カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

ハナネコノメに会いたくて

2010-03-29 | ヤマのこと

2010.3.28(日)高尾あたりへ行ってきました。

とまあそんな訳で、何か物足りないのは「歩き足りない」と言う事と、
先々週から気になっていた「ハナネコノメ」に会いたい、とアレを買いたい、ということでした。

日曜日の予報は雨だったので諦めていたけど、土曜の夜帰ってきたら、
雨は15:00頃からと言う予報。
朝おきて降っていなかったらいくぞー!と酔っ払いの勢いでザックを準備し・・・


朝、空はどんよりしてたけど、やっぱり雨は午後からみたい


と京王線に飛び乗り、「高尾駅」下車。
朝食を駅の神戸×で買おうと思ってきたら、店が変わってパンが4種類くらいしかない!
ついでにマックもなくなっていた!あてにしてたら要注意です。

高尾駅から小仏行きのバスに乗り「大下」で下車。
2組ぐらいしか歩いていない久しぶりに静かな高尾。


梅は当たり前ですがもう終わっていました。ダウン着てても寒いくらいの朝でした。

寒いので無心に林道を歩き、小下沢の野営場跡に到着。
小雨がパラついたので、急いで出発。
すると川を渡ったすぐ先に、今日の目的「その1」が待っていてくれた。


川沿いだけじゃなく、登山道の脇にも・・・それはそれはいっぱい。
踏んでしまいそうな位置にもたくさん咲いていた。



昨年はもう終わりだった「ハナネコノメ」真っ赤なシベ?も今回ははっきり見えました。
旬な時期に会えてよかった~~~

 
(右はヨゴレちゃん)
しか~も、あっちにもこっちにもこんなにたくさん咲いてる!!
天気が悪くて寒くても、やっぱり来てよかった~~と大興奮でした。



その後はだ~れもいない登山道を九十九折に登り、
汗をかききったところで小仏との分岐を越え・・・


 
目的「その2」を求めて私のベストオブマウンテンの「景信山」へ。
ミツマタが結構たくさん咲いていた。


 
数ヶ月ぶりに会った「げんちゃん」は今日も元気にしっぽブンブン
相変わらず登山客の人気者です。目がちょっと赤かったのが気になったけど。

お目当ての「山菜天ぷら」は残念ながら今日はお休みでした。
心配になりましたが今日はお母さんお休み、と天気が悪かったから山菜の準備をしてこなかった、とのこと。
お母さんがいないとあのサクサク天ぷらは食べれないのかと思うと、
やっぱり出来るだけここに来なければ、と思うのです。

まだ10:45だし、私たちにしては珍しくラーメンだけ食べて先へ進みました。
景信山頂ではなんと雪がちらついていました。寒いわけだ



トレランの人が一杯のこのルート。「その3」目指して「明王峠」を越え・・・


陣馬山には寄らず、数年ぶりに奈良子尾根から下山。
途中に小さい石仏があったこと、今まで気づきませんでした。



陣馬の温泉が見えたら、今日の旅は終了。
雨が降る前に下山で来て良かったです。(結局この日はずっと降らなかった)


 
(左の桜は明王峠のもの)
車道歩きの途中、小さなサクラを見つけ、ちょっと嬉しかった。



高尾と言えば「スミレ」
スミレを見ると、暖かな春の日差しが恋しくなりますね。


13:38のバスに間に合ってラクして「藤野駅」に到着。
お目当ての「ポン酢・ゆずの尊」をたっぷり仕入れて帰りました。
先週、丹沢から東野に降りて、温泉入って・・・
藤野駅でポン酢を買う予定にしてたのに出来なかったから(笑)
ポン酢が切れて困っていたのです


曇りでも気持ちよく歩けて、ほぼ目的も果たせた楽しい日曜日でした。
思いつきでも行ける高尾エリアは、何度行っても飽きないありがた~い山です


【今日の行程】
大下バス停8:45→小下沢ゲート9:23→景信山10:40→奈良子峠12:30→陣馬登山口バス停13:35(昼食休憩含む)


小田原と言えば・・・

2010-03-29 | オデカケ

2010.3.24(土)
良い天気の土曜日だけど午前中仕事。会議が延びて新宿に戻ってこれたのが13:00過ぎ。
大慌てで小田急線に飛び乗る。



車窓から見上げる先週行ったばかりの「塔ノ岳」辺り。
周りは快晴だけど、山頂付近は雲の中。山肌には雪も見えていた。また降ったのかな~。

そして私の「小田原と言えば・・・」

 
1=「鈴廣」 風祭駅にある店舗(改札直結なのよん)に15:00ちょっとまえに到着。
まっしぐらでここにしかないお目あての「すず天」GET。
かまぼこ系はもちろん美味しいけど、ここの鯵の干物も大好物。
ちょうど良い汐加減と油の乗り具合。小ぶりなものが好き、これはたったの¥170で大満足な一品


2=小田原と言えば「桜」
いつもなら「長興山のしだれ桜」を見に行くのですが、たまには・・・と久々に「小田原城址公園」へ。
でも全然咲いてない・・・ここもまだ2部咲きでした。

 
城址公園では桜の時期に合わせ?かまぼこ祭りもやっている。


 
あつあつおでんもその場で食べれるし、小田原オリジナルなフードもあったりで楽しい。



ゆるキャラ「カマピー&チックル」とゆる~~いイベントも開催中。
この歌(さかなさかなさかな~みたいな歌)はなぜか昔から知っていたのだけど、
歌っているのが「さんじゅうしちはち」という狩人(古い)みたいなユニットとは知らなかった。
ユニット名はずいぶん昔につけたんだろうな(ゴメン)・・・と思ってみてたけど、
やっぱりそうみたい(調べちゃったよ・・・


天気は良いけど風は冷たく、冬スタイルでも寒いくらいの日だった。
17:00ちょっと前、城址公園を後に目指すは「小田原漁港」まで30分ほどお散歩です。
ここも来週辺りは桜が咲いて賑やかになることでしょう。

 
(左:地魚の刺身   右:鯵メンチ 奥鯵マリネ)
3=小田原といえば「魚」いつもの鮨屋さんに到着。
今回初めて食べた「鯵メンチ」は出来立てアツアツで美味しかった~~



で、締めはやっぱり鮨。
たいして動きもせず、散々飲んで食べて、ロマンスカーでまた飲んで・・・
夜遅く帰宅


本来ならば満足なはずが、何かが足りない。
そしてその不満を解消する為に、日曜日、早起きをする私であった・・・


翌日へつづく










爆弾低気圧と丹沢山・その2

2010-03-24 | ヤマのこと

その1

続きです。


「みやま山荘」はウワサ通り新しくきれいでしっかりとした造りの小屋。
とても親切で感じの良い小屋番の女性○○サンが応対してくれた。


 
小屋に到着すると、遅いと思っていたのは間違いで「まだ4番目よ」との事。
仕切りのある2人用?個室タイプが2スペースあって、「早い者勝ちだからそこにする?」
と言われウレシイ誤算。
おかげで山小屋で眠れない私も、今回はゆっくり休むことが出来ました。

 
(カワイイ座布団(マット))
内装もウッディでログハウスみたい♪
食堂脇の広間で、背負ってきたビールで夕食までの時間を過ごす。
そのうち徐々に皆さんが到着し始め、自炊の方もいるので賑やかになった。

そこに若くてカワイイ彼女&イケメンカップルさん登場
話をすると、偶然にも明日我らが行く予定の「東野~蛭ヶ岳」から登ってきたとの話。
関西出身の元気な彼女を中心に、テーブルにいたメンバーで話が弾みます。


夕食の時間、と呼ばれたので一旦中断。
夕ご飯は焼肉、朝食は炊き込みご飯と切り干し大根の煮物。
器も全て瀬戸物で、食堂は16人しか入れないので2交代制です。
めったに小屋泊まりしない私たちですが、どれも美味しく頂きました。

食後またお酒を飲みながら話しているうちに、
彼女の職場が我が家に近いとか、お腹が空くと急激に動けなくなるタイプとだか、
私と同じ高所恐怖症だとかが解り(笑)
彼の撮った「鬼ケ岩ノ頭」通過の腰引け画像を見せてもらって大笑いしたり、と、
さっきまでのバテバテな私はどこヘやら?
とっても楽しい時間を、消灯まで過ごさせていただきました。

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明日、頑張ってね~~!と励まされて寝たのはいいのですが、
夜中に天気予報どおり雨が強くなり、小屋を叩きつける音・・・
ビカビカ光る雷様 明け方には地震のような雷が落ちたりと大荒れに・・・

6:00、朝食の時刻にはまだ雨も風も強かった。
居間のTVを皆食い入るように見ていると、なんと飛行機も電車も一部止まってると!!
予報ではこれから午前中にかけて低気圧が通過する、神奈川県竜巻注意報だとかで・・・


ダメじゃん・・・


小屋にいた皆さんも、それぞれに予定を変更して西丹沢止めて大倉へ降りる、とか色々になった。
私も雨と強風の中、鎖場通過はまず無理でしょう・・・。
なかなかここまで来るのも大変だし、小屋代もかかるので行きたかったが、
ダンナは月曜日出勤なのでどうしても今日中に家に帰らないとまずい。
予報によると午前中は南風、午後から北風に変わるとの事。
オーナーさんがバスの本数も多いし、南風の影響の受けにくい「宮ケ瀬」へ降りるのもアリ、とアドバイス。
大倉へ降りるだけじゃつまらないし・・・と蛭ヶ岳を諦め予定していなかった「宮ケ瀬」を目指して歩くことに決めた。


(お別れの撮影:ぢゅんサン、アリガトウとても楽しかったです)

せっかく蛭ヶ岳のクサリ場のハナシで盛り上がったのに・・・残念です。
「今度は東野から登ってくればいいじゃないですか♪」と励ましてもらいました。
ホントにそうだネ、それにとても快適な小屋だったのでまた来てもいいなー、と。


 
合羽をしっかり着込み、水も補給し7:40、出発です。
こっちのルートも宮ケ瀬まで11kmあるので、それなりに時間がかかりそうです。
最初は木道があったりなだらかでした。


 
こちらの「丹沢三峰山」コースは、表尾根、主脈と並んで丹沢の代表的な縦走コースだそうです。
でも朝だからか?天候不順だからか?表尾根とは違いとても静かな深山の風情。
結局最後まで誰一人会いませんでした。


これは前日表尾根から撮影した「丹沢三峰山」ラクダのこぶのようです。
左から「太礼ノ頭1352m」「円山木ノ頭1360m」「本間ノ頭1345m」を通って宮ケ瀬までがルート。
丹沢山から標高を下げた後、また上り返してアップダウン。
1個目のピークが目覚めてないカラダには辛かったかな。

 
どのピークも小さく展望はありませんでしが、
ところどころ景色が広がる場所もありました。
シロヤシオの時期はキレイだ、と帰ってきてから知りました。

 
低気圧通過の覚悟を決めてこっちを歩いてきたものの、
南風というよりは、北風が強く吹いてきてこのルートもしっかり北風を受け・・・
午後からじゃなかったの?しかもだんだん晴れてきてるよ・・・

・・・その後ももう雨の降ることはなく、登山道も予想より乾いていて・・・
風も穏やかな時間帯もあったりと・・・??
もしかして、回復が早まった?だったら主脈ルートにも行けたかも

と思ったって後の祭り~~
出発を9:00過ぎにしていたら、予定通りに行けたかもしれませんが、
小屋で様子をみていた皆さんも8:00前には半分以上出発した後だったので、
皆さんそれぞれに悔しい思いをされていたかもしれません。
こればかりは誰にもわからない、今回はこれでよかったんだと思うことにしましょう。

 
三峰を越えると、梯子を上ったり降りたり。
崩壊した鎖場や鉄の橋を通過したりと、なかなか変化があります。


 
前日の強風?新しそうな倒木も多く、登山道を塞いでいました。
倒木を掃除(笑)しながら進みました。
地図にあった「危」マークのところは鎖もあり安心だったのですが、
その後の「金冷シ」周辺~先は巻き道が多く、鎖もロープもないので緊張する通過箇所も多かった。



とにかくぐるぐる巻いているようで、どっちへ進んでいるのか?分からなくなってみたり・・・
景色もないので若干飽きてきたり(笑)

 
そうこうしているうちに「高畑山」到着です。
山頂に展望台がありましたが、もう黄砂だったのでしょう、何も見えません。

さて、「宮ケ瀬」といえばあの「ヒル」です。
通常なら5月下旬くらいなのでしょうが、この週末は気温が高かったので、
もしかしたら・・・とこのあたりから不安になりました。
こっちに来る予定にしていなかったので、塩もファイターも持参していない・・・
それよりもう二度と会いたくない・・・


「宮ケ瀬湖」が見えた~~!
足元を確認しながら、ヒルの恐怖を思い出し、自然と足早に・・・
高畑山から超足早で下山。

 
超早足のおかげで1時間に一本のバス停に5分前に到着。
登山口にはヒル退治の薬がおいてありました。
幸い、まだいなかったようでほっとしました。



以前この辺りに来たとき、場所だけは把握していた「別所の湯」目指して途中下車。
ゆっく~~~り二日間の汗を流して帰ることが出来ました。
地元の方がゆっくりくつろげるような静かな湯でした。


結局強風に悩まされながら歩いたのは土曜日の方で、
下山した日曜日は、前日に比べたらずっと穏やかでした。

最初から荒天と言われていたところを出かけたのだから仕方ないですが、
今回は無理しないでこれで良かったのだ、と思いました。
下界に着いてメールしたら家族は皆心配していたし。
楽しく歩けて「又行こう!」と思える山歩きが一番ですもんね。
また、是非リベンジしたいと思います。


・・・といつもの負け惜しみだな


【2日目:みやま山荘7:45→本間ノ頭9:25→高畑山11:35→三叉路バス停12:46 休憩含む】



おしまい。






爆弾低気圧と丹沢山・その1

2010-03-23 | ヤマのこと

2010.3.20(土)~21(日) 丹沢山へ行ってきました。

【予定コース】表尾根→丹沢山(泊)→蛭ヶ岳→裏丹沢へ下山

丹沢には何回か行っていながら、丹沢山は未到の山。
裏側へ降りるとなると私にとってはハードそうなので、3連休の時に行きたいと思っていた。
最初は大倉からシンプルに目指す予定だったが、翌日が雨の予報になった為、
じゃあ、せめて天気の良いうちに景色を見れるルートで、と2年ぶりの表尾根へ。

秦野駅始発7:35のバスは長蛇の列。さすが3連休。
増発便が出て、私たちは後発に乗ったので座れ、バス酔いしなくてすんだ。


気温はもう15度以上あった様な感じだったが、車道脇にはまだ雪が残っていた。
気合入れなおして出発~~


ヤビツ峠についたころから風があったが、まだ風が心地よくて・・・程度だった。
久々の真剣山歩き、もう汗びっしょり
(今回カメラ担当は全てダンナです)


二ノ塔を過ぎた頃から風をもろに受けるようになってきた。
それでも青空の下を歩けるのは嬉しかった。
そして三ノ塔、到着 この後私にとっての第一難関。


(▼が塔の岳)
いつもながらここから進む方向を見ると、あまりの遠さに萎えてくる・・・
「あんなところまで、いけるのか?私・・・」

ここは風が強いので、小屋の後ろに廻って身支度を整える。
ストックは一本しまって、帽子が飛ぶと危険なので閉まって・・・と。
後ろに列が出来てしまわないように、後ろに人がいないことを確認してから・・・


つべこべ言わずに行け~~~!
と南風にあおられながらも鎖場を越え、ふぇ~と言いながらザレ場を通過し・・・後ろを振り返る。

・・・あら不思議。あんなにビビッていたこの通過点、2年前ほど怖くなく、
緊張はしたけれど冷や汗も欠かず通過。高度感になれたのかしら
(多分以前より整備されていたと思う)


は~・・1箇所目クリア。と安堵し「烏尾山荘」到着。


気持ちが落ちついたので、ここでお昼タイムにしよう、とザックをおろすものの、
と・に・か・く・風が強い
立っているとモロに受けます、でもどこにも逃げ場はありません。
南風でも立ってるだけで寒くなるので、仕方なく水だけ飲んで先へ進むことに。

そしてアップダウンを繰り返し、第二関門の鎖場へ。


(う~痛い~~う~~と呟きながら・・・)

ここの鎖場は私は平気な場所だったのですが、今回平気じゃないのは私の「肩」
実は今年1月から四十肩もどき(笑)で利き腕の右腕がとても痛い。
ひどい日は寝返りもツライ、つり革もつかめない、洗濯物も干せない、
着替えも痛い、Gパンの後ろポケットに入れたものが取れない・・・
うっかり無理な姿勢をとると激痛が走る。

この1週間ぐらい少し良くなってきていたので思い切って来て見ましたが、
やっぱり右腕を後ろに廻すと痛みが
左手で鎖を掴んで右手を水平以上上げないようにと、工夫してなんとか下りました(恥)

途中、ほんの少し風をよけられる木の下で、予備に持っていたパンで、
簡単に昼食を済ませました。



ザレ場の橋もさらにきれいになっていた様で?安心して通過できます。
この先不安な場所はない、不安なのは自分の体力のみです
振り返ればもう三の塔はあんなに遠く。後ろを振り返って歩いてきた行程を見ると元気が出るもの。


書策小屋は以前通ったときも休業中でしたが、小屋のオーナーさん?が昨年亡くなったと聞いたような。
その為の小屋撤去作業中のようでした。まっさらになってました。



「木ノ又小屋」到着。もうこの頃私はヘロヘロ。
表尾根がこんなに辛く感じるとは・・・情けないったらありゃしない
最近ラクばかりしていたから身体がなまったのか?
NEW靴の重さをひしひしと感じ、足も上がらない(脚力が靴に対応できていないらしい)
尊仏山荘が射程距離に入ったので、「小屋に着いたらジュース飲む
と自分を奮い立たせ、ヨレヨレになって到着・・・

到着はしたものの、霞んでいて富士山はまったくシルエットすら拝めませんでした。


朝からずっと風に当たっていたせいか?なんかカラダが変。
そういえば今年はよく風に吹かれるなぁ・・・もう風は嫌!風のないところに行きたい!
と小屋の中でジュース休憩となりました。
風のない場所ってこんなに穏やかだったのね・・・となんかほっとしてしまいここで終わりそう・・・
ニャンコにはまたしても会えませんでした、残念。

 
ちょっとゆっくりしすぎました・・・15分ほど休憩し、さてここから先は初めての道。
実はどれが「丹沢山」のピークだか解らず、まだあんなにあるのか・・・と思う。
今日は本当にバテバテで、もう言葉も出なくなったワタシ。
もうこっち方面へ歩いてくる人は誰もいない・・・遅くなっちゃったなぁ、
絶対にたどり着かないとと今度はビールを目標に歩く。

 
(左:竜ヶ馬場より塔の岳を振り返る)
塔の岳~丹沢山までの道はゆったりと歩きやすい気持ちのよい尾根でした。
天気が良かったら、すごくキレイなんだろうな~。
自分を励ますため、歌を歌いながら歩いていると「丹沢山0.5km」の道標が。
え、うそっホント


ホントでした~~~!



やっと着いたよぉ~~~
見たかったんだ、この日本酒の名前のような木の山名標識(なんて言うんでしょう?)



結局ヤビツのバス停からバテバテで6時間もかけて15:06到着。
残念ながらここからは何も見えなかったが、天気も持ってくれてよかった。
映像が早送りされているようなスピードで雲が流れていく・・・
この後、風だけじゃなくさらにすごい天気になろうとは・・・

予約をしていた「みやま山荘」の玄関を開けた。

【1日目 ヤビツ峠8:50→塔の岳13:35 塔の岳13:50→丹沢山15:06 休憩含む】

続く。


鬼に遊ばれた・・・九鬼山

2010-03-15 | ヤマのこと

2010.3.13(土)山梨県の「九鬼山(くき)」へ行ってきました。

「むかしむかしあるところにで始まる「桃太郎」の伝説がここ九鬼山に語り継がれています。
大月市百蔵山で生まれた桃太郎は、上野原市の「犬目」で犬を、
大月市の「猿橋」「鳥沢」で猿とキジを引き連れ、
九鬼山に棲む鬼を退治にやってきたと伝えられています。」

また、もう一説には
「桃太郎が富士に住む十匹の鬼を退治したところ、
一匹が大月の岩殿山へ逃げ、残り九匹が田野倉にある九鬼山へ逃げた・・・」

九鬼山の名はそこからの由来だとのウワサ。

さて、そんな物騒なイワレと名前を持つ山の正体とは・・・

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2週間雨で出かけられなかったから、この週末はどうしても山に行きたかった。
なのに~~ダンナが金曜日飲み会。
飲み会の翌日は絶対に起きられないし、最悪の場合は出かけられない、
というパターンの我が家。
無駄な抵抗はやめて候補に挙げていた山は諦め、朝ゆっくり出発、ゆるハイキングを計画。
そしてまだ行った事のなかったこの「九鬼山」がターゲットに。

予定通りゆっくり起きて出かけるも、しょっぱなから問題勃発!
ちゃんと調べて降りたはずなのに、なんか列車ダイヤが変・・・
ナントこの日、3月15日は「ダイヤ改正」の日だったのだ!
そんな訳で高尾駅に到着する時間が遅くなってしまった上に接続が悪く待たされ、
大月駅では富士急行線への乗り継ぎにナント、30分も待つ羽目に!!


 
タクシーで、とも考えて聞いてみるも、登山口まで¥2700というお言葉に萎えて、しっかり30分待つことにした。
電車の写真など撮って時間を潰す。


 
結局「禾生(かせい)駅」に降り立ったのが予定時刻を1時間以上オーバーした10時過ぎ・・・
もう、この時点でまずいのです。10時出発はアリエナイ・・・
が、開き直って出発です。駅前をまっすぐ、信号を右に道なりに歩くこと10分、
登山口の指導標がありました。



住宅地&レンガ造りの用水橋(落合水路橋)をくぐって登山口へ。



振り返るとリニア実験線、大菩薩の山々が良く見えます。
こんなに暖かいのに雪がしっかりついていて驚きでしたが・・・


 
驚いたのはこっちも、でした。
愛宕神社の脇から上がるコースを選択したのですが、こちら側もしっかり雪がついていました。
それでも途中までは緩い登りなので普通に歩けました。

 
日当たりのいいところはもう解けてなくなっていました。
新しい登山靴、今日で3回目。
過去二回とも雪道だったので、普通の土の道を歩き慣らししたくて来たのに、
意外にも雪が多く残念です。


ろくに調べもせずこちらのルートを選んだのですが、よく地図を見ると「急坂」の文字。
あ、これか・・・。
「急坂登山道」と「新登山道」はほぼ平行しているのですが、急坂は直登、
新はジグザグに進む感じなのですが、どちらにしてもそこそこの急斜面。

低山ハイクだからとまたしてもストックを持ってこなかった私にバチが・・・。

グズグズと水っぽい雪がしっかりとついていて歩きにくく、
予告通りなかなかの急坂で、滑ったらどこかの木にぶつからない限り止まりそうもない斜面。
キックステップでしっかり足場を確かめながら進んだのですが、
結局最後の急斜面は登山道が合流し、直登に。

アイゼンもストックも技術もない私、直登に差し掛かった瞬間、靴が「ずるっ」と・・・

「うっ、やばっ

とつかまるところなどないのに、必死になると藁をもつかむ?で地面(雪)を掴む。
幸い爪の間まで土が食い込むほど地面を掴んで事なきを得たが、まだまだ目の前に立ちはだかる斜面・・・
なんとしてもこの直登をクリアするしか進む道はなし。
「これがオニのしわざか~~~
と思ったその時、なんということでしょう
足元に太くてりっぱでドンピシャな形の木が落ちているではありませんか。


(右手にしっかりと握り締め、登り切ったところで振り返る私)
とっさにピッケル型の木を拾い上げ、その後は一歩一歩突き刺しながら登って行くことができたのです。
ええ、これは間違いなく「神の杖」です。
神様ありがとう~~日ごろの行いね・・・



冷や汗かいてやっと登りきると(途中の写真はありません)また緩やかな尾根になった。
「眺めよし・天狗岩」という大きな看板が右手に見えてきたが・・・


私は見逃さなかった「し」の字の下にあった「道はけわしい」の書き込みを。
ああ、よかったまたオニに騙されるところだったわ。無視して進みましょう~



「富士見台」に到着。ここも山梨県の「富嶽十二景」のひとつ。
文字通り富士が見えるのだけれど、今日は雲に隠されよく拝めなかった。
このあたりから南風が強くなり、帽子が飛ばされそうだった。

 
と、なんだかんだ駅から2時間ほどかかって「九鬼山頂」到着。
山梨百名山のひとつです。
人気の山のようで、団体さんやら単独やらで5,6組は上がってきました。


手作りベンチに腰をかけ、おにぎりタイム。
素晴らしい眺めに、先ほどまでの緊張はとけて気分もGOOD
でも予定していた猿橋に降りるコースはもうこの時点でほぼ時間切れ。(目的があるので)
無理せず成り行きで進むことに。

 
(左:グズグズでずるずるな下り  右:痩せ尾根を振り返る)
と~こ~ろ~が~
急斜面は登りだけかと思ったら、こっち側も
下山だからと軽アイゼンをつけたものの、登山靴が変わったせいか?雪質のせいか?
全くききません。そしてロープのかかった痩せ尾根をへっぴり腰で降り・・・


(緊張の連続を超えたところでやっと写真撮った(~_~;))
もう終わりかと思ったら今度は私の大嫌いな雪と細い道幅のトラバースが出てきて・・・
ここを滑ったら這い上がれないな、とか考えちゃうからいけないのよね・・・

こっちのほうが登りよりまだ気を使う登山道でした。


やっと気分も落ち着いた頃、「紺屋の休場」到着。
丸太のベンチがありました。三つ峠山が良く見えました。

この先「札金峠」を通り「馬立山」経由で猿橋駅へ降りるワンウェイの予定だったけど、
ここからまだ3時間はかかりそうだし、今までのルートでもう気持ちが疲れちゃった軟弱モノのワタシ
「田野倉駅」へ向かってゆるゆると下山しました。


 
(左:火の見やぐらもある里山      右:なんて大きな新聞受けなの・・・)
45分ほどで里山に到着。見上げると、多分アレが「九鬼山」
下から見るとたいして急でもなく、なだらかで優しそう。
でも私はしっかり鬼一匹に遊ばれたよね・・・

庭が広い大きなお屋敷が多い地域のようでした。



結局、総山時間4時間ほどで今日のハイキングは終了。
「禾生駅」まで来るのに3時間近くかかったのに・・・(笑)
「田野倉駅」から「大月駅」までまた富士急で戻ります。

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「大月駅」から「猿橋駅」まで行って、目的の場所へ・・・
の予定でしたが、ナント!今度は大月駅でJRが30分以上来ないではないですか!
隣の駅に行きたいだけなのに~~~!
ったく、きょうはついてないなぁ・・・と駅前を見て今日一番の閃きが
・・・バスがあるではないですかー
聞いてみると猿橋駅方面を通るバスがあと10分で出る、とのこと。
ついでに温泉の方まで行くか?と尋ねると、
親切な地元の方が「吉久保」で降りるのよ、と教えてくださって・・・


 
JRを待つより早く「吉久保」というバス停まで運んでくれて、
無事「湯立人鉱泉」にたどり着くことが出来ました

昨年来てすっかり気に入っていたのと、前日に行くつもり、と電話していたので、
もしや待っていると困ると思い焦っていたのです。


 
(左:広い休憩所       右:縁側から桂川と中央道)
玄関を開けるとおくさまが「昨日電話くれた方?」と、
前回と同じように声を掛けてくれ、もう16:00近かったのですが快く通してくれました。
やっぱりきてよかった、気になっていた(電話番号忘れてきた)ので・・・
ゆっくりのびのびとお湯に浸かり、田舎のおばあちゃん家のような居心地のよさでビールも進み・・・
お漬物やほうれん草のおしたしまで頂いちゃいました。

おくさまが仰るには、先週末は全然雪はなかったのに、こないだの水曜日の雪がすごくて、
今回積もっているのはみんなその日の名残だそう。
「山に行くって電話で言ってたから、心配してたのよ」と今日も親切にしていただきました


 
今回はここから駅には戻らず、高速バスに乗って帰ろう、という初めての企画。
地図で予め調べていた&奥さまの案内通り、鉱泉からは住宅を抜け、
徒歩12分ほど坂を上がり、トンネルをくぐると中央道への階段があり・・・。


中央道「猿橋バス停」到着でバスを待ちます。
予約は出来なかった(2時間前で締め切り)のですが、2台目で乗せてもらえました。
富士五湖方面と、長野方面から来るので約30分に1本あり助かります。


乗ってしまえばあとはもうラクチン。
トーマス仕様のカワイイバスに当たりました。


最初はどうなることかと思いましたが、最後はきっちり計画通りに収まって、
振り返れば楽しい珍道中の1日となりました


おしまい。



マメにまめを。

2010-03-11 | タベルこと

ダンナの実家・岩手県の義母が送ってくれるものの中で大好きなもの、
色々あるけど「豆」もそのひとつ。

でも最近は取れないのか?手間がかかるせいか?我が家のストックがなくなってしまい早1年・・・
たまたま地元商店街に、会津の産直のお店が来て、そこで見つけました!
大好きな「青豆」ちゃん純国産100%。
身近なお店には置いていないので嬉しくてまとめ買いしてしまいました


 + 
半日以上水に浸して戻し、適度な軟かさになるまで茹でて、
数の子と(なぜか合うんですよ)合わせ、我が家はポン酢(ゆずの尊)で味付け。
東北方面の郷土料理らしいのですが、ホントに美味しくて1kg食べてしまいそうなくらい好きです

豆料理って結構手間がかかると思いがちですが・・・ま、そうかも。
でも美味しいものや身体に良いものって、やっぱり手がかかるんですよね・・・
美(ウソ食欲・笑)と健康の追求にはマメさが大事・・・
最近はダイエットも兼ねて、少しずつ日本の昔の食事に戻そうと試行錯誤中なワタシです。





雨の休日

2010-03-07 | オデカケ

せっかくの休日、梅でも見に行こうかな?と思ったのですが、
小雨でもやっぱり雨だとなんだか気分がのらない。

そんな時は近場で映画、ではなくて・・・

我が家は、寄席。


出かけた先は、ここ「新宿末廣亭」

この新宿三丁目界隈も昔から変わらぬ店もあれば、様変わりした場所もあり。
子供の頃から社会人になってまでも、色々お世話になっている新宿ですが、
「末廣亭」に抵抗なく入れるオトナになったんだな~、と複雑な心境です(笑)


外観や中も昔懐かしい江戸の風情があって、古典芸能を楽しむには相応しい造り。

たっぷり4時間、昼寝も交えながらゆる~~~く楽しんでまいりました。
ああ、日本人っていいなと思える時間です。

>>新宿末廣亭(今月下席夜の部では三遊亭円楽襲名披露興行があります)



・・・しかし。来週末こそ晴れますように



駅Ben

2010-03-04 | タベルこと


(画像2010.2.20)
こんな素晴らしい景色が望める町で・・・うまいもの・・・。


みーっけ



JR中央本線:茅野駅・駅弁・やまのごはん。
どれにしようか?迷う時、売店のおばちゃんとの会話もまた楽し



¥900くらいだったかな?とても優しい味でした。


>>以前食べた駅弁レポ

パッケージしか置いてなかった「イケてるメンチかつ弁当」いつか食べてみたいなぁ・・・(笑)