山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

ほころび始めたミスミソウ  平成29年2月25日

2017年02月25日 | 花・花・花
 中之倉展望台から本栖湖湖畔の駐車場に下山すると、みちほさんご夫妻が待機していた。本日の天の川撮影にお誘いしたのだが天候が悪くて富士山が見えず、駐車場界隈から撮影していたそうだ。これからるたんさんと合流してミスミソウを見に行くとのことで同行させていただいた。山梨県で知られているミスミソウの自生地は2カ所あり、今回訪れたのは甲斐岩間駅の近傍にある山である。若干早いだろうと思っていたのだが、開花している株も多数あった。


    もう咲いていました。ミスミソウ。


    盛期ではないので、ちらほら咲いているといったところ。


    白い清楚な花。


    12弁の花しか見つからず。


    まだ大部分が蕾。

 他の斜面も少し探してみたが、咲いているのはこの斜面だけで、他のところは葉っぱも見つけられず、少し湿った斜面を好むように見受けられる。見ごろは1~2週間後だと思う。
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薄明に昇る天の川を撮影に行くが・・・ 中之倉展望台  平成29年2月25日

2017年02月25日 | 番外編
 当初の予定ではこちらではなくて、富士見山の富士山展望台から見る月齢28の月を見に行く予定だった。前日富士川道の駅で車中泊し、予定通り深夜12時半に起床して未明1時半から登り始める予定だったが、空模様がきわめて悪く、星が見えないうえに山にも雲がかかってしまっている。これでは期待薄、標高差1,000m近くある夜行登山をしても見えない可能性が高い。登山のリスクを考えると止めておいたほうが良さそうだと判断し、場所を本栖湖のほとりから登る中之倉展望台に変更した。この場所でも薄明の頃に富士山の左裾から昇って来る月が見られるはずだ。

 未明3時に本栖湖のほとりに到着し、3時半に展望台に到着した。頭上から北側にかけては星がきらきらと輝いて見えているが、残念ながら肝心の富士山には大きな暗い雲がかかってしまっている。天の川と富士山の位置がいちばん良くなるのは未明5時前後、まだ時間はある。2台のカメラをセットして撮影しながらモニターで富士山の様子を確認しながら時を待つ。


    未明3時45分の富士山。暗い雲に隠されており、右側にはさそり座が頭を持ち上げている。


    同じ頃の本栖湖。
    

    4時50分ごろ、天の川が立ち昇って来たが、富士山は姿を現さず。  


    5時10分ごろ、天の川が空を斜めに横切り、富士山が見えていれば絶妙な角度の時間。薄明の青い空も少し始まっている。


    もう1台のカメラで広角レンズで捉えた天の川。偶然流星が写り込んでくれた。富士山が見えていれば絶妙のショットだったが、残念。


    薄明が進み、天の川もだいぶ立ち上がって来た。もう少しで富士山が見えそうだが・・・。


    もはや天の川の輝きは写らないほどに明るくなってしまった。月が昇って来ているはずだが、見えず。


    ようやく富士山の山頂が姿を現したのはもう天の川が消えて星の輝きも消えそうな頃だった。


    同上。


    日の出の頃には富士山が見えるかと期待したが、その後は再び雲に巻かれてしまった。

 富士山がわずかに姿を現した頃にはもう天の川の輝きは消えてしまった頃だった。タイムラプス撮影してつなぎ合わせて動画にするつもりだったが、残念ながら失敗に終わる。細い月と天の川が撮影できる好条件の時期は2月と3月の明け方がベストで、それ以外の季節だと月と天の川の位置関係が悪かったり、月が明る過ぎたりしてうまく撮影出来ない。3月下旬に再チャンスがありもう一度チャレンジしてみたい。天候に恵まれることを期待する。
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ダイヤモンド富士を撮影に再び毛無山へ  平成29年2月18日

2017年02月18日 | 御坂・毛無・天子山系
 先日もこの山に剣ヶ峰で割れるダイヤモンド富士の撮影に訪れたばかりだが、その時は雪煙に邪魔されて失敗に終わった。今回狙うのは普通のダイヤモンド富士であるが、標高1,900mを越える御坂・天子山塊最高峰の毛無山からのダイヤモンド富士はまだ朝焼けが残っているうちにダイヤとなり、なんといっても目の前に聳え立つ富士山が大きく、より尖って見えるところが良い。

 前日は午後から雨となった。暖かい陽気だったので山上で雪になるかどうかは微妙なところだったが、夜から未明にかけては気温が下がって樹氷になる可能性がある。かつ、ぐずついた天候が回復してくる時は雲海が広がり易く、この日は絶対にチャンスだろうと見ていた。朝霧高原道の駅に午後7時半に到着すると、まだ小雨が降っていたが、気温は5℃以上あり暖かい。山の上はどうなっているのだろうか?明朝2時起きで出発する予定なので、食事をとってさっさと寝ることにしたが、翌日の準備やら車中泊の寝床の準備やらで手こずり、結局寝たのは9時半になってしまった。

 予定通り、未明2時に目覚まし時計で目を覚まし、軽く朝食をとって麓の毛無山登山口に向かう。3時前に出発できたのだが、アイゼンが入っていないのに気付き、戻って積み直したりしているうちに時間は3時15分になってしまった。ダイヤモンド富士になるのは午前7時ごろなので、もはや急がなければ間に合わない時間になってしまった。ただでさえ登るのに大変な山なのに、息を切らせながら必死で登ることとなる。9合目下の展望台に到着したのは6時20分、富士山の上に出た雲が赤く焼けてくれたが、三脚を出して撮影している余裕は無く、手持ちで撮って山頂に向かって急ぐ。


    9合目展望台の朝。富士山の上に出た雲が赤く焼けた。


    しっかり撮りたかったが三脚を出している時間的余裕が無く、手持ちで撮影して先を急ぐ。


    毛無山山頂。朝焼けはまだ残っているが、だいぶ薄くなった。ダイヤまであと20分弱。目的地は山頂の向こう側。

 樹氷になっていれば樹氷を入れて輝かせるような感じで撮りたかったが、昨日は山上も雨だったようで全く樹氷は付いていなかった。さらに、雲が無ければ雪原を前景にして撮ろうと思ったが、この雲では雪原が輝かない。ならば、高度感を優先させて裾野まで富士山が見える場所を選択し、山頂の向こうにある岩の上に乗って三脚を構えた。この場所だとダイヤが右に寄ってしまうのも承知の上である。


    本日は左手の岩の上に陣取る。


    ダイヤになる5分前に2本のカメラのセッティングが完了。毎度ながらギリギリの時間である。


    山頂の裏側が輝き始めた。


    雲の光り方から見てもう太陽が出ているはずだが、チカッという光は出ない。


    朝焼けの雲が少し残っていたところは良かったが、ダイヤの光り方はいまいち。


    思ったようなダイヤモンド富士にはなってくれなかった。


    もう1台の200㎜レンズのほうも薄雲に阻まれて威力は発揮できず。


    とりあえずは毛無山のダイヤモンド富士ゲットというところか。


    しかし・・・これでは全く満足できず。

 以前からこの山で狙っているダイヤモンド富士は雲海の上に出るダイヤモンドだが、未だに成功していない。今年は同じ山塊の雨ヶ岳でそれに近いものは撮影に成功したが、毛無山は雨ヶ岳よりも200m弱標高が高く、もっと凄い雲海の富士山が見られるのではないかと期待している。天候の回復してくるこの日を狙ったのだが、残念ながら今回のチャレンジは失敗に終わってしまった。チャレンジし続けていれば、いつかきっと見られる日が来ると信じている。


    毛無山山頂で大休憩する。なんともいえない敗北感がある。もう少し早く登り着いてあの朝焼けを撮っていたら、もう少し満足していたかも知れない。



    毛無山山頂。悔しいのでまた来ますよ。秋か、また来年。

 今年の毛無山は雪が少なく、例年ならば地蔵峠側のルートは谷沿いが雪が深く、かつ雪崩をくらう可能性があるので冬季は使ったことが無かった。しかし、今年のこの雪ならば大丈夫なのではないだろうか?地蔵峠側に行くトレースもしっかりとあるので、今回は地蔵峠ルートで下山することにした。


    地蔵峠上の展望地から見る富士山。なんとなく雲海っぽくなってきた。


    地蔵峠の富士山。ここにも雪は無い。


    富士山の上に雲が広がってきたが・・・笠雲にはならなかった。

 地蔵峠展望地で休憩していると、地蔵峠ルートからミスター毛無山さん、ことK田さんが登って来た。先日毛無山に登った時もお会いしたばかりだが、今回はルートが違うので会えないだろうと思っていたのだが、まさかのこちらのルートを登って来られるとは、出会ってお互いにビックリした。昨年はなんと毛無山登頂260回だそうだ。凄すぎる!!地蔵峠から先のルートが凍っているので気をつけるようにとアドバイスをいただき、地蔵峠からの下り口で軽アイゼンを装着した。


    地蔵峠。ここまでは雪が無いかあっても少しだけだった。しかし、この先の下りは・・・。


    雪だらけ。しかもかなり凍り付いている。


    カチカチのアイスバーン。雪が少ないとはいえ、アイゼン無しでは無事には帰れない。


    プチ氷瀑とプチアイスブルー


    こちらはなかなかの迫力。


    初めて見る冬の比丘尼の滝。K田さんの話だと昔は全面凍ったそうだが、今年はダメだそうだ。それでも迫力は十分。

 ダイヤモンド富士は思うようには撮れなかったが、凍る比丘尼の滝を見て少し気分が良くなった。いつかまたチャレンジ、いつかきっと凄い景色に出会えると信じている。

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剣ヶ峰ダイヤモンド富士 朝霧高原へ  平成29年2月16日

2017年02月16日 | 番外編
 前日の無謀な未明からの登山で疲れ果て、8時半にはもう寝てしまった。そして目を覚ませば早朝5時。富士山ライブカメラをチェックすると、若干雲がかかっているもののすっきりした富士山が月光に照らされて見えている。改良したコ・ボーグ36EDの絞りも、そしてデジボーグ67FLの新たに作った交換式絞りも昨日は雪煙が出てしまって効果が試せていない。折角目が覚めたことだし、疲れもあまり残っていないし、朝霧高原まで出かけてみることにした。

 本日の剣ヶ峰ダイヤモンド富士の場所は朝霧高原道の駅付近だ。珍しくカメラマンは誰も居ない。あるいは道の駅に併設してある公園あたりに居たのかも知れない。登録してあったGPSの座標点ほぼぴったりのところで2台のカメラを構える。


    デジボーグ67FLにエクステンダー装着し600㎜望遠で狙う。絞りを改良して交換可能なものにして、レンズやや後ろ側に装着した。


    シャッタースピード 1/3200秒、Iso100でこの程度。以前の絞りとあまり変わらない明るさだ。


    光が現われた。位置はバッチリ、と思ったが、雪煙に邪魔されてまたしても輝きはいまいち。


    うまく八角形には光芒が出てくれているようだ。


    しかし、若干立ち位置が左だったようで、太陽のピークは剣ヶ峰に立つ塔よりも若干左に寄ってしまった。右手のデコボコで光が多数に割れている。


    あと少しで納得の行くティアラが撮れそうに思うのだが、位置だけでなく天候の条件も難しく、なかなかその一歩が進めない。


    こちらがコ・ボーグ36ED。フラットナー搭載し、220㎜レンズ。六角形だったものを八角形の光芒が出るように改造し直した。


    シャッタースピード 1/4000秒、Iso100でこのくらい明るく写るので、もう少し絞りを強くして良さそうだ。

  
    八角形の光芒はきちんと出ているように見える。


    しかし、やはり雪煙に邪魔されて光り方はいまいちだ。

 絞りの改造はこれで良さそうで、同じような方法で月光ダイヤモンド富士も絞りを交換する方法で撮影が出来るようになるのではないかと思っている。ティアラは何度やってもうまく行かないがそのうちヒットするのではないかと思っている。4月下旬にアマチュア(といってもプロのような方だが)をお呼びして職場での音楽界&上映会を計画して準備を進めている。それに向けて、納得の行くティアラを撮影して、画像をつなぎ合わせて動画で上映できればと考えている。12月から1月にかけて再三撮影に出かけた高下や竜ヶ岳の割れるダイヤモンド富士も同様である。うまく編集できるかどうか、3月に入ってから編集に取りかかる。当面は朝霧高原通いが続くだろう。
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剣ヶ峰ダイヤモンド富士 毛無山  平成29年2月15日

2017年02月15日 | 御坂・毛無・天子山系
 夜中にこの山に登るにはそれなりの覚悟と気合が入らないと登れない。急登、かつこの季節は岩と雪のミックスした歩きにくい道になっていると予想される。普通に歩いても私の足だと山頂まで3時間半はかかる。夜道となると最低4時間は見ておかなければならないだろう。自宅から未明に出発したならば、おそらく心が折れてしまい行かなくなってしまうだろう。自分自身を追い込まないとおそらくは登山口にすら行かずに敗退してしまうので、逃げ道を塞ぐつもりで朝霧高原道の駅に車中泊する。

 毛無山でダイヤモンド富士になるのは1週間ほどあるが、剣ヶ峰から昇るダイヤでしかも私が登れる日はこの日しか無かった。計画的に休みをとり、未明2時20分に起床し、3時から麓の登山口から登り始める。もう少し早く出発するはずだったのだが、就眠したのが10時過ぎになってしまい、この時間でもかなり眠い。ダイヤになるのが7時ごろなのでギリギリの時間となってしまった。ところどころアイスバーンになっているところもあったが、なんとかアイゼンを装着せずに9合目下の展望台に6時10分に到着した。裾野がオレンジ色に染まった夜明けの富士山が静かに、大きくたたずんでいる。


    9合目下の富士山展望台から望む。ダイヤまであと45分ほど、急がねば。


    駿河湾と伊豆半島

 三脚を取り出して5分ほど撮影して上を目指す。本日の撮影地は山頂を越えてさらにその先の大見岳の近くまで行かなければならない。急がなければ時間に間に合わなくなりそうだ。山頂をスルーして大見岳に向かい、GPSで場所を確認して座標点に三脚を構える。ダイヤになる15分前になんとか到着できたが、2台のカメラのセッティングが終わったのはダイヤの2分前だった。


    毛無山山頂。今年は雪が少ない。富士山山頂に雪煙が出ており、この時点でおそらく割れるダイヤは難しいだろうと思った。


    600㎜望遠で見る剣ヶ峰。かなりの雪煙が出てしまっている。


    ダイヤ直前、剣ヶ峰の裏側の雪煙が激しく光り出した。


    左側から光芒が出たが、やはりあまり輝かない。


    右からも光が出現。ポジションはぴったりだったと思うが、雪煙に邪魔され輝かず。


    残念。割れてくれなかった。


    こちらがコ・ボーグ220㎜。八角形の光芒になるように絞りを改造した。


    やはり雪煙が邪魔して光芒はうまく出ず。


    広角レンズに変えて普通にダイヤモンド富士を撮影する。


    とりあえずは剣ヶ峰から昇るダイヤモンド富士をゲット。


    残っていた樹氷。

 苦労して登って来たが、毛無山から見る剣ヶ峰で割れるダイヤモンド富士の撮影は失敗に終わってしまった。今期はもうこの山から撮影する剣ヶ峰から昇るダイヤの機会は無く、最初にして最後のチャレンジであった。秋以降に再び機会はやって来るのでまたチャレンジだ。

 数日後の週末には今度は富士山中央から出るダイヤモンド富士の撮影機会がある。登るのが大変な山なので再訪するかどうかはまだ未定である。一応撮影候補地でダイヤをイメージしながら撮り歩いて下山する。


    雪原を入れてこんな感じか?


    山頂の木を入れて。あの木が樹氷になっていれば申し分無いのだが、ほとんど雪が付いていない。


    もう1ヶ所確認しておきたかったのがこの7合目展望台。尖った岩で、岩の上に立つのはちょっと怖い。


    展望は申し分無い。


    お坊ちゃま、そんなところで何してるの?近付いてもなかなか逃げないカモシカの子供。


    しばしにらめっこ。

 苦労して登ったからと言ってうまく行くとは限らないもの。しかし、いつか納得できる写真が撮れると信じてきっとまたこの山に登るだろう。、最後に駐車場の前で子供のカモシカに出会うことが出来て、なにか良いことが起こりそうな気がした。こんな至近距離で正面から向き合ったのは初めてだ。またおいでよ、と誘っているかのようだった。
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割れる月光ダイヤモンド富士の撮影に挑む 猪之頭  平成29年2月12日

2017年02月13日 | 星空
 昨日の夕暮れパールは失敗したが今朝のパール富士は大成功、これで十分に満足だったのだが、昨日の失敗したパールが心にひっかかっていた。このまま失敗したままでは終われない。今回を逃すとまた1ヶ月先になり、晴れる保証も無い。職場に戻ってパソコンに向かい、本日の月の昇る位置をカシミール3Dで計算する。太陽と違い、気まぐれな月は昇って来る位置が1日で何百メートルも移動し、しかも時間が1時間ほど遅くなる。本日は富士宮道路沿いは樹林の中で展望得られず、猪之頭の農道沿いならば撮影が可能かも知れない。しかしそこは立ち寄ったことが無い場所、確実に展望があるかどうかもわからない場所だ。しかも未明2時半から起きているのでかなり眠い。

 富士山ライブカメラをチェックすると夕方5時の時点では山頂に雲が巻いているが確実に小さくなりつつある。富士山頂に月が現われる午後7時40分ごろには晴れている可能性がきわめて高い。眠気覚ましにリポビタンゴールドを飲んで出陣する。


    こちらは200㎜コ・ボーグ。六角形の光芒が出るように絞りを改造してある。剣ヶ峰が輝き出し、もうすぐ月の出。


    こちらはボーグ300㎜にエクステンダー2倍を装着し、600㎜で月光ティアラを狙う。八角形の光芒が出るように絞りを改造。


    出た!が、予想していたよりも右から出た。


    月は出たが、残念ながらこの撮影設定では八角形の光芒が出なかった。Borg67FL(300mm F4.5)+Extender×2, Iso3600, 3.2sec, 改造絞り使用


    次のカット。シャッタースピード3.2秒ではティアラは最大で2カットしか撮れない計算になる。これ以上シャッタースピードを長くは出来ない。


    もう1台のコ・ボーグは一応割れているように見えなくもない。 200mm f5.6, 3.2sec, 改造絞り使用


    立ち位置次第で割れたと思う。左の光跡は飛行機。

 ここで剣ヶ峰の裏側に昇る月と剣ヶ峰のシルエットを撮影するため、片方の三脚とカメラを持って40mほどダッシュして位置を移動、急いで三脚をセットしてシャッターを切る。こんなことをするならば、サンダルじゃなくて靴に履き変えておくんだった。


    ダッシュして位置を変えて剣ヶ峰と月を撮る。しかし、焦って完全に露出オーバー。


    Iso感度とシャッタースピードを調整して再写。しかしスローシャッターは免れず、画像が若干ブレてしまう。    
    

    もう1カット、その時にはもう月は剣ヶ峰から外れている。

 さらに20mほどダッシュしてカメラを構えたが、その時にはもう月は富士山から離れてしまっていた。

 課題山積みの割れる月光ダイヤモンド、さらに月光ティアラ撮影、1度や2度でうまく撮れるとは鼻から思ってはいないが、まずカメラの設定とレンズの絞り改造に工夫が必要である。Iso3200、シャッタースピード3.2秒では明らかにシャッタースピードが遅すぎる。出来れば1秒くらいで切りたいが、そうするにはノイズが出るのを覚悟でIso感度を6400まで上げるか、あるいは改造絞りをもう少し開けるかの工夫が必要となる。どのくらいでベストな撮影が可能となるかはこれからデータを積み重ねて解析して考えなければならない。うまく撮れるのかどうかも全くわからない状態ではあるのだが、このようにいろいろと考えながら撮影に臨むことはこのうえない楽しさがある。        
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紅色に染まるパール富士 矢倉岳  平成28年2月12日

2017年02月13日 | 圏外編
 この日の矢倉岳パール富士は計算上は日の出から5~10分後に月が富士山に沈んで行く絶好の時間帯で、天候が良ければ紅富士が期待できる。仲間を誘って出かけることとなった。

 前日の夕方はパール富士の撮影に失敗して少しばかり気分がへこんだが、夜8時ごろにはすっかり雲が晴れて月光に照らされた富士山が浮かび上がっていた。足柄サービスエリアで車中泊するつもりで立ち寄り、夕食を済ませコンビニに立ち寄って明日の食料を買い込む。ふと見ればその横に銭湯があった。中に入ってみるとさらに驚いたことに宿泊施設(ホテル)が併設されていた。フロントで料金を聞くと、5時間までだと3,000円、1泊だと6,000円だと言う。どうせ未明2時半に出発だから、5時間でちょうど良い。部屋も空いていたのでこのホテルに泊まらせていただくことにした。

 未明2時半に起床して4時前に矢倉岳登山口の万葉公園駐車場に到着した。のぞむ先生のものと思わしき車が止まっており、一旦はその脇に車を止めたが、まだ寝ていると邪魔になるかと思い隣の駐車場に移動して支度を整える。コースタイムは1時間10分ほどらしいが、荷物が重いうえに歩いたことが無い道、かつ雪もあり、途中の撮影時間も考慮すると2時間は見ておいたほうが良い。準備が整い出発しようとすると、先ほどの車からのぞむ先生が起きてきた。ちょうど私に電話をしようと思っていたところらしい。鈍足の私は4時過ぎに一足先に出発させてもらう。


    途中から見る月光の矢倉岳。思ったよりも遠くに見える。しかも、ここからかなり下って登り返しになっている。


    矢倉岳中腹から見る月と富士山。雲ひとつない好天、この時点で本日のパール富士はいただき、と確信。


    矢倉岳直下の展望地から見る富士山。下の尾根が若干邪魔になるものの、まずまずの高度感。


    山頂到着は6時10分ごろ。ほぼ予定の2時間だった。もう明るくなってきており、この頃にはヘッドライトは不要になる。


    夜明けの相模湾。山頂では既に4~5人のカメラマンがスタンバイしていた。

 ポジションは山頂の矢倉の上がベストかと思っていたが、矢倉は撤去されていて立っていなかった。山頂でも良いのだが、ここからでは折角の御殿場の町灯りが見えない。登山道を少し戻って町灯りが見える位置まで移動して、そこで2台のカメラをセットする。折角担ぎ上げたボーグ300㎜レンズだったが、パールになる山頂だけ切り抜くよりもこの高度感を生かしてやや広角気味の撮影のほうが良いと考え、この日のボーグレンズの出番は無かった。


    御殿場の町灯りが見下ろせる位置でカメラをセットする。しかし、もう明るくなっていて、町灯りはほとんど消えている。


    綺麗なアースシャドウが出た。富士山頂にはもう朝日が当たり始めている。


    その少し前の時間。アースシャドウの富士山と月。


    朝日に染まる富士山頂と月。感動的な景色が広がった。


    同上。月は山頂から外れているが、これだけの景色が見られれば十分。


    紅富士と月


    パール紅富士  真ん中からは外れたが、これだけ綺麗に染まった富士山と月を見るのは初めてだ。


    同上。


    富士山頂に月が沈んで行く。

 実に感動的な景色だった。腹いっぱい、という気分だった。朝霧高原から見るパール富士も悪くは無いのだがこのような満足感を得ることは出来ない。低山とはいえ、やはり山の上からの景色は最高である。このような景色に出会えるからこそ、何度失敗してもまた山に登るのである。


    本日は大成功!山頂でポーズ。

 腹いっぱいで下山したが、例のごとくガスト山に立ち寄り、今度は本当に腹を満たしながら次回の作戦会議を行った。次回3月のパールはさらに距離を離してさらに難しい撮影に挑むが・・・晴れてくれることを祈る。
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完全失敗 朝霧高原のパール富士  平成29年2月11日

2017年02月13日 | 番外編
 本命は翌朝のパール富士で、夕方箱根まで移動する予定であるが、その前に夕暮れのパール富士を撮影してから出かけようという魂胆だった。しかし、富士山ライブカメラ映像を見る限りでは富士山には雲がまとわりついていて、姿を現す公算は低い。かつ、ボーグレンズの改造絞りを昨日の田貫湖パール富士撮影の際に正常な状態に戻したため、再度改造絞りに細工する際に誤って絞り羽根を破損してしまい、その修理に多大な時間を要してしまい、出発時間が遅れてしまった。目的地は昨日と同じく田貫湖だが、対岸の位置である。

 朝霧高原から見上げた富士山はまだ雲が巻いていて姿を現しそうもない。田貫湖の近くまで行ってみたがやはり富士山は中腹から上に雲が巻いていて山頂は見えそうも無く、あきらめて富士宮道路に戻って東名高速のインターに向かう。ところが、まかいの牧場で富士山を振り返ると、雲が晴れ始めて剣ヶ峰が見えてきた。しかし、もはや田貫湖まで戻る間に月が昇ってしまう。道を戻って、剣ヶ峰から月が昇って来そうな場所を勘で探して三脚を立てる。5分ほどで月の出を迎えたが・・・。


    15分前までは雲が巻いて見えなかった剣ヶ峰が見えるようになってきた。雲の光り方と自身の勘で、剣ヶ峰から月が出るのはこのあたりだろうと山を張って三脚を立てる。


    剣ヶ峰の周辺が輝き出し、良し!と思ったが・・・


    月が出たのは剣ヶ峰から右に外れた位置。完全に外した。


    残念。本日のパールは失敗。


    富士山の全容が写らずとも月光に剣ヶ峰のシルエットが映れば絵になると思ったが、GPS位置登録無しで勘で撮るのは難しい。


    富士山から月が離れて行く。


    雲で減光されて月の紋様が少し見える。

 この日はすっかり日が暮れた午後6時40分過ぎに富士山頂付近に月が昇って来るため、富士山の姿を見せながら月を撮ると月の光は拡散してしまい、ダイヤモンドパール富士になってしまう。月の紋様が現われるように撮影すると富士山の姿は真っ黒になってしまうので今回狙ったのは剣ヶ峰の真裏に月を出して月の中に剣ヶ峰の建物がシルエットとして映るパールだったのだが、位置が完全に狂ってしまった。やはりこのような撮影はGPSに頼らないと難しいことがわかる。

 明朝の同じ月が富士山に沈んで行く光景を思い浮かべながら、箱根に向かって移動する。



        
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田貫湖のダブルパール富士  平成29年2月10日

2017年02月10日 | 番外編
 予定ではこちらでは無く、その上にある天子ヶ岳だったのだが、午後2時に田貫湖湖畔に到着すると富士山には真っ黒な雲が巻いており、様子を見ていたら小雪が舞い始めた。とりあえずは林道を進んで天子ヶ岳の登山口まで行ってみたが、その頃にはかなりの雪が舞い始めてしまう。さすがにこの天候では山に登る気にはなれず、ひとまずは朝霧高原道の駅まで撤退して様子を見ることにする。午後4時を過ぎた頃に雪は止んで青空が広がり始めた。これならばひょっとしたら・・・淡い期待を抱きながら、登らなかった時のために準備しておいた撮影地に向かう。1ヶ所は田貫湖、しかし、田貫湖では月の出が日没から15分ほど過ぎた時間でやや遅いうえに、いちばん左に寄った位置でも月は山頂から右に外れてしまう。もう1ヶ所は朝霧高原YMCAのある牧草地だが、ここだとさらに富士山に近付くため、月の出の時間がさらに遅くなってしまう。ここは位置がずれるのを覚悟のうえで、ダブルパール狙いで田貫湖の休暇村前の展望所に向かう。

 5時に到着すると、いつもならば大混雑するはずの場所なのに先客は一人だけだった。天候が悪かったのであきらめた人が多かったのだろう。だいぶ富士山は姿を現してはきたが、まだ山頂付近には大きな雲がかかっている。月の出まであと30分ほど、果たして富士山は姿を現してくれるのか?


    残照の富士山には雲が巻いている。あと20数分で月が昇って来るはずだが、富士山は姿を現してくれるのか?


    5時22分ごろの富士山。残照に雲が赤く染まっているが、天子ヶ岳に登っていればこの頃に月が昇って来たはず。しかし、この雲では月の出は望めなかったであろう。


    5時30分を過ぎた頃に雲が次第に小さくなり、ついに富士山頂が姿を現した。


    5時36分、月が昇り始める。予想していたよりもさらに左から出た。

 5時に撮影地到着した頃には、富士山が出ればラッキーというような、ほとんど諦めていた感じだったのだが、月の出の数分前に遂に富士山頂が姿を現した。そして眩しいほどに輝く月が姿を現した。


    富士山頂の左脇から月が姿を現した。


    日没から20分ほど経過しており、月の紋様は写らないが、眩しいほどに輝く月が出た。


    雲巻く月  雲が巻いても全くものともしない月の輝き。


    この時間には風も収まって、湖面にもパール富士が映る。


    田貫湖のダブルパール富士


    富士山頂に輝く月


    雰囲気を変えて木を前景にして撮影し、本日のパール富士は終了。

 帰宅する途中で恒例の精進湖に立ち寄った。この日は天候が悪かったせいが、珍しく湖畔に車が止まっていない。若者が一人だけ、湖畔でタイムラプス撮影を行っていただけで他にはカメラマンは居ない。そして、まだ誰も踏んでいない降りたての雪が月光に照らされて白く輝いていた。精進湖湖畔でこんな踏まれていない雪を見るのは初めてだ。


    月光照らす雪の精進湖湖畔


    雪の積もるボートと月光の子抱き富士  富士山の上に輝く星はおおいぬ座シリウス。

 天子ヶ岳に登れなかった(登らなかった)ことには悔いが残るが、まさかの天候の変化は全く予想が出来ず、止むを得なかったかと思う。綺麗な月だったが、なんとなく山の上からの景色でないと物足りなさを感じてしまう。登れるうちはできるだけ上から・・・と気だけは逸るが、気力も体力も根性もずいぶん減退したように感じる年頃になってきたようだ。
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ダケカンバ越のダイヤモンド富士再び 雨ヶ岳へ  平成29年1月29日

2017年01月29日 | 御坂・毛無・天子山系
 秋の雨ヶ岳ダイヤモンド富士はカメラの設定を失敗していまいちのダイヤモンド富士になってしまった。今回はリベンジで冬の雨ヶ岳を訪れた。

 コースタイムでは3時間半くらいであるが、私の足ではどう見ても4時間はかかる。ダイヤの時間が7時20分ごろ、逆算すると3時半までには歩き始めないと間に合わない可能性がある。目覚まし時計を未明1時半にセットして夜の8時には布団に入り込んで寝る。この日は早朝から朝霧高原にダイヤモンド富士撮影に行っていたおかげで1日中眠く、すんなりと寝付くことが出来、予定通り1時半に起きて出発した。空には雲が多く、星が時折雲の隙間から見える程度だ。これで大丈夫なのか?富士山が見えないのではないかという不安がよぎったが、雲海の上のダイヤを狙うならばこんな天気の日でなければ見られないし、凄い写真とダメな写真はほんの紙一重ということは身に染みてわかっている。登らなくて後悔するよりも登ってガッカリするほうが遥かに益しで、次に繋がる。ここは勝負、3時15分に静岡側の根原から端足峠経由で雨ヶ岳を目指す。


    4時45分、端足峠到着。空には雲が多く、その後富士山は雲に巻かれてみえなくなってしまった。

 気温は低かったが風が無く、オーバージャケットを着て歩くと汗をかく。端足峠で衣服を調整して、いよいよ雨ヶ岳への急登にさしかかる。雪道ではあるが適度に雪が締まっていて、軽アイゼンの掛かりが良くてほとんどスリップしない。順調に1500m小平坦地まで1時間で登り、その頃から空が明るみ始めて富士山が見え始めた。裏側に大きな雲が出ているが、富士山は山頂が綺麗に見えている。少しずつ雲が小さくなっているようで、小平坦地から先の更なる急登を登って富士山の見える尾根まで到着すると、富士山の裾野には雲海が広がっていた。ここで三脚とカメラをセットし、担いで撮り歩きながら山頂を目指す。


    6時半、富士山の見える尾根筋に登り着いた。富士山の裾には雲海が広がり、空の雲はだいぶ小さくなった。


    裾野の雲が朝焼けに染まり、富士山の山頂は雲から抜け出して見えてきた。    


    雲海に浮かんだ朝富士


    富士山の上に出た雲が朝日を浴びて輝いた。

 よし、今日はいただき!とこの時は思ったのだが、山頂に到着する直前に何度も失敗している霞んだ雲が雨ヶ岳山頂に流れ始めた。竜ヶ岳でも何度も苦い思いをしているが、今日は竜ヶ岳よりも300mほど標高が高い雨ヶ岳だ。見下ろす竜ヶ岳は既に雲に覆われているが、ここならばなんとか・・・祈るように山頂に到着した頃には願いが通じたのか雲は消えてくれた。ダイヤの時間まであと10分ほど、秋はタイマーリモートコントローラー任せで失敗したので、今回は自分でシャッターを切ることにして、もう1台のコ・ボーグはサブカメラとして並べてセットし、おまけのつもりでシャッターを切るようにした。裾野に雲海が広がってくれたうえに空には適度な雲が出てくれた。何度も訪れている雨ヶ岳ダイヤモンド富士撮影の中で、一番良い条件が揃った。


    念願だったダケカンバ越しのダイヤモンド富士、もうすぐ始まる。今度は慎重に!


    いよいよ始まったダイヤモンド富士。山頂の薄雲で光は弱いが、これはこれで良し。


    ダケカンバ越しのダイヤモンド富士。今度はきっちりと。


    撮れました。


    雲上の富士山とダイヤモンド


    場所を変えて。
    

    雲海を照らす朝日


    素晴らしき朝に感謝。

 頑張って登った甲斐があって、毛無山塊のダイヤモンド富士では今までで最高の景色に出会うことが出来た。朝霧高原での撮影とは比べものにならないような満足感と達成感にひたることが出来た。この自己満足感こそが次の山への意欲と期待を抱かせてくれるのであろう。
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