5年前の今日は東日本大震災が起こった日です。
職場でも14時46分に黙祷をささげました。
テレビで映像を見ると本当に心が痛みますが
それは本当の意味で被害にあった方々に面と向かって言えるほどの重みではありません。
こうして年1回黙祷することさえも
被災者のことを考えると安っぽく感じてしまう…そんな気持ちが毎年この時間になると頭をよぎるのです。
そこにはどんな言葉も無意味で…
だったら震災のことは自分の頭の中に置いとけばいいことなのだけど、
でも何となく…自分に向かってここに書いています。
5年前の今日、職場は建物を建て直し、4/1のオープンに向けて引っ越しの真っ最中でした。
県内外から業者の方も出入りしていました。
地震の後、どんどんひどくなる被害を伝えるテレビの映像を
ただ唖然と見ているしかできませんでした。
業者の中には自分の実家が流されて行く所をテレビで見ていた人もいました。
後で知りましたが家族が被害に遭われた方もいました。
そんな中で家族も家も職場も失わずに済んだこと
誰に何に感謝すれば良いのか
わかりません。
毎朝、子供達と車の中で約10分の会話の時間があります。
今日は自然と有事の際の避難の話になりました。
ちゃんとここにいたら避難場所はここ、
あそこだったらここ
こういう時はこうするんだ
ってわかってました。
子供なりにいろんなケースを考えてて
家族が無事であることを知る方法も確認してました。
小学生の時はそんなこと考えたこともなかったです。
海がすごく身近な子供達だから
隣の県で起きた津波を通して
学んだことでしょう。
被災者や被災地には直接なにもできない無力な人間です。
こんなことを書いたから
黙祷したから
できた人間になったつもりもありません。
が、何かが起きた時、直接的に、間接的に、家族を守れるような人間でいたいと思うのです。