カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

山納めは箱根

2022-12-31 | ヤマのこと

2022.12.30(金) 箱根の明星ヶ岳へ


ちょこっとどこかを歩きたいと金時山を予定していたが、東名高速が帰省で渋滞していたらイヤだな・・・
と思い、移動の少ない明星ヶ岳に行くことにした。



天気予報は曇りだったが、登山口に着くころは雲行きが怪しくて雪でもちらつくのかとドキドキ・・



宮城野橋でバスを降りて登山口へ
霜もおりてないのでそんなに寒くない朝でした



笹と窪んだ登山道、これぞ箱根



ぐいぐい登ると大文字焼のビューポイントへ



良かった、さっきの黒い雲は消えて青空が広がった
目の前の神山、大涌谷、仙石原~強羅あたりの町並みがよく見える



またまた窪んだ道、杉林を進み、傾斜が緩むと



広い尾根に乗りました



相模湾がキラキラ、青空が嬉しいね



さっきの大涌谷方面からは煙?湯気?が上がってる
さてここからは駅に向かって歩きましょう



山頂方面に進むと何かの足場のような?工事でも始まるのかと思ったら、



あー、なるほど。
箱根駅伝の撮影ポイントなんですね!日テレマークが。ここからの映像はどんななのかな?
こんな年末に来たことなかったから珍しいものに出会えて( *´艸`)フフフ



山頂の石碑にご挨拶して先へ急ぎましょう



柴犬撫でたくなる・・・



トレランの人が結構いて、半数以上が外国の方でした
カラフルウエアが冬枯れの道に映えていい感じ



アップダウンしながら進むといったん車道に出て、900m先でまた山道に入ります
ここを歩いたの、もう10年以上前だったから忘れてた~



また黒い雲が出始めて寒くなってきた
木々の間から見えているのは明神ヶ岳かな?三角点のある塔ノ峰から下山します



薄暗い道を降りていくとを阿弥陀寺の屋根が見え、山歩きは終了



寺の庭園には木に名前が書かれたプレートがいっぱいあって、
川島明、うん、よくある名前だね。益若つばさ・・・んん??



えー!?
大悟椿はちょっと見つけられなかったけど・・・



阿弥陀寺では”椿プロジェクト”とやらを行っているそうですが。
芸事の何かに関係のあるお寺なんですかねぇ?調べてみたけどちょっとわかりませんでした。
今日は面白いものに出会う日だなぁ・・・



その後は箱根湯本駅までてくてく。
駅前は老若男女で大賑わい、あと3日もすればまた箱根駅伝で賑わいますね。



湯本駅からはバスに乗って今日の目的、鈴廣へ
簡単にランチと買い物を済ませ、師走のあわただしい中、2022年の山歩きを納めました。

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これで2022年の山行回数が51回となりました。
山を歩き始めてから年間50回を超えたことがなかったのですが途中で気づき、
せっかくだから超えたいなぁと思って12月頑張りました・笑 来年はまた更新できたらいいな~
(山頂の数ではなくて山歩きした日数・下山のみの日はカウントしていません)


2022年もこのブログをご覧いただきありがとうございました。
皆様も良いお年をお迎えくださいませ。





【行程】(交通)新宿5:40⇒小田原7:10/BS7:25⇒宮城野橋BS7:55
  (山行)明星ヶ岳登山口8:05⇒明星ヶ岳9:15⇒塔ノ峰10:50⇒阿弥陀寺11:30⇒箱根湯本駅12:00

    累積標高差:登り657m 下り1015m


     

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冬の実、冬の華

2022-12-28 | ヤマのこと

2022.12.26(月)いつもの高尾へ


この時期の高尾、寒いけどやっぱり氷華が見たいと出かけてきました



(ハナワラビ:オオ/フユ/アカとの違いは解りません)  
日影の道、寒い朝、わずかな陽の光に暖かさを感じながら尾根を目指す

冬枯れの山でよく見かける赤や黄色の実
キレイな実があるなぁ、と思ってもそれが何の植物の実なのか?
知識がないから家に帰って調べたところでいつも?でそのままずーーとわからないままでいました。

今日は観察しながらの山歩き、さて覚えられたのでしょうか?
(違っていたらご教示くださいませ)



青空に映える赤、見上げた木は”ガマズミ”
レンプクソウ科ガマズミ属 夏には真っ白い花が咲くアレですね。



黄色い実は”ヘクソカズラ” アカネ科ヘクソカズラ属
ツヤツヤでキレイ、花もかわいいのにね、この名前はねぇ~



あ~なるほど、と思ったのは”オオバギボウシ”の種子
確かに花の時期はこんな風に咲いていたもんね、これは解りやすい。



こちらは”ヤマユリ”
この網の目のような隙間に風が通り、中の種子が飛んでいくシステムだそう、上手くできてるー



夢中になって色んな植物を見ていたら、いつの間にか”もみじ台”到着
雲一つない真っ青な空に富士山、丹沢の雪も溶けたようで今日は穏やかな天気になりました


さて、夢中になって探していたものとは・・・




”鬼女蘭/キジョラン” アサギマダラの食草 ガガイモ科
アサギマダラの幼虫はこの有毒なキジョランの葉に丸く傷をつけて、
毒を抜いてから食べるから丸い穴が開くそう、知らなかった!アサギマダラ賢い!

時期的にちょっと遅いので、見れるかどうかは微妙、だったのですが・・・



手に届く範囲の木を探すも見つからない
登山道からは届かない遠くの木も、目を凝らして探すと・・・「あ、あった!」



見たかったのはこれ。
熟した実が割れて、中から白色の綿毛が付いた種子が放出される。
その様子が白毛を振り乱す鬼女のように見えることからこの名になったキジョラン。
種子が落ちているのは良く遭遇していたけど、飛び出す様子がわかる実を見れたのは初めてで嬉しかった(^^
実際見るのと写真で見るのとでは、理解度が格段に違う。



放出されたキジョランの種子、なかなか大きい。

話は変わりますが、私が重ねて手にしている白いグローブはニトリルグローブ
通常医療用ですが、登山にも良いらしいと聞いてこの冬から試してみた。
手袋をはずしても完全に素手になることなく、スマホもそのままで反応するしカメラ操作も楽
指先がかじかんでしまわないので今のところ良い感じで使えています。



こちらの種子は・・・?



テイカカズラの綿毛(さてどこでしょう)
あのかわいらしい花のあと、細長いいんげんのような形になって弾けて綿毛で飛ぶ。

ちょっと気になる名前の由来を調べてみたら、テイカカズラは歌人として有名な「藤原定家」が
叶わぬ恋と知りつつも皇女に恋をして、皇女の死後も執着し続けた結果、
定家はカズラに生まれ変わり皇女の墓に絡みついて覆いつくしてしまった、という伝説からとのことでした。


そうそう、もうひとつの今日の目的、シモバシラの氷華は





乾燥し過ぎたのか?土曜日頃が最盛期だったようで少ししか見れなかった。
だけど会えて良かった~ これで今日の2大目的達成(^^



今度は黒、”ノササゲ”の実
こちらはさやが丸まってうす紫色になったところがしっとり美しくオトナの雰囲気



う~ん。
広大な山の中、この赤い実と葉を見ただけで違いが分かるのは凄すぎる。
ヒヨドリジョウゴ?マルバノホロシ? さてどっち??(もともとどっちも知らなかった私)



ヤブムラサキ?ムラサキシキブ?
ヤブムラサキは毛がある、ムラサキシキブは毛がない、判定基準のひとつはスミレと一緒



茶色っぽいのしか見たことなかった、グリーンの花の個体は初めて見たかも?
咲き初めの”カンアオイ” ウマノスズクサ科 カンアオイ属



ケムシのような・・・”ツノハシバミ”の冬芽
この木の実はヘーゼルナッツなんだそうです、へぇ~~



”ヤブコウジ” サクラソウ科 ヤブコウジ属
これを見てすぐに落語の「寿限無寿限無・・・」が出てくるYさんの博識さにぼーっと生きてる私は驚くばかり。



夢中で歩いていたら、あまり寒さも感じなかったな。
スカイツリーまで良く見えた、スッキリ晴れが気持ちいい



夏のように賑やかな花のない冬の高尾山
草木の変化を意識して歩けば、枯れた山道も宝探しのような楽しみに変わり、
誰かと歩けばその楽しさは二倍にも三倍にもなる。
やっぱり人と会ってお話しすることはとても大切な時間だな、って改めて感じた冬の一日でした。


☆参考 TAKAO 599 MUSEUM






     

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ご当地Alps・日連アルプス

2022-12-25 | ヤマのこと

2022.12.23(金)すきま時間を使って一度歩いてみたかった神奈川県の”日連(ひづれ)アルプス”へ


先週強風で寒いのに懲りたばかりなのに、また風の強い日に出てきてしまった( ゚Д゚)アワワ
今日はいつもの藤野駅から。登山口までバスの本数は少ないし、距離もないので歩いていきます。
相模川を行く船は釣り船かしら? この日連大橋を通り抜ける風が強くて帽子が飛びそうなくらい。



バス通りを進むと左に赤い鳥居が見えた
ここが登山口



薄暗い道を九十九折れに登っていくと、拾〇丁目、と彫られた石標がいくつも出てくる。



この標識が出てきたところから急坂
落ち葉で滑る坂を一気に登りきると、



その先が”藤野十五名山”のひとつ、”日連金剛山410m”
ここには日連という集落の守り神だという、金剛山神社がありました。
奥にあった陽の当たるベンチで地図確認、先へ進みます。



難しいところはなさそうだけど、低山で迷いやすいし今日は一人なのでYAMAPオン
金剛山からはなだらかで日当たりの良い尾根になり、道なりに進むと



”峯山”



ここはとても見晴らしがよい!寒くなければゆっくりしたいところ。
右手前は先日歩いた生藤山あたり、真ん中遠くにちょこっと見えるのは”鷹ノ巣山”らしい



左奥、白く見えるのはこの間歩いた小金沢連嶺の白谷丸??



山頂に設置されていた写真をトリミングしてみたけど・・・同定はいつも難しい 同じ位置に撮りなさいって




峯山から2分、と書いてあったので先へ行ってみると”八坂山”
眺望はなく、その先へは進めないとの表示あり、戻ります。



戻る時に”峯山”から見えた道志方面、大きな山は大室山
その奥に富士山が見えたりしたら最高なんですけどね~



そこからしばらくは北風が遮られる道だったので、ほっとできる区間



ずんずん進むと杉峠
ここから進行方向逆のベンチ側に進むと鉢岡山に着くようです、往復1時間弱、行ってみましょう。



ほぼ平坦な道を進むといったん車道にでた、工事車両と工事の方が数名
今日の山で初めて人に会った、一人で心細かったところ、ちょっと安心する小心者な私。



展望台なのか?古そうなので登らず先へ



おっと!こんなところに谷に向かって落ちそうな放置車が。
山の中で”ここまでどうやって来たの?”的な古い乗り物に出会う不思議がここでも。
すぐそばまで車道が通っているからですかねぇ・・・



緩やかだけど変化もない道、まだかな~と進み最後の登りを終えると”鉢岡山”ここも藤野十五名山
残念ながら展望も何もないピーク「鉢岡山烽火台跡」と書いてありました。

下りはYAMAPの地図通り降りたけど、藪の中の踏み跡怪しい&チクチクトラップありの急坂
登りの時分岐に見えなかったもん、これGPSないとこわいわ~



もとの尾根まで戻ります、日陰は霜柱バリバリ音を立てながら



目に留まるような植物もない冬枯れの路ですが



ほんのちょっとだけ色を見つけると、なんとなく暖かさを感じて嬉しくなる



いよいよ最後のピークかな?”宝山”到着
このルート、要所にはベンチが設置されていて静かでゆっくりできるのはいい感じ
ですが、陽が当たっていてもとにかく風が強くて寒い寒い!腰掛ける余裕はありませんので下山開始





最後に細くて急な斜面
ロープを手掛かりに慎重に降りると、あとはゆるゆる集落へ向かって歩き、



ゴール
ここからまた、スタートの藤野駅まで約40分の車道歩き



駅からぐるっとひと廻り
小さいながらもそれなりなアップダウンあり、気持ちの良い尾根歩きあり、で
なかなか楽しいご当地アルプスでした。





【行程】(交通)新宿⇒高尾⇒藤野 復路も同じ

    (歩行)藤野駅8:30⇒金剛山登山口8:45⇒日連金剛山9:15⇒峯山9:23⇒八坂山9:28⇒杉峠9:42
        ⇒鉢岡山10:00⇒杉峠⇒日連山10:40⇒宝山10:45⇒登山口11:15⇒藤野駅11:50

     ※令和元年の台風の影響で崩落している箇所が数か所あり(藤野HPより)
     1、金剛山から赤沢バス停に降りる道(通れますが注意が必要です)
     2、杉峠から八坂神社に下りて行く道(通れません)
     3、おおだ小径(勝瀬橋へは抜けられません)
     
     

     

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極寒北八ヶ岳

2022-12-22 | ヤマのこと
2022.12.18(日)~19(月) 北八ヶ岳へ


雪山ハイキングでクリスマス気分を味わおう~と、4年ぶりに北八ヶ岳へ
白駒荘に2か月ほど前に予約をいれてありました。



家から各駅停車で4時間かけて茅野駅へ
茅野駅10:20発の北八ヶ岳ロープウエイ行きのバスに乗ります。
スキー場に着いた時にはまだ青空が見えていましたが、今日は強風&曇りの予報



バスも時間帯のせいなのか?日曜日だけど5人しか乗っていなかった
まだスキー客もいないようでロープウエイも6、7人しか乗らなくて閑散としていました

ロープウェイ山頂駅に到着する際も、強風で左右に揺れてすんなりおさまらない(*_*;
この時点でもう稜線は通らず、最短で白駒池を目指すことに決めました。



五辻方面に進みます。
木々に覆われている区間はまだ穏やかですが、



少しでも開けるとゴゴゴーーーっと風が。
この日の天気予報、気温マイナス12℃、風速14m
朝が一番気温が高かったそうで昼間はどんどん下がり、



”オトギリ平”に着いた時にはこの積雪
ここから”大石峠”へ向かう区間で失敗したな、と思ったのが“ワカン”を持参していなかった事。
北八ヶ岳はいつも雪山ハイキングで人がいないことなかったから、トレースがある前提で来たのが失敗
この金曜日までロープウエイが点検で運休していたことを知ってたのに、
雪山装備とか一年ぶりでおろそかにしていたことを反省
1週間前にはほとんど雪がなかったのに、この土日の寒波で一気に積雪量が増えていたのでした。

それでも先行者のおかげでトレースは出来ており、ずぼずぼ埋もれながらも進めましたが、



吹きさらしに出れば、強風で雪が顔に痛く、雪が舞い上がり前方が見えない
トレースは強風で消されていき、グローブの中の指先は温まる暇もなく、



ただただ無言で黙々と歩いて国道、ここも風の通り道、サムーーー



麦草ヒュッテのこの場所も、風が叩きつけるので足早に通り過ぎ(雪深くて全然足早に進めてないけど)



白駒の庭では降りたての雪に隠された木道を歩いているつもりが、うっかり木道を外れて何度もズボッ



通常より多く時間がかかり、やっと白駒荘が見えた時の安堵感と言ったら。
北ヤツスノーハイキング♪ なんてウキウキ気分などひとつも湧き上がらず放心状態で到着(笑)
お腹で温め続けたカメラなんて出せる状態ではなく、また単なる重しになった・・・

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ようやく白駒荘にチェックイン


今回も相部屋しか空いていなかった
マイナスの世界からプラスの世界へ入った途端に凍り付いていた髪が溶けて水になりポタポタ・・・

白駒荘はお風呂に入れるのですが、一度に3人しか入れないのでこの日は順番待ちでした。
30分ほど待っている間はストーブがついていても寒かったのですが、
お風呂上りにようやく冷え切った体が温まり、人間に戻った気分・・・お風呂ありがたい!



夕食は17:30から
前回同様ボリューム満点の牛肉しゃぶしゃぶと、ちょっとずつ色んなおかずが嬉しい美味しい
渋柿が高地の為自然に甘くなる(と仰っていた気が)オリジナル柿がデザート



白駒荘は今年100周年だそうで、画像上の白い手ぬぐいが宿泊者にプレゼントされました。
このご時世で食後に団らんと出来ないのが寂しいのですが、スマホも圏外なので暖かい部屋で早々に就寝。



朝食は6:30から
今日は風は強いけど天気が回復するとのオーナーさん天気予報、白駒池の向こうに陽が登りました。



朝食もすごいボリューム
お野菜がとても美味しかった、と思ったら、



自家製野菜なんですね~
野菜が大好きなので美味しいととても幸せな気持ちになる私です。

チェックアウトは8:00~8:30 今朝はこの冬一番の冷え込みだそうでマイナス14℃
またあの凍り付く寒さの中へ・・・気温差30℃くらいあるよね・・・



気合を入れて外に出る。
とりあえず高見石小屋まで登ってみたけど、相変わらずの強風と晴れ間なんて一つも見えない・・・
小屋にも寄らず高見石にも上らず最短で下山!



トレースがあって歩きやすかった林間部分を抜け、いよいよ暴風区間、賽ノ河原へ突入
フードをしっかりかぶりなおして・・・
暴風に長い時間さらされたくないので、出来るだけ早く下りたいけど
まだ降りたての雪は締まっていないし、岩と岩の間に落ちるとまずいので風でよろけながら足場を確認しつつ



お地蔵さんのとこまで降りてきたらあともうちょっと!



今日一番の難関区間突破したぞーーー(とこの時は・・笑)



風にあたらない幸せな林間に突入、あとはゆるりと降りるだけ
なんだかなぁ、この二日間、ただの苦行じゃないのコレ・・・それにしてもこっちも凄い雪



懐かしい渋の湯まで戻ってきました、ひとっこひとりおりません。
以前は先を争うようにバス停に並び、人で溢れていた渋の湯、今はどうなんだろ?
いい温泉だけど、今日は入らず帰ります。なぜならこの先まだ歩くから。



ここで雪かき中の宿の方?にどこへ行くの?と聞かれ、驚かれる。
ですよね、この渋の湯~茅野駅区間のバス、平日は走っていないんですから。
白駒荘がこの日曜日しか空室がなかったので予約入れて、アクセス調べたら平日はバスがないと解り悩みました。

北八ヶ岳ロープウエイ⇒茅野駅のバスは平日は10:30と15:00のみで11:50のは無い
10:30は間に合わないし、15:00は天気が良くて暖かい日以外はそこまで何して待てばいいの?
と、登山者には中途半端な時間しかなかったし、同じコースのピストンは出来るだけしたくない。

事前にアルピコサイトと地図で方法を探していたら、メルヘン街道の”横谷狭入口”バス停なら
この時期でも13:31発茅野駅行きのバスがあることを発見、渋の湯から1時間ちょっとで着けそうと予想してきてみた。

宿の方に行動予定を話したら、
「そっちの道からメルヘン街道に行けるけど、除雪されてるのかな?除雪してなければひざ下まで雪あるよ?」
「かなり距離あるけど、まあ頑張って・・・」
と励まされ(?)歩き始めた。



除雪か・・・
雪国で生活したことないから、道路があれば夏冬関係なく歩けるものと思ってた(汗)
除雪しないと歩けないという発想はなかったので、ダメならバス通り(湯みち街道)を延々歩いていくか?
進退できなくなったらタクシーしかない、と思って歩き始めたら今頃青空が。

辰野館先の道は幸いなことに除雪されていたので予定通り進んでみた。
どうやら別荘エリアのようで、家が点々と見えてきた、その先で車の音・・え?なんと除雪車!笑
たまたま?今日??除雪してくれてありがとうございます!

実は遊歩道というところを通れば1時間ちょっとで行けると予測してきたのですが、
雪で遊歩道なんてどこにあるのかわからないかも、という懸念通りで、諦めて車道を延々歩くしかなくなった。
すると、車道歩きなら倍の2時間半、到着予定時刻は13:15とGooglemapに告げられた。



この赤破線の遊歩道を歩くつもりだったが、結果、緑の国道299号をぐるっと歩いていくはめに。
もちろん人など歩いていないし、車も4台くらいしか見かけなかった、時間はどんどん過ぎていく。

スマホで何度入力してもGoogleはバス停の場所を示してくれない。
別荘地の細道をギリギリ時間で歩いているから、バス停の場所が解らないと間に合わないかも!
道を尋ねたくとも人も歩いていないからとにかく進むしかない、
だんだん焦ってきて時計を見ながら別荘地を右に左に凍った道を急ぎ足(3回転んだ)で歩き、




家が多く見えてきた方に進めば何かわかるかも?と進んだらなんとそこにバス停が!
ふぅぅ・・・間に合ったぁ・・・・
あてずっぽうで来て、偶然発車時間18分前にたどり着いた自分、この二日間で一番の達成感( ;∀;)ナニソレ

そこへ無事にバスがやってきて、暖かなバスに揺られ茅野駅に戻ることが出来ました。(運賃¥840)

(*^-^*)

今回本当に寒くて寒くて、立ち止まったら体温奪われる、太陽の温かさが恋しかった二日間 
いくら北八ヶ岳とはいえ、強風と氷点下予報の時は、宿泊キャンセルするというのもありだよね、
という基本に立ち返る経験となった今回の山行でした。

でもでも・・・
夏なら遊歩道歩いてバスに乗れることが解って良かったね!
夏ならこのバス停までのルート使えると思うので、公共交通機関派の方、ぜひお試しください・笑





【行程】(交通)往路:新宿5:46⇒八王子⇒茅野9:20(18きっぷ利用)茅野駅BS10:20 ⇒北八ヶ岳ロープウエイ11:11
        復路:横谷狭入口BS13:31⇒茅野駅14:05 15:18⇒あずさ⇒新宿17:23

    (歩行)往路:山頂駅11:55⇒五辻12:35⇒おとぎり平13:35⇒麦草ヒュッテ14:20⇒白駒荘15:12
        復路:白駒荘8:05⇒高見石小屋8:45⇒賽ノ河原取付9:10⇒賽ノ河原終9:40⇒渋の湯10:35
           ⇒車道歩きで横谷狭入口BS13:13

     

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富士山を眺めに行こう・2

2022-12-14 | ヤマのこと

日本一長い名前の山、山梨県の”牛奥ノ雁ヶ腹摺山(うしおくのがんがはらすりやま)”へ


2022.12.11(日)この日も寒くて予想(山頂)気温マイナス2度だったけど、
気になっていたルートをどうしても年内に確かめたくて、上日川峠へのバス運行最終日に出かけました。



10月に牛ノ寝通りの紅葉を見に行った時に、あっちも行きたいなぁ、と思っていた小金沢連嶺
この山は13年前、避難小屋泊で縦走したっきり、日帰りでは無理だと勝手に思っていたけど、
”すずらん昆虫館”のバス停からなら陽の短い時期でも周回できると解ったので試したみたかった。

バス停脇からすぐに登りに入り、林道を横切り、工事中のう回路を超えると山道になる。


前日の土曜は無風の快晴で良さそうだったけど用事で行けなかったので、
この日曜日の天気予報は風強だったけど来てみたら、やっぱり風が冷たくてさむーーーい!



まあ、大菩薩は寒いと解っていて来ているのだからがまんがまん。
風が強くても陽の当たるところはまだ暖かさにホッとできるけど、樹林帯は寒くて立ち止まれない(;'∀')



途中までは緩やかな道、だんだん岩場が増えて、回り込むように登るとそこが”パノラマ岩”



パノラマ岩からの眺めは・・・うーん、ちょっとどんより



と、その先の樹林帯を抜けたら目の前がぱーっと開けて、




見たかった風景が現れた



針山のような縞枯れ現象の中をぬうように登っていく



周囲を見渡せば富士山~奥秩父方面の折り重なる山々



独特の美しい景観に、ほー、っとため息が出る
地味だけど奥秩父らしい風景の美しさを再確認しながら登ると、見えてきたのは山頂



牛奥ノ雁ヶ腹摺山1990m



雲多めですが、しっかり富士山見れた♪
素晴らしい眺めが得られる山頂、寒くなければゆっくりしたいところですね



山頂からは尾根歩きになるので、風よけのアウター&帽子を装備しなおして先へ進みます
小金沢山への稜線歩きはなだらかで気持ちが良い



奥多摩の山々もきれいに見えています



登りが始まったと思ったら



すぐに”小金沢山”山頂でした
ここからの富士山も見れた~
以前来た時は晴れにもかかわらず”秀麗富岳十二景”であるこの二つのピークからの富士山拝めなかったので、
13年ぶりに達成できました・笑



寒いのでささっと昼食を済ませ、先へ進みます。
小金沢山からは奥秩父らしい森の中
うっすら雪&ところどころ凍り、木の根っこ&岩場の気を使う区間、そういえばこんな感じだったっけ。



樹林帯を抜けるとまた笹の尾根へ 左のピークが熊沢山、右のピークが天狗棚山
やっぱり奥秩父、いいな。森と笹、どっちの風景も好きだな~



大菩薩湖をみながら気持ちよく進むけど、



この辺りは霜が解けてぐちゃぐちゃズルズルな登山道、転ぶと大変



天狗棚山を登って降りて、13:10、石丸峠に到着
ここから大菩薩峠経由か?小屋平まで一気に降りるか?なのですが、
バス時刻が予想より出発が遅くなったので、上日川峠15時のバスに乗るために
大菩薩峠経由するとどうやらギリギリになりそう・・・
16時の最終バスではもう陽が傾いて寒さに耐えられないから、下山することに。



今日歩いてきた道を振り返る
小金沢山の向こうに見える富士山、だいぶ雲がかかってきてしまいました




南アルプスがうっすら見える中、小屋平へ降りていきます



いつものカラマツの道、歩きやすい



林道を渡り、下山路へ
いつも登りでしか歩いたことなかったので解らなかったけど、この時間は陽があたるんですね。
ドロドロ道だと時間かかりそう、と思っていた急坂も乾いていてすんなり。



予定より一本早い14:05のバスに間に合い、おかげでバスも空いていてそのまま駅へ

すずらん昆虫館からの道は想像以上に緩やかで気持ちよく歩ける道でした。
来春、バスの運行が始まり陽の長い季節になったら続きを歩きましょう~今から楽しみ(^^





【行程】(交通)往路:新宿5:46⇒八王子⇒甲斐大和7:40 BS8:10 ⇒すずらん昆虫館前BS8:45
        復路:小屋平BS14:05⇒甲斐大和BS14:50 甲斐大和15:24⇒高尾⇒新宿17:17(18きっぷ利用)

    (歩行)すずらん昆虫館前8:52⇒林道終点9:35⇒パノラマ台10:25⇒牛奥ノ雁ヶ腹摺山10:45~10:55
        ⇒小金沢山11:25~11:55⇒天狗棚山12:50⇒石丸峠13:05⇒小屋平BS13:50

     ☆累計標高差 上り851m 下り642m 距離8.5km
     ☆甲斐大和駅で30分の電車待ちが寒すぎて周辺をうろうろしてたら、駅から徒歩3分の所にセブン発見♪


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富士山を眺めに行こう・1

2022-12-11 | ヤマのこと
あんなに暖かかったのに急に寒くなったせいか?標高の高いお山に足が向かない・・・


けど、身体を寒さに慣らしておかないとね、と今週も低山ハイキング。
この時期、アクセス楽な山はほとんど歩いてしまったので、山選びが難しい・・・

まだ山歩き始めたばかりの頃に歩いた神奈川県の”生藤山”なら富士山が見れるかな?
朝もそんなに早く出発しなくても済むしね~



2022.12.7(水)
上野原駅からバスに乗り、石楯尾神社バス停で下車して登り始めます。
畑には霜が降りていて、9時なのにやっぱり都内よりずっと寒い( ;∀;)
地元の方に「どこ行くの?寒いよー笑」と声をかけられ進みます。



杉林の日の当たらない暗い道を九十九折れにぐんぐん登ると
そこから1時間ちょっとで日の当たる稜線に出ました。
まあ1時間くらいの杉林なら早く陽の当たる尾根に着けるから良い方かな。



”甘草水”を過ぎ、”三国山”を通過、岩々の急坂を登ると”生藤山”山頂
ベンチもあって結構広い、そして楽しみにしていた富士山は・・・



あり?
見えるのは見えるけど、木々が邪魔しちゃうんですね。



まあ見れただけいいか、先へ進みましょう。
ここってこんなにヤセ尾根と岩場の急斜面が続くんだったっけ??全く記憶がない。
そして”茅丸”のピークとまき道の分岐に到着
どうしようかな~と思いつつも巻かずに登ると、



生藤山よりずっと眺めがよいではないですか!
丹沢の山々がくっきり



そして綺麗な富士山を拝むことが出来ました♪
巻かなくて良かった~



その後も急な階段や小さなピークをアップダウン、平らな尾根や階段歩き



この時期、お日様があたる尾根は暖かくて嬉しい
右手に見えてきたのはいつもの陣馬山



おっ、茶屋も見えるよ



わずかに紅葉が残る道を”醍醐丸”まで進んで、今日はおしまい。
醍醐丸は陽の当たらないピークで寒いので、どこか陽の当たるところでお昼にしようと思っていたら、
どこにも陽の当たるところがなくて、そのまま食べずに和田まで降りてしまった( ;∀;)

お腹が空いたよ~~
でも13時過ぎちゃったから夕方からの予定のために我慢しますか。



早い時間のバスに乗れてそのまま藤野駅へ
さすがにお腹が空いて”ふじのね”でパンを購入して電車待ちの間に外のベンチで頂きます。
”NPO法人てくてく”さんの天然酵母パン、パッケージもかわいく美味しくて幸せな気分になれました。








【行程】(交通)往路:新宿⇒上野原BS8:32 ⇒石楯尾神社BS8:52 復路:和田BS14:00⇒藤野駅14:14

    (歩行)石楯尾神社9:00⇒甘草水大明神10:15⇒三国山10:35⇒生藤山10:50⇒茅丸11:10⇒醍醐丸12:30⇒和田登山口13:20⇒和田バス停13:43

     ☆累計標高差 上り829m 下り893m 距離9.9km
     
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八王子城山尾根歩き

2022-12-06 | ヤマのこと
2022.12.2(金)八王子城山から先の続きを歩きに行きました。


高尾駅北口からバスに乗り、”河原宿大橋”下車、”心源院”の登山口からスタート



前回道を間違えたのでさすがに記憶はバッチリ
スムーズに分岐を左へ



”大六天”の見晴らし所からは毎度おなじみ筑波山



ひときわ高いのがスカイツリー



その先はずっとうす暗い杉林のアップダウンの道を行く



誰にも会わない静かな道
八王子城山で初めて人に会った

ここまでは前回と同じルート、先へ進みます



富士見台への道は北高尾歩いた時に来ていますが
すれ違い出来ないような細さの尾根巻きトラバースとか
スニーカーの観光客とかもいるけど、結構歩きにくいんですよね



木の根っこがむき出しの尾根を登ったかと思えばまた下り、ようやく陽が差す富士見台へ



朝からどんよりしていたから無理かな~と思っていたけど、富士山見えた。
手前に城山のアンテナ、最後のかき氷からもう3ヶ月も経ってしまったのね・・・



富士見台から駒木野目指すルートは今回初歩き
殆どが木々に覆われた尾根を、またまた小さくアップダウンしながら



”愛宕地蔵尊” 到着
お地蔵様があるピークに陽が差してちょっとほっと出来る場所でした




こちらのルートは地図の実践ルートとは思えないような、え?ここ登山道じゃないよね?
といった感じの踏み後怪しげな道なんですねー
落ち葉に埋もれているので、手書き道標とか注意しながら行かないと迷いそう。




最後は中央高速道の脇に出て、無理やりな感じの急斜面をロープにつかまりながら降りる。
元のロープの代わりにかかっていた紐?が



なぜかシャルルジョルダン(笑)


そこからはいつものバス道
駒木野庭園脇を歩き、小仏川を渡り、



今日の目的”蕎麦と杜々”へ



一度来てみたいと思っていた、小さな古いおうちを改装した店



石臼から引いた蕎麦 地元野菜の精進揚げ
かわいらしくセンス良い盛り付け 干し野菜かな?美味しかった。

4テーブルの小さな店、土日は混雑で大変らしいので平日狙いのプラン、食べることが出来て何より。



本日の歩いたコース
同じ高尾でもこちらはとても静かです。







【行程】(交通)往路:新宿⇒高尾 高尾北口バス停(宝生寺行き) ⇒河原宿大橋BS 復路:高尾山口⇒新宿

    (歩行)心源院8:00⇒大六天8:37⇒八王子城山9:28⇒富士見台10:15~10:35⇒地蔵峰11:30~11:42
        八王子城跡ハイキングコース入口11:52

     ☆累計標高差 上り633m 下り627m 距離9.2km
     
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