多摩の神社準備室

偽神道家「掃部助」と申します。
旧武蔵国多摩郡の神社を紹介していきます。
一日一社紹介予定!

あきる野市「上代継神明社」

2011年09月10日 | 神社
上代継神明社 

鎮座地 上代継422

祭神 天照皇大神(あまてらすおおみかみ)

旧格式 無格社  

別当寺 東海寺 

例大祭 ?

解説 
天正年間(1573~92)二城山城主、大石遠江守道俊が中丸の内の旧地より現在地へ遷したという。

あるいは、代継縫之助が勧請したという。

社殿には江戸時代末の見事な彫刻が施されている。


以下その紹介。

左側面「寿老人」




右側面「神功皇后の玉島汀鮎釣り」



神功皇后が三韓出兵の際、
肥前松浦玉島河で裳の糸を使って鮎を釣り、
戦勝を祈願している様子。

この故事によって、アユは魚に占という字を当てる事になったという。

後ろには竹内宿禰が控えている。

「記紀」には無い民間伝承。

小川専蔵義長の作とあり、別に弘化3年(1846)の墨書もある。

あきる野市「出雲神社」

2011年09月10日 | 神社
出雲神社 

鎮座地 渕上310

祭神 大国主神(おおくにぬしのかみ)

旧格式 村社  

別当寺 観音寺

例大祭 10月10日

解説 
かつては出雲大明神と言った。

近年まで、東京都指定天然記念物の椿があった。


出雲神社の御神木ツバキ



かつては根元で2本に別れていたが、
平成10年の大雪で折れてしまった。
残った方も幹に保護布が巻かれ満身創痍といった感じ。


出雲神社近景



上記東京都指定天然記念物の椿は、
地元の人々や樹木医による懸命の努力の甲斐なく平成18年枯死、
翌年天然記念物指定を解除された。