多摩の神社準備室

偽神道家「掃部助」と申します。
旧武蔵国多摩郡の神社を紹介していきます。
一日一社紹介予定!

八王子市「枠山神社」

2012年03月31日 | 神社
枠山神社 

鎮座地 上恩方3962?

祭神 大山祇命(おおやまつみのみこと)

旧格式 なし  

別当寺 村民持ち

解説 
下案下地区の人々によって祀られた祠。

「新編武蔵国風土記稿」には山神社とあり、
本殿の扁額も「山神社」となっている。


枠山神社狛犬



江戸時代の作と思われるが奉納年は確認できなかった。
同村竜蔵神社・上案下熊野神社にも江戸時代の狛犬が残る。

八王子市「天神社」

2012年03月29日 | 神社
天神社 

鎮座地 上恩方町2799

祭神 菅原道真(すがわらのみちざね)

旧格式 無格社  

別当寺 村民持ち

例大祭 3月25日

解説 
黒沼田地区の人々によって祀られた祠。

新田氏の一族、岩村藤三郎家時が応仁年間(1467~69)足利氏の権勢を逃れて入植し、
文明2年(1470)山頂に天神社を祀ったという。

文化元年(1804)現在地に遷された。

ご神体は束帯姿の坐像という。

江戸時代の除地は1000坪、
鳥居の扁額は菅原神社となっている。

八王子市「住吉神社」

2012年03月27日 | 神社
住吉神社 

鎮座地 上恩方町2750

祭神 上筒男命 (うわつつのおのみこと)
    中筒男命 (なかつつのおのみこと)
    底筒男命 (そこつつのおのみこと)

旧格式 なし  

別当寺 村民持ち

例大祭 6月15日?

解説 
振宿地区の人々によって祀られた祠。

永享12年(1440)創建という。

真峯嶺に鎮座するため真峯明神ともいわれる。

江戸時代の除地は2反2畝21歩。

明治5年(1872)竜蔵神社に合祀されたが跡宮として現在も残る。

「新編武蔵国風土記稿」に記載がある享和3年 (1803)奉納の灯篭があるが、
崩壊したまま放置されている。

八王子市「竜蔵神社」

2012年03月24日 | 神社
竜蔵神社 

鎮座地 上恩方2799

祭神 岩瀧姫命 (いわたきひめのみこと)
    底筒男命 (そこつつのうのみこと)
    中筒男命 (なかつつのおのみこと)
    表筒男命 (うわつつのおのみこと)

旧格式 村社  

別当寺 村民持ち

例大祭 8月17日

解説 
降宿地区の鎮守。 

伝説によると、800年以上前竜神が龍宮より石舟山に降臨し、
その跡に社殿を建てたという。

寛文3年 (1663)社殿を再建。

「新編武蔵国風土記稿」によると、ご神体は帆柱に竜が巻きついた船の像だという。

明治5年(1872)住吉神社を合祀したため、
市史などには竜蔵神社住吉神社合社と記されている。

祭神が竜ということで雨乞いに霊験ありとのこと。


竜蔵神社の狛犬



寛政8年(1796)の銘があり「新編武蔵国風土記稿」にも記載がある。
下案下の枠山神社にも古い狛犬が残る。

八王子市「小津熊野神社」

2012年03月22日 | 神社
小津熊野神社 

鎮座地 小津町142

祭神 速玉男命 (はやたまのおのみこと)
    事坂男命 (ことさかのおのみこと)
    伊奘册命 (いざなみのみこと)

旧格式 村社  

別当寺 村民持ち

例大祭 8月第二日曜

解説 
貞観年間(859~77)に熊野速玉大社のご分霊を遷したという古社。

例大祭では五穀豊穣・雨乞い祈願の獅子舞が奉納される。

雄・雌・金の三頭獅子だが、普通の形式より面長な事から重箱獅子と呼ばれる。

江戸時代に奉納された石造物などが多く伝わり、
本殿の建築も江戸時代くらいまでさかのぼると考えられる。



熊野神社の摂社、秋葉神社の狛犬



・奉納年 嘉永5年(1853)
・記事 恩方地区には江戸時代造の狛犬が多く残る。

八王子市「大久保稲荷神社」

2012年03月20日 | 神社
大久保稲荷神社 

鎮座地 下恩方3161

祭神 倉稲魂命(うかのみたまのみこと)

旧格式 無格社  

別当寺 浄福寺

例大祭 2月初午

解説 
大久保地区の人々によって祀られた祠。

享保11年(1726)創建。

文化8年(1811)正一位の神位を授けられた。

除地1反1畝9歩。


稲荷神社の神使



・右 阿形 子取り
・左 吽形 玉取り
・記事 右は小狐が玉を持つという珍しい形。

八王子市「恩方御嶽神社」

2012年03月19日 | 神社
恩方御嶽神社 

鎮座地 下恩方町1268

祭神 少彦名命 (すくなひこなのみこと)
    大己貴命 (おおなむちのみこと)

旧格式 村社  

別当寺 ?

例大祭 4月8日

解説 
寛文7年(1667)勧請か?

貞享4年(1687)再建。

百八灯という行事が伝わる。
第二次大戦中の灯火管制により絶えていたものを昭和50年(1975)に復活したという。

八王子市「宮尾神社」

2012年03月18日 | 神社
宮尾神社 

鎮座地 上恩方町2089

祭神 底筒男命 (そこつつのおのみこと)
    中筒男命 (なかつつのおのみこと)
    表筒男命 (うわつつのおのみこと)
    神攻皇后 (じんぐうこうごう) 
    大物主命(おおものぬしのみこと)
    崇徳天皇 (すとくてんのう)

旧格式 村社  

別当寺 東福院

例大祭 9月10日

解説 
元暦年間(1184~85)創建。

あるいは、明応元年(1492)別当東福院のある宮尾山上に住吉神社を鎮守社として祀ったという。

明治初期に琴平神社を合祀して住吉神社琴平神社合社ともいう。

神職は高井が務めるが、
童謡「夕焼け小焼け」の作詞者中村雨紅(本名、高井宮吉)は宮司の次男であり、
生家跡に記念碑がある。


宮尾神社の狛犬




・奉納年 大正8年(1919)
・石工 森生○○○
・右 吽形 玉取り
・左 阿形 子取り