多摩の神社準備室

偽神道家「掃部助」と申します。
旧武蔵国多摩郡の神社を紹介していきます。
一日一社紹介予定!

あきる野市「白滝神社」

2011年09月24日 | 神社
白滝神社 

鎮座地 上代継331

祭神 天照皇大神(あまてらすおおみかみ)
    日本武尊(やまとたけるのみこと)

旧格式 村社  

別当寺 村民持ち?

例大祭 4月15日

解説 
境内に滝があり社名の由来となっている。

かつては白滝の社といわれ日本武尊を祀っていたが、
当地の住人代継縫之助が屋敷の不動明王を合祀して村の鎮守としてからは
不動堂といわれていた。

明治の神仏分離でもとの社名にもどった。

白滝神社本殿には見事な彫刻がある。
神社本殿は大概覆殿の中にあり、
彫刻も外からは見る事ができないものがほとんどだが、
白滝神社の場合覆殿の隙間から間直に彫刻を見る事ができる。

彫刻の内容は古代中国、漢の高祖劉邦に仕えた英雄たちの故事。


右側面「張良が川に落ちた黄石公の靴を拾う」



後に劉邦の軍師となる張良が黄石公という老人に軍略を教わるため、
老人が川にとした靴を拾おうとしたところ。
大蛇が現れこれを邪魔しようとしている。
脇障子にはこの続きとして、
靴を黄石公にささげている場面も彫られている。


左側面「鴻門の会に駆けつける樊かい」



鴻門の会において、項羽は劉邦を殺そうとする。
その急を知った劉邦の部下、樊かいが会合の場に押し通ろうとしている場面。


背面「韓信の股くぐり」



背水の陣で知られ、国士無双といわれた名将、韓信の若い頃の話し。
大望を抱く韓信は不良との無用のいざこざを避けるためあえて屈辱に耐えた。
忍耐の見本ともいえる故事。


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