Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

「梅棹忠夫語る」(日経プレミアシリーズ、聞き手:小山修三)を読んだ!

2010年10月03日 | 山に関する本やマンガ
故・梅棹先生にたいへん近しい方から、「本を送りましたので読んでください」との
メールが届いたので、ああ、多分、あれだろうなと思っていたら、ちょうどその本だった。
直前にたまたま、本屋をぶらついていて見かけたばかりの本、である。

「梅棹忠夫語る」。
国立民族学博物館の名誉教授である小山修三先生が、梅棹先生にインタビューする形式で
梅棹イズムを引き出そうとした本である。
インタビューといっても、気心の知れたお二人のこと、まるで掛け合い漫才のような
軽妙なキャッチボールである。

梅棹先生の他の本を読んでいたことで、短いダイジェストの会話の奥にある
エピソードを思い出せた。期せずして、予習が役立ったのだ。
梅棹先生のことを何も知らない人が読んだら、ちょっと話が断片的なので、
よく理解できないかもしれないかな。

個人的に、とくに共感をおぼえたフレーズを、忘れないように書いておこう。
勝手に引用しちゃいます。
(本文中、引用するヤツはダメだと釘を刺されているが…)

・文章は誰が読んでもわかるように書く。
  …会社でも、書き仕事が多いだけに、激しく同感、です。
 
・(いいリーダーシップの条件とは)フォロワーシップを経験し理解すること。
 私の組織に対する考えは、山で鍛えられた。(中略)計画を立てた人がリーダー、
 それに合意してフォロワーとなる。フォロワーシップとは盲従ではない。
 自分の意思で判断は持つけれども、隊長にはしたがう。山は危険がいっぱい。
 ときには命にかかわることもある。
  …リーダーに、ついていくだけの受動的登山者が、いかに多いことか。
   当人がそれで満足しているのは構わないが、大いに損をしている。

・わたしの人生を決定しているのは、モチーフは遊びや。
  …Mr.Dashも、そうです。面白くないものは、価値がない。

他にもいろいろ、有意義な学びはあったが、当ブログのテーマにピッタリ
合うのは上記3点。
M原さん、ありがとうございました。

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