を観てきた。
感想は
長い・・・。
という所かな。
原作に勝る映画というのは中々難しいのだろうか。
でもこの原作。
内容的に、これまで幾多の映画監督が映画化を試みても、何らかの圧力によってつぶされてきたとのこと。
それがついに映画化。
絶対に見ようと決めていた。
この映画は3時間を超える長編で途中10分の休憩が入る。
昔はよくあったと聞くが初めての経験。
でもちょっとダレるかな・・・。
映画は御存知、御巣鷹山へのジャンボ機墜落事故を中心として進行。
原作の要所要所は抑えてあるが、やはりあの大作を3時間では厳しい。
休憩後は登場人物もどんどん増えてきて飽きてきそうな雰囲気があった。
しかもちょっと強引・・・。
でも事故のシーンは胸が痛い。
この映画はフィクションということではあるが、あからさまにモデルがいるストーリーであり、モデルとなった航空会社内では批判の声が相次いでいるらしい。
原作者山崎豊子の取材量というのは莫大なものと聞く。
確かにリアリティがあるし、
モデルの人の話を現実的にかなり際どく切りこまれている。
報復、左遷、懲罰人事・・・。
現代の労働者は法である程度守られつつあり、
組織を敵に回すということはすなわちその会社での安息な人生を棒に振るということには、単純には直接結びつかないだろう(ま、知らない世界はあるのかもしれないが)。
そんな時代じゃない。
と思ってる。
そんな時代じゃないだけに、逆に組織を舐めはじめる人間が多く出てくる。
組織の中で自浄作用が働かなくなりわがままばかりがまかり通る。
そうして潰れていく組織は少なからずあるのではないだろうか。
経営者、幹部連中は金や地位や名声を手に入れたいという欲望もいいが、
そのベクトルを逆に向けた社員教育と経営努力が必要である。
なーんて、経営学も何も学んだこともないシャバ像が、そんなことを思った。
何様や・・・オレ・・・。
謙さん、格好いいし。
香川照之。だいぶいい。
映画始まる前の予告の2/3くらいの作品には出てたぞ。彼。