墨映画(BOKUEIGA)

映画を墨彩画とコメントで紹介する。
映画好き・絵好き・書道好きなどなど。好きなこと寄せ集めのブログ。

ショーシャンクの空に

2009-06-18 12:35:15 | 映画(さ行)
DVDカテゴリーは劇場公開済の作品であることから「ネタばれ」気にせず書きます。ご容赦下さい。

足利事件。17年半ぶりに釈放された菅家利和さん。
一昨日、謝罪も受けておられ、23日には再審が決定。
「人生を返してくれ。」とおっしゃられていた。本当にそうだと思う。
犯人に仕立て上げられた。すみませんではすまない。

こういった冤罪を扱った映画、多くあると思う。最近では、「私は貝になりたい」。
私もこの映画は観ているが、最期に何もかもがいやになり、それまで支えとなっていた家族すらいやになり、生まれ変わったら「私は貝になりたい」とのナレーション。あまり共感できなかった。
http://blog.goo.ne.jp/de-nory/e/8cf36e593e6ec74460eb5dc9496b6d4f
今回取り上げたのは、「ショーシャンクの空に」。
冤罪がテーマとなる作品のひとつである。
大好きな作品で、モーガン・フリーマンに注目し始めたのもこの作品からではないだろうか。
アンディが徐々に仲間達と上手くやりはじめるところや、最後は刑務所の不正を暴き脱獄。そしてレッドとの再会。
見ている側は、涙も溢れ出し気持ちもすっきり。そんな作品だと思う。
特に好きなのは、屋上のコールタール塗りの作業。アンディが看守に税金にかかわるアドバイスをし、作業の全員にビールをおごらせるシーンは、大好きなシーンのひとつ。

「彼は、自ら冤罪とたたかった。しかし、そんなにうまくできない人もいる。」
DNA鑑定で、冤罪であったことを勝ち取った菅家さん。
決して、一人では成し得なかったことであろう。獄中の彼を外でサポートした多くの方の力もあったと思う。

裁判員制度も始まり、正直こんな話があると、人の人生にかかわることに携わるのは非常にイヤである。報道や氾濫する情報に左右されず、適切な判断ができるかどうか。自身はない。
しかしながら、国民の義務であるのなら参加はいとわないが、心配の気持ちはぬぐえないものである。

とにもかくにも、物語としては痛快だか「本物」は重苦しい冤罪映画に出会ってしまった。
だから映画好きはやめられない。

【STORY】
S・キングの“非ホラー小説”『刑務所のリタ・ヘイワース』の映画化。
妻とその愛人を射殺したかどでショーシャンク刑務所に入れられた主人公アンディ。
銀行マンで、もの静かな彼は、自らの持つ不思議な魅力と職能を武器に刑務所の仲間たちに尊厳を取り戻していく。そして20年の歳月が流れた時、彼は冤罪を晴らす重要な証拠をつかむ。
物語はそんなアンディの姿を親友レッドが語っていく形で綴られていく。
レッドを演じるM・フリーマン。穏やかな中にも圧倒的な存在感をにじませた演技は、アカデミー賞やゴールデン・グローブ賞にノミネートされ高い評価を受けた。

「goo 映画」で更に詳しく。
こちらから


ショーシャンクの空に - goo 映画

ハゲタカ

2009-06-16 17:49:33 | 映画(は行)

「この先どうなるのだろう。」

マネー戦争を扱った作品で、相手の裏をかき、作戦を練る。

テンポもいいのであっという間の130分だ。

TVドラマ観ていない私。知らなくても大丈夫。

ドラマ知っていると、楽しめるポイントはあるのかも知れないが…。

前半は、中国系ファンドをバックに持つ「赤いハゲタカ」の好戦。一方的の様相で展開。これで勝ち目があるのかと思えるほど。

それだけに後半が楽しめる。

話が非常に練られていて面白かった。

しかし、人間のドラマである。二人が何をしてこのマネー戦争を行っているか

「二羽のハゲタカは、何のために競う。金、名誉、友…。何のため。」

が、もっと分かりやすいと、もっと良かったように感じる。

こんなところにも、合理主義なのか?

いや、人は金だけの為に生きるのではないと思う。

もっと、「人くさい」と、もっと共感を呼ぶのではないか。

そういった意味では、周りの人のほうが「人くさい」。

ここから、ネタばれ。マウスドラックで!

柴野は終止、日本の物作りを中心とした企業体質を誇り続ける。

派遣の権利を訴えるよう仕立てられた派遣工の青年。だまされたことが分かっても、最終的には金に執着。

社長は、まんまとだまされ続け、結局は更迭される羽目に。しかし、そこには自分の代でつぶすわけには行かないという思いが…。 

とにもかくにも、見ごたえのあるマネー戦争映画に出会ってしまった。

だから映画好きはやめられない。

【STORY】

2007年に放送され、企業買収という斬新なテーマを扱い話題となったNHKドラマの映画化。

徹底した合理主義で多くの企業の買収を成功させてきた敏腕ファンドマネージャーの鷲津。彼は、その構功績からハゲタカの異名を取っていた。しかし、日本の閉鎖的なマーケットに絶望し、海外生活をおくっていた。

ある日、鷲津のもとを盟友の芝野が訪れる。柴野は日本の王手自動車メーカーの重役。中国系ファンドによる株式公開買付による敵対的買収攻撃を受けていた。その買収を阻止してほしいと依頼する。

主演はドラマに引き続き大森南朋、敵対する赤いハゲタカを玉山鉄二が演じる。<o:p></o:p>

goo 映画」で更に詳しく。

こちらから
ハゲタカ - goo 映画


こわれゆく世界の中で

2009-06-15 12:53:56 | 映画(か行)
実をいうと「夏時間の庭」を観る前にDVDで見た。
この映画、全くターゲット外で、レンタルビデオ店でふと目に止まった。
一見すると、SFチックなタイトル。目に止まったのは、そのあたりか。
ジュード・ロウとジュリエット・ビノシュ。何で公開当時目に止まらなかったかが、ふしぎ。
ジュリエット・ビノシュは、「ホウ・シャオシェンのレッド・バルーン」
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD12562/index.html
で人形劇団の主宰。華やかな女性を演じている。
本作品と非常におもむきを異にする女性だ。

ボスニア移民の女性との三角関係のエピソードを絡め、図らずもお互いを傷つけ合ってしまう愛の形が浮き彫りにされる。これゆくのは人と人との関係なのかも知れない。
コミュニケーション不全などの問題を盛り込んだ本作。自分自身は、上手くいっているつもりが、すれ違いを起こしている。
やさしさと言う名のオブラートに包まれ、本来の姿を見せないがゆえに誤解を生んでしまったり。なぜか、人との関係は不毛の現代ではないか。
そんなことは、我々の周りにも多く存在するように思う。
ともすると、陳腐な不倫映画に終わってしまいそうな展開であるが、そこがアンソニー・ミンゲラ監督の技か。
他の人とじっくり話したり、話題になったり、したりする映画ではないように思う。
見終わった後、一人で黙々と考えてしまう。そんな映画のように感じる。

とにもかくにも、コミュニケーションが下手な現代人に捧ぐ映画に出会ってしまった。
だから映画好きはやめられない。

【STORY】
「イングリッシュ・ペイシェント」の名匠アンソニー・ミンゲラ監督が“真実の愛”をテーマに紡ぎ出すラブ・ストーリー。
現代のロンドンを舞台に、繊細な恋人と情熱的な未亡人という対照的な2人の女性。その間で葛藤する男性の姿を描く。
ロンドンで建設業を営むウィル(ジュード・ロウ)。ロンドンの治安の悪い地区の再開発を手がけていた。恋人リヴ(ロビン・ライト・ペン)と彼女の娘ビー(ポピー・ロジャース)とともに暮らす。そんな中、オフィスの窃盗事件をきっかけに出会ったボスニアの未亡人アミラ(ジュリエット・ビノシュ)に心引かれ始める。
主演は「コールドマウンテン」でもミンゲラ監督とタッグを組んだジュード・ロウ。「ショコラ」のジュリエット・ビノシュ、「美しい人」のロビン・ライト・ペンら2人の実力派女優との競演に注目。

「goo 映画」で更に詳しく。
こちらから


こわれゆく世界の中で - goo 映画

ガンダム大地に立つ

2009-06-13 19:00:21 | ひとりごと
いやー。かっこいい。
お台場にガンダム実寸スケールが。
見にゆきたい!
出来たら、シャア専用ザクも隣にほしい。

私の会社、製造業なのですが、どこかの部品を作ったという話でした。

少し、動いたり、排気口から煙が出たりするのだそうな。
すごい!

愛知県からは少々遠い。夏休みに。
上手く家族を口説かねば。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090609-00000038-maiall-ent

重力ピエロ

2009-06-11 19:42:01 | 映画(さ行)
「ターミネーター4」の先行上映の日。いい席が取れなかったので1本遅らせて見る事に。
時間が空いたので、タイミングがよかったから観ました。
ところが、なんと言うこと。
泣きました。よかった。とっても、得した気分。
昔、「二本立て」などということをよくやっていた頃。その二本目が面白いと得した気分になったものです。正にそんな感じ。
(ごめんなさい。そもそもこの映画、期待していた人には失礼な書き方ですよね。)
家族とはなんぞ。と言うことガッツリ考えさせられる映画でした。
ずっと、タイトルと内容の関係がわからずに進みまして、終わり頃にようやく。
サーカスを全員で見ているシーン。そこでつながりました。
「ピエロも浮かぶ。血のつながりだけではないスーパー家族は、ニコニコくらし重力さえも負かしてしまう。」
ここでいう重力とは一体なんだろう。
我々の周りに当たり前のようにあるもの。全ての物が縛られているもの。
生きてゆく上で重くのしかかるもの全てかもしれない。
いろいろなもののつながり。つまり縁。血縁。人の縁。
そういった縁を大切にしながら、ほほえましく生きることが、しがらみから逃れることなのかもしれない。

あー、重い重い。

しかし、こんな重いことを連続放火という事件を通して、家族を通して描いている。
正に秀作だと思います。
冒頭と最後に、「春が二階から降ってくる」というシーンがある。
これが、どう関係したのか。これだけが未だに分からない。(重力?)
とにもかくにも、しがらみから脱したい家族と兄弟の映画に出会ってしまった。
だから映画好きはやめられない。

【STORY】
人気作家・伊坂幸太郎の直木賞候補になった同名ベストセラーを映画化。
大学院で遺伝子の研究をする兄の泉水と、自分がピカソの生まれ変わりだと思っている弟の春。仙台の街で起こる連続放火事件と、現場近くに必ず残されるグラフィティアート。この関連性に気付く春。事件の謎解きに乗り出す二人。
そのことが24年前、春の出生の秘密へと繋がってゆく。
監督は「Laundry」の森淳一。泉水役に加瀬亮、春役は岡田将生。
「goo 映画」で更に詳しく。
こちらから


重力ピエロ - goo 映画

路上のソリスト

2009-06-10 21:28:56 | 映画(ら行)
「Rey/レイ」のジェイミー・フォックス。「アイアンマン」のロバート・ダウニー・Jr。
二人の共演。そして、何だか泣けそうな内容。これは見るべし!と思い映画館へ。
期待が大きかったのかな。あまり泣けませんでした。
しかし、音楽物は映画館ですね。
音の表現が変わっていました。
以前TVで観たことがある。音に色があるという内容。
いろいろな色が不規則に画面を這いまわる感じ。そんな表現をしていた。
死して、演奏のシーンの多くは上空から地上を見下ろすような映像とからませてありました。まるで、音には神が宿るかのような表現でした。
なかなか、効果的だったと思います。

思って、行動を起こす。しかしそのことは他人からはどのように見られているであろう。
その思いを汲み取ってみられるわけではないことも多くある。
心の中は、他人には見えないから。
「彼を助けたい。そんな思いはいつしか彼を自らの為に利用していた。
だが、助けたい気持ちが、少しだけ彼を変えた。変わらないのはチェロの音色だけ。」
心のふれあいと言うよりは、心のすれ違いが話しの軸だった感じがします。
だから、期待と違い泣けなかったのだろうと思います。
ふれあいのある温かい映画を期待しただけに残念。

とにもかくにも、気持ちは、少しだけでも伝わった映画に出会ってしまった。
だから映画好きはやめられない。

【STORY】
「プライドと偏見」「つぐない」のジョー・ライト監督が、米ロサンゼルスを舞台に2人の男の友情を描いた人間ドラマ。
ロサンゼルス・タイムズの記者スティーブ・ロペスは、ある日路上で2弦しかないバイオリンを弾くホームレスを見つける。その男の名はナサニエル。かつては将来を嘱望された天才チェロ奏者だった。その音に見せられたロペスは、彼を路上生活から救い出そうとコラムを執筆し始める。ナサニエルが路上生活者になった理由は、彼の精神的病が起因となっていたのだ。
主演はジェイミー・フォックスとロバート・ダウニー・Jr.。脚本は「エリン・ブロコビッチ」「イン・ハー・シューズ」のスザンナ・グラント。

「goo 映画」で更に詳しく。
こちらから



路上のソリスト - goo 映画

ターミネーター4

2009-06-09 15:28:18 | 映画(た行)

先行上映で観ました。
音がすごかった。全編に渡り、戦争映画といってもいいような雰囲気。
DVDではなかなか感じることが出来ない迫力と思います。
ぜひ、映画館で!
基本的な、設定さえ押さえられていれば、楽しめると思います。
本シリーズは全編において「運命(さだめ)」と言う言葉で一筋通っていると思っています。
スカイネットがT-800を送り込んできて、運命的な流れが出来たT-1
「審判の日」を避けるべく、運命を変えるべく、戦うT-2
「審判の日」は結果としては訪れ運命の流れが変わっていなかったT-3
そしてT-4
「荒れはてた大地が続く。その先にある運命は。
運命、それは自らの手でつかみ取るもの」
その、運命をめぐる戦いの新たなスタートを切った感じです。
本作含め、3部作の予定のようで。
「スター・トレック」もそうですが、節目の作品としては非常によかったと思います。
ここからネタばれ。マウスドラックで読んで!
新型T-800(シュワルチェネッカータイプ)が登場。
マーカス・ライトはT-800のプロトモデル。彼とジョンの関係は、終盤大きなキーになる。
ジョン・コナーの父(だが若い)カイル・ルイスとの出会い。
ジョンの顔。傷が付いた戦いのエピソード。
I’ll be back」をジョンが使う。
スカイネットの本体へ潜入しハッチを開ける時のパスワード検索装置は、ATMからお金を引き出そうとするT2でのシーンを思い起こさせる。
その検索装置に「SONY」のロゴらしきものが。
などと、随所に楽しみが散りばめられていました。

ジョン・コナーの父、若きカイルを演ずるアントン・イェルチン。「スター・トレック」ではロシア語なまりの英語を使うチェコフ役。
なんだか見覚えがあると思い、観終わってから調べてみたらそうだった。
少し疑問は、マーカス・ライトの状況を受け入れられないジョン。
少年期の思い出からT-800タイプへの思い入れがあるはずだし、今後の新型も彼は知っているはずが、マーカスの状況に驚愕するのはどうも納得できなかった。
とにもかくにも、運命を切り開け!導入編の映画に出会ってしまった。
だから映画好きはやめられない。
【STORY】
西暦2018年。スカイネットに抵抗する人類の戦いを導くはずのジョン・コナー。
人類滅亡をもくろむスカイネットの猛攻が開始されようとする中、ターミネーター達の動きを押さえる電波が発見され、司令部から検証を依頼される。一方、自分の父となる男カイル・リースを見つけ出す必要もあった。
一方、部下と共に帰還したマーカスに出会う。果たしてマーカスの正体は
そして、ジョンは、人類軍のリーダーとして立ち上がることになる。
ジェームズ・キャメロンが生み出した大ヒットシリーズの第4作。
新たな主演に「ダークナイト」のクリスチャン・ベール、監督は「チャーリーズ・エンジェル」のマックG
goo 映画」で更に詳しく。
こちらから
ターミネーター4 - goo 映画


夏時間の庭

2009-06-08 20:54:44 | 映画(な行)

なんとなく、物悲しい。

母の誕生日を祝う会。二人の息子と娘。そして孫達が集う。

そんな、母の他界。愛着のある屋敷と美術品の数々。

本当は、手放したくない。しかし、そうはいかない現実。

そんな現実的な次男と少女をさびしく思う長男。

私も、親元を離れ家庭を持つ。田舎には両親が二人。

ここの家庭のように、相続する高価な物などないと思う。親父が建てた家くらいのもの。

今となっては、そこに私の生活はない。しかし、思い出は残っている。


ここからネタばれ。マウスドラックで読んで。


もし同じような状況になれば、きっと次男や長女のような判断をすると思う。

そんな、思いをもって帰宅し、家族とTVを観ていた。

武田鉄也さんが出演していたバラエティ番組。金八先生の名セリフを言っていた。

そのひとつに、

「優秀な母はタンポポのように子供たち(種)を遠くに飛ばす。」

私も、優秀な親のおかげで、多少は遠くへ飛べたのかも。

少なくとも親元を離れ、生活の基盤を持っていることは、そう考えても良いかもしれない。

そう思ったら、少し楽になった気がした。

素適だったのはラストシーン。

孫娘が屋敷を手放す最後の日に、友人達を集めてパーティーをする。

ロックを流したり、池で泳いだり。これは、祖母への冒涜なのでは。と最初は感じた。

しかし、その孫娘は彼氏に思い出がいっぱい残っていて手放すのが寂しい胸の内を話す。

若いから表現の仕方が異なるが、彼女もまた祖母との思い出と現実のギャップに心を痛めている一人なのだと感じた。

孫娘まで、影響を与えたすばらしい母であったのだなー。

とにもかくにも、思い出と現実のギャップが物悲しい映画に出会ってしまった。

だから映画好きはやめられない。

【STORY】

画家だった大叔父のアトリエに1人で暮らしていた母。そして近くに住む長男。長女と次男は、世界を又にかけた仕事をしている。母の誕生日には家に集まり、誕生日を祝うのが慣わし。

その母が突然亡くなり、3人の子供たちにパリ郊外の広大な屋敷と庭、貴重な美術品コレクションが遺産として残される。

3人は遺産の相続処理を進める中で、思い出の詰まった家への愛着と、相続税やそれぞれの生活、経済的に厳しい現実とのジレンマに向き合うことになる。

出演はジュリエット・ビノシュ、シャルル・ベルリング、ジェレミー・レニエ。監督は「イルマ・ヴェップ」のオリビエ・アサイヤス。<o:p></o:p>


goo 映画」で更に詳しく。

こちらから

夏時間の庭 - goo 映画


男性サービスDAY

2009-06-07 08:20:33 | ひとりごと
ズーット思い続けています。
女性サービスDAYをもうけている映画館は多くあるのだけれど、男性サービスDAYをもうけているところは、その割りに少ない。
男は、あまり映画館に行きませんか?
他のお客さんを見ている限り、そんなことないように思うのですが。

妻が言ってました。
我が家の周りにある映画館を集めると、平日毎日どこかしこの映画館で女性DAYになるようだ。

いいなー。


つみきのいえ

2009-06-04 18:06:45 | 
DVDカテゴリーは「ネタばれ」気にせず書きます。ご容赦下さい。
(本だけど)

アカデミー賞短編アニメーション賞に輝く本作品。
DVD借りたかったのだが、残念レンタル中。
そうしたら、ボウズが学校の図書館で絵本化されたものを借りてきた。
絵も、作品と同じ。
とても素適な柔らかな色合いの水彩画(の様に見える)。
短い話しで、あっと言う間に読み終えた。
まず、海面が上昇してくる。という設定に、何だかリアリティがある。
温暖化で極の氷が溶け、海面が上昇する。平野の土地は全て水の中。
そんなことを思うと、近未来感がある。
もしかすると、このおじいさんは自分になるかもしれない。などと思ってしまう。
大工道具を下層の家(海)に落としてしまったおじいさんは、潜水服を着て潜って取りにゆく。
海に沈んだ部分を目にしたおじいさんは、そこに住んでいた頃の思い出に浸る。
どんどん潜ってゆき、一番下まで。お婆さんと結婚して家を持った頃を思い出す。
そう、そんなに思い出が詰まっているのだから、この家は決して崩れることはない。
どんな状況でもたくましく生きる人間の姿。
何だか、ジンときてしまう。
ジブリの「風の谷のナウシカ」を思い出してしまった。
近いうちに、今度こそDVDで「動く絵」を観たい。
とにもかくにも、そんな状況でも人はたくましく生きる物語に出会ってしまった。

【STORY】
第81回アカデミー短編アニメーション賞や2008年アヌシー国際アニメーション映画祭グランプリを受賞するなど、高い評価を受けた短編アニメ。監督は「R」「或る旅人の日記」など短編アニメを制作してきた加藤久仁生。
海の上に建つ積み木のような家。海面の上昇にあわせて上に上に建て増しされる。そんな家に住んでいるおじいさんの、家族との思い出の物語。

「goo 映画」で更に詳しく。
こちらから


つみきのいえ - goo 映画