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多摩の神社準備室

偽神道家「掃部助」と申します。
旧武蔵国多摩郡の神社を紹介していきます。
一日一社紹介予定!

立川市「八雲神社」

2011年01月17日 | 神社
八雲神社 

鎮座地 1番町2-3

祭神 素盞嗚命(すさのおのみこと)

旧格式 無格社  

別当寺 村持ち

例大祭 5月5・6日

解説 
砂川一番の人々によって祀られている祠。

もと天王社・天王様といわれ、
現在でも当社のすぐ前の玉川上水に架かる橋は天王橋という。

明治39年(1906)阿豆佐味天神社に合祀される。

しかしその後祟りがおきて昭和6年(1931)現在地に祀り直された。
祟りとは・・・?

かつて砂川一番あたりは「火事といえば一番」といわれるほど火災が多かった。
昭和4年(1929)にも大火があった。

その時篠田氏宅の西側は焼けなかったが、
髭をはやした天王様が現れて「ここから西は大丈夫」といったのを聞いた人がいるという。そのため、この大火は天王様の祟りに違いないと言う事になった。

立川市「諏訪神社」

2011年01月16日 | 神社
諏訪神社 

鎮座地 柴崎町1-5

祭神 建御名方命(たけみなかたのみこと)

旧格式 村社  

別当寺 満願寺(廃寺)

例大祭 8月28日前の金~日

解説 
柴崎村の鎮守。

弘仁2年(811)信濃諏訪大社のご分霊を遷して創建された。

天正14年(1586)火災で焼失。
寛文10年 (1670)再建。

市内最古の神社建築であったが平成6年(1995)放火により消失してしまった。

現在の社殿は平成13年(2001)再々建なったもの。

例大祭で奉納される獅子舞は市指定無形民俗文化財。


八幡神社跡の碑



現在、諏訪神社の摂社として祀られている八幡神社はかつて数百メートル西にあった。
明治40年(1907)諏訪神社に合祀された。

八幡神社は建長4年(1252)創建の当地の武士団、立河氏ゆかりの神社で、
立河照重の内女「お禰々」が奉納した本地仏、阿弥陀如来座像を伝えている。


八幡神社の大欅



かつて八幡神社の参道脇に位置していた欅の大樹。

目通り6メートル
樹高12メートル

たびたびの火災や台風の被害により上方部分はなくなり幹も空洞化している。
※直近の火事は文政7年(1874)

八幡神社創建の頃植えられたといわれるので樹齢は750年を超える事になる。

立川市の天然記念物に指定されている。


諏訪神社の狛犬



・奉納年 平成12年(2000)
・記事 摂社前に放火前の狛犬がある


立川市「豊川稲荷神社」

2011年01月15日 | 神社
豊川稲荷神社 

鎮座地 高松町2-25

解説 
詳細不明。

愛知県の豊川稲荷の分社と思われる。

豊川稲荷は仏教系の稲荷で、当社の鳥居の扁額にも茶枳尼天と掲げられている。

よって正確には神社でないようだが立川市の各種資料が神社として扱っているので掲載した。

立川市「殿ヶ谷阿豆佐味天神社」

2011年01月14日 | 神社
殿ヶ谷阿豆佐味天神社 

鎮座地 西砂町5-10

祭神 少彦名命(すくなひこなのみこと) 
    倉稲魂命(うかのみたまのみこと)

旧格式 村社  

別当寺 玉林寺

例大祭 10月1日

解説 
殿ヶ谷新田の鎮守。

享保3年(1718)に親村の鎮守である現瑞穂町の阿豆佐味天神社のご分霊を遷した。

立川市「浅間神社」

2011年01月13日 | 神社
浅間神社 

鎮座地 富士見町1-23

祭神 木花咲耶姫命(このはなのさくやひめのみこと)

解説 
富士講の人々によって祀られた富士塚と思われるが、
当地に富士講は残っておらず詳細は不明。

伝説として「でえだらぼっち」という大男が下駄に付いた土を落としたのがこの小丘といい、
土を持ってかれた窪地が近くの弁天池になったという。

富士見町はこの富士塚があるため付けられた。

立川市「沢稲荷神社」

2011年01月12日 | 神社
沢稲荷神社 

鎮座地 柴崎町4-16

祭神 倉稲魂命(うかのみたまのみこと)

例大祭 2月初午

解説 
このあたりはかつて柴崎分水の沢に位置するため「沢」といわれていた。

当社は水田の神様として「沢の稲荷」と呼ばれ土地の人々に祀られてきた。

また社殿は塚上にあるが、この塚はおそらく古墳であろうと思われる。

立川市「神明社」

2011年01月11日 | 神社
中里神明社 

鎮座地 西砂町3-21

祭神 天照皇大神(あまてらすおおみかみ)

旧格式 村社  

別当寺 林泉寺

例大祭 10月1日

解説 
中里新田の鎮守。

中里新田は現羽村市川崎村の中里伊兵衛が、
殿ヶ谷分水を利用して享保13年(1718)開墾したもの。
神明社もその時に創建された。

横田基地の拡張のため現在地に遷された。

摂社に稲荷神社があるが山城の伏見稲荷のご分霊を遷した神社。
この稲荷があるため、当地には屋敷神として稲荷を祀る必要が無かったという。

立川市「水神社」

2011年01月10日 | 神社
水神社 

鎮座地 1番町1-2

祭神 水波能売命?

例大祭 1月15日

解説 
かつて山王様の近くにあり、明治時代に阿豆佐味天神社に合祀された。

昭和4年(1929)富士おろしの風が吹く中大火事があった。
これは何かの祟りでは?という事になり昭島あたりの祈祷師に占ってもらったところ、
かつて山王様のところにあった水神様が合祀を嫌がって起した祟りとの事であった。

そのため昭和12年(1937)新たに祀りなおした。
同様の話は近くの八雲神社にも伝わる。

立川市「宮沢諏訪神社」

2011年01月09日 | 神社
宮沢諏訪神社 

鎮座地 西砂町2-19

祭神 建御名方命(たけみなかたのみこと)

旧格式 なし  

例大祭 10月1日

解説 
宮沢新田の鎮守。

新田開発の際、親村の現昭島市宮沢の諏訪神社のご分霊を遷した。

古くから宮沢新田の鎮守として祀られているが各種史料に記載がなく、
明治になっても格式が与えられず正式には神社とされなかった。

境内には眼病に霊験あらたかという小祠がある。

立川市「熊野神社」

2011年01月08日 | 神社
熊野神社 

鎮座地 高松町1-17

祭神 須佐之男命(すさのおのみこと)
    伊邪那岐命(いざなぎのみこと)
    伊邪那美命(いざなみのみこと)

旧格式 村社  

別当寺 ?

例大祭 8月第三日曜

解説 
享保11年(1726)当地の7軒の鎮守として創建される。

昭和20年(1945)空襲により社殿を消失し立川基地内の旧地より移転。

昭和23年(1948)新たに熊野本宮の御分霊を遷して再建。

昭和43年(1968)市道建設に伴い現在地に遷された。

立川市「金比羅神社」

2011年01月07日 | 神社
金比羅神社 

鎮座地 砂川町3-24

祭神 大物主命(おおものぬしのみこと)

例大祭 9月中の日曜日

解説 
金比羅山と呼ばれる人工の小丘に、浅間神社・金比羅神社・秋葉神社が祀られている。

安政年間(1854~1860)砂川村の名主、砂川氏が玉川上水の残土、
あるいは水田を開墾した残土をもって塚を築きこれらの神様を勧請したものという。

もとは富士塚として築かれ三社が祀られたと思われるが、
金比羅様は明治になって盛んになった玉川上水の水運に携わる人々より、
舟神様として特に深く信仰された。
そのため、この小丘を金比羅山と呼ぶようになったと思われる。

なお、当地には明治43年(1910)阿豆佐味天神社に合祀されるまで日枝神社があり、
これらの神社は摂社ではなかったかと考えられる。

立川市「榎戸弁財天」

2011年01月05日 | 神社
榎戸弁財天 

鎮座地 幸町3-7

祭神 市杵島姫命(ちきしまひめのみこと)

旧格式 無格社  

別当寺 村持ち

例大祭 4月15日前後の日曜

解説 
砂川九番弁天組の人々によって祀られた祠。

江戸時代には弁天社といったが、
神仏分離により厳島神社あるいは市杵島神社と改めた。

明治34年(1901)水天宮に合祀されたが社殿と社地は残り戦後祀り直された。
その際昔から親しまれた弁天に呼称も戻したと思われる。

立川市「大六天神社」

2011年01月04日 | 神社
大六天神社 

鎮座地 錦町5-9

祭神 淤母陀流神(おもだるのかみ)
    阿夜訶志古泥神(あやかしこねのかみ)

解説 
文禄2年(1593)創建という。

現在の社殿は昭和10年に再建されたもの。

立川市「阿豆佐味天神社」

2011年01月03日 | 神社
阿豆佐味天神社 

鎮座地 砂川4-1

祭神 少彦名命(すくなひこなのみこと)
    天児屋根命(あめのこやねのみこと)

旧格式 村社  

別当寺 流泉寺

例大祭 9月15日

解説 
慶長14年(1609)より始められた砂川村の開墾にともない、
寛永6年(1629)村の鎮守として瑞穂町の阿豆佐味天神社のご分霊を遷した。

神職は親村の阿豆佐味天神社の宮崎氏が通いで勤めていたが三代後に土着した。

本殿は宝永5年(1708)の建造。
写真にも見える拝殿は文久2年(1862)の建造。

元日には達磨の朝市が立つ。

また「猫返し」に霊験があり、
願をかけるといなくなった猫が帰って来ると言う。


阿豆佐味天神社の狛犬1



・奉納年 昭和13年(1938)
・石工 判読不能
・願主 ?
・右 阿形 玉取り
・左 吽形 子取り


阿豆佐味天神社の狛犬2



・奉納年 嘉永元年(1843)
・石工 ?
・願主 判読不能
・右 阿形 玉取り
・左 吽形
・記事 摂社蚕影神社の狛犬。


阿豆佐味天神社の狛犬3



・奉納年 平成16年(2004)
・石工 ?
・願主 宮崎晴美
・記事 摂社水天宮の狛犬。近作だが個性的で愛嬌がある。


阿豆佐味天神社のホームページ
http://www.azusami-suitengu.net/