墨映画(BOKUEIGA)

映画を墨彩画とコメントで紹介する。
映画好き・絵好き・書道好きなどなど。好きなこと寄せ集めのブログ。

アンストッパブル

2011-02-28 22:16:24 | 映画(あ行)
「止まれ」


【STORY】(goo映画様より引用させていただきました。)
ペンシルバニア州のとある操車場に停車中の最新式貨物列車777号が、整備士の人為的ミスによって無人のまま走り出してしまった。
積荷は大量の化学薬品とディーゼル燃料。
操車場長のコニーはとてつもなく深刻な事態が発生したことを認識し、州警察に緊急配備を依頼する。
その頃、勤続28年のベテラン機関士バーンズと職務経験4か月の車掌コルソンは、この日初めてコンビを組み、旧式機関車1206号に乗り込み職務に就いていた…。


「goo 映画」こちらから

アンストッパブル ブログ - goo 映画

トニー・スコット監督の持ち味充分!
本当の意味でのノンストップ・ムービーだ。
事実に基づいて入るだけに、非常に内容にリアリティがある。
特に、列車が無人で発信してしまった人為的ミス。
「大丈夫だ。」
の軽い意識が大きな事件のきっかけ。
こういったこと、実生活の中でもありそうな気になる。
これ以降は、もう映画の中に引きずり込まれて「手に汗握る」の連続。
家族みんなで楽しめるエンターテイメントだ。

とにもかくにも、身近で起こりそうな大事件の映画に出会ってしまった。
だから映画好きはやめられない。

最後の忠臣蔵

2011-02-26 13:26:53 | 映画(さ行)
「散る美徳 生きる忠義」


【STORY】(goo映画様より引用させていただきました。)
吉良上野介邸討ち入りの後に、大石内蔵助から「討ち入りの真実を赤穂の遺族たちに伝え、彼らの生活を助けよ」という命を受けた寺坂吉右衛門。
16年後、彼は最後の遺族を訪ね、すべての使命を果たし終えた。
その後京都を訪れた寺坂は、討ち入りの前日に逃亡した瀬尾孫左衛門の姿を見かける。
実は瀬尾も大石から密命を与えられていたのだった。
その密命とは、大石内蔵助と側女の間にできた子どもを、保護して育てよと言うものだった。


「goo 映画」こちらから

最後の忠臣蔵 ブログ - goo 映画

忠義の心。
我々日本人からは消え失せてしまったことなのでしょうか?
こう入った作品が注目されること。
そのこと自体、我々の心の奥底に、こう入った気持ちをもてはやす心が、まだ存在するのでは。

優しさや慕う心。殺伐とした今の世の中、失われてしまったもののように言われがち。
しかし、伊達直人現象をはじめ、日本人は優しさを求めている。

さくらの花に代表されるように、日本人が感じる散り際の美徳。
しかし、散ることよりも優先された忠義心。
忠義を貫いたあかつきには、日本人の美徳をここでもまた貫く。
孫左衛門、かっこいい!
なかなか、出来ることで無いだけに、憧れに似た感情が心をよぎる。

とにもかくにも、日本人の心の映画に出会ってしまった。
だから映画好きはやめられない。

シチリア!シチリア!

2011-02-20 17:11:15 | 映画(さ行)
「バーリアの空を 飛ぶ」


【STORY】(goo映画様より引用させていただきました。)
1930年代、イタリアはシチリアの町バーリアで貧しい牛飼い一家の次男として生まれたペッピーノ。
幼い頃から父や兄と共に農場や牧場に働きに出て学校に行くことも儘ならなかったが、強い絆で結ばれた家族に囲まれ貧しいながらも楽しい少年時代を送る。
第二次世界大戦を経て正義感の強い青年に成長し、政治の世界での成功を夢みて共産党の活動に傾倒するペッピーノは、美しい娘マンニーナと出会い恋に落ちる。


「goo 映画」こちらから

シチリア!シチリア! ブログ - goo 映画

「ニューシネマ・パラダイス」を至高の映画とする私にとって、トルナトーレ監督作品は特別な思いがある。
しかも、今回のこの作品。
同監督の生地。バーリアを舞台。
「ニューシネマ・パラダイス」と同様な監督の思いが込められているはず。
銀河の彼方にまでも広がるか!と言わんばかり。
すごく楽しみにしていました。
東京国際映画祭で日本に初お目見え以降、待っていました。

トトのような少年。熱い視線で観る映画。同様のイタリアの風景。そして風。

テーマが映画ではないですが、監督のバーリア、故郷への思い。
そこに住む家族を通しての、故郷への愛が感じられる。

だけど、長い。
150分近い時間は、少々つらい時間。
もう少し、絞ってもよかったのでは。
思い入れが強い分、長くもなるのかもしれないが、故にボヤケタ部分もあったように感じる。

とにもかくにも、トルナトーレ流、家族と故郷への愛の映画に出会ってしまった。
だから映画好きはやめられない。

ロビン・フッド

2011-02-19 19:55:15 | 映画(ら行)

「アウトロー ビギンズ」


【STORY】(goo映画様より引用させていただきました。)

12世紀末、十字軍を率いるリチャード王が戦死。
兵士としてフランスでの戦闘に加わっていたロビンは、帰国途上のある日、イングランドの騎士ロバートの暗殺現場に遭遇する。
瀕死のロバートからノッティンガムの領主である父ウォルターへの遺言を託されたロビンは、帰郷したのちノッティンガムの地を訪れる。
遺言を届けに来たロビンにウォルターは、領地を没収されないよう亡き息子になりすますよう持ちかけるが……。


「goo 映画」こちらから

ロビン・フッド ブログ - goo 映画

ロビンフット・ビギンズのような内容の映画。
「グラディエーター」のリドリー・スコットとラッセル・クロウのコンビの作品。「エリザベス」のケイト・ブランシェットも加わり。
となれば、否応にも注目である。
その期待は裏切られなかった。
物語に難解性もなく、いかにロビンがアウトローになっていったかがよくわかる。
時代が、私利私欲の王政の時代。
権力の座に付くものの横暴さには、とっても腹立たしい!

期待通りはもう一つ。
ヒロインのケイトと中世の時代。
どうしても「エリザベス」のを思い出す。
甲冑を着て戦う姿を期待していたが、やはり最後には、期待通り。
剣を振りかざして戦ってくれた。
大満足!!


とにもかくにも、時代物のおもしろさを満喫の映画に出会ってしまった。
だから映画好きはやめられない。

日本アカデミー賞

2011-02-18 23:05:53 | ひとりごと
日本アカデミー賞の受賞式の様子をTVで見終わったところです。

今年は当初の予想通り、「悪人」と「告白」の競い合いでしたね。

作品系の作品賞と監督賞を「告白」
俳優さん系の主演・助演の四賞を「悪人」

なんとも面白い構図での結果になりました。

皆さん、苦労されての作品作りのためか、結果評価されるのはうれしいでしょうね。
いい顔されていました。

ここ数年、邦画は本当にいい作品が多い。
以前はほとんど邦画は見なかった私ですが、最近は本当によく観ています。

今年も良い邦画に出会えると良いですね。

武士の家計簿

2011-02-18 22:52:20 | 映画(は行)
「我こそは、そろばん侍」


【STORY】(goo映画様より引用させていただきました。)

幕末の武士の生活を生き生きと説いた磯田道史原作のベストセラー「武士の家計簿『加賀藩御算用者』の幕末維新」を、ベテラン森田芳光監督が映画化。
代々加賀藩の財政に携わってきた下級武士が、妻の支えを得ながら一家、そして藩の財政を切り盛りしていく姿を描いている。
世間体や時流に惑わされることなく、つつましく謙虚に、堅実に生きていった家族の絆と愛情を描いた物語だ。
主人公を演じるのは、映画・ドラマに大活躍の堺雅人、その献身的な良妻を仲間由紀恵が演じている。
猪山家の家計簿からよみがえる下級武士一家の暮らしぶりに、先行き不透明な現代に生きる我々への、時代を生き抜くためのヒントが隠されているのかもしれない。
江戸時代後半。御算用者(会計処理の専門家)として、代々加賀藩の財政に関わってきた猪山家。
八代目の直之(堺雅人)は、生来の天才的な数学感覚もあって働きを認められ、めきめきと頭角をあらわす。
これといった野心も持たず、ただひたすらそろばんを弾き、数字の帳尻を合わせる毎日の直之にある日、町同心・西永与三八(西村雅彦)を父に持つお駒(仲間由紀恵)との縁談が持ち込まれる。
自らの家庭を築いた直之は、御蔵米の勘定役に任命されるが、農民たちへのお救い米の量と、定められていた供出量との数字が合わないことを不審に思い、独自に調べ始める。


「goo 映画」こちらから

武士の家計簿 ブログ - goo 映画

見栄・世間体。これまでこう生きていたから、続けなくてはいけない。
そんなことはないのです。
その時にあった生き方ができるのが一番。
時には、家財を処分したり、慎ましやかな暮らしが必要かもしれませんが。
そろばん侍だからこそ考えられた機転。

そしてそれを貫く力。

今の時代にもなんだか通ずるものがあります。

蛙の子は蛙。
家業というものがあり、今のように職業選択の自由もない時代。
しかしながら、血なのだろうか。そろばんに(数字に)卓越なる才能を発揮する直之。
そろばんは、まさに「手の内」。
妻の愛や、家族の愛も「手の内」。
下級武士の幸せな暮らしぶりもふれられる。
少々、趣の違う時代劇だ。

とにもかくにも、取り柄と家族愛の映画に出会ってしまった。
だから映画好きはやめられない。

アメリア 永遠の翼

2011-02-17 19:49:53 | 映画(あ行)
アメリア 永遠の翼

「帰るべき所、あるからー」


【STORY】(goo映画様より引用させていただきました。)
1928年、乗客として大西洋を横断した初めての女性アメリア・イヤハートは、パブリシストで後に夫となるジョージ・パットナムと組んで著書の出版や講演会など様々なプロモーション活動を展開し人気セレブの地位を確立する。
1932年、今度は自らが操縦桿を握り女性初の単独大西洋横断を達成する。
これを皮切りに大陸横断、太平洋横断と次々に記録を塗り替えてゆく。
そんな彼女の最大の夢は世界一周飛行だった。

大恐慌によって米国全体が疲弊していた時代、夢と希望という最大のカンフル剤で人々を元気づけた女性パイロットの第一人者アメリア・イヤハートの半生を描いた本作。
ガッツのあるヒロインをやらせれば右に出る者なしのオスカー女優ヒラリー・スワンクが主演だけでなく、自ら製作総指揮も買って出るほど惚れ込んで完成させた力作である。
自由を愛する妻を待ち続ける献身的な夫役にリチャード・ギア、不倫相手のパイロット役にとびきりハンサムなユアン・マクレガーら豪華キャストを揃え、アメリアが最も愛したエレクトラ機を復活させ、メガホンをとったのは『モンスーン・ウエディング』『その名にちなんで』のミーラー・ナーイル。

「goo 映画」こちらから

アメリア 永遠の翼 ブログ - goo 映画


アメリア・イヤーハットで思い出すのは、「ナイト・ミュージアム2」。
それくらい、ご当人様に対しての知識はない。
時代からすれば、空を飛ぶ女など進歩的すぎ。
だからこそ、彼女は活きた時代だったのかもしれない。

自分の夢に対するどん欲さ。
これほどまで。ある意味でうらやましくもある。

「これが終わったら家に帰ろう。君がいる場所が家だ」
そんな、帰るべき場所からの熱き言葉に応えられなかった彼女の挑戦。
「ただ夢を叶えたいだけ」の彼女も、戻るべき場所があればこそチャレンジもできる。
とても、皮肉なものである。

とにもかくにも、空の彼方に吸い込まれた夢の映画に出会ってしまった。
だから映画好きはやめられない。

夢と堅実

2011-02-16 10:58:00 | ひとりごと
ずいぶん長い間、記事の更新をしていませんでした。
この一ヶ月間、いろんなことがありまして、なかなか手が付かず…。
というよりは、色々ありすぎて書きたくなかったが正解でしょうか。
複雑な思いの、マイナスな面も文章になりそうで…。

今、就職活動中です。

少しでも早く次の仕事を見つける。
その思いで動いていますが、フリーになるといろんな事がまた、頭をよぎります。

私には、書道家になるという夢があります。

書道の指導と墨文字を書いてあげる。そんな事を自分の仕事としたい。
この機に、それにチャレンジするのも選択肢の一つ。
しかし、家族をはじめ背負っているモノが多くなかなか踏み切れません。

とりあえず、両方平行で動くことにしています。

こんな時代、就活とておいそれと簡単には行かない可能性もあります。
どちらに行っても良いように!
夢を求めること。
堅実に生きること。
この狭間で苦悩するde-noryなのでした。