カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

雨の日のひとりごと

2018-06-24 | ヤマのこと

2018.6.23(土) 東京近郊 週末2週連続の雨
新潟や長野や東北まで行けば晴れていそうだけど
今はなかなかそこまでの時間は取れない



この土曜日は旦那様は仕事
会社へ送り出してから掃除洗濯
その後母の施設に行って小一時間おしゃべり
家に戻ったら近所で小学校の同級生とバッタリ
しばしおしゃべり



その後新宿でおにぎりを買って京王線に乗る
高尾山口駅に着いたらもう雨降ってきてるんか~い!
でもせっかく来たのだからといつもの6号路へ



時刻は既に12時を過ぎている
ザックも背負わない、一眼も持たない
合羽の上だけの軽装でウエットな道をぐんぐん進む
小降りになった雨 木々の隙間からうっすら差し込む光に顔をあげたら

はー、気持ちいい!

こんな情景に出会うといつもあのメロディが頭の中に流れてくる
宇多田ヒカルの『道』
あのサントリー天然水シリーズ、大好きで大好きで 
CMが流れてくると必ず手を止めて見る 
画面に吸い込まれて自分がその場にいるような気持ちになれるから

・・・・・ってここは甲斐駒じゃないくて高尾だけどね



汗かいて山頂に着いて ひとりおにぎりをほうばる
こんな天気でもそこそこ人がいるけど、8割が外国の方





食べ終えたら汗かいた身体が一気に冷え始めたので帰りましょ
薬王院まで来ると とうとう雨が降り出した



雨降る境内に聞きなれた歌声が・・・
サブちゃん・・・こんなの出来てたの、知らなかった
頭の中のヒカルちゃんが上書きされてしまったyo



花の高尾だけど、端境期だから何も咲いてなかった(見つけられなかった)
境内のユキノシタもそろそろ終わり


帰りは傘をさして一号路を下山
何もこんな雨の日にわざわざ・・・とも思うけど
週末は山に行くか近所の緑地をジョギングしないとすっきりしない

緑を見たり、汗を流したりすると平日のあれこれがリセットされ
また明日から頑張ろうと思える気がする


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来週は雨じゃないといいな。


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会いたくて磐梯山

2018-06-10 | ヤマのこと

2018.6.9(土)会津磐梯山へ


今回の目的はただひとつ”バンダイクワガタソウ”を見ること
初めてお目にかかったその花は、青紫色の可憐な花でした


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我が家からの日帰り磐梯山は八方台から登らないと時間的に無理なので
郡山から磐越西線乗り継いで磐梯町で下車、手配しておいたタクシーで八方台登山口へ
この時点で既に時間は10時ちょっと前、下山してきた人も多かった



スタートは緩やかなブナの散歩道
下界は天気予報に反して晴れ間がときどき覗いていたのでちょっと期待して歩き始めます



”中の湯跡”に着くと火山性ガスの匂いがプンプン
廃屋がなんだか・・・な感じなので足早に通り過ぎると



その先にミツガシワの群生
斜面の下にはツバメオモトも確認できました(望遠カメラじゃないので画像ナシ)



あんなにたくさんのミツガシワに会ったのは久しぶり
気をよくしてゴロゴロ岩を登って行きます



一か所、開けた場所から見えた稜線 どこなのかな?
今日は曇り予報だし、下界からの山頂付近は雲の中だったから
これで見納めかも知れないと眺めておく



この辺りからサラサドウダンのトンネルが続きます



足元にマイヅルソウ・ツマトリソウ・ズダヤクシュ・ハタザオ・ニョイスイレ
など見ながら登って行くとだんだん周りが怪しい天気になり・・・




ガッスガス・・・



まあガスは見慣れた景色、迷う道でもなし
目的はお花なので気にせず行きましょう~(*´∀`*)




登山口から約1時間半で分岐に到着
山頂にはどちらからでも行けそうなので、お花畑経由で行くことに
辺り一面 白い世界 どこを歩いているのか?解らないのは毎度の事
お花畑のミヤマキンバイ・コケモモ・ベニバナイチヤクソウはまだ蕾・・・・ん?


みたことのない花が目に飛び込んできた!



足元に小さな小さな紫色の花 初めまして、バンクワさん
良かったー今日の目的達成!
強い風とガスで濡れながらも、地面から10センチもないくらいなので
地べたに這うようにして観察しました


「バンダイクワガタソウは磐梯山の固有種
磐梯山のみに自生するクワガタソウの一種で、草丈は約10~30㎝
岩場や砂礫地等で多く見られ、花期は例年6~7月」


今年はもう咲き始めているとの事でしたが、この土曜日の天気予報がイマイチ てんくらはC
でも今週見送って来週にしたとしても晴れる保証はない
チャンスを逃したらまた来年になってしまう、雨予報じゃないなら行ってしまおう!


と来てよかった(・∀・)



さて山頂を踏まなければ
そこから弘法清水と小屋のある場所に着くと、中学生やら登山者で一杯
休むところもなさそうなので、休まずそのまま山頂を目指しますが、
山頂までが一気に急になるんですねぇ
ミツバオウレンや小瓔珞ツツジに励まされつつも「山頂まで500m」が長く感じる~




磐梯山山頂到着
前回と同様、ガスと強風の登りでしたが、山頂踏めてよかった(笑)
強い風に雲が流れて 時折青空ものぞくのですが何も見えない状況は変わらず
じっとしていると寒いので、お昼を食べて即下山です



途中、登りでは何も見えなかった周囲の景色が見えてきた
あそこが沼ノ平かしら?



弘法小屋に戻るともうほとんど誰もいなーい



ここからは赤埴山方面、猪苗代登山口へ降りて行きます
あのとんがりが天狗岩と言うらしい



正面に見える”櫛ヶ峰”がすごい存在感

そんな荒々しさとは裏腹に



ここからが本当のお花畑







バンダイクワガタソウがあっちにもこっちにも
登山道脇にも無造作に咲いているので、踏んでしまわないように気を付けて

イワカガミ・ミヤマキンバイの花畑の中にもバンクワさん
可愛いな~



ガスが切れてくれて本当に良かった
見えるものが違うと、山の印象もぜんぜん変わる



あの大きいのが桧原湖かな
前回はあっちへ降りる計画をしていたんだよね



分岐手前にレンゲツツジの蕾



今年初のアカモノ



ムラサキヤシオツツジ越しの磐梯山



分岐を下ってガクウラジロヨウラク
このお山は色んな種類のツツジが見れるんですね



沼ノ平 レンゲツツジ越しの磐梯山



湿原にはミツガシワの群生


沼ノ平の大きな石の上にも、ちょこんとバンクワさんが


その後も



ハクサンチドリ


タチツボスミレ(途中にもう一種類のスミレ有)



タニギキョウ



コケイラン

ヤマツツジなどなど
なだらかで静かなこのルート、お花好きにはおススメですね



下りるにつれ、予定外にどんどん青空になってきて



森を抜けたらパーッと目の前が開けて 思わず深呼吸





猪苗代湖を見下ろしながらスキー場の脇をぐんぐん下り



ゴール
宿題だった磐梯山の山頂も達成
何より念願のバンダイクワガタに会えた、嬉しい一日でした




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【山歩き】
八方台登山口10:00→中の湯跡10:27→四合目分岐11:30→弘法清水11:50→磐梯山超12:16~12:55
→弘法清水小屋13:20→沼ノ平14:00→一合目14:55→猪苗代スキー場登山口15:55 ヴィラ猪苗代にて日帰り入浴

【アクセス行程】
往路>新宿6:22→大宮6:56/7:06→新幹線→8:20郡山8:29→磐梯町9:22 タクシーにて八方台登山口(約¥4,800)
復路>ヴィラ猪苗代からタクシーにて猪苗代駅(約1,800)猪苗代16:51→郡山17:34/18:30→新幹線→大宮→新宿

※高速バス”会津夢街道号”の夜行バスを利用すれば公共交通機関だけで夜行日帰りが可能です。
今回疲れていたので使いませんでしたが。
尚、バス停のある川上登山口ルートは工事中の為現在使えません(2018.6.9現在)

※磐梯町駅は無人駅のためパスモやモバスイで来てしまうと面倒です。
※猪苗代駅のKIOSKは廃業になっていたので、買い物できるところはありません(2018.6.9現在)