二宮神社
鎮座地 二宮2252
祭神 国常立命(くにとこたちのみこと)
旧格式 郷社
例大祭 9月9日(しょうがまち)
解説
多摩郡小川郷鎮座することから、
もと小川大明神といい武蔵国二ノ宮の格式を持つ古社。
平安時代の武将、藤原秀郷が天慶の乱に際して戦勝を祈願したといわれる。
また、境内は室町時代に大石氏が居館をかまえた城跡でもあり、
東京都指定の史跡に指定されている。
古来武将の信仰厚く、源頼朝が1000石・北条氏政が500石を寄進。
江戸時代には徳川家康以来15石の朱印地を賜っていた。
例大祭は「しょうがまち」といわれる。
また二宮歌舞伎という農村歌舞伎が伝わり戦後一時衰退したが近年秋川歌舞伎と改名して復活。
東京都の無形文化財に指定されている。
その他、農耕の吉凶を占う「筒粥の神事」や社前の池の大掃除「馬場洗いの神事」などが伝わる。
社前には竜の池と呼ばれる湧水があり、現在までどんな旱魃の時でも枯れた事はない。
伝説によると、日本武尊が東征した際水不足に悩まされ、
国常立命に祈願したところ湧き出したのがこの池という。
他の伝説によると、神様が当地の森が気に入り、中に入って行こうとした時、
松の葉で目を刺してしまった。
以来村民によって境内の松はすべて抜かれ、
当社に松ノ木が植えられる事はなくなったという。
二宮神社の狛犬
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・奉納年 昭和13年
・右 阿形 子取り
・左 吽形 玉取り