2015.4.26(日) 新潟の六万騎山と坂戸山へ行ってきました
3月末に初めて訪れた「角田山」
新潟の美しい春が忘れられなくて 来年まで待てずにまた行ってしまいました
この1ヶ月ほど様子を伺っていたのですが あまり情報を得られなかったこのエリア
雪が多いとかで自分がいける週末には無理かな と一度は諦めたのですが
カタクリが咲いたとの情報で急遽予定を変更して出かけました
▽六万騎山へ▽
初めての六日町エリア
よく解らないので観光協会の掲載通り六日町駅からバスに乗ってみたら
結構遠回りだったという(笑) 五日町駅から歩くのとほぼ同じくらいの時間でした
浦佐行のバスに乗り「麓」というバス停で下車徒歩3分で登山口
人気の山だけあって 地元の方やバスツアーの団体さんまでと大賑わい
「六万騎山」とは標高321mの山全体がカタクリ群生地なお山だそうです
登山口からカタクリがどっさり咲いている裏山だなんて 越後の方がホント、うらやましい~
東京からわざわざ新幹線で見に来るって・・・アリデスヨネ?
コシノコバイモ・カタクリ・ミチノクエンゴサク・スミレサイシンが
一緒に咲いてるお得な光景♪
短いですが登りは急坂
眩しい光がいっぱい降り注ぐ道を進んで行きます
情報が得られずにまだなのかな、と思ってたのがいけなかったか?
終わっている花も多く 1週間遅かったかな?という感じがしなくもないのですが
まだまだ見事なカタクリの群生を見ることが出来ました
それに・・・来てよかったなぁと思ったのがこの眺め
山桜の下 足元でカタクリが風に揺れ 木々の隙間から除く山々
眼下には 日本の美味しい米を生み出す魚沼の田んぼ
なんて心休まる風景なのでしょうか
ああ、ここは花を目的に来る山ではなくて
雪国の春の美しさを再認識するためのお山なんだ と思いました
見上げれば 満開の桜
雪解けが進む上越国境の山々
1周だけなら1時間で終わってしまう”六万騎山”でしたが
1時間と言う時間を感じさせない 心に残る良い山でした
足元のお花を愛でながら戻りましょう
こんな山に囲まれた風景の中に住んだら 日々おおらかな気持ちで生きられそう( ̄▽ ̄)
▽坂戸山へ▽
さて 次は坂戸山を目指します
電車の時間に間に合いそうなので 六万騎山から徒歩にて五日町駅へ
そこから一駅 六日町駅まで乗り 駅から登山口までは徒歩約20分でした
駅から見える「坂戸山」(標高634メートル)は 山頂に本丸があったという坂戸城跡地らしいです
城坂コースは通行止めらしいので 駅から一番近い薬師尾根をピストンします
緩く広い尾根道 お昼も過ぎているので降りてくる人とすれ違いながら進みます
鳥坂神社の脇から ベニヤマサクラの下をゆるゆると登り始めると 一か所カタクリの群生地がありました
登っていくと足元には大きなイワウチワ 東京で見るのの倍はありますね!
この日は天気が良くてありがたいのですが 知らずに登った薬師尾根、遮るものがありません
太陽がじりじりとまるで夏のように降り注ぐ尾根
登り一辺倒で そのほとんどが階段
低山だと甘く見てやられるパターンで もう 暑くて暑くて助けて~~~
と思った時に残雪登場
おお!カミサマ!
暑さにめっぽう弱い私は 残雪をつかみ頭に乗せてクールダウン
そんな河童みたいなことしてるのは私だけ
新潟は寒いかも、なんてフリースもダウンも背負って来てなんだったの?状態でした
ここまでくればもう山頂まではあと少し
やっと日影に入れる~と喜んで着いた山頂は・・・
目の前にどーんと八海山
奥に巻機山があるらしい
目の前の大きいのは金城山
上越国境の山々や魚沼盆地を一望できる360度のパノラマ山でした
お名残惜しいですが帰りましょうか
帰りはあっという間に降りてきて 今日の旅は終了
また六日町駅方面へ戻り 源泉掛け流しの公衆浴場”湯らりあ”で汗を流します
公衆浴場と言ってもとてもきれいな施設で お湯はつるつる 駅まで徒歩5分 ¥400
気持ちの良い温泉でした 六日町の皆さんがうらやましい~
初めて訪れた南魚沼市エリア
町を歩けば 地元の皆さんが「こんにちは~」と気軽に声をかけてくれる
田んぼの傍らでは ご近所さんが輪になって農作業の休憩をしている
「きっとおばあちゃんが喜ぶと思うの」
と言いながら 両手いっぱいに松ぼっくりを抱えた園児が降りて来た
そんな微笑ましい光景に出会える 南越後の里山
おじいちゃん おばあちゃん 娘 息子 孫
そんな家族単位で みんな嬉しそうに笑顔で登って 笑顔でおうちに帰っていく
東京以外に住んだことがない私にはわからない 豪雪地帯の厳しさ
雪に閉ざされた長い冬が終わり 待ち焦がれた春が来て 桜が咲いた4月
明るい陽射しが降り注ぐ春色の風景に みんなの笑顔が喜びに満ち溢れているように見えた
そんな人と風景と花と山 全てが春の優しい色に包まれた 南魚沼の町に
こちらまでが笑顔になれた一日 来てよかった
帰りも上越線の各駅停車に揺られ 車窓から眺める美しい日本の風景に癒される
訪れたことのない町の山旅はやっぱり楽しい
実際来てみないとわからない 五感で感じ得ることがたくさんあるから
今年は新潟の山にもいくつか登れたらいいなぁ と思いながら東京へ戻りました
■行程■
東京駅7:08(上越新幹線)→越後湯沢7:23/7:59(上越線)→六日町駅8:21 南越後バス8:30→麓BS8:50
地蔵登山口→六万騎山→庚申塔口→五日町駅(無人)11:21→六日町駅11:26→途中で昼食→薬師尾根登山口→
坂戸山頂→薬師尾根登山口→温泉→六日町駅16:23→16:45越後湯沢17:20→(上越新幹線)東京駅18:40
掲載の花の他にこのエリアで見れたのは
キクザキイチゲ ショウジョウバカマ イカリソウ イワナシ など