山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

甲斐のジョウロウホトトギス再訪  平成28年9月25日

2016年09月26日 | 番外編
 先週も訪れたジョウロウホトトギスだが、三脚を出している余裕も無く訪れただけで十分な撮影は出来ずに終わってしまった。23日に別メンバーで訪れる話もあったのだが、天候不良なために無くなってしまった。おそらくはこの日が今年最後の機会となるであろう。前日に想定していた以上に雨が降り、沢が増水しているであろうが訪れるのは源頭付近なので、おそらくは靴を少し濡らす程度で行けるはずだ。気合を入れて5時半に自宅を出たが、歩き始めるのは8時近くになってしまった。


    連日の雨で増水しているが、沢の源頭あたりならばなんとかなるはず。


    岩にびっしりとイワユキノシタが着いている。


    咲き終わってしまっているイワユキノシタ


    シラヒゲソウとホトトギス。若干時期を過ぎてしまった。


    シラヒゲソウの群落。昨年よりは数が多い。


    シラヒゲソウ。白い髭がたくさん生えた愛嬌のある花。


    対岸の岩壁にもたくさん咲いているが、先週に比べるとだいぶ散ってしまっている。


    こちらはイワユキノシタの大群落。

 核心部の沢に到着した。既にヤマヒルは20匹近く撃退してきた。沢の中ではあまりいないだろうと思っていたのだが、額のあたりに違和感を感じて手で払ったところ、なんとヤマヒルが付いていたのには驚いた。足元ばかり気にしていたら、上から降って来たか、あるいは笹薮をかき分けた時に付着してきたか・・・。上半身をチェックしてアルコールスプレーを吹きかけたが、血を吸われた様子は無い。油断大敵である。

 人の入らない沢は緑色の苔が生い茂っていてとても美しい。沢の景色を楽しみながら奥へと進み核心部に到着した。先週満開だっただけに一番良い時期は過ぎてしまったが、咲き残った花がまだあって十分に楽しむことが出来た。今日は単独での入山なので三脚を取り出して思う存分撮影にふける。


    若干増水しているが至って穏やかな沢の上流部。


    倒木がたくさんあるが、人の入らない沢の奥は苔の緑がとても美しい。


    ここを登ってさらにその上にホトトギスが待っている。昨年見つけた花だが、我ながらよくぞこんなところに来たと思う。


    岩の脇腹にはイワタバコがたくさん。


    居ました。甲斐のジョウロウホトトギス。


    痛み始めてはいるが、まだ見ごたえは十分。


    岩壁の上のほうに群生。


    先週は20株くらい咲いていたがもう大部分散ってしまっているのが残念。200㎜ズームレンズで撮影。


    岩壁にぶら下がるジョウロウホトトギス。源頭の谷の雰囲気にマッチしていて美しい。


    イワシャジンも咲いていた。


    源頭のイワシャジン

 思う存分撮影したところで沢を戻り、別の支脈に入ってみた。こちらのほうが谷の幅が狭いが、目線の高さに咲いているジョウロウホトトギスに出会うことが出来た。


    目線の高さで咲いていたジョウロウホトトギス。


    源頭の谷に咲く甲斐のジョウロウホトトギス。抜群!(自画自賛)


    同上

 この沢の上部は急登過ぎて危なそうなため、別の沢を詰めて稜線に抜け出た。日当たりが良くてヤマヒルがいなそうなところで腰掛けて休憩するが、ふとシャツの左袖を見ると点々と血液らしきものが付着していた。服を脱いで体をチェックするがヤマヒルは付着しておらず吸われたような場所も見当たらない。後に温泉に立ち寄って体をチェックしたところ、左上腕の裏側に吸い口らしき傷跡があったがほとんど気にならない程度の傷だった。十分な対策をしてきたつもりだったが、上半身に付着したものは見えないだけに撃退が難しい。

 着生植物があるらしいので双眼鏡を取り出して木の上を覗き込むが見つからない。時間は午後の3時になったのでそろそろ下山しないと日が暮れてしまう。双眼鏡片手に木の上を覗き込みながら下山するが、着生植物はノキシノブくらいしか発見できなかった。


    沢沿いに咲いていたホトトギス。これはこれで美しい。


 なんとか間に合った甲斐のジョウロウホトトギス。また来年会いましょう。

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雨の中の花散策 湯ノ沢峠  平成28年9月23日

2016年09月26日 | 花・花・花
 広大な草原が広がる湯ノ沢峠から大蔵高丸、ハマイバ丸にかけての山域に鹿の保護柵が設置されてから3度目の秋を迎える。よくこれだけの広大な敷地を囲ったものだと感心させられる。櫛形山の植生復活も3年目から顕著に現れてきたことを考えると、おそらくはこの山域も復活してきていることが予想される。

 朝からどんより曇り空で時折小雨が降っていた。行くかどうするか、どこに行くかさんざん迷った挙句、引き返すのが簡単な大蔵高丸の植生変化を見に行ってみることにした。ネット上の記録を見ると、先日初めて見たセイタカトウヒレンがこの山にもあったらしく。保護柵の効果が現われていればきっと出会えるだろうと思う。湯ノ沢峠まで車で乗り付けると、さすがに悪天候だけに1台も車は止まっていない。小雨がぱらついておりカッパを着て傘を差して出かける。


    湯ノ沢峠の駐車場。霧で視界が悪く小雨がぱらつく。人気の山だが駐車場には私の車だけ。


    柵の中に入ると、足元の土手にはタチコゴメグサがたくさん咲いていた。


    タチコゴメグサがたくさん。


    先日の山中湖界隈の草地で見たアザミとはちょっと違う。茎に付く葉が少なくスッキリしており、クモ毛が生えている。


    これはノハラアザミ(だと思う)。


    タムラソウ。もう終焉。


    ウメバチソウが咲いていた。


    ノコギリソウがかなり増えている。


    結実したヤマハハコ


    ハナイカリ

 保護柵を設置した場所と設置されていない場所の植生の違いは目に見えてはっきりとしてきた。保護柵内はススキがあまりはびこっておらず、ヨモギをはじめとする多くの草が復活してきている。保護柵の効果は確実に現われていると言えるだろう。


    保護柵の中の草地。ヨモギをはじめとして様々な草が生えてきており、ススキの背丈が低い。


    こちらが保護柵の外。草ボウボウの荒れ地といった感じ。


    手前が柵の外だが、これだけ見ても違いは判ると思う。

 予定ではハマイバ丸あたりまで散策のはずだったが、大蔵高丸を目の前にして雨足が強くなってきた。一旦引き返し始めたところ小降りになってきたためまた山頂を目指したが、今度は山頂あたりにかかる雲の中から雷鳴が轟いた。これではとてもではないが無理なので、足早に撤退となった。


    目の前に大蔵高丸が迫るが、雨が強くなりさらに雷鳴轟き、撤退。


 訪問する時期が遅かったため草原の花はもうほとんど終わってしまっていたが、保護柵の効果が確実に現れていることは確認できた。いつかきっと、あの大きなピンク色の花が咲いてくれることを期待している。
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今年最後の山岳レインジャー活動 稀少植物調査に山中湖界隈の山へ  平成28年9月21日

2016年09月22日 | 花・花・花
 山梨県山岳連盟の山岳レインジャー活動は、山岳連盟に所属している山岳会に山梨県から依頼を受けて稀少植物の調査、パトロール、保護を行う活動である。レインジャーというと登山者の保護・救助のように思われがちだが、そうではない。私が所属する嶺朋クラブも年に6回前後この活動に参加しているのだが、1泊2日の高山植物調査が多く組み込まれており日程的に今年は全く参加できなかった。今回は日帰りで行ける山の調査なので私が担当して行くこととなった。

 秋雨前線の影響でこの日も天候が悪く、登山口に到着すると小雨が降っていた。カッパを着て出発する。今年から新しい道が切り開かれたようでそちらの新道を歩いてみることにした。


    今日も天気が悪い。


    林道脇に1輪だけ赤い花の蕾。


    今年から新たに出来た登山道。あまり歩かれている様子は無い。


    小型のブルドーザーで切り開いたような立派な道が通っている。


    登山道脇にコメナモミ(キク科メナモミ属)。


    ヤマハッカ(シソ科ヤマハッカ属)


    ヤマハッカ群落。ヤマハッカ、イヌヤマハッカ、コウシンヤマハッカは毎度図鑑で調べても区別が難しい。


    登山道脇にちらほらと咲いていたコシオガマ(ゴマノハグサ科シオガマギク属)。


    カヤト野原に抜け出た。

 樹林帯の中の切り開かれた良い道を抜け出るとカヤト野原の稜線に出た。雨は止んだが霧で視界が悪い。雨で濡れた草をかき分けながら山頂に向かって進む。


    ヒキオコシ(シソ科ヤマハッカ属)


    カヤト野原の中に生えているアザミはほとんどがこれ。


    ノアザミ


    ハバヤマボクチ(キク科ヤマボクチ属)。オヤマボクチとの違いは葉の縁に荒い鋸歯があること。


    ボタンヅルの実


    似ているが、こちらはクサボタンの実


    マツムシソウ。そろそろ終わり。


    フシグロは刈られたのか、それとも食われたのか?上部が無い。


    落花しているキバナアキギリ。残った萼の奥に丸い種を付けている。


    最後の急登は滑りそうで怖い。


    山頂に咲き残っていたヤクシソウ。中腹にはもっと大きな株がちらほらと咲き残っていた。

 2時間半かかって山頂に到着し、昼食となる。雲行きが怪しいうえに調査で時間がかかるので、小休止したのみで出発し、別ルートで下りる。


    今年はまだリンドウが咲いていない。


    大きなタムラソウ。ずいぶん数が減ったように思う。


    大株のコシオガマ


   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 さて、ここからが今回の調査対象となっていた花たちだが、この山域におそらくは生育しているだろうと思われるアザミの仲間も今回は念入りに見て回った。


    ようやくお目見えのムラサキセンブリはまだ蕾。稜線上の草むらにあったものは消失してしまったようで、全く発見できず。


    もうすぐ咲きそうな紫の君。


    本日一番の大株主。花付きは良さそうだが背の高い大株はほとんど見かけなくなってしまった。


    一株だけ咲いていたムラサキセンブリ。


    この紫色の美しさは中毒になる。

 1種類目はムラサキセンブリ(絶滅危惧種Ⅱ類)の調査。年々数を減らしているように見えるムラサキセンブリは、かつて大株が生えていた稜線の登山道脇草地では見かけなくなってしまった。その場所はこの花と富士山を撮影するのに好適地だったために、写真家によって草地が刈られたり押し倒されたりしていた。おそらくそのような環境の変化で消滅した可能性が高いと思っている。背の高い株は目立つので鹿に食べられた可能性もある。今では背の低いものしか残っていないのは残念である。



    まだ咲き残っていたヒナノキンチャク。この花は下から結実して行き、花期が長いようだ。


    葉が黄色くなった株は花が終わっていて下部の種が既に落ちている。種蒔きするには良さそうだ。


    路面補修で削られてしまい、8月には見つけられなかった場所でも咲いている株を発見することが出来た。奥の草地のほうに逃げるように咲いていた。

 2種類目はヒナノキンチャク(絶滅危惧種ⅠA類)。 8月に見に来た時には生育地だった道脇が修復工事のために削り取られて壊滅的な打撃を受けているように見えた。削り残ったごく限られた場所でしか発見できなかったが、今回探してみると、前回発見できなかった場所の削り残った奥のところに、数は少ないながら咲いているのを確認できた。今年は狭い面積に数多く咲いているように見受けられ、工事が無ければ当たり年だったのではないだろうか。

 そしてこちらが探していたアザミの仲間だが、おそらくこらが目的の花だと思うのだが確信は持てず。そのほかに一株だけだが珍しいアザミに出会うことが出来た。


    山頂付近で発見したアザミの仲間。葉先が尖っていて基部が鉾型、おそらく探していたコウシュウヒゴタイ(キク科トウヒレン属、絶滅危惧種ⅠA類)だと思う。


    林の中で発見した別株。細毛が少なくヤハズヒゴタイでは無いと思うが、まだ探し始めたばかりで確信は持てず。タカオヒゴタイとの区別も不明。


    上部が消失しているが、これなどはコウシュウヒゴタイで間違いないのではないかと思う。



    そしてもう1種類、驚きの出合いだったのがこれ。セ・イ*タ・カ・トウ*ヒレン(キク科トウヒレン属)。


    前日にネットで調べていたのでそれとわかったが、私の持っている図鑑には載っていない代物。

 背高*トウヒ・レンは山梨県絶滅危惧種には入っていない植物であるが、おそらくは存在自体があまり知られていない花なのだと思う。


 鹿の食害と環境の変化で植生の変化が著しいこの山の草地は残念ながら地権者の権利が優先されて保護は難しい場所である。植生の変化の観察だけでも毎年訪れてみたいと思う。
    
 (花の名前など間違っているものが多々あるかと思います。ご指摘いただければ幸いです。)
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富士山麓の草地を散策  平成28年9月18日

2016年09月21日 | 富士山麓
 この日は前日に続いてジョウロウホトトギスを見に行く予定で花仲間たちに連絡していたのだが、前日下山してきたところで既に雨が降り始めてしまった。こうなるとヤマヒルの対策も大変だがそれ以上に増水した沢の遡上が難しくなる。残念ながら今回は無理ということで仲間たちに連絡をとると、なんとみちほさんたちは集合場所の道の駅2km手前まで既にやって来ていてそこで合流することになった。いろいろと相談したうえで、翌日は予定変更して雨が降ってもあまり歩かないで済む富士山麓の広大な草地の中を散策することになった。

 当日富士吉田道の駅に集合した頃はまだ降り出して居なかったが、現地到着する頃には小雨が降り出した。腰から胸の高さまで草が生い茂るこの草地の中を雨の中を歩く気にはとてもなれない。傘を差して林道を散策していると、林道を少し入ったところにキクアザミが咲いていた。さらにぶらついていると、とりあえず雨が上がった。ならば、ちょっとだけ踏み込んでみようということになった。


    広大な草地が広がるが、あいにくの天気。一度はあきらめたが、ぶらぶらしていると雨が止んだ。


    草地の中に入るとマツムシソウがいっぱい。


    マツムシソウ


    足元にはウメバチソウ


    タチコゴメグサ


    オケラ

 この草地は鹿の食害がきわめて少ないらしく、花たちが生き生きしている。そして今回いちばん見たかったのがこの2種類のキク科アザミ属の花たちだ。


    キクアザミ。葉の形がキクの葉に似ている。


    美しいキクアザミの花。山梨県では絶滅危惧種ⅠB類。


    そしてもうひとつ、是非とも見てみたかった花。


    ヒメヒゴタイ。開花するとは知らなかった。


    山梨県では絶滅危惧種Ⅱ類だが、ほとんどお目にかかることは無いように思う。

 雨の中の散策などほとんどしないのだが、なにせ同行した仲間が仲間だけに・・・雨など関係無いようでおつきあいしたが、なかなか素晴らしい花散策になった。できればバックに富士山が見える晴天の日にこの草地を散策してみたい。
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山岳連盟主催の稀少植物調査、および鹿の食害調査会 県南部の山へ  平成28年9月17日

2016年09月18日 | 花・花・花
 昨年県南部の沢の奥深くで見つけたジョウロウホトトギスは今後どのように取り扱うかはまだ全く方針が決まっていない。ヤマヒルが多く人の入らない谷の奥深くなのでこのままそっとしておいてやるのが一番良いのではないかと個人的には思っているが、山梨県山岳連盟の自然保護グループとしてはその存在を知っておくことは必要と考えている。メンバー7人とうーさん、私の総勢9人でこの花が咲く谷を訪れた。きっちり撮影しておきたかったので、交換レンズ2本と大き目の三脚を担いで入山したのだが・・・


    沢沿いに咲く白い花


    今年は昨年以上にたくさん咲いてくれた。


    シラヒゲソウ。山梨県では絶滅危惧種ⅠB類。


    対岸の岩壁にもたくさん咲いている。

 シラヒゲソウは昨年以上にたくさん花を咲かせており、三脚を出してきっちり撮りたかったのだが・・・レンズを交換している暇も無く、構えて撮っただけでもうメンバーはずっと先に行ってしまっている。予想はしていたことだが止む無し。このシラヒゲソウは山梨県では極一部の沢の限られた場所で生育が確認されているが数はきわめて少なく、おそらくはこの沢沿いが県内最大の自生地と思われる。


    昨年は気付かなかったが、キッコウハグマがたくさんあった。


    沢沿いに咲いていたホトトギス。

 昨年ジョウロウホトトギスを発見した現地に到着した。途中で木の根っこが滑りザイルを出したのだが、それを回収して花の咲く場所に到着した頃には・・・もうメンバーはいちばん花が咲いている岩壁を通り過ぎてその上のブッシュの中に突入していて、一番後ろにいたうーさん以外は姿が見えない。折角満開の花が出迎えてくれたのにまたしても撮っている余裕など無く、広角レンズで数カット撮っただけで通過することになってしまう。昨年に比べると岩壁に生えている木の枝が伸びて少し数が減っているように見えなくもないが、ゆっくり観察している暇も無い。


    岩壁からぶら下がるジョウロウホトトギス。


    イワシャジンが咲き始めていた。


    この上に30株くらい固まって咲いているのだが・・・撮影している余裕無し。先に進む。




    谷の奥深くに咲いていたジョウロウホトトギス。まともに撮れたのはこの2カットくらい。

 予定ではここで引き返して隣の谷に調査に入るはずだったのだが、先頭を行くメンバーが簡単に上まで登れそうだというので上の稜線まで登ってそこから隣の谷に下降する作戦をとる。しかしこれが大失敗で、その上は笹が生い茂る急斜面で突破するのに悪戦苦闘する。幸いなことにこの辺りにはヤマヒルがいなかったのでヒル退治に苦労しなくて済んだ。コブの上で昼食となり、そこから稜線を下るのにまた苦戦する。GPSで見ると傾斜はきついが下りられるだろうと思っていた斜面が、コルの直上で切れ落ちて崖のようになっていた。私の10mザイルではやや距離が足りず、強引に下りた際に私は着地に失敗して転倒寸前、2本の木の間に背中のザックと一緒にぶつかって止まった。左肘に軽い擦り傷を負った程度で済んだが、一歩間違ったら危なかった。このザイルで3人が下降し、うーさんが持って来た20mザイルで他のメンバーは別斜面を下りたがこちらもまた足場が悪く下降に一苦労だった。メンバーの一人が斜面を2~3mほど滑り落ちてしまい、危ういところだった。
 さらにその先も予定していた主脈に行くルートは笹薮の急斜面でとても進めるような斜面ではなかった。2台のGPSと地図、コンパスでルートを検討し、いちばん傾斜が緩そうな尾根を下ることに方針を変えてあとは笹薮をかき分けながらひたすらその尾根を下った。出たところは調査に入る予定だった沢の出合いのところだった。既にその沢に調査に入る体力も時間も無くなり、そのまま沢を下って正規ルートに抜け出て下山となった。


    簡単に上の尾根に登り着けそうに見えたが、この斜面の突破にひと苦労。その先も苦労が続く。


    笹薮の尾根筋。主脈はこの左側に下りないと着かないが、とても下りられそうな斜面では無い。


    いちばん傾斜が緩そうな尾根を笹をかき分けてひたすら下りると、予定していた沢の出合いに降り立った。


    皆さんご苦労様でした。

 調査というよりも藪歩きがメインとなってしまった山行になってしまったが、山岳会ならではの面白い山歩きが楽しめたと思う。もし一人だったらどうしていたか?笹薮に突入した時点で撤退していただろう。谷の上の稜線はほとんど笹薮で、目ぼしい花は何も見つけられなかった。満開で出迎えてくれた花をきっちり撮影出来なかったことはかなり心残りで、今年は無理としても来年はリベンジに行きたい。

 ヤマヒルが靴にたくさん這い上がってきたが、塩水と虫よけスプレーで足回りを固め、さらに這い上がってきたらすぐにアルコールスプレーで撃退する作戦をとり、血を吸われたのは9人のうち一人だけだった。アルコールスプレー(消毒用エタノール、濃度75%くらい、ドラッグストアーで市販されている)はヤマヒルの撃退にはきわめて効果的である。
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シラゲヒメジソに出会いにアザミ平へ  平成28年9月11日

2016年09月14日 | 花・花・花
 昨年見つけたこの花は徹底的な鹿の食害に遭ってほとんど目ぼしい花が咲かなくなってしまっている富士山外輪山のザレ地の中に咲いていた。シソ科の仲間だろうということは察しがついたが似たような植物はあるものの同じものは見つからない。しかもこのシラゲヒメジソという名前の花は私の持っている図鑑には名前が出て来なかった。


    こんな広い道で迷うはずが無いのだが・・・帰りはまたえらいことに。


    マムシ草の赤い実


    高度を上げると上は雲の中。視界が悪く森の中は暗い。


    現地に到着。霧で視界が悪い。人避けのロープは動物には全く効果が無く虚しく見える。

 現地に到着した。昨年は残った草地の中にウメバチソウがちらほらと咲いていたが今年は1輪も見つからない。さらにナギナタコウジュも消滅しているようだ。ザレ地の中は鹿の踏み跡だらけだ。そのザレ地の中を見ると、小さな緑色の葉、時として紅葉して赤くなっている葉がたくさん出ている。


    ザレ地にたくさん生えているシラゲヒメジソ


    拡大。紅葉している葉もある。


    さらに接写。


    接写してトリーミング。白い毛を纏っている。


    このザレ地のほとんどにこのシラゲヒメジソが生えていると思われる。

 インターネットでこのシラゲヒメジソの画像を調べると、もっと大きい草が掲載されていて別物のように見える。この場所のこの花が小さいのは富士山の砂礫で構成されている特殊な土と、鹿の食害により小さくなってしまっているためと思われる。ここに生えているホタルブクロも地面を這うように花が咲いている。


    アザミ平のホタルブクロ。ほとんど茎が伸びず地面を這うように花を咲かせている。

 存分に観察して下山するが、途中の別の斜面にもこの花がありそうだったのでちょっと立ち寄った。樹林の中を横切れば元の登山道に簡単に戻れるだろうと思ったのだが・・・谷を越えて小尾根を2つほど越えたはずだがあの広い登山道に出ない。この日はGPSが見当たらず、感を頼りに樹林の中を歩くのは危険だろうと思ってはいたのだが、そのまま斜面をトラバースして行くと古い林業軌道跡に出くわした。これを下りればきっと元の登山道に戻れるだろうと思って一気に下ったが、一向に戻れる気配が無く高度はどんどん下がって行く。そのまま下りて行くと砂防工事の現場に出てその横に作業道がついていた。そこを進むと別荘地に抜け出た。コンパスで方角を見ると、下山するはずの尾根から90度近く北側に向かって歩いていた。抜け出た別荘地は山中湖の上にある富士急リゾート別荘地、ここからだと籠坂峠よりも山中湖のほうが距離が近い。止む無し、アスファルトの道をテクテクと40分かけて車を止めた籠坂峠まで歩くこととなってしまった。


    砂防工事の上に出た。


    工事用の道を進むとその先は富士急リゾートの別荘地。


    やっと籠坂峠に行く道に出た。この日はこのアスファルト道歩きがいちばん疲れた。

 GPSも地図も持たずに道の無い林の中を歩くのはやはり無謀であるが、この場所は静岡県側にさえ下りなければ必ず道に出ることがわかっているので強引に下りたが、想定していたよりも北側に出てしまった。雨が降らなくて良かった。

 今回見てきたこのシラゲヒメジソは特殊な地質と環境下に生育しているため図鑑のものよりもきわめて背が低くて小さい。おそらくこの界隈には他にも自生地があると思うが、山梨県ではあまり頻繁に見かける花では無い。3年後の山梨県レッドデータブック書き換えの際には絶滅危惧種NTあたりに入ってくるかも知れない。
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裏街道を歩いて大平山へ  平成28年9月11日

2016年09月14日 | 山梨無名山
 山岳レインジャーの植物調査の担当になっているため、この日は別の山に紫の花を見に行くはずだった。群馬からはるばるみちほさんたちが来ているはずで、メールをいただいて30分ほど遅れて入山したのだが、いつも観察している場所に行ってみたが紫の花はまだ咲いていなかった。上に登って行こうとしたところでみちほさんから電話が入り、山頂近くでもまだ咲いていないそうだ。ならば・・・合流する予定だったのだが咲いていないとなると調査にもならないので、引き返させてもらうことにして大平山に向かった。昨年別の場所で見つけたレアもの(?)の花が、環境が似通っているので山頂あたりのザレ地にたぶんあると思うのだが・・・??

 いつもならば石割神社から平尾山を経て大平山に行くのだが今回は裏側の花の都公園から登ってみようと思ったのだが、地図を持っていないうえにGPSも見当たらず取り付き口がどこだかわからない。とりあえずは林道を行けるところまで・・・と進むと行き止まり。どうやらこちらでは無いらしい。戻って近くの人家の庭先に居た人に道を聞いてダートの林道を車で登るが、これがなかなかの悪路のため途中にあった脇のスペースに駐車して歩くことにした。おそらくこの林道を登り詰めれば大平山に至る稜線に抜け出るはず。しかし・・・まともに林道を歩くのも面白くないので途中から右側に見える尾根に取り付いてみると、そこには立派な道が・・・!なんと花の都公園から大平山の稜線に至る東海自然歩道だった。


    林道脇のスペースに車を止める。標高は1,000m弱、目指す大平山はそれほど遠くないはずだ。


    林道から右側の尾根に取り付いてみると立派な道があった。


    なんと、これは東海自然歩道!


    しっとりとした静かな道が続く。あまり歩かれている様子は無い。


    ノブキの葉


    こんな実が成っていた。

 大平山に至る稜線に抜け出て、ここで道が左右に分かれる。道標には大平山まで60分と記されており、思ったよりも西側に抜け出たようだ。ここからたんこぶを2つほど越えて大平山に至る。


    大平山に至る稜線に抜け出る。右に行くと大出山を経てホテルマウント富士に至る。


    足元にいろいろな花が咲く。キバナアキギリ。


    イヌヤマハッカ(シソ科ヤマハッカ属)


    クルマバナ(シソ科トウバナ属)


    イヌトウバナ(シソ科トウバナ属)


    タチフウロ


    咲き残っていたナデシコ


    ツリフネソウ


    長池山を越えて2つ目のたんこぶ、飯盛山。


    富士山は雲の中。


    向こうの鉄塔が立つピークが大平山。もう少し。

 長池山と飯盛山の間、および飯盛山と大平山の間のコルに林道が抜け出ている。おそらく林道を登り詰めればその場所に抜け出たのだろう。林道は大平山の山頂まで伸びているはずなので、飯盛山の先のコルからはその林道を歩いてみることにする。


    立派な林道。RV車のタイヤの跡がついている。


    途中に咲いていたツルニンジン


    ツリフネソウの群落


    ハンゴンソウ(キク科キオン属)


    種にしてはおかしい。これは虫こぶか?


    キオン(キク科キオン属)


    山頂裏側、フシグロセンノウ


    山頂に咲いていたアザミ、これはポピュラーなノアザミと思われる。


    大株のヒキオコシ(シソ科ヤマハッカ属)

 大平山山頂はスルーしてそのままその先にあるザレ地に向かう。ザラザラした土の様子、鹿の食害に遭った草地の様子などから見てまずこの場所にも咲くだろうと思っていたのだが・・・残念ながらお目当ての花は見つからない。


    こんなザラザラした土の斜面にあると思ったのだが・・・


    鹿の足跡だらけ。


    ゲンノショウコ


    ピンク色のゲンノショウコ


    ノアザミがたくさん。これも鹿の好物のはず。


    山頂に戻って昼食。雲行きが怪しくなってきたのでさっさと食事をとって下山。

 あまり目ぼしい花にはめぐり逢えず、探し物もここには無かった。昨年の同じころに石割山界隈を散策している時にそれらしき花を数株見たのだが、別物だったのかも知れない。夕暮れで暗かったので写真を撮っておかなかったのは失敗だったかも知れない。

 探していたのはシラゲヒメジソというシソ科の植物で、昨年見つけた時は何の花だか全くわからなかったのだが、某花の先生が調査に行ってくれてシラゲヒメジソという花であることが判明した。環境的にはほとんど同じに見えるのだが場所が違うと咲かないらしい。雲行きが怪しいが時折青空も見える。ここからさほど遠い場所では無いし、まだ夕暮れまでには時間があることだし、さっさと下山してシラゲヒメジソを見に行ってみることにしよう。





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毛無山塊のジョウロウホトトギス  平成28年9月10日

2016年09月12日 | 花・花・花
 ここ数年は恒例の行事のようになっている毛無山塊のジョウロウホトトギスだが、今回はいつも訪れている場所とは違う沢を訪れてみた。急峻な谷に下りるためザイルを持って行くがそもそも下り口がみつかるかどうかが問題である。毛無山の主、K田さんにある程度の下り場所は伺ってはいるが、昨年近くを訪れた際に下山しながら探したものの見つからず仕舞いである。


    いつもの場所でシデシャジンを観察しながら入山する。


    ツルニンジン満開(キキョウ科ツルニンジン属)


    別名ジイソブ


    樹林帯の中にはキッコウハグマの群落があるが、まだ蕾。


    ちょっと変わったモミジハグマ? かと思ったが・・・


    咲いている花がまるで違う。


    フクオウソウ(キク科フクオウソウ属)

 さて、降下するあたりの尾根筋まで登って来たがやはり下降点がわからず、谷を覗き込んでいると、運良く下って来た女性がK田さんの知り合いの方(おそらくうーさんとも知り合い)で、場所を教えてくれた。下り口は非常に不明瞭だが少し下には細い踏み跡のようなものが見える(ような気がする)。下りてみると確かに獣道のような踏み跡が斜面をトラバースするように谷に向かって続いている。木につかまりながら慎重に通過して谷に降り立った。


    こんな道を行く。


    この先を下りれば谷の沢に下り立てる。


    沢に降り立つ。向こうには豪快に落ちる滝が見える。


    滝に到着。この滝の壁におそらく咲いているはずだ。

 沢に降り立ち、目的地の滝の下までやって来た。豪快に落ちる滝の近くは滝の落下する勢いで風が強い。岩壁をじっと見上げると・・・壁の脇の草むらの中に黄色い花が咲いている。


    滝の上部の右側に黄色い花がぶら下がっているのが見える。


    ズームをかけて岩壁を見ると、間違いない、スルガジョウロウホトトギスだ。

 200㎜望遠レンズに交換して撮影しようとしたところ、持ってくるレンズを間違えて星空撮影用の広角ズームを持って来てしまった。止む無し、本日は70㎜が最大ズームになるので、画像をトリーミングして掲載する。


    岩壁の草むらに咲いていたスルガジョウロウホトトギス


    同上


    反対側の岩壁にも咲いているのが見える。


    これはイワギボウシの葉。この花が咲いている画像でも十分に絵になる。


    対岸に渡って滝と一緒に撮れないかどうか場所を探すが、良い場所に花は咲いていない。


    隣にある小滝を入れてかろうじて撮れるが、まだ蕾の花ばかりの上に距離が遠い。


    岩壁に垂れ下がるジョウロウホトトギス


    目線の高さに咲いている株も数株。


    豪快に落ちる滝を見て下山。

 おそらく支脈の沢にもこの花は咲いているのだろうが、急峻なこの山塊の谷を登るのは命がけになるだろう。鹿の食害には縁の無い場所なので、盗掘か岩盤の崩落が無ければこれからも咲いてくれる花だと思う。

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夏の湿原に立ち寄る  平成28年8月31日」

2016年09月05日 | 花・花・花
 長者ヶ岳の帰り道、まだ時間は朝の8時と早かったので、ちょっと途中の湿原に立ち寄ってみることにした。未だ開花しているところを見たことが無いあの花がそろそろ咲いている頃だろう。


    ガマの穂とアブラガヤの茶色い実


    白い菊のような花はサワシロギクという花らしい。


    サワシロギク


    赤紫色が鮮やかなアサマフウロ


    アサマフウロ


    この湿原に咲くアザミは下向きに花をつける。


    キセルアザミ


    サワヒヨドリ


    アカバナだと思うが・・・


    やっぱりアカバナだろう。


    見たかったのがこの紫色鮮やかなキキョウの仲間。


    サワギキョウ。


    咲き始めたばかりのちょうど良いタイミングでした。

 40分ほどの散策だったが、あまり散策した経験が無い湿原の花たちはとても新鮮な出会いに思えた。

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笠富士に昇る細月 長者ヶ岳  平成28年8月31日

2016年09月01日 | 星空
 1ヶ月ほど前からこの日の月を狙っていた。夏場は撮れないだろうと思っていた翌日に新月を迎える月齢28の細月だが、どうやら撮影は可能なようだ。長者ヶ岳からだと日の出の30分前に富士山の山頂少し左側から昇って来るはずだ。地球照になる時間は5分から長くて10分くらいだが、それでも狙うには十分な価値がある。田貫湖の外れのほうからでも撮れるであろうが、月が見えた頃にはもう地球照の月は終わっており、下手をすると月すら撮影は困難かもしれない。だからこの月を撮るには長者ヶ岳山頂まで行くしか無い。

 前日は夕方8時半ごろに田貫湖湖畔に到着した。山頂テント泊を考えていたのだが、テントやらシュラフやら担いで登ると山頂到着までの時間がおそらく3時間を超えてしまい、結局は寝る時間が少なくなってしまう。なのでここは車中泊にして未明1時に起床して山頂を目指すことにした。月が出てくるのは夜明けの4時半ごろだが、出来れば3時半ごろに山頂到着して薄明の空に昇っているオリオン座と冬の大三角形を撮影したい。9時半に就眠、目覚まし時計の音で予定通り1時に起床したがかなり眠い。軽食をとって登り始めたのは1時半近くになってしまった。


    1時間ほど歩いて富士見台のベンチで休憩。オリオン座が昇って来ており、富士山には笠雲がかかっているようだ。

 夜道をひたすら歩いたつもりだが、山頂に到着したのは未明4時、2時間半少々かかったことになるが、このくらいで到着できれば、私の足にしては上出来である。オリオン座と冬の大三角形はだいぶ高く昇って来ている。間もなく薄明が始まり、空が白々とし始め、真っ青に写るようになってきた。そして4時38分、富士山頂にかかる笠雲の左脇に細月が姿を現した。


    山頂に4時到着。オリオン座と冬の大三角形。富士山には笠雲が発生している。


    あっという間に薄明の青い空となり、星の輝きは消えて行く。


    日の出の約30分前。昇ってきました、月齢28の地球照の月。


    200㎜ズームだと富士山だか何だかわからない。

 富士山頂とこの月齢28の地球照の月を撮影するためにCanon200㎜、Borg300㎜の他に広角系レンズ2本の計4本とカメラ2台を持って行ったが、笠雲に山頂が覆われてしまったため残念ながらズームレンズの活躍機会はほとんど無くなってしまった。これもまた仕方なしだが、その代わりに笠富士の上に現われた細月を撮影出来たわけで、これはこれでなかなか見られない風景を目にすることが出来て良かったと思う。


    雲間に輝く月齢28の地球照の月


    200㎜ズーム


    地球照の輝きはあっという間に消えて行く。


    笠富士に昇る細月


    格好良い笠雲になったが、月の明かりは次第に夜明けの明かりに消えて行く。


    もうすぐ消えそうな月の輝き


    日の出の時間を過ぎ、笠雲の下面が赤く染まる。


    朝焼けの笠雲。次第に雲が増えてきた。


    笠富士の後ろ側に何やらドーム型の大きな影のようなものが??    


    正体は影笠富士。中腹に雲がかかってしまったのは残念。


    やがて笠富士の上に朝日が昇る。ダイヤモンド富士からは若干右に日の出の位置がずれている。


    雲が増えて富士山の形はわからなくなってしまった。


    本日はこれまで。撤収して下山。

 翌日が新月か、前日が新月だった細い月を撮影するには、出来るだけ高いところに登って見下ろすような場所でないと地球照の月として捉えるのは難しい。今回は日の出30分前という条件だったが、おそらくこの時間が撮影可能な時間帯の限界なのだと思う。天候になかなか恵まれないこの夏の季節に笠富士の上に昇る細月が撮影できたのはラッキーだったと思う。2月に雨ヶ岳で狙った月が絶好の条件だったにもかかわらず、新調したBorg300㎜レンズをうまく使いこなせず満足な画像が得られなかったことが未だに悔やまれてならないが、今回は300㎜レンズの出番が無かっただけにまだリベンジ出来たとは思っていない。機会があればまたこの細い月を山上から狙ってみたい。
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