2015年10月26日(月)［大阪の山レビュー］金剛山系・神福山

■メイン写真
古杉に守られた行者杉の祠


■今回のコース
河内長野駅⇒（南海バス）⇒ロープウェイ前バス停→池ノ川谷林道出合→
（池ノ川谷）→千早峠→神福山→行者杉→（大澤越）→大澤寺→
田園５丁目南バス停⇒五條バスセンター→五條駅


この日は地味に、神福山へ。葛城28宿の第19番経塚があるくらいで、
目立った特徴がない。
植生も、アプローチからずっと植林ばかりなので単調である。

この日の楽しみは、むしろ神福山よりも行者杉だ。
そして、珍しく奈良側の大澤寺に下りてみることにした。



池ノ川谷林道出合から入山。車止めのゲートは塞がっているが、中にクルマが
あった。一見、フシギだが、奥で林業関係の方がお仕事されているのだ。



林道に入ってほどなく、キャブがジープ、荷台にクレーンがついた廃棄車両を
みつけた。あまり見たことがない組み合わせ。
これ、走っていたら目立っただろうな。

五條林道の林業ガレージを左折し、千早峠に出る（正しくは千早峠の50ｍほど西）。



ダイトレに出ると、しばらく単調な道になる。



「神福山と大沢寺」の標識の立つところでダイトレを離れ、尾根の踏み跡をたどると
神福山のピークに着く。ここは、いつ来ても静かなところだ。



反対側に下りてダイトレに戻る。ここには「神福山」の立札がある。



路傍に白い野菊。ヨメナか、ノコンギクか…

ダイトレは金剛トンネルの真上を通っているが、ちょうどそのポイントに
「金剛トンネル」の標識があるのが面白い。
知らない人は、どこにトンネルがあるんだとキョロキョロするのでは。

行者杉に着く（メイン写真）。ここでランチタイム。
熟年のご夫婦が休憩しておられた。



大澤越の道に入ってすぐ、南側がパァーッと開け、大峰山脈の主峰が見えた。
天気もよく、空気も澄んで、大満足。

よく踏まれた道を下り、大澤寺へ。



ここは本堂前の池と庭園が、小規模ながら美しい。



青竜ノ池では、竜ではなく亀が日光浴していた。



林道を下り、のどかな山村を抜けて唐突に田園の住宅街に出る。
振り返ると神福山の三角形の山頂部が見えた。



田園5丁目南のバス停には、運よく10分ほどの待ち時間でバスが来た。

五條駅では30分待ちだったが、手前のコンビニで買った菓子パンと缶コーヒーで
小腹を満たしているうちに2両編成のワンマンがやってきた。
日なた側に座ったら、背中がポカポカ。抵抗する気もなく、じきに睡魔に負けた。