「ララのテーマ」って曲知っていますか??
私はこのロマンチックな曲が大好き。
今日は子供の日なのに、子供のことはほったらかして昼間から映画を見ました。
激動のロシアの中にどっぷり3時間半。映画ってこうさせてくれる所が堪らなく好きなのです。
この「ドクトルジバゴ」を見るのは2回目だけど、10年以上前のことなので、具体的な内容は覚えていなかった。ただとても良かったことと、ラーラがとてつもなく美しいと思ったこと。
私にとっての映画の楽しみ方、昔見た時に感じた事と何年か(ちょうどいいのは10年単位)経った後見た時の感じ方の違いを楽しむ。きっと違います。(世の中には年齢を重ねないとわからないことが沢山あって、それだから歳を取るのも悪くないと私は思う)
それにしても、この映画は本当に大作。
素晴らしい映画。見終わった後の満足感が凄い。名曲「ララのテーマ」の入れ方がなんとも憎い。素晴らしい。原作者はロシアを代表する作家パステルナーク。
この映画を見ていて、ああ、そうだった、ロシアにも皇帝がいたんだ、ということを思い出す。その皇帝が革命によって失脚し、共産党が台頭し、ブルジョアであるジバゴ夫妻は、モスクワを去るのだ。第一次世界大戦、赤軍派と自衛軍の戦い、ロシア革命、大国ロシアの壮大な歴史を背景に、ジバゴとラーラ、トーニャらの愛憎劇が繰り広げられる。
ラーラを演じたのはジュリー クリスティ(昔の女優って大好き)トーニャを演じたのは、チャップリンの娘のジェラルディン チャップリン。
主人公ドクトルジバゴを演じたのは、オマー シャリフ(エジプト人がロシア人を演じるって所がちょっと不思議。)
最後の1時間は子供たちも一緒に見た。ロシアの歴史に少し興味を持ったようだった。
最後の最後、終わり方も猛烈によかった。実を言うと少しだけ半信半疑だったのだけど、最後の場面でハッとさせられるのだ。その場面で一気に涙が溢れた。子供に質問されても、震えて言葉が出なかった。
久しぶりに、故 淀川さんの名言が頭に木霊する。
「映画って本当にいいもんですねえ」
本当にそのとおり。
ドクトル・ジバゴ - ララのテーマ / Doctor Zhivago 1965