山梨百名山から見る風景(blog判)

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

南アルプスユネスコエコパーク北杜市「水の恵みの贈りもの」 本編

2016年05月24日 | 番外編
南アルプスユネスコエコパーク北杜市「水の恵みの贈りもの」 本編



 平成27年8月、このプロモーションビデオ撮影のためにディレクターとカメラマンと3人で甲斐駒ケ岳に登りました。8月はめったにスッキリと晴れることが無いのですが、この日は富士山が姿を現し、さらに滅多に出会えない甲斐駒ケ岳の雷鳥に出会うことが出来た奇跡の1日だったと思っています。足に豆をつくりながら黒戸尾根を下山したカメラマン、日が暮れた夕方7時過ぎに竹宇駒ケ岳神社に到着してほっとした事など、ビデオには現われていない苦労がありました。その時に撮影したカットはさほど多く使われているわけではありませんが、水をテーマに良く出来たプロモーションビデオだと思います。ご堪能ください。
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久しぶりの山上からのダイヤモンド富士 思親山  平成28年5月17日

2016年05月24日 | 山梨百名山
 先週から佐野峠から思親山の界隈でダイヤモンド富士が撮影できる季節となっていたが、別の山の花探しを優先させていてこちらには来られなかった。この日は思親山山頂からだと富士山の中央あたりから昇るダイヤモンド富士が見られる日で、数年前に伐採されて展望が開けた山頂の佐野峠側斜面からだと白山岳の真上から朝日が昇り、うまくすれば2つか3つに割れるダイヤモンド富士が撮影できる計算だった。さらに低気圧が北東の海上に去り、軽い冬型の気圧配置となって空が晴れる可能性がきわめて高い。季節が季節なだけになかなか見ることが出来ないこの季節のダイヤモンド富士を撮影するにはこの上ない条件が揃った。

 前日は私的な食事会・送別会があり、夜9時半に会を終えた後佐野峠に向かう。南部町で食料と水を調達するはずだったのだが、内船駅前のコンビニエンスストアは24時間営業では無く、11時過ぎに到着した頃には店のシャッターは閉まっていた。食料はともかく、飲み物は必要なのでさらにその先の十島駅近くまで行ってようやくコンビニを発見し、調達できた。佐野峠に到着したのは未明1時になってしまった。

 月明かりに照らされた富士山が肉眼でもはっきりと見える。あわやくば富士山の上に昇って来る夏の大三角形を撮影したかったが、この頃には富士山の遥か上に昇ってしまっており、月明かりのために天の川は見えない。富士山の裏側に少しばかり雲が出ているが、雲画像から見てこれから晴れてくる可能性が高い。山頂のダイヤモンド富士の時間は5時17分ごろ、山頂までの時間を1時間と見て、さらにカメラのセット時間30分を見込んで、4時には出発しないといけない。携帯の目覚まし時計を3時45分にセットして車の助手席を倒してシュラフにくるまって寝る。


    未明1時20分の佐野峠から見る富士山。後ろに雲が出てはいるが、月明かりに照らされて肉眼でもはっきりとその姿が見える。


 翌朝は3時半に目が覚めた。起き上がると隣に車が止まっていて、男女2人が三脚を出して撮影の準備をしていた。どうやらダイヤモンド富士狙いで思親山に登るらしい。軽く朝食を済ませて2人に少し遅れて歩き出す。山頂手前の伐採地のところでGPSを取り出して記録させておいた白山岳から昇るダイヤモンドの位置を探っていると、さらにもう一人カメラマンがやって来た。なんとそのお方は私が所属する嶺朋クラブの顧問をされている、写真家の上野巌先生だった。お互いにビックリ! 私は1台のカメラをタイマーリモートコントローラーをセットして仕掛けた後、山頂で3人と合流する。5時に到着したのでダイヤの時間まではまだ15分あり、余裕でもう1台のカメラをセットできた。2代目のカメラもタイマーリモートコントローラーでダイヤモンドになる1分前から1秒間隔のインターバル撮影で連続撮影するようにセットし、さらにもう1台は手持ちで自由に撮影するようにして、計3台のカメラを使って撮影を試みた。


    手持ちのEosM2画像。山頂から撮影。


    こちらが三脚で固定して1秒のインターバル撮影を行ったEos40Dの画像。


    山頂が輝き、もうすぐダイヤモンドが輝き出す頃。


    同上


    ダイヤモンド富士が始まった。


    上の雲が邪魔して輝きがいまいちだが、これくらい出てくれればこの季節ならば上出来だろう。


    思親山のダイヤモンド富士


    まずまず楽しませていただきました。


    こちらがEos40D、200佶庄鵐譽鵐魂菫。








    やはりこのレンズはこのゴーストが出てしまうのが最大の難点だ。

 そして本命だった白山岳で割れるダイヤモンドだが、カメラを回収に行くとシャッター音が聞こえて来ない。これはおかしいと見てみると・・・タイマーリモートコントローラーのセットミス。インターバル1秒で設定したはずだったのだが、これを間違えて撮影開始までの時間、20数分でセットしてしまったため、ダイヤモンドになる1分前の画像が1カットしか撮れていなかった。残念。


    白山岳で割れるダイヤモンドを狙って仕掛けたEos7Dにボーグ300个鬟札奪箸靴寝菫。


    タイマーリモートコントローラーのセットミス、撮れていたのはダイヤモンド富士1分前の1カットのみ。痛恨のミス。


    雲海と朝日を撮って下山。

 久しぶりの山上から見るダイヤモンド富士でそれなりに良かったのだが、どうも単調なダイヤモンド富士の撮影では最近は物足りなく感じてしまう。折角のダイヤだったのに本命と思っていた白山岳のダイヤが撮れなかったのは痛かった。離れた場所で3台のカメラを同時に操るのはやはり難しそうだし、撮れた画像も気合が抜けてしまっているように感じてしまう。撮影は1台入魂のほうが良いのかも知れない。それと、この方角からみる富士山の剣ヶ峰は尖り方がなだらかとなり、剣ヶ峰で割れるダイヤモンド富士の撮影は難しいように思う。一方、白山岳は小さく尖りさらにその手前に雷岩の突出があって、軌道がうまく合えば3つ子のダイヤモンドが撮れる可能性が高いと思われる。条件と日程が合えば再挑戦したい。


 
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バリアンスルートの花探し しかし探し物は見つからず  平成28年5月15日

2016年05月24日 | 山梨無名山
 南アルプス前衛の山へうーさんを誘って花探しに出かける。先週下見をしておいた沢だが、途中で二手に分かれているので、左側の沢を登って稜線まで抜け、稜線を回り込んで右側の谷の上から沢を下って来るという登りも下りもバリアンスルートの谷だ。先週の急峻な谷に比べるとこちらのほうが傾斜が緩いので歩き易いとは思われるが、どうなるかは歩いてみないとわからないので30mザイルを持って入山する。標高差は約600mだが、バリアンスルートのこの標高差は決して簡単では無いだろう。かつ、直登では無くて斜面を右往左往しながら花を探しながらの登山、果たしてお目当ての花が見つかるかどうか??


    沢の分岐点。左手の沢を登る。


    登って行くと間もなく沢の源頭に出た。岩の間から水が湧き出している。


    ここからは枯れた沢の斜面や尾根を右往左往しながらジグザグに登って行く。


    イチリンソウ、ニリンソウは葉がたくさん出ていたが花はまばらに咲いている。


    イチリンソウとニリンソウが混在


    イチリンソウ


    青々と茂る草地の斜面に出た。探し物があるとすればこんな場所だと思うのだが・・・


    そこにあったのはハシリドコロの畑。


    そして大きな葉を広げるバイケイソウたち。鹿の食害の跡地なのだろう。


    ヤマシャクヤクは葉をたくさん見かけるが花を付けている株はきわめて少ない。


    ニリンソウ


    ヤマエンゴサク


    急登が終わって傾斜が緩くなってきた。もうすぐ稜線に抜ける。


    稜線付近もバイケイソウの山。登って来た斜面を含めて、徹底的に鹿にやられているという印象を受ける。

 3時間半ほどで稜線に抜け出たが、この程度の時間で登れればまだ早いほうだろう。うーさんと2人で広範囲の斜面を右往左往しながら登って来たつもりだが、探し物の花がありそうな場所は全く見つからない。稜線で食事をとって大休憩し、場所を移動して今度はもう一方の沢の上部から谷に下る。


    日当たりの良い尾根道沿いに咲いていたタチツボスミレとワチガイソウの群落


    沢に向かって窪んだ斜面を下るが、そこはクサタチバナの大群落。


    奇妙な葉っぱが・・・と近付いてみればテンナンショウ。


    昨年も別ルートで花を探してこの場所に出た。探し物は見つからず、ここでしばし休憩。


    このゴシャゴシャな藪の中が怪しいが・・・それらしきものは無し。


    見つかりませんね〜。もうすぐ沢の合流点。

 今回歩いた沢沿いの斜面が最も可能性が高いと思っていたのだが、残念ながら発見できず。問題なのは発見できなかったこと以上にその花が咲きそうな環境の斜面が全く見当たらず、手ごたえが全くないということだろう。難航はするだろうと予想はしていたが、草の生い茂るそれらしき場所は沢を詰めればそれほど難無く見つかるだろうと予想していたのだが、そのような環境の草地は全く見つかりそうな気配が無い。それと同時に、この環境では探し物の花が鹿に食べられてしまうか、山肌の乾燥化によって絶えてしまう可能性が高いということだろう。なんとしても探し出して何らかの対策をとらなければならないであろうが、見つからないことには対処の仕様が無い。探し物とはこの山にしか生育していない穂先の突き抜きの草。次週は隣の沢に挑む。  
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ホテイ様に会いに南アルプス前衛の山へ  平成28年5月14日

2016年05月16日 | 花・花・花
 昨年訪れた時は花期を過ぎていてしおれかけた花にしか出会えなかったうえに、強風が吹いて花が揺れまくり全くまともな写真を撮らせてくれなかったホテイ様。八ヶ岳で咲いていることだしこちらもきっと咲き始めている頃だろう。先週に続いて今回もまた道無きバリアンスルートを登る。


    今回もまた急登のバリアンスルートを登る。


    中腹をさまよい歩き、出会えました、ホテイ様。


    八ヶ岳のように沢沿いの苔生した林床では無くて、湿り気のある森の斜面に生育している。


    ここに咲くホテイ様は生育環境によるのか、かなり背高ノッポでやや大き目の花が咲く。


    ちょうど見頃だったようだが、株数は決して多くは無い。


    向こうの一株はもうしぼみかけている。


    2株並んでいるものは見当たらない。


    こちらは花のところだけ切れたように無くなっている。食害か?


    こちらはこれから出ようとする花芽。

 咲いていたのは全部で10輪ほど、花の咲かない葉を含めても全部で30株ほどしか無さそうだ。ほんの一角にしか生育しておらず、きわめて貴重な自生地である。

 隣の尾根にもあるのではないかと思い、尾根を乗り換えて探してみたが見当たらない。枯れた沢を下ることにする。


    尾根筋は何も見つからず。枯れた沢に下降する。


    荒れているが先週下降した沢に比べれば傾斜が緩くてきわめて歩き易い。


    標高は1,600mくらい、ミヤマスミレが咲いていた。


    もうすぐ咲きそうなズダヤクシュ。


    フタバアオイの群落。


    ユリワサビ


    こんなものを食べても鹿には毒では無いのか? ハシリドコロ。


    ここの斜面も他の場所と同じくバイケイソウばかりの林床になっていた。鹿の食害著しい証拠だろう。

 ホテイ様に出会えた他は探し物になかなか出会うことが出来ないこの南アルプス前衛の山々。生き残ってくれていれば良いのだが、バイケイソウばかりのこの森の様子を見る限りでは、出会うのはかなり難しそうに感じる。
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花を探してバリアンス尾根を登り谷を下りるが・・・ミッション失敗  平成28年5月8日

2016年05月11日 | 山梨無名山
 今から15年ほど前に、今回訪れる山にはお花畑が広がっていたが、徹底的な鹿の食害に遭って全く様相が変わってしまった。その頃に沢沿いの斜面に今では山梨県では絶滅しているだろうと思われている花が咲いていたらしい。その沢にはルートは無くバリアンスルート、まず入る人は居ないのでどうなっているかも全くわからない。

 作戦は尾根を途中まで登って沢に下降して上まで登る、という予定だったが、いざ尾根を登って沢を覗き込んでみると傾斜がかなりきつく、ザレた岩がゴロゴロの枯れ沢でとても花が咲きそうな沢には見えない。そのまま尾根を上まで登ることにした。


    荒れたこの沢の上部と聞いたが・・・まずは右側の尾根に取り付く。


    こんな斜面に別の探し物、ピンク色の妖精が咲いている頃だが・・・見つからない。


    急登の尾根をひたすら上に登る。


    ツバメオモト


    ミヤマウズラの葉


    見つかったのはこの双葉の花。おそらくタ・カ・ネ・フタ・バラン。


    イチヨウランの葉


    ヤマシャクヤクだと思うが花が咲きそうな様子は無い。


    苦節3時間、平らな森に登り着いた。


    大きなトドマツの木


    登山道に抜け出た。

 登山道までなんとか登り着いて一安心だ。この道を林道まで下りれば元の場所に到着できる。しかし・・・肝心の沢には入れないことになる。昼食をとって休んだ後、GPSとにらめっこしてルートを検討し、目的の沢を下降してみることにした。かなりの急傾斜の沢だが、枯れていて滝は無いはずだ。念のためザイルを準備して急峻な沢に下りる。


    上部の草地はバイケイソウだらけ。シカの食害でほとんど何も無くなったようだ。


    ザイルを準備する。


    急峻な沢に下降する。


    下り着いた沢。倒木と石ゴロゴロの荒れた沢。


    イワボタン


    ツルネコノメソウ


    クルマバソウ

 荒れた枯れ沢の中は浮石だらけのガラガラな沢で、踏み込むと50僂曚病元が崩れてしまう石屑の沢で非常に歩きにくい。あまり目ぼしい花が咲いているような環境には見えなかった。幸いにしてザイルを使用せずになんとか下降できたが、足はすっかりガクガクになった。


    石屑の沢を振り返る。目ぼしい花は咲きそうも無い。


    なんとなく下が見えてきた。


    沢の源流。石屑の間から水が流れ出る。


    おいしくて冷たい水が流れ出ていた。


    こんなところを登る奴の気が知れない。しかし沢の途中には青いテープの切れ端が散らかっていて、ここに入っていた人が居たようだ。


    隣の沢。ひょっとしてこっちなんじゃね〜??

 翌日これとは別件で情報を提供してくださった花の先生から電話があった。こちらの沢のことをもう一度聞いてみると、やはり今回下りてきた沢では無くて隣の水が流れているほうの沢だったようだ。しかしこちらもルートの無いバリアンスルート、どうやって攻めるかはまた検討し直して挑戦したいと思う。

 さて、時間は午後3時半。もうひとつ、別の花の調査で入山を予定している沢がある。もはやこの時間で稜線まで登り着くのは困難なので、途中まで下見に行くことにする。


    林道脇に咲いていたラショウモンカズラ。


    ニリンソウがたくさん咲く。


    沢は途中で2本に分かれている。右の沢は昨年上から降りてきたが、斜面が広大で調査不十分で終わっている。


    こんな斜面のどこかに居るはず。今年第一の目的の草。


    シロバナタチツボスミレ


    おそらくナガバノスミレサイシン


    次は沢を上の稜線まで登る予定。

 調査はまだ始まったばかりだが、慣れない沢登りのうえに咲いている場所の情報がきわめて少なく宝探しをするようなものだ。しかしどこかにあることは確実である。なんとか今年のうちに決着を着けたい。

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剣ヶ峰から昇るダイヤモンド富士 まかいの牧場  平成28年5月8日

2016年05月09日 | 番外編
 朝はスッキリと晴れる・・・はずだったのだが思ったよりも雲が多い。しかし、この季節にすればかなり晴れたほうだろう。今回は朝霧高原のまかいの牧場にお邪魔してまたまた剣ヶ峰から昇るダイヤモンド富士を狙う。誰かいるかと思いきや、この場所は私一人だけ。前回よりもやや左寄りのポジションでカメラ2台をほぼ同じ場所で構えた。


    UFOが・・・ では無くて鳥が飛んだ。


    雲が光る。でも出来ればこの雲、早く消えて欲しい。


    チカッと輝く。計算通りの場所から太陽が現れた。 


    かなり輝いてきたが・・・右側から光が現われない。


    3つくらいに割れているように見えるのだが、上の雲が邪魔。


    今回は少し左に寄り過ぎたようだ。


    このレンズの欠点はフレアが出てしまうこと。しかし、このフレア、太陽がどのくらい現れているかが良く分かる。


    もう1台のカメラ。


    輝き始めた。


    3分割(?)+右の小さな光


    剣ヶ峰の右に光が現われた頃にはもう剣ヶ峰の上に太陽が顔を出してしまっている。

 故意に左寄りのポジションをとってみたが、今回は寄り過ぎたようだ。それともうひとつ、朝霧高原のまかいの牧場あたりまで来ると剣ヶ峰の幅が広くなって尖らず、どうやら2つに割るのは難しくなるようだ。来週天候が良ければ、もう少し距離を離した山の上から狙ってみたいが・・・当直があって早起きできるかどうかはかなり微妙。
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咲き始めたホテイラン 八ヶ岳  平成28年5月7日

2016年05月09日 | 番外編
 今年は花の開花が予想しにくく、全体には例年より1〜2週間開花が早いのだがそうでは無い花もある。いつもならば5月中旬から咲き出すこの花だが、ひょっとしたらもう咲き始めているかもしれない。フライングを覚悟で八ヶ岳を訪れてみた。

 いつもならば川沿いに咲いているはずのイチリンソウが今年はまだ咲いていない。他の花もあまり見当たらずタチツボスミレくらいだ。そっと森の奥に入ってみると・・・咲いていた。まだ咲き始めたばかりの花だ。


    まだ会えないかと思っていたが、もう咲き始めている。


    可憐な森の妖精 ホテイラン


    陽を浴びて気持ち良さそう。落ち葉に影を落としている。


    こちらはまだ蕾。白花かと思ったが蕾はどうも色が白いらしい。


    ミヤマスミレはまだ咲いていなかったが、ヒメスミレサイシンが数輪咲いていた。

 もう咲き始めていた森の妖精、今年のホテイランは早そうだ。
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ヤシャビシャク満開 富士北麓の森  平成28年5月5日

2016年05月06日 | 富士山麓
 本日は全休・・・というわけでは無かったのだが、まだ交換していなかったタイヤの交換で、油圧ギャジの調子が悪く悪戦苦闘。4本変えるのに1時間半もかかってしまい、これで体力を使い果たした。昼過ぎまで昼寝していたが折角の好天がもったいないので富士北麓の樹海を訪れてみた。狙うのはヤシャビシャク(ユキノシタ科 スグリ属)という着生植物で、準絶滅危惧種に入っている。今年は探しに出かけて一度は空振り、別の山で偶然出会ったが望遠レンズを持っておらず撮影がうまく出来ていないが、その時はまだ花が咲いていないようだった。おそらくそろそろ咲いている頃だろう。


    こちらも着生植物のシダ、オシャグジデンダ。ピントの外だが、少し上にはマツノハマンネングサらしきものも写っている。


    居ました、探しもののヤシャビシャク。かなり上のほうだが、葉が大きくて目立つので探し易い。


    300佶庄鵐譽鵐此2緑色の花が咲いている。


    トリーミング画像。ちょうど満開。


    角度を変えて下から撮影。


    別株

 ちょうど良いタイミングで以前から見たいと思っていた花を見ることが出来た。足元にはミヤマスミレがたくさん咲いていたのだが、今回は望遠レンズ2本しか持って行かなかったので、折角の綺麗なスミレは撮ってやれず残念。

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ミヤマスミレと交雑種のスミレ  平成28年5月4日

2016年05月06日 | 山梨無名山
 先日の栃代川遡上した際にミヤマスミレに出会ったが、このスミレはどうやら標高が1,400mあたりのところから分布しているようだが、茅ヶ岳や黒富士の辺りでは見かけたことが無い。ネットで調べていると、これの交雑種のスミレが存在することがわかったきた。そしてその交雑種が咲いている環境は画像を見る限りではどうやら広葉樹林の林床らしい。情報はかなり少ないが、標高1,400mを越える広葉樹林の山、かつあまり人が入らなそうな山ということで目星をつけて出かけたみた。

 先日の栃代川とは打って変わって今回登る沢は穏やかで歩きやすい。足元には春の植物がたくさん葉を出しているが花が咲いておらず何だかわからないものがいくつもあった。しかし登って行くうちにちらほらと花が咲いている株に出会うことができ、大部分の花は判別がついた。


    今回登る沢は穏やかで、栃代川とは大違い。春の香りを満喫しながら遡上する。


    葉はたくさんあったが花が見つからず、ようやくご対面。シコクスミレ。


    沢沿いに咲くシコクスミレ。


    これも葉はたくさんあったが花はこの1株のみ。フタバアオイ。


    こちらもようやく花に出会った。コチャルメルソウ。


    ミツバコンロンソウ。周辺にたくさんある葉はテバコモミジガサ。


    何やら見慣れない葉が現われた。


    あたりを見回すと数株花が咲いていた。


    なんとこれはチ・チ・ブ・シロ・カネソウではないか!


    山梨県ではあまりお目にかかることが無い花。

 沢を登り着いて尾根にたどり着く。日当たりの良い尾根にはスミレが咲いているが、お目当てのミヤマスミレは見つからない。尾根を登ってコブを2つほど越え、標高は1,600mあたりまで登って来たがあるのはミヤマスミレでは無くタチツボスミレばかりだ。これは当てが外れたようだ。昼食をとって大休憩する。


    アカネスミレ


    アケボノスミレ


    咲き残っていたヒナスミレ


    ヒゴスミレが1輪だけ。


    標高1,600mを越えたがあるのはタチツボスミレばかり。

 ミヤマスミレが咲くのはどちらかというとやや湿った斜面のはずだが、この尾根はどちらかというと乾燥している。まだ時間があるので方向を変えて別の尾根に取り付いてみる。すると・・・同じく標高1,600mあたりのところで小さな紫色のスミレが姿を現した。今度こそミヤマスミレのお出ましだが、満開を少し過ぎて痛み始めていた。


    方向を変えて別尾根を登る。ヤマザクラの向こうにちらりと富士山が見えた。


    ようやく出会えたミヤマスミレ。


    ミヤマスミレ。かなりの数があるが、少し時期を過ぎていた。


    そして出会えました。葉がギザギザした交雑種のスミレ。残念ながら花期を過ぎていた。


    こちらも周辺にたくさん葉が出ているが、花は傷ついた2株のみしか出会えず。


    ミヤマスミレとエイザンスミレの交雑種、フギレミヤマスミレ。

 花期を過ぎてしまっていたのは残念だったが、ひとまずは初めての確実な交雑種のスミレに出会うことが出来た。(前出のカクマはどうも怪しく、確定には至らない。)今回はたまたま運良く出会えたに過ぎないのだが、花の咲く環境や標高、木や岩の質などを総合して考えるとある程度ではあるが探し物の花が咲きそうな場所が推定できるようになってきた。環境と植生を知ることは花探しだけで無く、保護や再生を行って行くうえでも大変重要なことだと思う。
    
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エビネ咲く頃  平成28年5月初旬

2016年05月05日 | 花・花・花
 甲府市近傍の里山でエビネが咲く季節になった。その界隈は白いエビネに混じってピンク色のエビネが咲くことがあり、楽しみである。しかし、昨年見た一番の大きかった株は悪質な者の犯行により根こそぎ盗掘されたと聞いている。それらの株も含めて、今回はルートの無い藪山を探りながら歩いてみた。


    初めて歩くル場所。ここには白いエビネが咲いていた。


    いつも訪れている場所は下草が綺麗に刈りはらわれ、木も減量伐採されて日当たりが良くなっていた。


    その場所はもう盛期を過ぎていた。


    人の入らない藪の中にあるピンク色のエビネ。GPS片手に探したが座標が登録しておらず探し当てるまでに1時間以上も悪戦苦闘。


    少し遅かったが無事に咲いてくれた。昨年は葉だけだった株も今年は咲いたようで、全部で11株。


    無事でいてくれて良かった。


    こちらも初めて訪れる場所で出会ったピンク色の株。


    うっすらとピンク色


    こちらが濃いピンク色の株。


    自生のものとは思えないような美しい色。


    こちらが盗掘に遭い、跡形も無く消え去った場所。木で盗掘現場を隠している。


    昨年は紅白揃い踏みでこんなに綺麗に咲いてくれて楽しみにしていたのに、酷いやつがいるもんだ。

 盗掘されたエビネは全部で20株以上あったはずだ。素人の手でこれだけの数を一気に盗んで行くことは困難なはずで、おそらくは手慣れた業者の仕業だろう。このあたりを頻回に歩いているうーさんの話では、その周辺の株もごっそりと無くなっているらしい。エビネは前年の葉が枯れずにそのまま冬を越すため、他の草がまだ生えない2月か3月ごろは簡単に発見されてしまう。そのようなエビネの植生も十分に理解している者の犯行である。

 盗掘されたのはエビネだけでは無い。紫色の花が咲くというので探してみると、2輪見つけることが出来た。しかしそのうちの一輪は枯れかかっていてどうも様子がおかしい。


    今が盛り、白い大輪の花。


    ありました、自生の紫色の大輪。ほとんど栽培種のものとそっくり。


    もう一株は枯れかかっていて元気が無い。ツルを追ってみれば途中で切れていて、その先には穴が空いていた。これは昨日か本日やられた盗掘。

 この界隈に咲くキンランも目立つだけにかなりの盗掘の被害に遭っている。甲府市街からさほど遠くない里山ゆえに人の出入りが多く、パトロールもなされていないためにやられたい放題である。希少な植物が咲く稀少な山だけに、行政のほうでなんとか対策をとって欲しいが、山梨県はこのような自然保護に関しては非常に疎いとしか言いようがない。
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