江田島市観光協会などは、このところサイクリングの島として脚光を浴びる江田島をより安全に楽しく走っていただこうと、サイクリングマップを制作しました。江田島市内各所、広島市内や周辺の自転車店などに置いてあります。ゼヒご活用ください。
マップは耐水ペーパーでできてまして、フェリーの時刻表、江田島を距離別に3つに分けたオススメコース紹介、グルメや施設紹介など盛りだくさん。これ持ってると心強いですよ。
欲しい方は江田島市観光協会までお問い合わせください。遠方の方は郵送してもらってくださいね。
で、江田島サイクリング協会メンバーでもある大先生は、観光協会事務局長の滝田さんに、「知り合いのお店に配るからたくさん送ってください」とお願いをしておきましたところ、箱一杯のマップが職場に送られてきました。
どーん。その数400部。それではさっそく配布の旅に出るであります。
まずバックパックにマップを詰め込んで会社から徒歩で出発。まずはこちら、中区舟入の「サイクルベースあさひ」です。僕は大手量販店ってあんまり出入りしないんですが、ここは「らしくない」雰囲気もありまして例外。40部ほど置かせてもらいました。あ、その前にGPSマップの件でお世話になったKuroさんの職場(開業医なの)にも置いてきちゃった
一旦家に帰って今度は支度して自転車で西方面に出発。
五日市の「サイクルサロンとくなが」さん。デ・ローザなど超高級車ずらり~。
そこから3分ほど走ったところにある隅の浜の「サルダサイクル商会」へ。今では少なくなった町の自転車屋さんです。なんとなく気になっていたので飛びこんでみました。店の作業場でママチャリのチューブ交換してたおやじさん、おっかなそうに見えたけど、メチャメチャいい人でした。マップのことをお願いすると、
「そういやこないだラジオで江田島の地図の話しよったけど、江田島もがんばっとるのう、思いよったんよ」
「それ、僕の番組。僕がしゃべっとったの」
「え?あんたがしゃべっとったん??」
聞けば随分昔から、子供たちを連れて江田島へサイクリングに出かけていたそうです。ミカン狩りサイクリングではランドナーのリアバッグいっぱいにミカンを詰め込んで帰ってきたんだとか。だから江田島への思いはとても強いようでした。いまや絶滅危惧種となりつつある昔気質の自転車屋のオヤジさんが、ここで頑張っています。ゼヒ遊びに行ってみて!
さてさらに国道2号線を、トラックにばんばん抜かれながら西へ向かいます。大竹市小方、昔の情緒が色濃く残る西国街道に、知る人ぞ知る自転車店があるのです。
「スポーツサイクル ウエキ」。いつも岩国方面へのサイクリングには必ずと言っていいほどこの前を通るのですが、中に入るのは2回目。入るとご店主の植木一英さんと息子さん(めっちゃいい男)が笑顔で応対してくださいました。一英さんで3代目。サルダサイクルさんと同じくらいの老舗で、猿田さんとは歳も近く、仲良しなんだそうです。植木さんはとっても温和な雰囲気で、好対照でしたが。
大竹というと広島県の西の端ですが、いまやトライアスリート御用達。広大トライアスロン部の選手なんかは東広島から自走で(!)やってくるそうです。
といっても決して敷居の高い店ではなく、店内はTIME LOOK DE・ROSAなどがマジ足の踏みいれ場もないほど並んでいて、プチサイクルモード状態でしたが、入門車(たとえばWillier IzoardXPや大人気、KUOTA KHARMAなど)も組んでおられましたので、サイクリングがてら遊びに行くといいですよ。
そこから折り返してせっかくだから山陽道脇のキャメルバックを走ってまたまた五日市。そう、忘れちゃならない「ビチクレッタ ノコ」さんへ。あー写真撮るの忘れたゴメンナサイ。
店主の仲西さんは2度ほど番組に出て頂いたこともありよく存じ上げているのですが、恥ずかしながらお店に入ったのは初めて。レース指向というイメージがあり、たしかにそれは間違っていないのですが、いろんなレベルのお客さんがおられます。僕が行った時もたまたま60代の男性が、はじめてのロードバイクを受け取りに来ておられました。先入観はいけませんぞ~。どのお店だって自転車愛はかわらないのですから。
僕がチューブラリストなのを知った仲西さん、
「せっかくチューブラー履いてるのに練習用じゃ勿体ないですよ。ゼヒこちらを」
と勧めてくださったのが、僕が聞いたことのないブランドのタイヤ。これがめっちゃめちゃ柔らかくてしなやかなの。1本7000円。うーん。今履いてるストラーダが2800円しかせんもんなあ。これでも十分乗り心地いいんだけど・・・。
というわけでサイクリングマップをどのお店も喜んで置いてくださっています。駆け足でしたがとても楽しい1日でした。