アニメーション映画「宇宙戦艦ヤマト 復活篇」 - goo 映画

マジンガーZとタイムボカンシリーズで幼少をすごし。
ガンダムで青春を駆け抜け。まだ青春の真っ只中にいる40歳過ぎのおじさん。
そんな私は、宇宙戦艦ヤマトも大好きでした。
♪さらば~地球よ。旅立~つ船は、宇宙船感ヤーマートォ♪♪
観終わった後、口ずさまずにはいられませんね。

古代進の声。富山敬氏が亡くなられてしまっているので、だれがあてるのか気になっていた。
山ちゃんでした。
ヤッターマンもそうだし、古代進も。
富山敬氏の後枠をしっかり押さえられてますね。

「男たちの大和 復活編だ。」
と書いてある記事を見ました。正にそんな風に感じるのもうなずける内容でした。
「愛するもののために戦う。」
「おまえ達の命を預けてくれ。」
「生き残るのはヤマトではない。地球だ。」
これらのセリフから、そういった感じを受けるのであろう。

日本の愛国心は、第二次世界大戦で前科者になってしまった。
当時は、「愛するもののため」「お国のため」「天皇陛下のため」が肥大化して、ファシズムの一翼を担ってしまった日本。
負けたことで、そういった考えに近いものは、少し距離をおかれていたように思う。

しかし、その戦争からも50年以上の歳月が流れた。
軍隊を持たないと宣言している日本国憲法。しかし、実際には自衛隊という軍隊が存在する。
愛するもののためには死も辞さない。
少しも包み隠すことなく、大きなテーマとして歌い上げられる作品を観ると、そういった過去の過ちを思い出さずにはいられない。

ファシズムに成り下がらない。本当の意味の愛国心を問い直す。
そんな作品でもあるかもしれない。

とにもかくにも、まだ続くヤマトの映画に出会ってしまった。
だから映画好きはやめられない。

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美術館 「夢見る女たち」

2010-01-18 21:35:25 | ひとりごと
愛知県 小牧市にある「メナード美術館」
こじんまりしていて、好きな美術館である。
家から近いこともあり、時々絵を観に出かけることがある。
ここで、1月末まで、「夢見る女たち」というタイトルで所蔵品展を開催している。

チケットをいただいたので、ボウズと一緒に観にいった。

メナード美術館。そう化粧品メーカーのあのメナードである。
創業50周年の企画として開催されている本展示会。
女性の美を追求しているメナードならではの企画である。

古くは、画家といえば男の職業だった。
それゆえ、女性を描くということは芸術を語る上で、切っても切り離せないものであった。
つまり、女性を題材にした作品は、古来から多く描きつづけられて来ているのである。
そういった、女性を題材にした絵ばかりが集められていた。

企画として非常に面白かった。
油彩が多かったのだが、日本画や彫刻。様々な女性がそこには表現されていた。

中でも特に注目したのはピカソが描いた女性の絵。
「オルガ・ピカソの像」
という作品。
ピカソと言えば誰しもが抽象画を想像するであろう。
しかし、彼も写術的に描いていた時期もあった。
その頃の作品なのであろう。
女性の顔をリアルに描いてある。
ピカソらしくなく、新鮮であった。



メナード美術館のHPはこちらから

http://museum.menard.co.jp/
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THE 4TH KIND フォース・カインド

2010-01-15 20:49:00 | 映画(英・数)
「目撃・痕跡・接触…」
その後にある、第四種(フォース・カインド)とは。

【STORY】(シネマ・トゥデイ様より引用させていただきました。)
行方不明者が多発するアラスカ州ノームを舞台に、原因不明の現象の究明に迫る衝撃的な実録スリラー。2000年に起こった凄惨な出来事の渦中にいた心理学者が録画した記録映像の一部を本編に用い、『バイオハザード』のミラ・ジョヴォヴィッチがナビゲーターと、心理学者を演じる再現映像で世にも恐ろしい異変を描く。犠牲となった人たちの混乱と悲痛な叫び声、さらには現実のものとは思えないショック映像に息をのむ。アラスカ州ノーム。
何者かに夫を殺害された心理学者のタイラー博士(ミラ・ジョヴォヴィッチ)は、夫の遺志を継ぐべくこの町特有の原因不明の不眠に苦しむ住民たちのカウンセリングに当たる。患者たちが一様に同じ症例を訴えることを不審に感じた彼女だったが、ある患者が謎の言語を発するとともに妻子を殺して自殺してしまい……。

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THE 4TH KIND フォース・カインド - goo 映画


Xファイルを観るようである。
この手の作品がお好みの方にはいいのではないだろうか。
予告編の感じでは、ホラー作品かと思っていたのだが。

再現映像と記録映像の組み合わせにより、作品が構成されている。
記録映像を取り入れることで、作品のリアル性を高めようとする狙い。
「かなりショッキングな映像が満載。」
こういったコメントを開始当初からミラがナビゲート。
どういった感じなのかと期待も高まる。

あまり書いてしまうとネタばれになってしまうので。

ようは、「都市伝説」のような感じである。
アラスカのとある町、ノームに起こる不可解な現象。
催眠療法によりのみ、その様子がうかがえるといった内容なのだ。
その催眠療法を行うタイラー博士。その家族を中心に描き出されている。
いろいろと「恐ろしい感」いっぱいの作りなのだが、肝心の記録映像が画質悪。
肝心な部分になるとほとんど分からない。
妨害が入るため映像が乱れるのかどうかは分からない。
その辺も、見る側に想像させるために使っているのかもしれないが、私には観づらい以外の何ものでもなかった。
冒頭で期待したショッキングな映像とは、「ほとんど何が映っているのがわからない、これ?」って感じ。
ミラの主演で、全ての映像を作り切ってしまった方が面白かったのではないだろうか。

「戦場でワルツを」では、ノンフィクションなのにアニメという手法。
今回も実際の記録映像を取り込む手法。
見せるため、そして話題作りのため。その努力は買うが、もう少し考えて使わないと上手く伝わらないのではないだろうか。
そんな似たような思いにさせられた作品であった。

とにもかくにも、信じるか信じないかは、あなた次第!の映画に出会ってしまった。
だから映画好きはやめられない。

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戦場でワルツを

2010-01-13 17:00:22 | 映画(さ行)
「抜け落ちた記憶」
思い出したくない記憶。封印された記憶を取り戻すため。

【STORY】(シネマ・トゥデイ様より引用させていただきました。)
元兵士のアリ・フォルマン監督が、自身の経験を基に製作した自伝的なドキュメンタリー・アニメーション。1982年にレバノンで起こったパレスチナ難民大虐殺についての友人たちの証言から、戦争がもたらす心の闇を暴き出し、カンヌ国際映画祭やアカデミー賞などで国際的にも賞賛された。フォルマン監督独特の斬新な手法やビジュアルも必見。兵士の心理状態が時にシュールに、時にミステリアスに描かれながらも、現代の戦争への風刺の効いた問題作だ。
2006年冬、友人のボアズがアリに対して、毎夜みる悪夢に悩まされていると打ち明けた。ボアズは、それがレバノン侵攻の後遺症だという。しかし、アリの記憶からは、レバノンでの出来事が抜け落ちていた。記憶から失われた過去を取り戻すために、アリは世界中に散らばる戦友たちに会いにいく。


残念ながら、私にはあまり響いて来なかった。
アニメであるがノンフィクションと言うところに感銘を受けなかった。
アニメで作る。その意味が伝わらなかった為だ。
そこには、現実には描きにくいものを作る。というところがあるはず。
しかし、ここでは、ノンフィクションという正に現実を描いてある。
戦争の後遺症により、記憶を失う。
戦争がもたらす悲劇。
アニメーションという形は、リアリティーを欠いてしまった用に思う。
だからこそ、最後に現実の映像を入れ込まないと伝わらない。
現実的な視覚に訴える手法の方が、よりよかったように感じる。

しかし、トーンのはっきりした画風は非常に作り方として面白い作風に思えた。
そして、予算もあったのかもしれないが、非常に動きがスムーズではない。
まるで影絵をみているよう。
そんな映像的な面白さ。絵的な面白さは非常によかったと思う。

とにもかくにも、非現実の現実の映画に出会ってしまった。
だから映画好きはやめられない。
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アバター

2010-01-07 18:12:34 | 映画(あ行)
「自然と生きる」
蒼き人は、文明と交わりながらも、自然と共に生きることを選んだ。

【STORY】(シネマ・トゥデイ様より引用させていただきました。)
『タイタニック』のジェームズ・キャメロン監督が12年ぶりに発表した、最新の映像技術を駆使して作り上げたアドベンチャー大作。ある衛星にやって来た人類と、その星にもともと住む者たちによる激しい戦闘を、迫力の最新3D映像で見せる。出演者は『ターミネーター4』のサム・ワーシントンほか、キャメロン監督とは『エイリアン2』以来久々にタッグを組むことになるシガーニー・ウィーヴァーら実力派が顔をそろえる。構想14年、製作に4年をかけたキャメロン監督による壮大な物語と斬新な映像美に酔いしれる。
下半身不随になり、車いす生活を送るジェイク(サム・ワーシントン)は、衛星パンドラにやって来る。彼は人間とナヴィ族のハイブリッドであるアバターに変化を遂げ、不自由な体で単身惑星の奥深くに分け入って行く。慣れない土地で野犬に似たクリーチャーに襲われていた彼は、ナヴィ族の王女(ゾーイ・サルダナ)に助けられる。

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ジェームズ・キャメロン最新作。
否が応でも期待は高まるというもの。
やはり、キャメロンはSFだ。
基本、こういう話は大好きなので楽しんで見ることができた。
地球では、発展のため地球自体を汚染させてしまった人類。
この惑星パンドラには、ほかにはない高価な資源がある。
それに目がくらむ人類は、またしてもこの惑星の開発のため、原住民ナヴィを巻き込んでしまう。

正に、ECOが騒がれる今の時代の物語である。

ナヴィ族が、英語をしゃべる。
彼らは、ほかの惑星からきた地球人から教育を受けて英語をしゃべることのできる者もいるのだ。
地球の科学を目の当たりにしても、自然と生きることを選択したナヴィ族達。
彼らに溶け込み、情報を流すことで地球人に有利に進めようとしたジェイクもまた、ナヴィ族のそんな姿勢に惹かれていったのだろう。

発展と開発。自然との共存。
それは、不可能なことなのだろうか。
人類よ自然に帰れ。
それがテーマだとするなら、いささかトッピすぎる。
ここで描かれているような開発にしか興味のない地球人。
自然と共に生きるナヴィ族。
この両方の良いところ取りが、今の我々には求められいるのではないだろうか。
蒼き人たちのように生きることが最良ではないはずである。
それはこれまでの人類の発展。その全てを否定することのように思える。


とにもかくにも、地球と人類。共に最良の策を考えたい映画に出会ってしまった。
だから映画好きはやめられない。

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【小説】さまよう刃

2010-01-05 11:55:00 | 
映画「さまよう刃」の原作。東野圭吾著の作品。
映画と結末の扱いが違うとのレビューを多く見かけました。
しかし、映画もまた、私にとっては衝撃的な作品。
どう違うのかが気になっていました。
先日、図書館から借りてきて読みました。

私が映画レビューで描いた墨画の部分。
「せめて、死にも匹敵する恐怖を。」
この部分が、まさしく異なる部分でした。
原作では、「せめて」などという気持ちは微塵もなく、何があっても犯人を許すことが出来ない。と言う部分で大きくヒトクシ通っていた感じです。

そして、木島和佳子の役柄も大きく違いがありました。
映画では、どちらかと言えば、長峯が復讐を遂げるのを何とか止めたい。と言った役柄でした。
しかし、原作では徹底して長峯を手助けしてゆく立場でした。

どちらがいいか。

映画は映画の良さがあったように思います。
先に述べた木島和佳子の役割は、映画の方が好きでした。
娘の立場から、長峯にこれ以上罪を重ねて欲しくないという姿は、共感がもてました。
むしろ彼女の父の方が、長峯に銃が渡るようにしたりと応援する側でした。
そこも、また扱いとしては好きだったところです。
原作と最後の解釈が違う点は、多くの方のレビュー通り。
長峯の思いを貫く姿勢は、分かりやすいし変に妥協した感が映画にはあるように感じてしまいます。

私は、どちらもそれなりに好きです。

観た、読んだ順番もあるのかもしれません。
原作を先に読んでいたら、意見は変わっていたかもしれません。

いずれにしても、この作品。映画だけ、原作だけにしないで、両方に触れられた方がいいように思いました。

日本の刑法の内在する問題点。
変に欧米の人権主義を取り入れてしまっている。
日本の風土に合わない法律の問題は、多くの方に考えてもらいたい。
そんな作品になるかと思います。

私の映画「さまよう刃」のレビューはこちら

http://blog.goo.ne.jp/de-nory/e/507dd702b538c9b57462fd14fb047905
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沈まぬ太陽

2010-01-03 20:03:03 | 映画(さ行)
「安全を思い、手を振る。このことは会社を救う。」


【STORY】(シネマ・トゥデイ様より引用させていただきました。)
人気作家・山崎豊子による同名ベストセラー小説を、壮大なスケールで映画化した社会派ドラマ。日本が経済大国へと急成長した激動の時代を背景に、巨大企業に翻弄(ほんろう)されながらも自らの信念を貫く男の姿を描く。監督は『ホワイトアウト』の若松節朗、脚本を『陽はまた昇る』の西岡琢也が担当。組織と闘う主人公を演じた渡辺謙をはじめ、三浦友和、石坂浩二など実力派俳優がそろったキャスティングにも注目。
国民航空の労働組合委員長・恩地(渡辺謙)は職場環境の改善に奔走した結果、海外勤務を命じられてしまう。10年におよぶ孤独な生活に耐え、本社復帰を果たすもジャンボ機墜落事故が起き、救援隊として現地に行った彼はさまざまな悲劇を目の当たりにする。そして、組織の建て直しを図るべく就任した国見新会長(石坂浩二)のもとで、恩地は会社の腐敗と闘うが……。


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沈まぬ太陽 - goo 映画


今年、最初の映画レビューは、昨年観たこの作品。
4時間近い大作。
さすがに観に行くにも気合が入ります。
しかし、その長さを重荷に感じることなく観ることができました。
大好きな渡辺謙主演作品。見逃すわけにはいきません。

すごく面白かった。
明らかに、日本航空がモデルとなっている国民航空。
ここを舞台としたビジネス・ドラマである。
日本航空では、タブーとされているらしいこの作品。
しかし、この作品をタブーと考えていること自体が、日本航空の再生はまだまだ遠い様に感じます。
すごくいい話ではありませんか。
絵にしましたが、お客様への安全運行を祈念し、出発する航空機に手を振って見送る。
こういう姿、こういう心は必ず会社を救うことになると思います。
それを大切にする主人公 恩地。そしてその様子を社長に見てもらいたい。
社長もその気持ちに答える。

まるで、赤狩りをしたような人事。
私欲に腐敗した幹部。
出世のためには手段を選ばない社員。
そんな部分だけを注目し、会社を悪く言っている作品としてしまうこと。
悲しい限りである。
作者の日本航空への愛が十分に感じられるではないか。

更に、どんな扱いを受けても会社への愛着から、社を辞めようとしない恩地の姿もまた、すばらしく思う。
簡単に転職してしまう今の時代。
ここまでこだわった姿。なかなかあるものではない。

とにもかくにも、お客様本位、会社本位の映画に出会ってしまった。
だから映画好きはやめられない。

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年賀2010

2010-01-01 19:30:44 | ひとりごと
明けましておめでとうございます。

旧年中はたくさんの方に当方ブログへお越しいただきありがとうございました。
おかげさまで、昨年はじめに比べたらアクセス数など大幅に多くなりました。
そして、多くの方とコメントやTBを交わし、お仲間も増えました。
非常にうれしく思っております。

昨年は、劇場鑑賞本数も102本。目標の100本をクリアできました。
記事の度の墨画の掲載もできました。
書道は目標であった三段に昇段しました。

2010年も
100本以上の映画鑑賞。
墨画も引き続き書き続けたいですし、もっと基礎的なこともしっかりと蓄積したい。
書道は四段への昇段を目標とします。

今回は、書き初めっぽく書を主体としたものにしました。

「存吾春(わがはるをそんす)」

心の中に、明るさと快活さを持っているの意。
厳しい時代だからこそ、せめて心の中だけは、明るく、快活に生きたいものです。
心豊かであることと、笑顔を持って生きることを大切な心得として一年過ごせたらいいなー。

皆様にとりましても良い年でありますように。
引き続き、今年もよろしくお願いします。

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