チューブラ輪日記

プライベートにお仕事
カープに自転車などあれやこれや。

3週連続大島一周。

2011-07-30 17:48:34 | サイクリング

きのう兄貴からメール。「大島へラーメン食べに行きましょ」とのこと。先週230キロのロングライドをしたばかりですが、大先生はもちろんOK! 



今回は廿日市のハマさんもメンバーに加わって、朝6時前、宮島口を出発。



大野町付近の海面。向こうは宮島です。朝日は雲に隠れ、とても涼しく風もない絶好のコンディション。



が、朝日が昇るにつれ空は晴れ、気温もどんどん上昇してきます。快調に先頭をひっぱるハマさん。とにかくパワー系のライダーです。



予定通り8時すぎ大島着。時計回りで周回すれば、お昼ごろにはあの、「たちばなや」に着くという計算です。ところで大島大橋でソロツーリングに出ていたローディーさんと出会いました。LEGONやFacebookですでにお互い知り合いだった、かどさん。メンバーに加わってもらいました。これで総勢4人。



こちら島の北岸。開発も進んでいて道路も大変広く走りやすくなっています。が、一方で今の季節は大変車の交通量も激しく、気を使います。



で、「陸奥記念公園」の先から山を越えて島の南岸に出ます。こちらはごらんのような切りとおしの道。倉橋ほどではないですが、アップダウンも結構あります。が、路面の状態が良く、眺めも最高。しかもほとんど車が通らないというサイクリングにおあつらえ向きの道。絶対オススメです。



僕と一緒に3週連続で大島を走る兄貴。すっかり道にも慣れて、上りもラクラク走ります。すごいっ。ところが陀峯山を呆れるほどのスピードで駆けあがっていたハマさん、どうもしんどそう。ずるずると遅れ、結局片添ケ浜でリタイヤ。たまたま山口のレースから戻ってきているチームメイトのハラっさんにレスキューしてもらうことになりました。どうも熱中症の初期症状のようです。次はリベンジしようね。



で、お昼前、無事「たちばなや」到着。中華そばといなりずし。相変わらず涙が出るほど美味い。これを食べるために140キロ走ってきたんだよなあ。で、1杯では満足できず、追加を頼んでみんなで分け合って食べたのでした。もちもちした太麺にスッキリした魚系のスープ。そして何気にチャーシューが美味いんだよな。こんがりと香ばしいのです。これだけでも食べたいくらい。


満腹感に包まれて店を出て、ふと隣りを見ると美味しそうなロールケーキがたくさん並んでいる。大先生はガマンできず・・・。



みかんロールケーキ。カステラ生地にミカンの香りがしのばせてあってとてもさわやかでおいしい、どこか懐かしい味のするケーキです。他にもいろんな種類がありましたが、1個売りしてたのはこれだけでした。



ちなみに店名はなぜか「駅前幸進堂」。駅はないぞ大島には。今度行ったら由来を聞いて来よう。



店を出てさらに走ること20キロ余り。予定より早く1時半、大島大橋に戻ってきました。かどさんは初の1周。ってか200キロオーバーも初めてのチャレンジとか。まだロード歴は浅いそうですが、実に安定したきれいなペダリングでした。


上空を見て頂いてもわかるとおり、折悪しく、この近辺だけ雨雲が発生。ほどなくにわか雨が落ちてきました。我々は30分ほど雨宿り。そのうち雨は上がり路面も乾いてきたのでR188を広島方面へ戻ります。そして岩国港付近で・・・



大竹方面へサイクリングに出ていたチームMANIのいけぴー、Breeze両君と合流。5人で列を組んで2号線を広島へ。



ちょっとBreeze君、そのレーパン、お尻透けてないか?いや絶対透けてるって。



で、このメンバーが集まるととたんに馬鹿話連発。いやー笑った笑った。兄貴は片添ケ浜で立ちゴケした恥ずかしい傷を披露。


これもまた予定通り、5時帰宅。前回はもうちょい離れたところから出発したので230キロでしたが、今回は225キロ。残念ながら全員完走とはいきませんでしたが、暑くつらくも、とても楽しいライドでした。兄貴はもう「来週予定空いてる?」と聞いてきました。4週連続「たちばなや」かぁ。それもいいかも・・・。



またまた大島。でも完全自走。

2011-07-23 20:18:36 | サイクリング

「兄貴」ことOさん、9月の『しまなみアイランドライド』を前に、ゼヒ200キロオーバーを走っておきたいとのリクエストで、またまた周防大島1周にチャレンジしました。先週は大島大橋のたもとまでは車載でしたので100キロしか走りませんでしたが、今回は自宅からの完全自走。ざっと計算すると、大島大橋(大畠)までが片道60キロ、島一周が100キロなので、220キロとなります。よいよい。


さて、決行当日は兄貴の事務所(中区舟入)に5時半集合。おっと、来た来た。



まずは広島市内を走ります。商工センターを抜けて…



宮島口を過ぎ…



おっと、「おいそぎの方・ごゆっくりの方」でおなじみのラブホを越えて。ここまでは順調だったのですが…。



この『夢の国』の看板を過ぎたあたりで後輪に「ピン!」というショック。あ、やっちまったかな、と思っていたら、後ろを走っている兄貴が


「後輪が振れとるよ!」


やっぱし。とりあえず路肩に止めてチェックしたら、案の定後輪のスポークが一本飛んでました。つまり根っこのところから折れていたのです。220キロのツーリングに出るのにわずか24キロでアクシデント。しかもスポーク折れは致命的。スポークが1本折れただけで自転車の車輪は歪んでしまい、ブレーキに当たるなどしてちゃんと走れなくなってしまうのです。大先生は一瞬、「兄貴、独りで逝ってください。骨は拾います」と言おうと思ったのですが、そこはメチャメチャ顔の広い兄貴。近くに住む知り合いに電話して、車を借りる算段を付けてくれました。自宅までその車でスペアホイールを取りに行けることになりました。


で、うちから持ってきたスペアホイールを装着してツーリング再開。ロスタイムはおよそ1時間半ほど。当初は大島一周の後柳井へ出てソフトクリーム食べて戻ってくるというプランでしたが、これで柳井はナシに。でも諦めていたツーリングが復活しただけでもオーライでしょう。


ただ~し。スペアホイールの後輪は2000キロ以上走っていて外側が完全に剥けてしまっています。もういつパンクしてもおかしくない状態。もちろんスペアタイヤは携行しているので兄貴には「たぶんパンクすると思うけど、とりあえす行きましょう」と宣言してまた走り始めました。



道はいつしか国道2号線から山口県の瀬戸内側を走る188号線へ。いずれもフラットで、風の影響はありますがとても走りやすい道です。



こちら岩国市由宇のセブンイレブン。およそ55キロ地点です。ちなみに大先生と兄貴が来ているウェアは、森本ケンタ君とつくったサイクリングチーム『TEAM KENTA』のユニフォーム。彼自身のデザインです。ケンタともいつか必ず走りたいですね。


そしてさらに188号を西へ。やがて海の向こうに島影が見えてきます。目的地の大島です。ちょっとモヤっとしてますね。この日は本当に湿度が高かった。



しかしながら二人とも順調に走り続けます。



そしてついに大島大橋へ。






橋をバックに記念写真。大和民族体型の大先生と欧米人体型の兄貴、サドルの高さがこんだけ違います。腹立つ~。



すべてがSサイズの大先生。省エネが叫ばれる今はこっちがいいのです。絶対。



当初は8時半に大島大橋の予定でしたがホイールトラブルで10時に。お昼時間に安下庄(あげのしょう)でラーメンを食べる計画なので、今回は橋を渡って右(地図上で反時計回り)に。先週と逆のコースです。



兄貴のペダリングは我流なんでしょうが、後ろから見ると実に無駄のないきれいなフォーム。そうそう、ホイールをフルクラムの最高峰、Racing-Zeroに換えたばかり。アップダウンもけっこう豊かなコースでしたが、上りは確かに速くなってました。


橋を渡ってからおよそ1時間、安下庄に到着。先週そのうまさに驚嘆した「たちばなや」へ。



独特の太麺とスッキリした中にもコクがある魚系スープ。絶妙でした。食べれば食べるほどハマる、そんなラーメンです。そして先週書き込んで下さった「ばりかん」さんのアドバイス通り、いなりずしも。


はい、このお稲荷さんは確かに食べないと損をします。揚げが実にじっくりとダシを吸ってまして、噛むとじゅわ~っと甘辛いダシが口の中に湧いてくるのです。今度行ったら2個食べようっと♪


また来ると心に誓って再出発。この安下庄という町は大島南岸では結構大きな集落でして、外食や飲み屋さんも見受けられます。



いいっすねえ、この店構え。機会があったらぜひ訪れてみたいものです。行ったことのある人、情報キボンヌ!


さてもうちょいと走ると、というか「たちばなや」を出てわずか数分なのですが、やはりこのブログに書き込んで下さった「つっち~」さんのアドバイスに従ってこちらも攻めてみようということに。



プレハブの小さなお店、「みかちゃん」です。ちなみに店主ご夫妻のお嬢さんのお名前なんだとか。550円のラーメンを注文。



こちらです。「たちばなや」さんの透明感あるスープとは対照的に、こちらは豚骨系。ただしクセはほとんどありませんでした。麺もこれまた対照的に細麺。このほか野菜たっぷりの「みかちゃんラーメン」(700円)というのもありました。こっちも情報キボンヌ。


で、1時間の間にラーメン2杯をはしごしたライダー達。腹ごなしにゆっくりと再スタート。



入り江を回り込んで安下庄の集落を撮る。大島は実は大変起伏に富んだ稜線も見どころで、とてもダイナミックな表情がウリ。



上の写真、道路の左側に大きな岩があるでしょう?「立岩」と呼ばれ、小さなお堂もあって、こちらに願をかけに来る人がたくさんおられます。



やがて道は上り下りも豊かになってきます。



「シーボルト上陸の地」



片添の海水浴場。土曜日だというのに意外と空いてました。走りながらビキニチェックしてたのに残念…。おっとよそ見はいけませんね。


さてこのあたりから海沿いの周回道路は地図上では途切れていて、大先生は過去2回とも、島の背骨を走る「オレンジロード」に一旦出ておりました。ところが「つっち~」さんからの情報によると、道はつながっているとか。それならばと、二人で走ってみることに。



この道ってのが幅も広くて眺めも良い、大変立派な道路でした。なんで地図にはちゃんと載ってないのかな…。


ただしアップダウンも豊かで、兄貴は上りで悪戦苦闘。



ところが上りきって下りに入ると、重量級の兄貴はメチャ速い。漕がずにサーっと僕を置き去りにしてしまいます。それでは悔しいのでこっちもペダリングするのですがこれが追いつかない。軽量級の悲哀ですね…。


さて、片添からこんどは小泊(こどまり)という集落へ入ります。ここは大先生が入社してすぐ、スクーバダイビングを楽しみに何度か来たことがあるのどかな町です。しばらく走っていると、突然後輪が規則的に「ガタン ガタン」と言い始めます。路面状態は良好なのに。おかしいな、と思っていると次の瞬間、


「パン!」


という爆竹のような破裂音。懸念していた通り、後輪のタイヤが寿命を迎えたようです。



黒いゴムがすり減って、その下の赤いゴムで走ってたわけですが、とうとうその赤い部分もどんどんすり減って薄くなり、8気圧の高圧に押される形で内部のチューブがそこから露出、路面と接触して一瞬のうちにバーストしたようです。このタイヤはイタリアのヴィットリア社製の「ストラーダ」という練習用。1本2700円くらいで買っています。安いんだけれど耐久性がないので大先生のように毎日100キロ近く走ってるとすぐに履き換えとなっちゃう。


とにかく日陰に自転車を止めてさっそく作業開始。まずパンクしたタイヤをホイールからひっぺがし、接着用の両面テープをぐるっとリムに貼り付け、その上に、持ってきたスペアタイヤを乗せ、両面テープの剥離フィルムを抜き取ってエアを入れれば作業終了。馴れればすぐに済んじゃいます。が、やはり小さなポンプですのでエアを満たすのに時間がかかってしまいます。二人で交替してエア注入…



兄貴、ケツをこっちへ向けるなちゅうの。



こんな具合です。とにかく無事作業は完了してツーリング再開と。



県道の高いところからの眺めはこんな感じ。アップダウンも激しくなり、結構しんどいのですが、景色に励まされながら走ります。


ところで、途中立ち寄った集落で自販機給水したのですが、その横のゴミ箱にこんな張り紙が…。



要するにここには何を捨ててよくて何を捨てちゃいけないの??わかんねーっ。


島の南岸もほぼ突き当りまで走り…



小さな尾根を越えて…



そうそう、尾根にはこんなトンネルがありました。



で、そこを下ると今度は島の北岸へ。片添以外は観光開発されていない南岸とは違って、北岸は広い道路が延々と続きます。アップダウンもさほどはありません。とても走りやすいのですが、海水浴シーズンの土曜日とあって、とにかく車が多い。決して誇張ではなく、平日の宮島街道並みでした。



まとにかく、北岸道路を快調に走り、ついに…



大島大橋到着。時刻は3時44分。食事時間とタイヤ交換の時間があるので、それを除けば島一周、ゆっくり走ってちょうど5時間というところです。



 



てなわけで2週続けて大島1周したわしら。いやあ大島は面白いわ。とにかくスケールがでかい。景色がいい。今度は島の中央山地を走る「オレンジロード」も制覇したいですね。



で、帰宅したのが6時40分過ぎ。でもまだまだ明るいのが有難い。夏はロングライドの季節ですね。


トータル230キロ超、たっぷり楽しめました。


風とトラックとパンクと・・・。

2011-07-21 17:07:15 | サイクリング

台風6号の名残りの強風の中、昨日の午後はそれでも岩国方面へ走りに行ってきました。大抵この時期は行きが向かい風、帰りが追い風なんですが、きょうは真逆。そしていつもより強めに吹いてました。行きなんかほとんど漕がなくてもいいんじゃないかってくらいの追い風で、かなりのハイペースで30キロ地点の大竹到着。そこから岩国へ抜ける途中、後輪付近から異音が・・・。


「しゃっ・しゃっ・しゃっ・・・」


あ、ひょっとしてパンク?もう後輪かなりすり減ってたしなあ。でも音はすぐに止んだので、これはブレーキとリムの間に葉っぱか何かが一時的に挟まったのではないかと結論付けました。このときも同じような音がするのです。ところが走り続けてるとやっぱり小さいのですが「しゃっ・しゃっ」という音はしてる。岩国に入ったところで降りてチェックすると、あ~、穴空いてるじゃん。一時的に止まってたのは中に入れてたパンク防止剤が効いていたからだったようです。が、完全に穴をふさぐに至っていなかったみたい。穴は2か所もありました。ま、ぼちぼち貼り替えんといけんとは思っておりましたのでよいのですが暑い中タイヤ交換かい・・・。


和木の駅前に日陰を見つけ、そこで作業開始。僕が愛用しているのはこのブログのタイトルの由来になってる「チューブラータイヤ」というタイプでして、ホイールに両面テープ(接着剤を使う人も)でタイヤを貼り付けちゃうという仕組み。とても軽いのと乗り心地がいいという利点がありますが、スペアタイヤがかさばる、修理が効かない(効かないことはないのですがフツウしません)といったデメリットがあり、最近ではマニアックな存在になっているようです。


で、後輪を外し。べりべりとホイールからタイヤを引っぺがし、用意していた両面テープを貼ってその上からスペアタイヤを乗せ、エアを入れる。



非常用のエアポンプ。大先生が使っているのは掌に隠れちゃう超ミニサイズの「エアボーン」というタイプ。これね、ちっこいくせにしっかり入るんですよー。で、タイヤにエアをある程度張って、一旦ポンプを外すと、


「しゅ~」


入れたエアが全部出ちゃう。何度やってもダメ。通常は一旦入れた空気は抜くための操作をしない限りタイヤから抜けることはないのですが、こりゃ困ったな。ひょっとするとスペアタイヤ(TUFO JET PRO)のバルブに問題があるのかもしれない、と考え、工具でバルブのコアを抜くと・・・



なんじゃこりゃ?なんか金属のパーツがふたつも出てきました。写真の下側のがバルブコアなんですが、その上の長い金属棒はなんじゃろ??見たこともない。


とにかくパンクしたタイヤからコアを抜き取ってそれを新品のTUFOにねじ込んでみるとこんどはポンプを外してもエアが抜けることはありませんでした。コア自体に問題があったようです。


やれやれ、おかげでえらく手間食ってしまった。もう時間がないから帰りましょう。というわけで本日の走行距離、わずか70キロでした。それに帰りは「殺す気かっ」てくらい大型トラックが多くて大変でした。


それにしてもどなたか、このパーツについて御存じの方いらっしゃいませんか??


大島一周。

2011-07-17 23:36:40 | サイクリング

実は「兄貴」ことOさんと、『アクアスロンくらはし』にエントリーするテツローを応援しようとしておったのですが、残念ながら体調不良でテツローDNS(出場回避)。そこで我々二人は周防大島一周サイクリングに出かけたのでした。



今回は車載でまず大島大橋の本土側でデポ。打ち合わせ通り、カープヘルメットとカープジャージで出陣。このメットはサイクリングというよりBMXとかスケボーみたいなエクストリーム系なんですが、意外や意外、実に通気性が良くて快適なんです。ただし重い。あと、一人だと恥ずかしい。



出発は朝8時半。大島大橋を渡って、さて左に行くか(時計回り)右に行くかでちょいと考えましたが、ランチにゼヒ名物のラーメンを食べようということで、右(北岸)に行くことに決定。真っ青な夏空にじりじりと焼かれながら、それでも実に気持ちのいいクルージングが楽しめました。上の写真はルート東端近くの「陸奥記念館」横の「なぎさ水族館」。兄貴は今回、久々のクロモリバイク、Anchor RNC-7で出走してました。フレームサイズの大きなクロモリはまた美しいですね。羨ましい・・・。



そこからほどなくして小さな峠を越えて島の南側へ。こちらは北側とは全く表情が異なります。道は比較的狭く、アップダウンも多い。ですからあんまり前半で頑張っちゃうと後半が厳しくなります。ただ、高いところからの眺めは抜群。こればっかりは北側では味わえません。



水分補給は気を使いました。南側に入るとあんまりお店もありませんから、自販機を見つけると必ずボトルのチェックです。が、この過酷な暑さの中でも補給には問題ありませんでした。



 


和佐という集落から海岸沿いの道は途切れてしまうので一旦島の脊椎沿いにスカイライン(オレンジロード)を走ります。けっこう長いだらだら坂。このオレンジロードは去年の4月に全通しています。



が、今回は外周が目的なのでパス。で、もう一度島の南岸に出ると「サンシャイン・サザンセト」へ。



そこで一休みしようと思ったんだけど、どう考えても我々の格好は似つかわしくないと考え、その隣の庶民の海水浴場へ。水分補給と目の保養。



空と海の青、そして濃い緑・・・。空気もいいし、暑いけど湿度はそれほどでもなく、最高のサイクリング日和でした。


そして走り始めておよそ70キロ余り、我々は安下庄(あげのしょう。最初はマジで「やすげしょう」と読んでいた・・・)という、このエリアでは大きな町に出ました。ここにお目当てのお店があるのです。時刻はちょうどお昼すぎ。



知る人ぞ知る、中華そばの「たちばなや」。とにかく大島でさいくりんぐしたらこれ食べにゃ!といわれるくらいのお店です。二人とも初体験。



「中華そば」(530円)



透き通ったスープはこの地らしくイリコがメイン。麺はちゃんぽんを思わせる極太麺。こんがりと香ばしく焦がしたチャーシュー。


大先生にはとても美味しく感じられました。そして懐かしかった。といいますのも学生時代、当時住んでいた井の頭線の永福町駅の前、行列のラーメン屋がありました。



魚系スープの元祖的存在、「大勝軒」。食べ比べするとかなり異なるんでしょうが、でもそれを思い出させるスッキリとした味でした。もちろん魚系が苦手な人はNGなんでしょうが、僕は大満足。おかわりしたかったなあ・・・。



そしてそこからさらに20キロ余り走ってついにゴール!。



駐車場の目の前に「氷」の旗が。兄貴、お疲れさんでした! それにしてもその格好はサイクリングしてきた人とは思えませんな。


トータルおよそ99キロ。今度は夏のうちに是非完全自走(ウチからだと210キロくらい)にチャレンジしましょ。まあ、要するにまた「たちばなや」の中華そばが食べたいだけの話ですけどね(笑)。


錦帯橋→山賊→柳井 153キロ。

2011-07-16 20:28:51 | サイクリング

10時前まで寝坊しちまったい。まあきのう帰ったのが2時前くらいですから(笑)。


てなわけで摂りすぎた水分とアルコールを燃焼すべくきょうも行ってきました。プランは以前「兄貴」と走った柳井ルートの逆回り。その時は2号線を岩国まで走り、そこから188号で柳井、ヒルクライムして玖珂、そこから甘木峠を下って錦帯橋から広島、というコースでした。


というわけでまずは錦帯橋付近。



見事な夏空。錦帯橋のひとつ川下の橋です。錦帯橋がわかります?



で、こちらは逆サイド。錦川はあまり護岸工事もやってなくて、自然の姿をよくとどめています。四国四万十といいますが、錦川だって負けてはいませんね。


川の西岸沿いにさかのぼると、やがて岩国の銘酒「金冠黒松」の醸造所に出ます。こちらは仕込み水の井戸。無料で汲み放題。この日も車で水を汲みに来ている人がいました。



「巌流井戸」。駐車スペースもあります。水の出口はふたつ。



大先生はそのまま口に受けて飲みました。なんと甘くまろやかな水でしょう。もちろんとても冷たい。サイクリストの皆さん、ぜひ寄ってみてください。無料。


で、そこから錦川清流線沿いを走って甘木峠の上りへ。ここは随分前に最初のロード、GIOSのFELLEOという鉄製のバイクで上がったことがありました。その時は随分しんどい思いをしたものでしたが、スキルが向上したのかそれとも道具が違うからか、あっさり頂上へ。高さも167メートルしかありませんし、傾斜も緩いのでどなたでも上がれると思います。



峠を越えるておなじみ「山賊」前を通過し今度は柳井方面へ左折。県道70号線を走ります。



玖珂は台地みたいになってまして、いったん上がってしまうと実に走りやすい道が続きます。真っ青な夏空とあたり一面の緑のなかを快適にクルージング。この県道70号はサイクリングにオススメですよ。ただ、最後にひとつ峠がありまして、1キロほど上って、あとは急な下り。そしていよいよ柳井市内に出ます。



柳井市のシンボル、白壁の町並み。


 



そしてお目当てはこちら。名産の「甘露醤油」をブレンドしたソフトクリーム。



この色もいいでしょう?これを味わうためにここまで80キロ走ってきたのです。ひとつ300円。



うーん、口の中が極楽じゃあ。もうひとつ食べようかと思ったんだけど恥ずかしいからやめときました。お店の奥さんに聞きますと、自転車の人はやはり増えているとか。ただ広島からという人はいなくて、大抵は岩国あたりからだそう。岩国からですと片道30キロくらいですからちょうどよいですね。



そしてあとは海沿いのR188で岩国、そして広島へ。きょうは思ったより空気がさらっとしてて実に快適でした。もちろんかなり暑かったですよ。きょうも3リットルくらい給水したかなあ。



お疲れさん、俺。