Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2018年4月16日(月) [比良]烏谷山、比良岳 標高差1,000mのダイナミックなルートを歩く!

2018年04月17日 | 山登りの記録
■メイン写真
荒川峠を過ぎたあたりから、琵琶湖方面の雄大な眺めを楽しむ


■今回のコース
志賀駅→中谷出合下→大岩谷分岐→荒川峠→烏谷山→葛川越→比良岳→木戸峠→打見山→
クロトノハゲ→番屋岩→天狗杉→樹下神社→志賀駅


比良山系は最高峰の武奈ヶ岳でさえ標高1,214mと、さして高くない山塊だが、
琵琶湖岸から登ると、標高差1,000m級の健脚登山が、京阪神から日帰りで楽しめる。
中学時代の部活動の夏合宿でも2度、比良山系を縦走したが、そういうガチンコの
登山を楽しめる貴重なは場所だ。



国道161号を渡る。ここからアプローチ。
左の一番高いのが打見山、中央の谷間の奥に見える左が比良岳、右が烏谷山、
そして、この写真の右端の三角が堂満岳だ。



別荘街を抜け、湖西道路の志賀ICを回り込み、舗装林道をさらに山手へと進む。



シャガがもう満開だ。「春」が早いなあ。



アケビも花盛り。ここまでまとまって咲いていると綺麗だ。



シロモジの花。3裂していない若葉があって面白かった。



中谷出合下から山道に入る。
すがすがしい日差しを浴びながら(それでもこの日はちょっと肌寒い)。



コバノミツバツツジのトンネルを通っていく。



谷筋は涼しいのか、ヤマザクラもまだ咲いていてくれた。



大岩谷分岐を右へ進むとほどなく、大きな岩の真下からきれいな水が
こんこんと流れ出ていた。

薄暗い植林の中をひたすら登っていく。このルートで最も単調で、気持ち的にしんどい
ところだ。黙々と標高を稼ぐマシーンと化す。



40分ほどがんばり続けたら、植林も途切れ、明るい落葉広葉樹帯に出る。



シャクナゲの株があったので蕾を観察したら、なんと今にも咲きそう!
今シーズンは桜だけでなく、シャクナゲまでも早く咲いてしまうのか。。。。



荒川峠に到着。駅を出てちょうど2時間。朝から身体がなんとなく重かったが、
標高差870mを一気に登ってきた。
主稜線に出ると、西からの冷たい風が直接当たって寒い。
標高1,000m級の世界に来たわけだから、当然、下界とはそれなりに違う。



時折、琵琶湖方面の眺めが開ける、"空中散歩"を楽しみながら、三角点がある
烏谷(からと)山に到着。



遭難碑?から、比良岳、打見山、蓬莱山を眺める。



葛川越を通過。かつて葛川坊村からの峠越えの道があったところ。
今では廃道化しているが、いずれたどってみたいとも思っている。



振り返って烏谷山。いい形してる!



続いて、鈴鹿山系を彷彿とさせる巨岩に出くわす。
折り重なる岩の間をすり抜けられるかは、ウエストのサイズ次第(笑)。



そのすぐ先にお出ましなのは、その名も「大岩」。
といっても、赤ペンキで無遠慮にも大きく「大岩」と書かれているだけなのだが。



比良岳へは、巻き道を利用する人が多いらしく、ピークを通る道はかなり
薄くなっている。それを拾って、私製の山名表示板が地面に無造作に置かれている
だけの山頂に至る。カエデがたくさん生えている静かな場所。
もう少ししたら、カエデの新緑でキラキラすることだろう。



ところで道中には新しい倒木が幾つかみられた。
地元の遭対協が立てた標識が倒木の直撃を受けて遭難していた。



足元をカサカサと音を立てるのはカナヘビちゃん。



木戸峠からクロトノハゲへ直接向かうかつての道は崩落しており、
もうどうしようもない感じだ。



木戸峠の石仏も、この冬の雪の影響なのか、無残に裏を向いていた。



あまりに可哀想なので、よっこらしょと立ててみようとしたが、
台座がないので全く安定しない。
無理に立てても、すぐに倒れてしまいそうで、それが原因で割れたりしても
どうかと思い、とりあえずお顔を上にした状態に寝かせておいた。
どなたか、あとはお願いします!



打見山山頂は工事中。4月26日までびわ湖バレイはロープウェイの総点検中で、
一切の施設が営業をしていない。



ロープウェイは時折、動いていたものの、試運転の様子で、もちろん一般人は乗れない。
それもあってか、ハイカーの姿はまばらで、全部で10人見かけたかどうか。

ということで、歩いて下山するしかない。標高差1,000mの下山である。
遅めの昼食をとって、後半戦のスタートだ。



クロトノハゲへ向かう。祠がなくなって、鳥居の残骸と賽銭箱だけになっている。
山側の少し上のところろからは、お不動さんの石像が琵琶湖をにらんでいる。



おっ、イワウチワがたくさん咲いていた。



バイカオウレンも可憐に咲いていた。この花の清楚さが好きだ。
しかし花言葉は「情熱」や「二度目の恋」とのことで、イメージと合わない。



クロトノハゲのザレ場を通過。谷側に石仏が一体立っている。
すぐ下ではシャクナゲがここでも開花目前だった。



急坂をぐんぐん下っていくと、登山道のど真ん中に、不自然に四角い岩が
邪魔をしている。番屋岩だ。道行く人が小石を載せていくものだから、
なんだか訳が分からんようになっている。



天狗杉。ひときわ大きな古木の存在感は圧倒的。



巨大堰堤の向こうに、ずいぶん近くなった琵琶湖を見る。



樹下神社に下りてきた。鳥居は補強修理されるのかな。
ここまで山頂からほぼ休みなしに1時間35分。990m下ったことになる。
ああ、それにしても花あり、絶景ありの気持ちのいい山歩きだったな。

下見で歩くと、どうしても足早になってしまうが、早く帰宅できるのがいい。
帰りの電車で熟睡した。


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