つぶやいてます。

Twitterなるものをはじめてみた。一応、はやりモノはやってみるタチである。なにかとばたばたしていて、ブログが更新できない。あの話題も、この話題も、と気になっていても、ブログの記事を書くのは時間もエネルギーも必要だ。心に「気になったこと」がたまっていく。心の作業スペースが狭まっていく。そうすると、創造的なことはできなくなる。

そこで、気になったことは、味噌を仕込むように、いったん甕に放り込んで蔵にしまっておく。心の作業スペースからは退散していただく。そうすると甕の中で発酵がすすむ。よいころあいになると、自然に、勝手に、作業スペースに戻ってくる。その時にはなんらかの発見とか気づきとなっている。

これが私の知的生産の技術であり、いわゆる発酵法というやつである。いったん仕込んで蔵に放り込む作業として、Twitterは便利だ。ここに書いておけば、もう忘れてもよい。

Twitterの一つぶやきは140字以内。これも絶妙な長さだ。この字数を超えそうな場合にはよりシンプルな表現に書き換える。俳句のようなノリである。このようにメモをつくる習慣ができれば、文字をベースにした創造的な仕事ができるようになるだろう。

以下、こんな感じでつぶやいています。ブログが更新されないなぁとお思いの時は、高野雅夫もしくはdaizusenseiを検索してフォローしてみてください。


◆有機野菜の宅配で有名なにんじんCLUBの社長、伊勢戸由紀さんの文章に感銘。http://eco-branch.juno.bindsite.jp/Life/Life-2/benahito.html あなたは小さなこびとに見守られていますか？


◆豊田市・足助・新盛の集会所、扶桑館にATO社（名古屋）の「ウッドボイラー」を設置して燃焼実験中。この暑いのに間伐材の丸太を燃やしてお湯をつくっている。床暖房システムも実験予定。９割はヤマに捨てられている間伐材のエネルギー利用の切り札。


◆いなかの住民は会議の場では発言しない。その後いっしょに畑仕事をしていると、たくさんの意見が出てくる。このコミュニケーションのあり方がすべての里山再生事業の基礎。


◆夜は豊田市で「農山村へのシフト・千年委員会」。NPOと行政職員、それに私のような学者がそれぞれ一市民として参画して、農山村再生への司令塔となっている。これまでは市民が市役所に出向いて陳情。これからは、5時以降に役所の職員が一市民として参加する会議でものごと・世の中が動いていく。


◆東京であん・まくどなるどさんにインタビュー。里海の話でもりあがる。へぐらの海女さんの話は最高におもしろかった。今年は８時間もぐるところをみなで話し合って4時間にしたそうだ。とってよい量が感覚でわかるのだ。全身が持続可能性という存在。


◆ナラ枯れ進行中。名古屋東部から猿投山にかけての雑木林では、ナラ枯れが猛烈な勢いで進行している。もう数年したら、コナラ、アベマキ（いわゆるドングリの木）はこの地域から全滅してしまうのでは？その後には常緑広葉樹の森、つまり照葉樹林になるだろう。秋の紅葉、春の新緑はみられなくなる。


◆愛知県豊田市足助でやっている、自然農（川口由一式？）の田んぼ、順調です。イネは扇形に分けつ。パワーを感じます。カエル、トンボやミズスマシ？などの水生昆虫がたくさんいて楽しい。