日産自動車とBMW北米法人、フォード・モーターは10日、米フロリダ州マイアミの連邦地裁にタカタに対する交差請求を提起した。
3社はタカタ製エアバッグの不具合に起因する損失の補償を求めた。
同不具合に関連する事故の死者は全世界で少なくとも17人に上る。
同連邦地裁で一括審理されている消費者のエアバッグ訴訟で被告の立場にある者の間で起こされた今回の請求で、自動車メーカー3社はタカタがエアバッグのインフレーター(膨張装置)に関する情報を伝えなかったと主張した。
フォードは申し立ての中で、正確な試験データと情報が伝えられていたら、タカタのエアバッグシステムを調達しなかったと述べた。
日産とBMWも同様の主張を行った。
原題:Nissan, Ford, BMW Sue Takata Over Faulty Airbag Losses(抜粋)
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裁判で原告が、トヨタ・ホンダ・日産・フォード・BMWの5社は、タカタのインフレータの危険性を知っていながら、あえてコスト削減のために使用していたという原告への反論でしょう。
このうちフォード・BMW・日産の3社は、その危険性を知らなかったと言っているわけです。
死者17名のうちアメリカ国内は11名です。
上記3社はタカタに損失の補償を求めています。
ところがトヨタとインフレータの設計段階から携わっていたホンダの2社は、これに加わっていません。
つまりホンダとトヨタは、その危険性を知っていてタカタのインフレータを使っていた可能性がある。
ならば後々問題が大きくなってくるかもしれません。