チューブラ輪日記

プライベートにお仕事
カープに自転車などあれやこれや。

二番艦、就役。

2011-08-04 09:34:28 | 自転車

ずいぶ~んと長いこと、ハンズの天井からぶら下がっておりました大先生の「Wilier Imperiare(インペリアーレ)」が組み上がり、3日に引き渡しとなりました。



うーん、一番艦Cent-Unoの気品あるたたずまいと較べて、こちらは実に流麗なフォルム。実は大先生、Centよりこっちに惹かれていたのでありましたが、猛烈営業マンK君のアタックでCentを(しかも分不相応なSuperleggera)所有することになったわけです。さすがチェントのスーパーレッジェーラともなりますと、最上級車の最上級なわけで、これで文句なし!と思っておりましたが、この春太田川河川敷で行われた「広島自転車試乗会」でインペリアーレのXSに試乗することができ、その乗り心地の良さと乗りやすさに驚嘆したのでありました。その思い断ちがたく、えいやっとばかりに注文したのが4月ごろじゃったかなあ・・・。



エアロ形状のフレームが大はやりですが、特徴的なのがこのダウンチューブのフィン。フレームを設計したのはエアロの大家、ジョン・コブ先生です。



後ろからの眺め。トップチューブを貫通するような構成のシートチューブももちろんエアロ形状。そしてブレーキキャリパーはFSAのWilierカラーモデルです。性能はシマノが上らしいですが、これがついてたもので。でもカッコいいですね。



今回は平地巡航用ということで、チェーンリングは53。クランク長は650ミリを選択してみました。もちろんお気に入りのアルテSLです。ただしそれ以外は以前乗っていたIzoardに着けていた6700アルテを流用しています。



チェントと同じく、カーボンチューブが曲線を描くリアエンド。ですがここにもフィンが。




となればフロントフォークももちろんフィン。



Windfriendly~風に優しいとでも。



あ、ボケちゃった。エアロフレームお約束のシートチューブのえぐれ。シビレますな。



いけぴーから購入予定のDHバーも装着。もうやけくそですわな。サドルはADAMOだし、誰がどう見ても「トライスロン出るんですか?」状態。でも出ません。



メインカラーのシルバーに合わせてバーテープも今回シルバーで。



で、さっそく岩国往復80キロ走ってみました。乗り心地の良いFFWDのホイールなので、それを差っ引いて読んでいただきたいのですが、Centの乾いた、レスポンスの良い乗り味と較べると、こちらはしなります。重量もあるし、反応は取り立ててよいとは思いませんが、その柔らかい乗り心地はちょっとクロモリっぽいところがあるかもしれません。エアロ形状ですが、整流効果は確かにあると思われ、とにかく安定性が高いと思います。加速、よりもやはり巡航性に優れているという第一印象です。


土曜日にまた大島(これで4週連続かい)に行く予定なので、今度は200キロ超コイツと付き合ってみますね。


やっと完成BSM。

2011-04-19 23:31:00 | 自転車

まー変なお天気でしたなあ。空の半分は青空なんだけど小雨が止まない。しかも冬を思わせる寒さ。ちょっとこの時期恥ずかしいかなと思ったけど寒いよりマシと着込んだフリースが役に立ちました。4月も中旬だよ。桜も終わったんだよ。


さてどうもすっきりしない天気できょうの午後ライドはとりやめ。かわりに長いことほっぽらかしにしておいたBSMランドナー化の仕上げに取り掛かりました。パーツは日東のランドナーバー(ランドナー専用ドロップハンドル)にディズナのダブルレバーコラムマウント。あとはケーブル類だけですので思ったより短時間に完了。



こんな感じ。去年購入した当初は前後のフェンダーにリアキャリアも外した状態で、ペダルはSPD、メインコンポは105(後にアルテグラ)という、ミニベロにしてはかなりロードに振った構成でした。


 


これ、まさに納車直後の写真です。キャリアがないと長いホイルベースが強調されて面白いですね。同じ自転車とは思えません。



最大の特徴はハンドル回り。下ハンがハの字に開いた特徴的なランドナーバーにSTIを外してティアグラのブレーキレバーを装着。シフトレバーは・・・



こちら。ステムの下側、フォークコラムにシフトレバーの台座を噛ませています。これがディズナのダブルレバーフォークコラムマウント。シフトレバーは7900デュラです。シフトするたび「がちんがちん」という音と手ごたえがたまらん。



フロントからはこんな具合。サスも前後とも元のソフトタイプに戻したし、完全な乗り心地重視タイプになりました。きょう久しぶりに市内を走ったんだけど、やっぱこの乗り心地はすごいです。「シルキーライド」とはよく言ったもので、路面の凸凹、いや歩道の段差とかマンホールの出っ張りへこみ、ぜんぶ見事に吸収してくれるんです。きっといつか、コイツでのんびり旅に出てやろうと思っています。


Wilier Cent1 Superleggera

2011-04-03 20:44:24 | 自転車

いろいろ考え悩みもしましたが、年度が改まったのを機に、また自転車と向き合うことにいたしました。しばらく勝手に留守にしてごめんなさい。またお付き合いくださいね。


さて、突然ですが新車のご紹介。密かに進行しておりました新造艦が先日完成しました。



Wilier(ウィリエール)のフラグシップモデルCent1(チェント・ウーノ)のさらに軽量タイプSuperleggera(スーパー・レッジェーラ=超軽量)でございます。去年Wilierの中級機種Izoard(イゾアール)買ったばかりなのですが、なぜか「ええい面倒だ、この辺でノックアウトだ~」と裕次郎状態になりまして購入いたしました。ちなみに上の写真は完成直後の状態です。


黒のカーボンに白の印字。シンプルでよいですね~。リアのチェーンステイにご注目。ほぼ水平から撮っているのですが、向こう側のステイの裏側の「Wilier」がはっきり見えるでしょう?左右非対称デザインでして、左側のチェーンステイが右側より高い位置にあるのです。



で、こちらがきょうの写真。由宇→玖珂→錦帯橋サイクリングの途中、大野浦の小田島公園で撮影。サドルをISM ADAMO ROADから、長く使っていたSELLE SMP STRIKE COMPOSITに戻しています。ホイールも以前から使っていたSHIMANO WH-7700(チューブラー)を装着。



フロントビュー。白が強調されるのがよいですね。


ステアリング系は3Tです。バーはErgonova ProでステムはARX-Pro(70ミリ)。



このバーはええですわ。シャロータイプってはじめて使ったけどこんなに快適とは思いませんでした。


 コンポはUltegraなんですが、あえて前のモデルSLにしました。というのが、まず大先生はとても手がちっこいので今の6700はちょいと合わないんですね。それともうひとつはチェーンリングのデザイン。



特にこのモデルに円盤みたいな6700は付けたくなかったので新品パーツを取り寄せてもらって組みました。シフトケーブルが横から出てますが気にしない気にしない。もっともこの方が構造的に無理がないんでしょう、シフト感は6700よりも軽くて好きです。



インテグラルシートポストにレタリングされるSuperleggeraの白抜き文字。シビレます~♪。


ISPってのはシート長がほとんど調節できません。股下長に合わせてカットしてやらねばなりません。切り過ぎたらあ~うとっ!なのでまずはちょい長めに瀧川師匠にカットしてもらいました(めちゃ緊張した言うてました)。縄文人体型の大先生でもかろうじてレタリングが全部見える長さを確保できました。やれやれ。


リアエンドの曲線もチェントの大きな特徴です。



ヘッド回り。ダウンチューブはスクエアで、いかにも頑丈そうなルックスですね。



超高強度の60トンカーボン使用。ゆえに軽量化できるというわけ。


踏めば踏むだけ出てくれる。そして高い安定性と乗り心地の良さ。まさに剛性と軽さの賜物ですね~。大先生などでは完全に役不足かもしれませんが、大事に乗ってやろうと思います。


またまたBSMをユルくしました。

2011-02-07 17:04:34 | 自転車


ウチに帰ってからまだ時間があったもので、またまたBSMをベランダに持ってっていじります。



あ、ちなみにこれがトゥクリップね。


さて、BSM高速化の過程でサスペンションを前後とも固めておりました。「シルキーライド」と言われるくらいBSMの乗り心地は誰しも絶賛するところではありますが、逆にあまりにいい仕事してくれちゃうサスペンションのおかげでパワーも食われてしまいます。特に上りは最悪。まあいいトレーニングにはなりますが。それとケイデンスを90以上に上げると上下にかなりぼよんぼよんしてしまいます。ま、これは僕の技量の問題でもありますが(^^;


で、オプションで出ているリアサスペンションラバーをハードタイプに交換、フロントサスもやはり補強材を挿入して固めたのです。確かに効果はありまして、30キロ超の巡航も随分楽になりました。上りは車重が重すぎて相変わらず苦手ではありますが、ちょっとは違うかな。で、今回BSMのコンセプトを速さよりも快適さに振ることにしましたので、勿体ない話ではありますがサスペンションを前後ともノーマルに戻すことにしたのです。



これが交換する前。ノーマルは赤いライン、ハードは青です。基本的には赤がついてますが、デュラで組んだ上級モデルは最初から青がついてます。



ロアアーム下から固定ボルトを抜くと簡単に



外れます。サスペンション(といってもゴムの塊ですが)を入れ替えてボルトで固定して終わり。


今度はフロントです。



苦労して取り付けたフェンダーを外し、ブレーキユニットを抜いて、ひっくり返したフレームを元に戻すと



フロントのクッションが出てきます。こちらもゴムで出来てます。



ちょうど人間の脊柱のような構造ですね。こいつをバラバラにして・・・、



挿入した補強材を抜き取ります。ノーマルのフロントサスは中空なんですね。で、ついでに古いグリスを拭きとって塗り直し、元通りに組み立てておしまい。


前後ともゴムの弾性を利用しているきわめてローテクな原理ですが、それゆえトラブルも少なく、交換や手入れも簡単です。この合理性こそがモールトンの真骨頂なのでしょう。


さて、サスペンションをノーマルに戻して乗ってみました。


「あ~、これこれ」


と思わずうなる大先生。路面の凸凹を後輪が忠実にトレースしているこの感覚。これは他のいかなる自転車にもない独特のものだと思います。チネリのプラスチック製サドル「ウニカニトール」の硬さもこれであまり気にならなくなりました。赤いBSM、また一歩ユルくなりました。でも上りがつらいぜきっと・・・。


BSMをユルくしました。

2011-02-02 20:44:43 | 自転車

買った当初はとにかくスポーティーなミニベロにしようと、フェンダー(泥除け)もキャリアも外した状態でした。コンポも105だったのがアルテグラに昇格し、チェーンリングも53Tから62Tへと高速化。実際平地でならロードのトレインにも十分ついていける実力は持っておりました。遠出や高速はIzoardばかりとなり、BSMは出番が激減。これでは可哀想と思い、このたび方向性を変えることにいたしました。「もっとユルく乗りやすく」がコンセプト。要するにドレスダウンです。きっかけはもうひとつ、ハンズに置いてあった「旅する自転車」というランドナーを特集した本。これで方向性はさらにまとまりました。実際そんな時間があるかどうかはわかりませんが、コイツで旅をしてみたいなと思い始めたのです。てなわけでBSMランドナー化計画発動ってことで(^^;



これが今までの状態。確かに軽快さはありますね。



そしてこちらがフェンダーとキャリアを装着した状態。随分印象が変わりますね。



 



フェンダーとタイヤのクリアランスはぎりっぎりですね。クラッシュしたらまずタイヤに干渉して走れなくなるでしょう。なんか昔のスポーツカーのフェンダーを思わせますね。


特に説明書があるわけでもなんでもなく、あーだこうだいろいろやってみてなんとか作業終了。


そうそう、写真にはないですが、ペダルもSPDをやめてフラットに変更しました。ランドナー化=ユル化はまだまだ続きます。