本日はお仕事お休みだったので、
富山県立近代美術館に行ってきました。
今やっている企画展は、「第10回世界ポスタートリエンナーレトヤマ1012」
これはですね、ポスターデザインの公募展ですね。
国際的な公募展で色んな国からの出品作品がありました。
展示されているポスターは、実際に何かのポスターとして使用されたものが主なようです。
なかなか面白い展示会ではあったのですが、一つ物申すと、
ポスターなので、絵だけではなく、文字も込みで一つの作品なのです。
絵だけでは「?」というものも、そこに添えられている一言で「あーそういうことか」となったりするわけです。
でもね、
それが読めないのよ~!
国際的な公募展なので、異国の言葉が書かれているものが多々あるわけです。
日本人の作品も、かっちょよく英語で書いたものもたくさん。
英語ならなんとか・・・・と思いきや、なんとかならない我が身の英語力に落涙。
これは何のポスターなの?と見ただけじゃ分からず、
その作品タイトルも英語で結局なんだか分からないものも多々あり。
デザインの分野は、ちょっとひねりのあるネタが非常に多いので、「???」っていうものがたくさんありました。
近代美術館さんよぅ、
せめて日本語訳を添えてくれい!
そんな中で、私が一番気に入った作品。
気になったので帰宅後検索してみたら見つかった。
こちら「Human Wave」
一目見て、た~のしそ~
北斎のあの波が、こんな風にアレンジされるとは。
イエーイ!とか叫びながら、むやみやたらにプールに飛び込んで先生に叱られる中学生男子のようだ。
眺めていると楽しくなってくる。
いいなー。これいいなー。
ところがです。
検索してみて、この作品の詳細を知ったところ、意外にもかなしい事情が記されていました。
こちらはあるデザインコンペの出品作で、そのグランプリを受賞。
グランプリ特典として、でっかい看板にどどーんと掲げられる、はずだった。
しかし、
その決定後、東日本大震災発生。
「大きな波」というモチーフが見る人に与える印象が、一夜でがらっと変わってしまったんですね。
この作品を大きく街中に掲げるには、世情があまりにもそぐわなくなってしまった。
そこで、審査員、作者で協議の結果、グランプリは見送られたのだそうです。
震災の影響がこんな方面にまで波及したとは・・・・。
残念ではあるけれど、ある意味、歴史を刻んだ作品になったわけですよね。
こんなに楽しいデザインを作る作者さんならば、またどんどん素敵な作品を生み出して行くのでしょう。
陰ながら応援しています。
富山県立近代美術館に行ってきました。
今やっている企画展は、「第10回世界ポスタートリエンナーレトヤマ1012」
これはですね、ポスターデザインの公募展ですね。
国際的な公募展で色んな国からの出品作品がありました。
展示されているポスターは、実際に何かのポスターとして使用されたものが主なようです。
なかなか面白い展示会ではあったのですが、一つ物申すと、
ポスターなので、絵だけではなく、文字も込みで一つの作品なのです。
絵だけでは「?」というものも、そこに添えられている一言で「あーそういうことか」となったりするわけです。
でもね、
それが読めないのよ~!
国際的な公募展なので、異国の言葉が書かれているものが多々あるわけです。
日本人の作品も、かっちょよく英語で書いたものもたくさん。
英語ならなんとか・・・・と思いきや、なんとかならない我が身の英語力に落涙。
これは何のポスターなの?と見ただけじゃ分からず、
その作品タイトルも英語で結局なんだか分からないものも多々あり。
デザインの分野は、ちょっとひねりのあるネタが非常に多いので、「???」っていうものがたくさんありました。
近代美術館さんよぅ、
せめて日本語訳を添えてくれい!
そんな中で、私が一番気に入った作品。
気になったので帰宅後検索してみたら見つかった。
こちら「Human Wave」
一目見て、た~のしそ~
北斎のあの波が、こんな風にアレンジされるとは。
イエーイ!とか叫びながら、むやみやたらにプールに飛び込んで先生に叱られる中学生男子のようだ。
眺めていると楽しくなってくる。
いいなー。これいいなー。
ところがです。
検索してみて、この作品の詳細を知ったところ、意外にもかなしい事情が記されていました。
こちらはあるデザインコンペの出品作で、そのグランプリを受賞。
グランプリ特典として、でっかい看板にどどーんと掲げられる、はずだった。
しかし、
その決定後、東日本大震災発生。
「大きな波」というモチーフが見る人に与える印象が、一夜でがらっと変わってしまったんですね。
この作品を大きく街中に掲げるには、世情があまりにもそぐわなくなってしまった。
そこで、審査員、作者で協議の結果、グランプリは見送られたのだそうです。
震災の影響がこんな方面にまで波及したとは・・・・。
残念ではあるけれど、ある意味、歴史を刻んだ作品になったわけですよね。
こんなに楽しいデザインを作る作者さんならば、またどんどん素敵な作品を生み出して行くのでしょう。
陰ながら応援しています。
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