環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)は9日、域内2位の経済力を持つ日本が承認手続きを終えたことで、かろうじて命脈を保った。
政府は他の参加各国にも批准を呼び掛け、離脱を表明したトランプ次期米大統領の翻意に期待をつなぐ。
ただ、米国の不在が長引けば発効に向けた期待感が薄れるのは避けられず、TPP以外の枠組みを目指す機運が高まる可能性がある。
「説得に数年かかるかもしれないが、日本は絶対にTPP . . . 本文を読む
■山口那津男・公明党代表
(米大統領選で)トランプさんが当選すると思われた方はほとんどいらっしゃらないと思うが、現実にそれが起きる。
そしてTPP(環太平洋経済連携協定)は脱退だと。米国が主導して、言い出しっぺで、ここまで進めてきたのに突如として翻す。
これは米国自身の信頼をなくすことになりはしないかと心配もする。
しかし、TPPの方向性はこれからの貿易ルールを先取りする水準の高いものだ。 . . . 本文を読む