カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

大好き燕岳へ

2023-08-29 | ヤマのこと

2023.8.24(木)~25(金) 燕岳へ


(日の出前、赤く染まる白い花崗岩)
2023年夏山滑り込み、やっと行けた北アルプス、燕岳。




水曜日、仕事を終えて新宿から安曇野穂高まで夜行バスに乗る。
扇沢行き23時15分発、4時27分着の便なのに3時40分頃着いちゃって・・・眠いのなんの(*_*;
5時10分発のバスが来るまで1時間以上じーっと待つだけ、あぁもうちょっと寝たかった・・・
駅前は夜明け前でまだ涼しいから待てるけど、この夏の暑さ、安曇野でさえもヒンヤリ感はなかった。



平日だけどまだ夏休みという事もあってか、中房温泉行の乗合バスは3台
登山口は相変わらずの賑やかさでした。
朝食を取り、もたもた支度をして6時40分出発



第一、第二ベンチまでは順調なんだけど、それ以降富士見ベンチまでが眠気のせいかいつも辛い。
合戦小屋まではこの表示のおかげで元気になれるのよね~



気温は20℃ないくらい?だとは思うけど、湿気もあるのでいつも通りバンダナが絞れるほどの汗で到着。



いつも山荘手前でシャリバテになるので、今日はここで昼食をとる作戦
ダンナ様は山菜うどん、私はやっぱり食べれないのでスイカのみ、でエネルギー補給



今日の天気予報は霧時々晴れ 第三ベンチ辺りまでは陽が差していた
登りが霧なのは私にとってはとてもありがたいけど、合戦小屋を出発したあたりから霧雨が・・・



槍展望ポイントまで来ると、ちょっと雨が強くなってきたのでザックカバーと合羽の上だけを着ることに。
合羽着ると暑いんだよね・・・

とか言ってるうちにザーッと!
既に汗で全身濡れてるからいいや、と合羽ズボンをはかずに歩き続けたら、ラッキーなことに止んでくれた♪



小屋近くなるとようやくお花たちがお出迎え



オヤマリンドウ・イチヤクソウ・タテヤマアザミ・ミヤマアキノキリンソウ



シラヤマギク?・シモツケソウ・トリカブト・ハクサンボウフウ



ウメバチソウ



ミヤマコゴメグサ、久しぶりに会えたけどやっぱりカワイイ



トウヤクリンドウ など。



11時40分、燕山荘到着。2年ぶりですが前回とほぼ同じCTで来れてほっ。

そうそう、この日登山口から自衛隊の若い子たち50人くらいが二班に分かれて登っていたのですが
テントなどの装備を担いでいる風ではなかったから、この先どっちへ行ったのでしょう?
訓練らしかったのですが、ベンチの度に一緒になりました(^^



汗と雨で全身びしょぬれだから、ここは寒くならないうちに生ビールでしょう
と、チェックインもしないまま外ベンチで乾杯。
あ~もう、これより美味しい生ビールは無い!するする入ってく~ (私はここで今日の昼食、玉こんにゃく4個)



今回は一番奥の部屋、新館でした。
ロールカーテンで仕切られ、一人一枚の布団は継続
これ、本当にありがたい、部屋で着替えも出来るし。



小屋でゆっくりしていたら土砂降りの雨になったけど、その雨もすぐに上がり街が見え隠れ。
サンルームは雨のせいもあってか満席でした。
時間はたっぷりあるけど、明日の朝は天気になりそうだから山頂は明日にしよう、そしてお昼寝zzz

お昼寝から目覚めたら、早めの夕食



今回の作戦その2、数年ぶりの自炊
山荘はずっと変わらずなメニューで、美味しいけど今回はその気分ではなく
朝食の甘い卵焼きとか白米があまり食べれない私にはあの料金はもったいないと節約
ダンナ様に相談すると、縦走じゃないから持って上がっても良いよ、とのことで決定。

以前の自炊場は別の場所だったのでここは初めて、位置は山荘ヘリポートの奥
とても綺麗で、流し台もある、窓からは槍が見える
そしてなんと、300人以上宿泊しているはずなのに、利用したのはこの日は私たちともう一組の5人だけ。
静かで時間を気にせずゆっくり出来て、とても快適だったのでした(売店までお酒を買いに行くのが遠いけど)
ダンナ様、担いできてくれてありがとう。(燕山荘もハンバーグなのに家の冷凍庫から持ってきて対抗してた・笑)



程よく酔いが回った頃、空が明るくなり今日初めて槍ヶ岳が姿をあらわした。
自炊室の窓から眺める槍ヶ岳と蛙岩、大天井岳への稜線



安曇野の町も見えてきた、雲より上にいるの気持ちいいね~
一緒だった男性三人組は明日は表銀座へ行くそう、素晴らしい景色を眺めながら和やかな時間を過ごしました



18時、そろそろ日没かな?ヘリポートからのお馴染みの眺め
雨が上がって良かったわ。



日没前の燕岳 左下、裏銀座烏帽子岳のとんがりが雲の隙間に。



到着した時は真っ白だった穂高の稜線も見えてきた



スッキリ空も良いけれど、雲があることで印象的な夕景になるのが良いよね
あぁ、空が広いなぁ~久しぶりに見れたよ
山頂は明日の朝に期待してオヤスミナサイ・・・


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2023.8.25(金)


4時10分、燕岳目指して歩き始める。
日の出時刻は5時ちょっと過ぎくらい?陽が登る前のオレンジ色の空が美しい



ヘッデン着けて進む
風がやや強めだけど全然寒くないのがやっぱりちょっと変な感じ。



日の出時刻前に山頂到着



富士山



燕岳から眺める山々



何度も見てるのにすぐ忘れるから、忘れないように山名入りにしてみた(書かないと覚えない昭和人)




続々と山頂目指して登ってくるので、5分程度で交代して戻ります
日の出前の燕岳山頂は初めて、いつだって美しいけど、この時間もとびきり美しい。
山で迎える極上の朝のひととき、言葉が無くなるね



槍の向こう、笠ヶ岳もうっすらピンク色



行きは暗くてわからなかったコマクサを確認
まだ咲き残ってくれてた、嬉しい。



朝日が昇る



メガネ岩がピンク色に染まり



燕岳が赤く染まる、なんて美しい瞬間なんだろう



体調不良でこの夏予定してた山に行けなくて、でもどうしてもアルプスには行きたくて



何度登っても飽きない、いつも心地よい時をくれる燕岳を選びました



今回もまた、素敵な時間をありがとう




山荘に戻ってコーヒーとパンを食べて下山
稜線を歩きたくなるような素晴らしいお天気だけど (この後10時過ぎにはまた白い世界になったらしい)



富士山を眺めながらまた中房温泉へ降りていきます



途中、赤くなりかけのナナカマド



前回山で会った時は白い花だったね、
あれから一ヶ月、赤い実になったゴゼンタチバナ



中房温泉で汗を流し、またバスで穂高駅へ
ありがとう、またね。

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下界に降りたら穂高駅も松本駅も、ビックリするくらい日差しが強くてビリビリ暑い
朝晩は涼しいのだろうけど、昼間は東京とあまり変わらない感じ?

6月に行った翁堂が忘れられなくて、激暑な歩道をザック背負ったまま店へ
普通盛のナポリタン頼んでみたら通常の2.5倍くらいの量!
お腹すかせた状態でピザとシェアして頂いたけど、夜になってもお腹が空かなかった、でも美味しかったよ~






【行程】往路:新宿23:10ー安曇野穂高BS3:40  穂高駅BS5:10ー中房温泉BS6:05
    復路:中房温泉BS10:45ー穂高駅11:50/12:05ー松本12:34~松本14:50ー(あずさ)ー新宿17:25

【歩行】往路:登山口6:40⇒合戦小屋10:03~10:40⇒燕山荘11:40
    復路:燕山荘6:40⇒合戦小屋7:15⇒登山口9:20

    登り1443m 下り1446m 距離11.0km

    



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ヒンヤリ大菩薩峠

2023-08-19 | ヤマのこと

2023.8.18(金)涼しさ求めていつもの大菩薩峠へ


約1か月ぶりの山歩きはリハビリ兼ねて軽くて涼しいところへ
本当は長野県の山を予定していたけど、天気予報がダメだったので安近短の大菩薩へ



平日でも甲斐大和駅からのバスは満席で、乗りきれなかった人は後から増発されたのかな?
なんだかんだ10分ほど遅れて上日川峠到着 す、涼しい♪

いつもなら石丸峠経由で歩くところですが、まだ身体に自信が持てないので最短コースへ



福ちゃん荘からは唐松尾根を登ります。
最初は森の中、気温は20℃くらいなのかな?陽があたるエリアになってもこの気温なら大丈夫。



岩場で休みながら振り返ると、富士山がもうすぐ隠れそう・・・



尾根手前で振り返ると、南アルプスも雲の中・・・



あっけなく雷岩到着
お花はコウリンカしか見ていない




ダンナが山頂往復している間、私は日影でひんやり冷たい風でクールダウン
こんな気持ちの良い空気、久しぶり~~思わず深呼吸、身体の中に良い酸素を取り入れてる気分
見上げた枝の先がほんのり秋色になっていた



稜線は17℃くらい 汗をかかない稜線歩きは気持ちが良すぎて、このまま居ついてしまいたいくらい
山の上ってこんなに涼しかったっけ?いや、下界が暑すぎるのか・・・気温差20℃近いもんね



このエリアで見れた花は、マルバタケブキとコウリンカだけかな



この子たちの食欲の結果・・・



伸びやかな稜線は何度来ても気持ちいいいな~って思うけど、



そんな気持ちよく歩ける区間はあっという間に終わってしまう



はい、いつもの大菩薩峠到着



今日のランチは日帰り夏山の定番、流水麺
前回たぬき蕎麦だったからきょうはさっぱり梅とミョウガのうどん 乗せてみたら青が足りない、紫蘇?
具はきつねの方が良かったな、一ヶ月歩かないと色々山関係の勘が鈍ってるね・笑 (またサングラス落としたし)



介山荘脇ではマルバタケブキがわんさか



ランチを終えたらまた上日川峠へ戻ります
こっちの道、久しぶりに歩いたけどゆるくてらくちんで良いね。



ソバナかな?



あっという間に上日川峠へ戻ってきました。
バスの時間まで生ビールやほうとうなどで寛ぐ登山者を横目に、いつもの裂石へ降りていきます



本当にこの数年、こっちの道で人に会ったことがない



いつのまにか”フナ林”になってるし・笑



今日初めてのキバナアキギリ
この後、カメラのバッテリーが急に0になりただの重石に。どうも今日は色々準備が甘かった・・・



標高を下げじわじわ暑くなる登山道を降りて、この先の灼熱車道に備えて水分補給
降りる前にロッジ長兵衛で買ったレモンスカッシュ、不二家のコレに出会うの何年ぶりでしょう?
いくら車で入れる場所とはいえ、200円は安いですよね~自販機でも150円時代なのに良心的

大菩薩峠登山口のバス停に向かって約30分、いつもの暑い暑い車道歩き
雲峰寺を過ぎ、あーもうちょっとだー
目指すはバス停前の”番屋茶屋”ですが、え??茶屋が見えないよ?
もしや無くなった??茶屋がないとこの暑さの中バスの時間までどーすんの??




と焦ったら、車道からはそばまで行かないと見えない位置に建て直されてました、ほっ。
以前の茶屋の位置はこの緑のベンチの場所



おかみさんに伺うと、道路の関係で?場所移動して4ヶ月ほど前に建て直されたそう。
もう年だし辞めようと思ったけど、登山客の皆さんがないと困るって言うので・・・って。
その通りです!  (と言っても年に1度くらいしか利用してないですが)

すっかりオシャレにきれいになった店内
いつもの冷蔵庫は健在で、何を飲もうかな~と中を覗いていたらおかみさんが
「桃とプラム剝いてあげようか?350円」
「えー!良いんですか?」



何とウレシイお言葉に甘えて注文
5分くらいしか待ってないのにちゃちゃっと剝いてくれました。
ひえひえでジューシーな桃のなんて美味しいこと!銘柄は川中島、産地はここ塩山だそうです。
売ってないらしくて残念でしたが、桃がある時しか出せないモノ、ラッキーでした(通常メニューにはありません)

予定より早くバス停に着いたので、ゆっくりいろんなお話もさせてもらい15:00のバスで今日の目的、塩山温泉へ



宏池荘のすべすべ冷泉は暑い季節には本当に気持ち良くて温・冷と何回も繰り返しちゃいます。
温泉なので日によって違うのでしょうけど、今日の温泉のつるつるすべすべ度は強力!(銭湯より安い¥500)
カランからも温泉が出るのですが、肌に良質な化粧水塗ってるような気持ちよさ、やっぱり大好き宏池荘(^^♪

あー癒された。


※宏池荘:8月1日より日帰りの受付が駐車場側ではなく宿の正面玄関になっていました。





【行程】往路:新宿5:26ー甲斐大和7:38 甲斐大和BS8:10ー上日川峠BS9:00
    復路:大菩薩峠登山口BS15:00ー塩山温泉入口BS15:25・・・入浴・・・塩山駅16:59(暑さに負けてあずさ指定)ー立川ー最寄駅

【歩行】上日川峠9:25⇒福ちゃん荘9:45⇒雷岩10:35~10:50⇒大菩薩峠11:32~11:50⇒上日川峠12:50⇒番屋茶屋14:20

    登り571m 下り1259m 距離11.5km

    



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花火と音楽の祭典2023

2023-08-13 | オデカケ

2023.8.12(土)我が家から一番近くで見れる花火、神宮外苑花火大会にお出かけしてきました。



台風の影響で小雨予報だったのに、当日は気温36℃の晴れ
新国立競技場の日影を選んで歩き神宮球場へ向かいます



花火が始まるのは19:30からですが、花火の前にはアーチストたちのライブがあるのでほぼ開演時間に到着
花火見物があまり好きじゃないダンナ様なのに珍しいなぁ、と思いつつ、今回はダンナ様のご招待なので着いていく。
さて、ここから4時間、この暑さの中耐えられるのでしょうか(汗)



自分たちの席は三塁側でたまたま日陰になっていたのでヨカッタ
こんな早い時間から飲んで大丈夫なのかと思いつつも、飲まずにはいられない・笑
神宮球場はまだ原監督が選手だったころ(クロマティもいた)ヤクルトvs巨人戦をよく見に来てたので懐かしい~


ライブは数人出ますが、4番目のゴールデンボンバーがスポンサーのKIRINやコカ・コーラにちなんだネタで
弾けて大笑い、祭りを盛り上げる。
そしてラストはメインの大黒摩季さま
とにかくカッコイイの一言!懐かしいヒット曲などさすがの歌唱力、年齢なんて関係ないと思わせてくれるパワー
最後は会場一体となって”ら・ら・ら”の大合唱、元気をもらいました。

摩季姐の歌とカウントダウンで花火スタート



どーん




ラストはすごかったけど、風の流れが止まってしまい煙でぼんやりしたのがちょっと残念でしたが、
たぶん球場内で花火を見るのは30年ぶり?くらいだったのでとても楽しめた。
隅田川や地方の大きな花火大会と比べたら小さな花火大会だけど、
席取りや混乱のない指定席でゆっくり見れるのはやっぱり良いですね。

暑くて嫌だとばかり思っていた今年の夏ですが、ほんのひととき熱い夏を楽しみました。

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話は変わって・・・

”らんまん”もそろそろ終盤、どんな展開になるのか毎日楽しみに見ていますが、
万太郎が出入り禁止になった東京大学植物学教室、
牧野富太郎が在籍した東京大学植物学教室は小石川植物園のなかにありました。



ちょっと行ってみようかな・・・と平日の午後、ふらりと出かけました。
こちらが本館(関係者以外立入禁止)



園内で冷房の効いてる場所は柴田記念館と冷温室ですよ、と案内され逃げ込むように中へ・笑
こちらの建物は園内では一番古い建物で、中もレトロで素敵だったのですが、
とても静かで写真を撮れるような雰囲気ではなかったので遠慮しました。

柴田記念館ではミニ企画展【牧野富太郎と小石川植物園】開催中(3/1~11/26)
開館時間は10:30~16:00



小石川植物園、中に入ったのは初めてですがとにかく広大、
この分類標本園にはたくさんの植物があります。
この時期、咲いている花はほとんどなかったのですが、じっくり観察すると私も少しは賢くなれるかな。



奥は森のように広く、日本庭園などもあるようですが、
とにかく暑くてゆっくり見る余裕などなく・・・こんな気温36℃の日に来る場所じゃなかった(*_*;



冷温室内にもたくさんの植物があり、じっくり見るには数時間必要ですね。
滅多に来ることのない植物園ですが、ここは自分にとって身近な植物も多く楽しい。




知らなかったのですが、園内ではこの花が咲くそうで。
以前から一度見てみたいと思いながらも、自生では丹沢の沢とか?足場の悪いところとか?
一般的ではない場所に咲くようで私には無理と諦めていたのですが、ここなら見れる!

秋に咲くらしいので、その頃再訪しようと思います♪


☆三田線:白山駅から歩くと住宅街の坂を登って、下ったところが正門。日影がなくて暑くてたどり着くだけでふ~。
 白山駅より若干距離はありますが、茗荷谷駅方面へゆるくて広い播磨坂を登った方が歩きやすくてよかった。(8月3日訪問)





  

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真夏の草原へ

2023-08-11 | ヤマのこと

2023.8.10(木)片道4時間かけてお花を探しに、単独。


朝 駅に着いた時は霧雨が降っていたけれど、徐々に晴れて久しぶりに夏空を見上げる。



ヒキヨモギ(引蓬)



カセンソウ(歌仙草)キク科は全然違いが解らない・・・



タチフウロ
ぽつんぽつんだけど、お花が出てくると元気になる



アキノタムラソウ かな?



急坂を登り、ふと振り返ると雲の間から剣ヶ峰が見えた。
今日もたくさん登っているのでしょうね。

さて、去年初めて見た花はこの尾根にあるはず。
今日はひとり、誰にも頼れないから頑張って探すぞ~

と、気合入れたらあっけなく発見♪



ヒナノキンチャク 絶滅危惧IB類(EN) 



小さくて目を凝らしても良く見えないほどのこの子に会いたくて。









日当たりが良くて暑い!ところが好きなようで、這いつくばって写真を撮ってるだけで汗が流れる~



でも去年より多くの株を見つけられて、トリミングしなくても花が解る写真が撮れて良かった、
はるばる来た甲斐があった、ほっ。



ハナハタザオ  絶滅危惧IB類(EN) 
白いのとピンクの子


大株が一つ、斜面の上の方に咲いてたけど私のレンズではこれでいっぱいいっぱい。

他にも、



カワラナデシコ


キキョウ


ツリガネニンジン


オミナエシ


ウツボグサ、フシグロセンノウ、ワレモコウなどなど。
オオナンバンキセルはどこだっけ?と探してる最中、あまりの陽射しの強さにクラクラ・・・
今は無理はやめよう、と見つけられないまま諦めて下山。

バスの時間に間に合うように大急ぎで降りたけど、結局30分もバスが遅れて炎天下の元じっと傘さして待つ。
吹く風はひんやりしていて助かった、これが熱風だったらヤバかった・・・



7月下旬からの体調不良からなかなか脱することが出来なくて、ちゃんとした山はまだ歩けないわたし。
8月中に2500m超えたいんだけどなぁ(*_*;
ただただ回復を待つ我慢の毎日は精神的に辛い、早く治りたい・・・ (そういえば3年前に寝込んだ時も7月だった)


来週台風が関東を直撃しそうなので、被害なく通りすぎることを祈りましょう。
ついでにこの異常な暑さも持って行ってくれると嬉しいんだけどね。





   



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東北の山・月山へ

2023-08-05 | ヤマのこと

2023.7.22(土)笙ヶ岳の翌日は月山へ


おとなしく鳥海山だけにしておけば高額なタクシー代も必要なかったけど、
また欲が出て月山も行きたい、となり、



酒田駅始発のいなほに乗り、鶴岡駅へ
車窓から見えた月山、まぶしいほどに晴れている

月山八合目へ行く6:00発のバスは土日祝のみの運行
鶴岡駅前のバス停に着くと、4人ほど並んでいた。

なんとなく不安に思っていたのは、始発駅エスモール鶴岡BTまでは駅から10分も歩かないけど、
時間的にギリギリだから駅前で待っていてもまさか座れないなんてことないよね?

ところがその「まさか」が現実に(*_*;

来たバスは座席数の少ない一般路線バス仕様 既に1席しか空席がなかった。
増発くらいあるよね・・・・ない!!

月山八合目までの乗車時間は2時間
途中休憩が10分くらいあったけど、早朝から2時間、くねくね道を吊革に摑まり手足踏ん張って立ちっぱなし。
座っている人たちが食べているおにぎりの匂いとか、空気がよどんだ車内 ヤバイ
開けたかった窓は古くて片手ではびくともしないし、途中からどんどん乗ってきて密集 うーん
登山口に着くまでの我慢度300%・・・



到着した月山八合目は私の気分とは真逆な爽やかな青空が広がっていた。



なのに歩き始めたら早速ガスが。
どうやらこの日の晴れは朝8時で終了だったらしいです・・・



弥陀ヶ原の綺麗な池塘も周囲も何も見えないから、黙々と進む。
気温は17℃くらいで涼しいはずだけど風がなくて今日も汗をかく。







こちら側は夏に来たことがなかったので、どの程度花が咲くものなのか?
知らなかったけど、ニッコウキスゲは終わりかな?ぽつんぽつんでした。



途中の雪渓で涼んで進むと、仏生池小屋



お盆の時、柴燈祭というのが行われ、その灯りが下界から見えるとか?




更に進みますが、ガスってるとホントにどこ歩いているのかわかりません
でも暑いの苦手な私にとっては、登りで曇ってくれるのは嬉しいんです、ほんとに。



前方から白装束の山伏さんたちが大勢降りてきました

木道が出てくると、






花が一気に増え、風の通り道となり



目の前をガスが流れたり切れたり、ぶつかりそうなほどのトンボの大群に迎えられたり



なんだか



何の修行もしてないけど、天に近い場所に来てしまったような気持ちになりました・笑





木道脇にはお花がいっぱい、特にヒナウスユキソウの数がすごかった♪




月山見えた



大混雑の中、山頂写真だけ撮り



月山神社本宮へ参拝するため、御祓いをうけました。

今年の干支でもある兎は月山神のお使い、月の精とされ、悪運から逃れる力があると伝えられているそうです。
2023年、卯年は12年に一度の月山の“ 御縁年 ”
この“ 御縁年 ”に参拝すると12年分の御利益があるとのことなら寄ってみよう、となったのでした。
(今年は混むって書いてあるんだからバス増発しても良くない?←しつこい)

神社は撮影不可
御朱印帳の列はスルー、参拝して出てきたときはこのように長い列が出来ていました。



ようやく昼食にしようと腰を下ろし、時計を見ると11:40 あれ?予定時刻過ぎてる?
姥沢口のバス停を14:15に乗らないと、その後の接続がかなりきつい。

大急ぎで片付けて、岩ゴロゴロの急坂を牛首まで降りていく。
いつもながら列をなして登ってくる人たちの苦しそうなこと。



こっちも時計を見ながら必死で降りているので、写真など撮る余裕もなく
最短で行けそうな姥ヶ岳を通らない雪渓の道を進む。
リフト手前で登り返しがあった事など忘れてて、急に焦って必死で歩く。



リフトが見えてほっとした~これで間に合う~
今日は帰りに入浴できる場所がないのがとてもつらいのだけど、仕方ない。
スキー場の更衣室っぽいところで着替えてバス停へ



西川ICでは無風でジリジリの日差しに炙られながらバスを待ち、
無事山形駅への高速バスに乗り換えてバタバタな一日を終えました。

今回は計画がちょっと甘かったな、と反省。
何より気温17℃程度のこんなゆる山でも登るのが辛く、身体が重かった。
東京(に限らず)連日36℃超えがきつすぎて・・・はやくこの災害級の暑さ収まってくれないかなぁ・・




大好き山形、またね。






【行程】往路:酒田駅5:29ー鶴岡駅5:47 鶴岡駅6:03ー月山8合目8:00
    復路:姥沢BS14:15ー西川IC15:05 乗り換え15:34ー山形16:14 17:05ーつばさー東京19:48

【歩行】月山8合目8:10⇒仏生池小屋9:56⇒オモワシ山10:20⇒月山11:08~11:56⇒リフト上13:06⇒リフト下13:30

    登り659m 下り808m 距離9.0km

    



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東北の山:笙ヶ岳へ

2023-08-04 | ヤマのこと

2023.7.21(金) 鳥海山の笙ヶ岳へ


昨年ここのニッコウキスゲがすごい、と知ったので今年はぜひ見てみたいと思っていた。
けれどちょうど花が良い7月中旬は秋田県辺り連日水害級の雨で全く行ける状況ではなかった。



もう花の時期は終わっているとは思うけど、行きたいと思ったところは行ってみたい私
夜行バスに乗り、乗合タクシーを予約して鉾立へ



晴れ予報だったのに、出発時に見えていた青空はどこへ?
安定のガスの中御浜小屋へと向かう



こんなガスガスでもちょっと登ると汗が噴き出す
第一休憩ポイント”賽の河原” チングルマはもう終わっている



なんか空からぽつぽつ来てるよね・・・と見上げたら御浜小屋



小屋のまわりがフウロでいっぱい
薄暗い空にピンク色が嬉しい



小屋脇にくると急に風が強く、身体が一気に冷やされる
そして鳥海山方面は・・・真っ白ーーー 



鳥海湖もどんより・・・



今日は鳥海山には行かず、笙ヶ岳のみの山歩きだけど、初めての場所だからどのくらい時間がかかるか解らないし
一気に冷やされ寒いので一息入れたら進みますが、進む方向が全く見えていない・・・





あ~やっぱり終わってるよね、しかも去年が当たり年という事は今年は、ね。
それを承知で来たのだから仕方ないでしょう。



緩やかに進むと道標が見えてきました。



ガスの日、道標ありがたい(;´Д`)




あれが岩峰?







あれが三峰?







花に囲まれ歩くのは楽しい、次のピークは二峰?



周囲にカルストみたいな岩が増えて



チングルマ




なんとな~く・・・



いちばん高そうな位置から右手に折れたら



そこが笙ヶ岳山頂でした、地味!




天気が良ければここから庄内平野が一望できるらしいのですが、右も左もさっぱり??
でも今年見損なったハクサンイチゲがたくさんまだ咲いていたので嬉しかった
静かなピークでランチタイムとしました





ピークでゆっくりしたら来た道を戻ります



ヒナちゃん、また会えたね♪



この雲が流れて行ってくれないかなぁ





と思ったら、なんとな~くうっすら周囲が見え隠れ



あれ?さっきまで居た笙ヶ岳方面が青空に?



あの雲の中に新山が



時間もあるのでしばらく新山出待ち



でも結局雲は切れず、諦めて下山することに。
だいぶ時間が余ったので、行きに御田ヶ原の御花畑まで行けばよかったな~




今日は初めてルートの吹浦口



ハートかな



池塘が美しい、静かな道でしたがなかなか高度が下がらなくていいのかな?



と思ったら、展望台?(うっすら日本海見えました)あたりから急に下りに。
コケの付いた人工的な粒々石が滑りやすくて気を使いながら、



ゴールが見えた




登山口に降りたら晴れあるある
そこからの車道歩き15分が暑かったけど、大平山荘で日帰り入浴できたので助かった!
お風呂上りに食堂で生ビールも頂けて、お迎えのタクシーを待ちます。
タクシーに乗ったら夜行バスの疲れで爆睡・・・



今回は酒田駅前に宿泊
新しいし部屋も広めで快適でした

つづく





【行程】往路:バスタ新宿21:55ー酒田駅6:20 鳥海山乗合タクシー7:30ー鉾立8:30
    復路:大平山荘16:30ー酒田駅17:40 月のホテル泊(素泊まり)

【歩行】鉾立登山口8:30⇒御浜小屋10:25~10:40⇒笙ヶ岳11:50~12:15⇒13:20⇒大平登山口14:45⇒大平山荘15:02

    登り699m 下り852m 距離10.1km

    ※鳥海ブルーライナーは土日祝のみの運行の為、全日運行の鳥海山乗合タクシーを利用(ただし酒田~鉾立間片道一人¥4700)
     遊佐町の指定された施設に2週間以上前に2名以上で予約・宿泊すれば高額なタクシー料金が無料になるみたいでしたが、
     2週間前に決めるのは不可能だったのと、電車との接続が出来なければ没企画になるのでタクシーを利用



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