多摩の神社準備室

偽神道家「掃部助」と申します。
旧武蔵国多摩郡の神社を紹介していきます。
一日一社紹介予定!

三鷹市「新川宿八幡社」

2010年04月30日 | 神社
新川宿八幡社

鎮座地 新川6-2

祭神 応神天皇(おうじんてんのう)

解説 
人見街道新川宿の鎮守。詳細不明。
創建は明治期だと思われる。
すぐ西側に品川用水の跡がある。

三鷹市「大鷲神社」

2010年04月29日 | 神社
大鷲神社 

鎮座地 井口1-1

祭神 天日鷲命(あめのひわしのみこと)

例大祭 11月酉の日

解説 明治9年(1874)井口の蓮華寺に祀られていたものを遷す。
地元ではお酉様として親しまれ、例大祭の酉の市は来年の開運・商売繁盛などを願う人々で賑わう。

三鷹市「御嶽神社」

2010年04月28日 | 神社
御嶽神社 

鎮座地 深大寺1-15

祭神 御嶽大神 (みたけのおおかみ) 倉稲魂命 (うかのみたまのみこと)

旧格式 無格社

別当寺 井口院

例大祭 9月28日

解説 深大寺新田の鎮守。
享保年間(1716~36)、深大寺村絵堂地区より入植した井上氏により村の鎮守として深大寺多門院より延享元年(1744)勧請。
当地は尾張徳川家の鷹場のため、田畑に害をなす動物や野鳥の捕獲が禁止されており、その害から逃れるため多門院の山伏より御嶽大権現の木札をいただき、新田の守護を祈願したという。

三鷹市「八幡大神社」

2010年04月27日 | 神社
八幡大神社 

鎮座地 下連雀4-18

祭神 応神天皇(おうじんてんのう)

旧格式 村社  

別当寺 禅林寺

例大祭 9月15日

解説 
明暦の大火後、神田連雀町の名主、松井治兵衛が罹災者24名とともに新田開発のため当地に入植。
連雀新田(後の下連雀村)の鎮守として寛文4年(1663)当社を勧請した。

御神木の「スダジイ」

三鷹市指定天然記念物。
目通り3.2メートル。

隣接する別当寺「禅林寺」には、森鴎外・太宰治の墓がある。
特に太宰の命日6月19日は「桜桃忌」として多くの人が訪れる。


三鷹市「古八幡神社」

2010年04月26日 | 神社
古八幡神社

鎮座地 大沢5-12

祭神 応神天皇(おうじんてんのう)

例大祭 8月下旬

解説
三鷹市「大沢八幡神社」の古地にある。
元和3年(1617)年以前の創建か?
写真にも見える。元禄7年(1694)年と元禄14年 (1701)年の庚申塔がある。
調布市「國領神社」の管理。

三鷹市「大沢八幡神社」

2010年04月25日 | 神社
大沢八幡神社

鎮座地 大沢3-7

祭神 応神天皇(おうじんてんのう)

旧格式 村社

別当寺 長久寺

例大祭 9月最終日曜

解説
大沢村の鎮守。 慶長年間(1596~1615)に箕輪将監が京都石清水八幡宮を勧請、正八幡神社と称した。
もと5丁目の古八幡神社の位置にあったが、元和3年(1617)長久寺内へ遷された。
大正6年(1926)に天文台開設にともない現在地に遷る。
宮司は現在も箕輪氏が勤めている。

余談1「多摩の神社」取扱説明書

2010年04月24日 | 神社
「多摩の神社」取扱説明書

【神社の名称について】
神明社・八幡神社・稲荷神社など、同一地区に同名の神社がある時は、当サイト独自に旧地名を冠しています。

【祭神名など】
なるべく神社自体にある説明版に近いものを採用しています。
例>稲荷神(うかのみたまのかみ)を神社によって「稲倉魂命」・「宇迦之御魂神」と表記をあえて変えています。

【解説内容】
神社に掲示されている解説文や市町村史をもとに独自に解釈しました。
必ずしも学術的に広く認識されている見解と一致しません。

【著作権】
掃部助に属します。

三鷹市「牟礼神明神社」

2010年04月24日 | 旅行
牟礼神明神社

鎮座地 三鷹市牟礼2-6

祭神 天照皇大神 (あまてらすおおみかみ) 倉稲魂命 (うかのみたまのみこと)

旧格式 村社  

別当寺 真福寺

例大祭 10月第1日曜

解説
天文6年(1537)扇谷上杉氏の武将、難波田弾正のこもる深大寺城に対し、
小田原北条氏の家臣北条(高橋)綱種が当地に砦を築いた。
そのおり芝の飯倉神明宮を勧請したのが創建という。
高橋氏は江戸期以降当地に土着し、当社が牟礼村の鎮守となった。

三鷹市「中島神社」

2010年04月23日 | 神社
中嶋神社

鎮座地 中原3-4

祭神 宇迦之御魂命 (うかのみたまのみこと) 大貴己命 (おおなむちのみこと)

旧格式 村社  

別当寺 大行院

例大祭 10月5日

解説
弘治3年(1553)麻生氏が稲荷社を勧進し、江戸期中仙川村の鎮守となった。
明治になって中嶋神社と改名。
境内には、富士塚・力石などがあり、社宝に新田義貞手旗が伝わる。
調布市「國領神社」の管理。

三鷹市「勝淵神社」

2010年04月22日 | 神社
勝淵神社

鎮座地 新川3-20

旧格式 村社  

別当寺 宗念寺(廃寺)

祭神 水破能売命(みずはのめのみこと)

例大祭 10月第1日曜

解説 
戦国武将、柴田勝家の孫、勝重が大坂の陣の功績により、徳川家康より上仙川村の地を賜る。
現在の新川団地の位置(島屋敷)に陣屋を構え当社に祖父の兜を祀る。
上仙川村の鎮守で、丸池・仙川を望む景勝の地にあり、水神の要素が大きい。境内に兜塚の碑が近年できた。

<社前を流れる仙川>


このあたりが事実上の水源。
仙川の由来は「湧水が千の釜のよう・・・」だったためと言う。
戦後埋め立てられた「丸池」も近年復活した。
いかにも祭神が水の神様の神社らしい景観である。