カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

知らないってコワイ。

2008-09-30 | モノのこと

あ~、買っても~た。


新しい三脚

今まで使っていた(2,3回しか使ったことがないけど)三脚は、
父の部屋の押入れから出てきた父の形見、いや、とても古いもの。

実は使い方も解らず、ただねじが着いていたのでクルクルまわしているうちに装着できた、
ので使ってみよう、といった程度なのでありました。

先日、星を撮影しようと思って張り切って「木曽駒ケ岳」へ行ったときも、
装着してるうちに、カランコ・・・と何かが落ちた。
どうも何かが何箇所か欠けて、使う度に落ちてくる。
どの部分が壊れているのか解るはずもなく、首もぐらぐらしているので、
もういい加減無理かな~、とビックカ○ラへ。

何も解らないので店員さんに色々聞いて、
首ぐらぐらは「雲台」という部分だった、ということがわかった。

そして出来るだけ軽いものが欲しかった(背負っていけないから)私が、
「あれはどうですか?」指差した先は・・・

「お客さ~ん、あれはコンデジ用。お客さんのカメラの重さじゃ手を離したらぐらっと来て、
ガシャッとなってカメラの修理代がさー大変!ってことになりますよ」

・・・あ、そういうことなの。

・・・・どおりで(心当たり多数経験済)。


父の部屋から出して知った顔で使っていた三脚は、コンデジ用だったのだ。

きゃー、ハズカシっ
今まで私のカメラ見てた人、笑ってただろうなぁ・・・


こんなに何も知らない私でも撮れる、デジイチ君ってえら~い


買ったのは4000円位の安いヤツ。ま、初心者には十分かと。800gだったし。
(高さが低い植物とか撮る用だとか言ってたけど・・)
練習あるのみ~(でもちょっとウレシイ)


+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

明日再販売いたします。
年内はこれが最後のUPになるかもしれません・・・



いつもはコンデジで撮ってる商品画像ですが、電池切れのため急遽デジイチ君で撮って見ました。
マクロレンズもってないし、難しかった~。

ではSHOPでお待ちしております。

本館a*pied






短い秋の午後

2008-09-29 | ヒビのこと


もう十数年前から、近所で何度もお見かけしていた女性。

お腹が大きい時、お母さん?と思われる方と歩いていたり、
すっぴんで一人で駅に向かって歩いていたりと、
普通の日常となんら変わらない状況ですれ違っていた。

特に派手でもなく、サングラスで隠したりとかせず、
全く普通のご近所さんのように歩かれているので、
こちらも普通に、「あ、芸能人の○○さんだ。」
という程度にしか捉えていなかった。
この辺にゆかりのある方だったんだ~、と勝手に思っていた。

土曜日、いつものように自転車で買い物をしてきた帰り、
いつも通る道に昔からある、その家の駐車場で、彼女に出会った。



ちょうど車に乗り込む時だった。久しぶりにお見かけしたな~・・・。

あ、もしかしてココ、実家だったの?

気付くの遅すぎ???ワタシ?十数年も気付かなかったの?
いやぁ~、そうだったの~○○ちゃん(←いきなりちゃん付け)なんか謎が解けたよー、ちょっとスッキリ。




車に乗り込む彼女の姿をひとり見届け、自転車で帰る道のり。
私の口は自然に、

「ほたぁぅ・・・」

とつぶやいていた。

いや、違う、ちょっと今のは違うな。もう一回!



「ほた~ぁぅ」
かな。
いや、もうちょっとこもり気味に・・・

「ほたぁっ」

「ほたぁぅ~~」

「ほたぁ~~~」




怪しいフレーズがこだました、土曜の午後の住宅街であった。






中房キャンプ場・温泉・小屋情報

2008-09-28 | ヤマのこと

遅くなりましたが、先日行った中房温泉のレポです。

【中房温泉&キャンプ場】
登山口にある売店のすぐ右脇、駐車場と同じエリアにテント場がありました。
3段くらい?になっていて、詰めれば20張りは行けそうです。


ビックリしたのがテント場の「地熱」
この時期(9/中)なのに、テントマットが要らないくらいじわっとポカポカ温かい!
シュラフに潜らず、半袖のまま寝てましたが全然寒くなかったです。
砂湯?でもしているような感じでした。


「湯原の湯」
この日の夕方は誰もいなくて貸切。温泉は男女日替わりらしい。
内湯はナシ、露天のみ。
お湯を空冷、水冷で減温しているため、全く加水ナシの100%源泉掛け流し。
ぬめりのあるいいお湯でした。
湯船から有明山が見え、他には何もない開放感溢れる露天風呂でした。



2年前に出来たそうでまだ建物の木の香りがします。
とてもキレイで、シャンプー、石鹸なども設置してあります。


利用時間は9:30~16:00
入湯料¥700 単純硫黄泉他

売店もやっていて、中でゆっくり休むことが出来ます。
もちろん生ビール有(¥800)缶ビールやジュースもあります。
軽食でお蕎麦やカレーなどもあるようです。

※キャンプ場等利用されるときは問い合わせてからのほうが良いかと思います。
問い合わせ先:0263-77-1488 (2008.9現在)


最初間違えて宿のほうにきてしまいました。
こちらの宿は24もの違う源泉が沸いていて、それぞれの湯に入れるようです。
「日本秘湯を守る会」日帰り入浴不可。
いつか泊まってみたい・・・

------------------------------------------

【燕山荘・食事利用レポ】

荷物を軽くする為、夕飯は山小屋にお願いすることにしました。
テント申し込み時に一緒に頼みます。


さすがの品揃え。売店。
色んなものがあってウキウキ、買い物大魔王の虫が騒ぎます・・・


中でも欲しかったのがこの「畦地梅太郎」さんのイラストのエプロン。
味があってかわいいんですよね~~~。
でも「小屋のお姉ちゃんがするからかわいいんだ!」とごもっともな一言で購入断念。
おとなしく手ぬぐいにしました・・・


多分この日の夕飯は2回転?私たちは18:00の部でした。
食堂はテーブル&イス。とても広くて一度に100人くらいは座れそう。
TV(衛星)も見れるし、明るいし、スタッフの皆さんが色々してくれて、
至れり尽くせりな感じ。私の持っていた山小屋のイメージが変わりましたね、さすがです。

この日は「アルプス銀座祭り」2008年 9/19(金)~24(水)
というイベントの真っ最中。
宿泊客でない私たちも地酒(大雪渓)のサービスをちゃっかり受けちゃいました。おいしかったな~。


メニューはこのほかに山菜蕎麦(小鉢)とデザートに杏仁豆腐。
ゴハン(この日は炊き込みご飯)と味噌汁はおかわり自由でした。

夕飯¥2600 朝食¥1300 (2008.9現在)です。(朝食は食べてません)


今度は絶対泊まるぞ~~~~



燕岳・敗退編

2008-09-23 | ヤマのこと

2008.9.20~9.22 燕岳(正しくは燕山荘)へ行ってきました。

月曜に有給を取れば4連休のこの日、上司にイヤミを言われながらも無理やり7月から抑えておいた有給、
初めての縦走計画で楽しみにしていたが、台風の動きに悩まされました。


完全に台風にあたるのなら中止、と思っていたが、
前日の天気予報は土日は曇り一時雨、月曜から晴れ、とのことだったので行くことにした。

当初の予定は
中房登山口⇒燕岳⇒大天井⇒常念岳⇒ヒエ平(各テント泊)
なぜ今回テントにこだわったかと言うと、山小屋二泊+交通費で一人¥43000くらいかかってしまうから(痛)
少しでも安く、と言う作戦だったのですが・・・

意外にも早く台風がそれた為、出発した土曜日の午後は青空が見えていた。
一番最初は夜行バスと思っていたが、どうも台風が・・・
ということで早めにキャンセルした。
二番目は新幹線で行って、土曜のうちに登る予定だったが、
仕事で疲れてしまって早起きが出来そうもない。
出発を遅らせたほうが天気が回復しそう、との予報でその日はキャンプ場で一泊、移動だけと急遽変更した。


中房キャンプ場は登山口のすぐ右手の駐車場だった。
誰もいないので解らなかった。(テント場情報は後日)

がその晩、外人団体が16人キャンプに来ると係りのお兄ちゃんに聞いた。
でもここでキャンプなら山に登るのだろうから大丈夫だろうと思ったら甘かった。
17:00頃到着し、大声で24:00過ぎまで大騒ぎ!
これにはまいった・・・・

耳栓するもなんとなく寝不足な翌朝、夜中から降り始めた雨は止まず、予報も悪そうだ。
「どうする?」
と相談の結果、とりあえず登ることに。明日以降の晴れを夢見て。


6:50出発。日曜でも結構登る、さすが人気ルート。


第一ベンチ=7:34着

雨の中なのでほとんど写真も撮らず進みます。

第二ベンチ=8:12着
第三ベンチ=8:54着
富士見ベンチ=9:44着
ウワサ通りほぼ等間隔にベンチがあるので、その度に5~10分休憩しながら行くので予想よりスムーズに歩けた。


合戦小屋まであと3分の看板にウキウキ


合戦小屋=10:34到着!

スイカまだあるかな・・・あれ?雨だから中かな・・・
小屋の方に恐る恐る聞いてみると、
「スイマセ~ン、昨日(9/20)までだったんです、又来年ヨロシクお願いします」
・・・やっぱりなかったかそういうことを外すの得意な私らしいな。
雨でも汗っかきの私は暑くてカッパの中汗だく。
仕方なくコーラで我慢する。


小屋前のナナカマドの実、真っ赤でしかも大粒だった。


合戦小屋を後にすると、段々景色が変わってきた。
ガスと雨で白と緑しかなかった世界に、赤や黄色の彩が加わって・・・


なんて、キレイなんだろう・・・ここは紅葉のプロムナードだ。


景色も何も見えない雨の中、紅葉が疲れた心を癒してくれた。


さあ、目指そう、イルカさんに会いに行こう。


紅葉に励まされ、ノンストップで登ること1時間、
見えた、燕山荘!

やったー!!!11:34到着!
なんと自分でもビックリのほぼCT通りの4時間40分(休憩時間含む)で来た!
今までテント装備(と言っても14kg、水2l含む)で4時間以上歩いたことがなかったので嬉しかった。

ご褒美ご褒美!
テント代¥600と夕食代金¥2600を払い、早速喫茶コーナーへ案内してもらう。


大ジョッキ¥1000
ぷぅはぁ~~~ウマっ


またここのテラスがステキでした。
雨と汗でずぶ濡れな私たちには天国のような場所。
ストーブがたかれ、光が一杯差し込むテラスで、
「一番いい時期にこられましたね、今年は早いんですよ、紅葉。この見頃は後3日で終わり・・・」
とおねえさんが教えてくれました。

汗も少し引いたところで、寒くならないうちにテント設営。
小屋の外に出ると、雨が止んで写真でしか見たことのなかった風景が広がった。


うわぁ~~~すごい!


これはすごい!!
感動でちょっと泣きそうになった。


さ、早くテント張って、燕岳へ行こうよ!


ところが見る見るうちにガスが湧いて、この美しい景色が見れたのはこの日、コレが最後だった。
私の元気もここまでだった・・・

テントを張り終わったらまた雨が降ってきた。
仕方なくテントの中で昼寝・・・
何度か外を見るけど、ガスは晴れない。
山頂は明日に期待して、今日はもう終わりにした。

--------------------

18:00小屋の食事時間になった。(小屋情報は後日)
幸い小雨だったが、小屋に上がる階段のところまで行くと強風で寒い。

小屋に入るとそれはそれは温かく、やっぱり小屋泊まりにすればよかったと猛烈に後悔。
小屋の人はみんな元気だけど、私は着替えてもまだ身体が湿っていてなんとなく不愉快だった。

それにテント場専用のトイレはちょっと遠く、そして暗くて寒い。
なるべくなら行きたくないので、夕食後、小屋のトイレを使わせてもらうと、
当たり前だがキレイで温かい。
小屋とテントの違いを今回痛感した。
飼い猫と野良猫の違いのように感じた。
しかもこの小屋、さすが人気があるだけあって素晴らしい!
人も設備も山小屋とは思えないほどなんだもの・・・

そして真っ暗で冷たく降り続く雨の中、夕食で温まった身体でテントに戻る悲しさ・・・
多分今回の失敗の原因はここだったと思う。
雨の日、2500m以上、初秋のテント泊がどれだけ辛いことだったのか、初めて知った。
経験不足を痛感した。

その後雨が更に激しく、風も強くなった。
幸い思ったほど寒くはなかったが、もう、テントから一歩も出たくなかった。
テントの中もあちこち湿っているし、外には叩きつける雨、気分落ち込む
自分の身体も冷たいまま・・・神様、雨を止ませてくださいとお願いしながら朝を向かえたが・・・


予報は大はずれ、雨が止まない。
止むどころか、横殴りの雨
9/22(月)の予報も変わって、夜まで雨、時々曇り。


出発予定の8:00ギリギリまで待ってみたが、止む気配はなく、
燕山頂方面も全く何も見えない。
この強風と雨の中を大天井まで歩きとおす自信がなかった。
普通の人なら行っているのだろうが、私たちはお互い未経験者。
お互いが心の中に不安を抱えていた。

それでもダンナは行きたがっていたが、私は昨晩からずっと聞き通しだった雨の音に、
もう、気力が途切れてしまったんだと思う。
情けないけど仕方ない、技術も気力もないんだから。
相談の結果、このまま下山することにした。


雨が小止みになるチャンスを待って、テントの中でスタンバイ。
雨の中の撤収作業は10分程度でできたような・・過去最高に早かったのがまた・・・。

下山を始めて15分、うっすら明るくなり、見えなかった町が見えた。
く、悔しい・・・
どんだけ雨オンナやねん、ワタシ・・・



急に足取りが重くなり、後ろを振り返り振り返り、何度も足が停まった。
昨日とは違い、今度は悔しくて悔しくて泣きそうだった。

そんな様子がおかしい私を見て、
「引き返そうか?」
とダンナは言ってくれ、一瞬迷ったけど、
「いや、いいよ、また絶対来る。だからイルカさんに会わずに来たんだから。
重たい荷物を背負ってくれたのに、悪かったね。
次回までにトレーニング積むよ、私。絶対に。」

リベンジを誓ったのだった。

-----------------------------

帰りに又中房温泉「湯原の湯」で汗を流し、生ビールでお疲れさん乾杯。
(温泉情報は後日)
ココのお兄ちゃんが可愛くて(テント泊した日に誰もいなかったので、ゆっくり色んな話をした)
「ただいま~帰ってきちゃったよ~」
と言うと、
「あ、おかえりなさい♪お疲れ様でした、ゆっくりしてください」
と温かく迎えてくれた。

土曜日、客が私たちしかいなかったとき、あちこち掃除をしたり、駐車場にいって案内したり、
甲斐甲斐しく働く彼の姿を見ていて、好青年だな~と思っていた。
若いのに(推定20代前半)えらいなぁ、とオバチャン目線で感心していた。
(夜は19:00頃まで管理して、自宅まで降りて、翌朝はまた5:00には来ていた)

帰り際、
「又来るから、オニイチャンも元気で頑張っててね」
と言ったら、嬉しそうにはにかみながら、深々とお辞儀をした。

まっすぐな瞳の青年に見送ってもらい、悔しくて悲しかったココロが芯から温まった。

-------------------------------


穂高駅に着いたら青空が広がり始めていた。
明日はきっと、晴れだろう。
さっきまでいた山はまだ厚い雲に覆われていたけど、いつかまた必ずここに。
今度はあの上から、この駅を眺めるんだ、と心に誓った。


色んなことを学んだ、今回の旅。
とても大きな価値のあることだったに違いない(と慰める


応援してくださった皆さん、ありがとうございました


初めての木曽駒ヶ岳 その2

2008-09-18 | ヤマのこと

その1はこちら


翌朝、4:00頃から雨の音がし始めていたので、無理かな~とは思ったけど、
やはり、ご来光は拝めなかった。

早起きして「濃ケ池」のほうまでぐるっと廻ろうと考えていたが、
天気の回復を待っている時間はないのでやめにした。
ちまたは3連休だが、我が家は翌日仕事だったため遅くても10:00には、
下山していないと、夕方までに家に帰れないからだ。

諦めてゆっくり朝食タイム。
6:00頃にはガスも取れてきたので山頂へ向けて出発。


テント場の2/3の人たちは既に空木岳方面へ出発済み。
今ここにいる人たちは多分、まったり組かな。


(レンズにゴミがついたままだった^^;この先こんな画像多し)
歩き始めて15分程度でもう山頂。
頂上木曽小屋の向こうにとても大きな山が見える・・・


お地蔵様の向こうにも大きな山が・・・


(乗鞍岳)
ふぇ~~!そうだったんですか!あれが御嶽山と乗鞍岳なのですか!
(オジサマに教えてもらった)

素晴らしい眺めですっ
まだ朝日が当たる前の薄暗い雲のじゅうたんから飛び出した、
堂々たるそのお姿・・・初めて見たので感動です!
岐阜県との県境にいるのがよーく理解できました。


東には遠く八ヶ岳や甲斐駒さんやら見え隠れしていました。
槍が見えた、と言う人もいましたが私には確認できず。
でもあまりの雄大さに離れがたく、山頂で3,40分も眺めてました。
皆さんも同じ気持ちのようです。


仕方なくテント場へ戻ります。
せっかくなので、「馬の背」方面へ少し歩くことにします。
ほんの少しだけ紅葉が始まっていました。


Uターンしてテント場に戻ろうとした頃、
前方の空からは光のシャワーが注ぎ始めていました。
あっちは南アルプスでしょうか。
ご来光は拝めなかったけど、やっぱり大自然の朝はすごい!

テントを撤収しているうちに、晴れてきて朝日が眩しいほどに。
お名残惜しいですが、千畳敷に向けて来た道を戻ります。


バイバイ、木曽駒ケ岳さん、ありがとう。


昨日はガスで何も見えなかった、こんな道をあるいていたのね。
やっぱり天気が良いと気持ちいい!
朝の澄んだ清清しい空気の中を歩けるシアワセよ~


「宝剣岳」のてっぺんにお約束の立っている人が。オソロシヤ~~。

またまたあっという間に「乗越浄土」へ。
まだ8:30だが観光客含め、結構な人が上がってくる。
下山はすれ違いの為、思ったより時間がかかった。


それでも時折上がってくる雲と青のコントラストが美しくて、
何度も後ろを振り返りながら40分ほどで降りてきた。


ナナカマドはほんのり色付き始めた程度。


そしていつも見ていたライブカメラの映像と同じ場所で、
お約束の写真をとることが出来た。
お天気バンザイ!!

最近の天気予報はコロコロ変わるから、今回も出発前に雨マークがついていても決行した。
期待していなかった分、天気が良くてホントに嬉しかった。

2500m以上の山に初めてきて、高山の大自然の美しさを少し味合わせてもらった。
これがここにこないと見ることの出来ない風景なんだ、
という事がよーーく解った。
離れがたい景色の美しさを知って、もっともっと見てみたい!!
と思う欲張りな私が、今回出来上がってしまったようだ・・・。


---------------------------------------------------

帰路はモチロン温泉へ。


こまくさの湯。「しらび平」から「菅の台」バス停で下車目の前。
カール切符に50円割引券付き。入浴料¥600(¥550)
館内はとても広くてゆったりできます。


湯上りは「信州地ビール」と「ソースカツ丼」
駒ヶ根市の名物らしい。
甘めのソースと肉厚で柔らかなカツは美味しかったです。


※ロープウエイ情報
3連休真ん中のこの日、下山した9:30頃は300人位並んでいたようです。(何時間待ちかは不明)
しらび平からバスで降りる際、3分おきくらいに満席の路線バスが10台以上も上がって来ていたので、
さらに混雑したのではないかと思われます。
温泉からの帰り(12:00頃)のしらび平方面のバスはガラガラでしたので、
混雑のピークは午前中かな、と思いました。
紅葉の時期はもっと大変かな?





初めての木曽駒ヶ岳 その1

2008-09-16 | ヤマのこと

9/13~9/14木曽駒が岳へ行ってきました。

私の所から公共機関利用ですと、日帰りは無理でもないけどかなりハード。
時間はかかるけど、便利でお得な「千畳敷カールきっぷ」を利用しました。
これですとロープウエイもバス代も全部込みで往復¥10000
JR利用より¥4000程度お得です。

ただ、中央道の渋滞にはまること必須。
その日のうちにテント場へ辿り着けるか心配ですが、ロープウエイがあるので何とかなるでしょう、と決めた。

新宿高速バスターミナル始発6:50出発、駒ヶ根市10:20着予定が、
予想通り2時間以上遅れ、駒ヶ根駅前に着いたのが12:20、
バスに乗り込み、しらび平に13:20着。

バスはほとんど同じように新宿からバスで来た人たちばかり20人ほど。
でもウワサの駒ヶ岳ロープウェイ待ちの列もなく、もうこの時間だと誰もいないのが幸い。
ロープウェイ待ち時間ゼロであっという間に天空へ。

千畳敷ホテル前の広場で高度順応の為30分程度ぼさっとします。
登山届けを出す順番待ちで、私の番が廻ってきました。
頂上の往復だけなのに、結構ちゃんとチェックします。
「手袋は?」とふいをつかれ、
「あ、忘れた!」と私。
「この時期はもうないとダメ、売店に軍手があるから」
とご指導されました。

他に単独の女性がいて、
「このコースは危険だから一人じゃ心配だなあ!最近どこの山登った?
その前は?岩登りは何度も経験してるの?」等々・・・
綿密にチェックしていてちょっとビックリ、でもありがたいことですね。

14:00登山開始。
いつもライブカメラで見ている風景の場所に自分がいるのが嬉しい、オノボリサン状態。


この時点ではまだ曇ったり晴れたりでした。
1ヶ月ぶりのテント装備で、私はすでに顔は真っ赤、滝のような汗です。

それでも40分ほどで、あっという間に「乗越浄土」へ到着。


やっと一息入れようと思ったら雨が降ってきた。
下からどんどんガスが上がってきて、暗くてよく見えない。
でもまだ何組かは向かうので、私たちも先を急ぎます。

どんな形をしているのか?全く解らないまま「中岳」通過。
急にぐぐっと下って、ただただロープの中を歩いていくと、
白一色の世界から、いきなりテントの色が浮かび上がりました。


「やっとエンジンかかって来たのにもう着いちゃった」
と生意気なことを言ったりします

「頂上小屋」で手続きをし、結構強い風と霧雨で寒いのでそそくさテントを張ります。
幕営代一人¥600、水は小屋の脇のタンクから自由、トイレは¥200、ビールは350mlが¥550とちとお高い。
でも思ったよりたくさんの人がいて安心(?)3連休初日ですもんね。
40張くらいだったでしょうか?

まだ16:00前でしたが山頂は明日の晴れ待ちで行きません。
もう食べて寝るだけ、と全然動いてないのに本日の行程終了。

寒いのでテントの中で食事をしていると、だんだん空が明るくなってきた。


顔を出してみると、西の空が青くなり、隠れていた木曽駒ケ岳頂上が姿を現した。

急いでカメラを持っていくと、そこにはまだ見たことのなかった風景が広がっていた。



どど~~ん


ほえ~~~


ひょえ~~~~


はぁ・・・・・

と言葉になりません、素晴らしすぎて。

刻々と変わる自然の大天体ショー、寒くても離れられないほどの美しさです。


最後は空が真っ赤に染まって、ショーは終わりました。

たった1時間だったけど、こんなステキなショーを見せてくれてアリガトウ。
中央道渋滞(←歩きではないところが・・)で疲れた私へのご褒美でした。


目的だった「星」は曇ってしまって見れなかったけど、
月明かりだけが時々明るく、風が治まったので夜中は全く寒くなく、
静かなテント場はとても快適でよく眠れました。
1週間の疲れをここで癒せたような気がします。
(小屋の消灯は20:00でした)


明日はご来光見れるかなぁ・・・

つづく