Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2011年7月16日(土)~17日(日)海外登山を控え、富士山へ高度馴化練習

2011年08月22日 | 山登りの記録
今年は、夏休みの前に、会社の勤続20周年休暇をくっつけ、長い日程をつくり
ヨーロッパアルプスに挑む予定だ。

これの練習として、少しでも近い標高を、事前に体験して肺を慣らしておきたい。
ということで、少し単調で物足りないが、富士山に行かざるを得ない。
これは、以前の海外登山にも使った手。

とはいえ、気のおけない友人たちと楽しく登りたいのが人情。
今回、仲間に呼びかけたところ、先週に引き続き「酒が好き、山が好き」な
T中夫妻、元気者ふみちゃん、当ブログではおなじみのG嬢、そして今、
山に一番夢中のノブちゃんが来てくれることになった。
Mr.Dash、ともちゃんを含め、総勢7名のパーティ。
ただし桑名在住のT中夫妻は、往路は別行動で、少し先行して登っている。

さて後続隊の我々5人。車を水ヶ塚公園駐車場に停める。この時期、富士宮5合目は
マイカー規制されていて、水ヶ塚公園から、いわゆる「パーク&ライド」方式で
バスに乗り5合目に行くのだ。
水ヶ塚公園からは、あいにく富士山はガスに覆われ見えなかったが、天気そのものは
悪くない。



5合目。オールコックのレリーフのある登山口。
元気いっぱいで賑やかにスタートする。



いつの間にか、立ち込めていたガスより高いところに来た。周囲は晴れている。



ハイカーの行列の中をひたすら登っていたら、ブルドーザ道を荷揚げのキャタピラが
上がってくるのに出くわした。

Mr.Dashは時折、ペースを必要以上に上げたりして、敢えて心肺に負担を
かけながら登ってみたりする。そういえば前回は9月で人も少なかったので、
走ったっけ。
体格には決して恵まれていないが、肺活量は5000ccを超えているので、
高度には少し有利なはず。ここで試してみる。



鳥居がみえた。わざと悪条件をつくり登っているのに、思わず神頼みしていまう。

予約しておいた9合目の万年雪山荘が見えた。
先に着いていたT中夫妻がテラスから手を振る。
ここまでの登りの疲れを感じさせない元気ぶり。



15分ほどのタイムラグで、全員が万年雪山荘に到着。
影富士が美しい。



小屋は、個室(間仕切り)1つを7人で貸切にしてくれていたが、
これが実はギリギリ寝られる限界の広さ。
Mr.Dashは夜、しだいに豪快な寝相を暴露する女性陣に追い出されるかの
ように安住のスペースをなくし、胎児のように丸まって寝ていたのであった。



前後するが、夕食はこのカレー。健康優良中年にはちょっと少なめ。
ノブちゃんは予想通り、ライスの「おかわり」(有料)をしていた。
なお、事前にWEBのあるページを印刷していくと、ドリンクが1杯サービス
される。Mr.Dashはコーヒーを頼んだ。
山で飲むコーヒーは最高なのである。山マンガ「岳」の三歩の気持ちがよくわかる。




翌朝はやく(2時頃)。配られた弁当を一気に平らげる。
ちょっと頭が痛いのは、昨夜缶ビールをこの高所で(知ってて)飲んだせい。
ノーシンを
飲むとたちどころに痛みは消えた。



暗い中をヘッ電を点けて登り始める。
暗い中を自由に歩けるのも技術であるが、満月に近い月の光はかなりの援軍だ。



やがて美しい夜明けが訪れる。
人・人・人の行列の中なので、とにかくペースが遅い。
富士山は、日本人なら、登山の経験を問わずにやってくる、特殊な山なのである。



お鉢を回り始める。朝日が寝不足の目に眩しい。
日本で一番、太陽に近づける一瞬である。
山で見る朝日は、いつだって、なんでこんなに綺麗なのだろう。



吉田口の山室周辺は、有名神社の正月の初詣のようにごった返していた。



もう立ち止まって土産物をみる気も起こらず、そのままお鉢を北上。
西側へ回ると、今度は朝の影富士が樹海方面にのびていた。



もちろん最高点である剣ヶ峯にも寄る。ここも人の行列でずいぶん待ったが、
高所にいられる時間を少しでも長くできると思って我慢した。



浅間神社で手を合わせて、今日の山行と、アルプス登山の安全と成功を祈願。



一同、元気たっぷりで下山した。
水ヶ塚公園から最後に振り返った富士山は理想の三角錐のフォルムで
我々を見送ってくれた。

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