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この平穏退屈な日々にもそれなりに感動って在るもの。

「低地」

2015-02-12 07:24:09 | 私の読書日記
ジュンパ ラヒリの新作長編「低地」を読む。

何ともシンプルなタイトル。いつもながらの潔い文章に、ドラマチックなストーリー。ややもすれば、メロドラマになりすぎるストーリーも、この人の手にかかると、もの凄い高みにのぼる。相変わらず筆力に圧倒されっぱなし。

悲しいけど、力強い話で、またもや読み始めたら止まらない。

物語なのに、この話の登場人物をありありと思い浮かべることが出来る。

もっともっと読みたいし、何度読んでも感動は薄れないばかりか、深まるばかり。
やっぱり今回も、訳者の力も凄いと思う。

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