■ 大知一成の公式「ブログ 保険・かわら版 」■=「間違いだらけの生命保険選び」=

=保険会社決算分析・保険商品分析・保険販売・保険金詐欺事件等保険業界のウラオモテを知る評論家「大知一成の公式ブログ」!=

■「日本の生保業界の真実」=第135回=■

2009年02月05日 | 保険
2月4日(水) 訪問者数539人(閲覧者数1,147人)

■ 「AIG」の株価、100円割れ!!

● NY市場では急落して1.08㌦で終えたが、東京市場では遂に「99円」を付け、現在100円で推移している。1500億㌦に対する救済資金不足が言われているが、いずれにしてもこの状況では保有する資産も買いたたかれる可能性が高い。
 もし、株価が100円割れ、1㌦割れが当たり前になってくると少々ややこしい事態に陥る可能性が高い。

● 一方「富士火災」の株価も2日に98円を付けたが、今日は辛うじて100円前後で推移している。


■ 「AIG」の株価が底値圏?!あるいはまだ下がる?!・・・と書いたら1㌦割れ寸前!

● AIGの株価が.1.23㌦と低迷している。果たしてこれが”底値”なのか、あるいはまだ下がるのかは不明だが、とにかく上げる材料が乏しい。となると、12月末の「1.57㌦」を20%強割り込むことになり、保険会社等に再度の資金投入が必要になる可能性が高い。

● もちろん、一気に「航空機リースや保険会社の売却」が進展し、しかもそれなりの売却額になると、好材料になるのだろうが、それでも「航空機リースは80億㌦程度」であり、また現在売却されている保険会社なども金額的には大きい物件はない。当然、そうなると「AIG生保3社の売却額」が気になるところだが、当初囃された「アリコ1兆円」とか「2社数千億円」というのは、夢のまた夢の金額だ。(「セミナー」ではズバリ解説予定)

● と、昨日このブログで書いたばかりだったが、現在のNY市場では安値1.01㌦を付けその後1.09㌦で推移している。大暴落だ。


今日のブログが役に立った方は↓ここをクリック!順位が変わるかも?!
★「ブログ・保険かわら版」支援クリック! → 人気blogランキングへ
★「ブログ村・ランキング」支援クリック!にほんブログ村 経済ブログ
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
2月3日(火) 訪問者数552人(閲覧者数1,167人)

■ 「オリックスのかんぽの宿」問題!

● オリックスの宮内氏もいくら何でも今回はやり過ぎだ。既に「小泉ー竹中」ラインの経済合理主義が今の日本には歓迎されないことが、よく分かっていないらしい。
 AIG3社売却がでたころ、買収候補として「オリックス」の名前も挙がっていたが、地道な経営努力をする姿勢を示さないと、評価はされない。


今日のブログが役に立った方は↓ここをクリック!順位が変わるかも?!
★「ブログ・保険かわら版」支援クリック! → 人気blogランキングへ
★「ブログ村・ランキング」支援クリック!にほんブログ村 経済ブログ
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
2月2日(月) 訪問者数534人(閲覧者数1,149人)

■ 1月の「格下げ・格下げ傾向(見通し)」続出も、これからが正念場で大量格下げは確実!

● 1月の「格下げ」は、「アメリカンファミリー(S&P)、朝日生命(ムーディーズ)」の2社だったが、今後の見通しについては「悪化」した保険会社が続出した。「オリックス、三井住友海上(S&P)、三井住友海上きらめき・三井住友海上メットライフ、三井住友海上、富士火災(R&I)」だが、これに昨年の12月を入れると「アイエヌジー、マニュライフ(S&P)、三井生命、損保ジャパンひまわり(ムーディーズ)」となる。

● 逆に「格上げ」は「エース損害」の1社のみだ。また見通しが「良化」したところは、かの3社統合の「あいおい、ニッセイ同和」関連だ。いずれにしても例えば「フィッチ」のように「11月に国内生保9社の格付けウォッチをネガティブ」にしたままのところもある。「AIG3生保」は、相手次第では「格上げ」になる余地もあるが、この金融情勢からは、12月・第3四半期、3月末20年度決算と「格下げ」するタイミングは続くことになる。
 当然のことながら、「S・M比率」が大きく下がる生保の場合は、大きな「格下げ要因」となることは避けられまい。

● ところで、31日迄に「保険・かわら版=第73号・第74号=」の発行が終了したと報告を受けた。内容は「損保関連」である。「第73号」は、損保の中間決算から3社統合問題を、そして「第74号」は「東京海上の選択肢」を4つ解説した。早くも「第5の選択肢」も浮上しているが、さすがにここまでは今の段階では書けない選択肢だ。もちろんセミナーでは実名でしゃべりますが。

● 実は、この「かわら版」に1月25日付けの「格付け一覧」を添付送付する予定でいたが、先に書いたように「格付け(見通し)の移行」が連続したため「生保・損保 格付け一覧」作成が間に合わなかった。「格付け一覧」は「S&P、フィッチ、R&I,ムーディーズ」の4社の生保・損保格付けを一覧にしたものだが、さすがにここまで移行が連続すると、発行のタイミングが難しい。もっとも「格付け一覧」は「保険・かわら版」の参考資料として発行しているため、発行の時間にはラフなところもあるが、今回の編集は20年度で10回目になっている。当然のことながら、2月の「保険・かわら版」発行の際には、またもや「格付け変更が相次ぎ」・・・ということになるかも知れない。


今日のブログが役に立った方は↓ここをクリック!順位が変わるかも?!
★「ブログ・保険かわら版」支援クリック! → 人気blogランキングへ
★「ブログ村・ランキング」支援クリック!にほんブログ村 経済ブログ
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
2月1日(日) 訪問者数416人(閲覧者数888人)

■ 日本で一番高額な生命保険に入っている有名人1位は誰? - 生命保険意識調査!

● 生命保険と金融プロフェッショナルの組織・MDRT日本会はこのほど、1月31日の「生命保険の日」を記念して生命保険に関する意識調査を行い、その結果を発表した。調査は2008年12月25日~26日の2日間、全国の20代~60代の既婚男女を対象にインターネットにより実施された。
 まず、生命保険に加入しているかを尋ねると、84.4%が「入っている」と回答。一方で「入っていない」は15.2%に留まった。加入率を世代別に見ると、20代から40代まで上昇していき、50代から減少していくことがわかった。また、既婚女性でも81.9%が「入っている」と回答し、高い加入率が明らかになった。(↓:下記ネットニュースより、原文のまま。)
http://journal.mycom.co.jp/news/2009/01/30/052/

● このアンケートで違和感があったのは「一番生命保険に入っていると思われる人」のところだった。そもそも「生命保険と金融プロフェッショナルの組織・MDRT日本会」がアンケートを取る内容かどうかが極めて疑わしいものだ。
 案の定、「1位:麻生太郎、2位:みのもんた、3位:イチロー、4位:孫正義、5位:北島三郎、6位:叶姉妹、7位:タモリ、8位:北野武、島田紳助、浜崎あゆみ」(敬称略)という具合だ。
 
● 大概の場合、芸能人であれば「個人と所属事務所」で加入していることが多い。個人の場合は説明するまでもないが、「事務所」の場合は、特に稼ぎ頭に万一と言うことがあると事務所の経済的ダメージは計り知れない。
 しかし、かといって何十億もの生命保険に加入する例はほとんど聞いたことがない。せいぜい何億程度が多い。その理由は2つ。保険料の問題と健康の問題だ。

● 一般人とは違いプライベートな部分が明らかにされることが多い芸能人の場合、特に「健康」については”周知の事実”ということが少なくない。もちろん保険会社もいろいろな情報を調べ、リスクが高いとみるや断るケースももちろんある。特に「自殺」についての可能性についてはナーバスな会社が多い。

● しかし、この10人の中で「無条件」で新規に生命保険に加入できるのは何人いるか。もっとも半分くらいが60歳以上ということを考えると、むしろ「高額な生命保険」に加入することに抵抗があるのでは。 


今日のブログが役に立った方は↓ここをクリック!順位が変わるかも?!
★「ブログ・保険かわら版」支援クリック! → 人気blogランキングへ
★「ブログ村・ランキング」支援クリック!にほんブログ村 経済ブログ
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

1月31日(土) 訪問者数474人(閲覧者数1,029人)

■ 「AIGの苦悩?」「存続と政府への負債返済の狭間でジレンマに陥る」の報道!

● 「前年9月に米政府から救済された保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)、存続と政府への負債返済の狭間でジレンマに陥る」と、「ワシントン・ポスト紙」が伝えている。
 ところで「ワシントン・ポスト紙」といえば、私のコメントが載った唯一の海外のマスコミ紙だ。掲載した新聞をちゃんと送付してもらい、その対応の細やかさに驚いた記憶がある。

 
今日のブログが役に立った方は↓ここをクリック!順位が変わるかも?!
★「ブログ・保険かわら版」支援クリック! → 人気blogランキングへ
★「ブログ村・ランキング」支援クリック!にほんブログ村 経済ブログ
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
1月30日(金) 訪問者数494人(閲覧者数1,053人)

■ 「アフラック」の格付けが下げ基調に!

● 「S&P」が1月26日に「アフラック(日本)」の格付けを「AA→AA-」へ格下げした。また「フィッチ」もウォッチを「ネガティブ」の対象とした。
 「アフラック」の株価は、「AIG関連生保の買収の可能性」を日本に来た会長が言明したころから急速にあげたが、「買う気がない」ことが分かるとともに株価は下落一方となった。
● ところで「アフラック」の12月末の「S・M比率」が気になるところだが「保険・かわら版=第72号=ストレステスト=」で表示した「ストレステスト2or3」になる可能性が極めて高くなった。
 但し、この傾向は何も「アフラック」に限ったことではないことから事態は深刻だ。


■ 「富士火災」が103円と最安値を更新!

● 富士火災の株価がずるずると安値を更新している。AIGが増資した時に株価が135円ということを考えると、やはりその背景を読み込まざるをえない。やや、事態は緊急か?!

■ 「沈黙期間」に何が起きているか?

● いわゆる現在は12月末の決算に対する「沈黙期間」に大方の海外金融機関はあり、ほとん正式な情報が出てこない。そのためか最近複数の経済部記者氏と立て続けに会った。もちろん私の立場は「保険評論家」であり、経済部記者氏との情報量は比べものにならないほど少ない。
 しかし、会話の中に「裏が取れない」ことが多々出てくる。この「裏取りが出来ない部分」が私にとっては貴重な保険情報となる。また、いろいろな保険業界人からの保険情報も貴重だ。それらの細い糸がほぐれてくると、「スクープまがいの保険情報」につながることがある。

● さて、話を総合すると「大和生命、AIG3社」の引き受け手に関心が高い。「大和生命」に関しては、「超過債務が700億円」ということで、これまでのようなスポンサーはまずでないと思われる。いわゆる「旧日産生命」のように保全生保となり、頃合いをみて買収先を生保協会が探すことになる可能性が高い。もちろんこの場合、契約者の損失は最も高くなる可能性が高い。
 但し、この処理も早く終えないといけないことになるはずだ。

● 「アリコとAIGスター+AIGエジソン」については、やはり値段がネックだ。もし、3月末までに契約となると相当な資金をどちらが出すかで損得は大きく異なる。はっきりしていることは、3月末までにAIGから相当の資金を投入しないと金融庁が両社(グループ)ともに動かざるを得なくなる事態が待っている、という極めてナーバスな状況であることだ。もちろん、3月末までに「株価も為替も好転」すれば、取り越し苦労だが、その可能性は現在のところ低い。


今日のブログが役に立った方は↓ここをクリック!順位が変わるかも?!
★「ブログ・保険かわら版」支援クリック! → 人気blogランキングへ
★「ブログ村・ランキング」支援クリック!にほんブログ村 経済ブログ