「下課後,怪獸家點名！」再販決定！

台湾角川出版より「下課後,怪獸家點名！」再販決定しました！
5月出版予定との事。

すでに絶版になっていたこの本、五迷の熱心な働きかけにより実現したようです。
やったね！！

台湾角川サイト　http://www.kadokawa.com.tw/bulletin_details.asp?BID=568

小説「僕のなかの壊れていない部分」與五月天「我心中向未崩壊的地方」。

白石一文著「僕のなかの壊れていない部分」を読みました。
この本は、ある五迷さんに教えていただき、五月天の曲のタイトル「我心中向未崩壊的地方」に似ているとのことで、私も早速買い求めました。

この小説の主人公は、とても理屈っぽくて私の苦手とするタイプ。彼は、自分を捨てた母親を憎んでいるけれど、母親の死を悲しんでいる（本能）。彼は理屈で自分の「本能」を押し殺してきたのかなと思いました。また、人の死を悲しみ、泣く事ができる事が「彼の壊れていない部分」なのかと思いました。

「我心中向未崩壊的地方」との関係ですが、読み進めていくと確かにこの曲と重なる様な部分もありました。
また、この曲を聴くと陳信宏と阿信が葛藤している姿が浮かび、この小説の主人公と彼が重なってくる気がしました（阿信が理屈っぽいかどうかは分かりませんが）。
それから、この小説は死生観についても語っていています。それについては「如煙」にもつながってくるのかなと。「不変なものはない。」という文章が出てきます。

「阿信も読んだかも？」という動機で買った本ですが、印象に残る言葉も多く、そのストーリーにもグイグイ引きこまれてました。

温柔 ～五月天～

＜温柔＞

走在風中 今天陽光 突然好溫柔
天的溫柔 地的溫柔 像你抱著我
然後發生 你的改變 孤單的今後
如果冷 該怎麼度過

天邊風光 身邊的我 都不在你眼中
你的眼中 藏著什麼 我從來都不懂
沒有關係 你的世界 就讓你擁有
不打擾　是我的溫柔

不知道 不明瞭 不想要 為什麼 我的心
明明是想靠近 缺孤單的黎明
不知道 不明瞭 不想要 為什麼 我的心
那愛情的綺麗 總是在孤單裡 再把我的最好的愛給你

不知不覺 不情不願 又到巷子口
我沒有哭 也沒有笑 因為這是夢
沒有預兆 沒有理由 你真的有說過
如果有 就讓你自由

風の中を歩いている　今日の陽の光　突然とても温かい
天の優しさ　地の優しさ　まるで君が僕を抱きしめているようだ
そして分かったんだ　君の変化　一人ぼっちのこれから
もし寒くなったら　どうやって過ごそう

天の果ての景色　傍にいる僕　どれも君の瞳の中にはない
君の瞳に何が隠されているのか　僕はずっと分からなかった
構わないよ　君の世界は君のもの
邪魔はしない　それが僕の優しさ

分からない　はっきりしない　考えない　なぜ僕の気持ちを？
明らかに近づきたいと思った　でも朝まで一人ぼっち
分からない　はっきりしない　考えない　なぜ僕の気持ちを？
愛情の美しさ　いつもそれは孤独の中
できることならもう一度愛を君に

知らず知らず　感情もなく望みもなく　また路地の入り口にたどり着いた
僕は泣いていないし　笑ってもいない　だってこれは夢だから
兆しはなく　理由はなく　君は本当に話してくれた
もしそうだったら　君は自由だよ