墨映画(BOKUEIGA)

映画を墨彩画とコメントで紹介する。
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インスタント沼

2009-06-28 17:16:18 | 映画(あ行)
三木聡監督の作品も初。麻生久美子出演の作品も今回が初。
多くの方がレビューをかかれているほど、はまった感じではなかった。
面白かったし、テーマも前向きになれるすばらしいものだったと思う。
期待が大きかったのかな。
それとも、いろいろな流れが少し飛躍するところがあり、少々ついてゆけなかったのか。
多分、笑いのポイントにもそんなところが、多くあったのではないかと思う。
全てが、ラストのハナメのセリフに集約されている。
「泣いている時間より、笑っている時間の方が長いし、大抵のことは一晩寝れば忘れられる。」
この前向きさが、人生を幸せにするのだろうな。と思えた。
特に、水道の蛇口から水を出し、溢れ出すまでに決めたことをやる。
ハナメと電球のおっちゃんが夢中になっていた。
これは楽しそう。やってみたい。
さすがに溢れたらと思うとできないけれど。
かっぱの見えるお母さん。生真面目なパンクロッカー。そして結局、母との関係がよく分からなかった電球のおっちゃん。
個性豊かなキャラクターを松坂慶子、加瀬亮、風間杜夫がいい味出している。

とにもかくにも、何も考えずに観て、前向きになっちゃおうの映画に出会ってしまった。
だから映画好きはやめられない。

【STORY】
会社を辞めたOLがまだ見ぬ実の父親の存在を知ったことから、さまざまな不思議な体験を重ねていくヒューマン・コメディー。映画『転々』やテレビドラマ「時効警察」の三木聡が監督を務め、独特の笑いに満ちた世界を展開する。ジリ貧のヒロインを演じる麻生久美子のほか、その両親にふんする『蒲田行進曲』の風間杜夫と松坂慶子、人のいいパンクロッカー役の加瀬亮など出演陣も個性豊か。せりふに散りばめられた言葉遊びや奇妙な登場人物など、驚きや楽しみが随所に仕込まれている。
雑誌編集長の沈丁花ハナメ(麻生久美子)は、担当雑誌が休刊になり退職。偶然見つかった手紙で知った実の父親に会いにいくと、骨董屋を営む怪しい風ぼうの“電球”という男(風間杜夫)が現れる。“電球”を訪ねるうちに自室で骨董屋をはじめることを思いついたハナメだったが、お宝が眠る蔵の鍵を“電球”に100万円で売りつけられ……。(シネマトゥデイ様より引用)

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