なんだかもんのすごく久しぶりの更新です。過去最高に時間が空いてしまった。
季節も初夏から梅雨ですね。
そんなわけで先週、紫陽花を見てきました。
山の上の方にある紫陽花公園です。
斜面一面紫陽花。
この日は雨が降ったりやんだりの、絶好の紫陽花日よりでした。
画面上の杉の木の下の方まで紫陽花が咲いているの、分かります?
ぽこぽこと、花が開いていく途中。
水色、紫、青、白と、色は様々あれど、
あたり一面が「紫陽花色」という感じ。なんとも落ち着く配色ですな。
不思議なもので、晴れた陽の下で紫陽花を見てもいまひとつなんですよね。やっぱり雨が降らないとこの花は映えない。
そういう花、他にあるかな?
紫陽花の色でひとつ思い出した話が。
以前職場で、他部署の男性と軽く打合せをしていた時のこと。
その時私は、ちょっと薄めの青色のペンを使っていました。水色、よりはちょっと濃いけど、くらい。
文具フェチの私が文房具屋さんで見かけて物珍しさで買ってみたのですが、実際職場で使うと目立たない色で、ちょっと失敗したなーと思っていたペンでした。
さてその打合せの最中、
私が残念な青ペンで書き込んだ数字を見て、彼が、
「じゃあこの緑色で書いてもらった金額で先方にお伝えしますね?」と言うので、
「ん?これ青ですけど?」と軽くつっこんだところ、
途端に打合せ相手は申し訳なさそうな顔になって言いました。
「あー、ごめんなさい。僕、色がよく分からない人なんです」
あ。
そういう人が、たまにいるとは聞いていたが、実際にお話しするのは初めて!
はっきりした色は分かるけど、この私の残念な青ペンのような、微妙な色の判断がほかの人と違ってしまうとのこと。
元々腰の低いタイプの彼が、何故だかやたらと謝るのだけど、謝ることは何もないのである。
いやむしろ、自分とは違う目を持つその視界がどんなものなのか、是非とも知りたいと思った。
他の人は自分よりも鮮やかな世界を見ているのかも、と彼は言うが、私の見えない世界を彼は見ているのである。それはどんな風に見えるのか。
薄い青が緑に見えるということは、シアン少なめイエロー多めってことか?とか。色々想像してみた。
以前テレビで見たけれど、動物によって見える色の範囲は違っていて、
例えば猫は赤い色があまり認識できないとか、
逆に人間に見えない色が見える生き物(何かは忘れましたが・・・)がいるとか。
それを聞いて、人間に見えない色ってどんな色なんだろうって想像しようとしたけど想像も出来ない。だって見たことないんだもの。
すごいなそれ、どんな色か見てみたいものだ。でもそれは一生無理なのか。
赤が見えないという猫だって、じゃあ今私と一緒に夕焼けを見ている椿には、あれはどんな風に見えるのか。他の色に見えるんでしょ?
そんな風に、自分には見えない色というものにすごく興味があるけれど、なにもそれは他の動物でなくても、同じ人間でもありうることなのだと気づいた次第。
だって、彼はその色が見えないわけではなく、他の色に見えるわけで、それはどんな色なのか。
色が違えば景色の印象はけっこう違う気がする。
例えば身長差でも視界が違ったりするわけで、同じ世界を見ているようで、実はみんなそれぞれ違うものを見ているのか。
そもそも色は絶対ではない。と、絵を描いていて思う。
色の認識って、ほぼ対比だと思う。
それ単独では「明るい色」だと思っても、隣にもっと明るい色を配置すればくすんで見えるし、
ちょっと暗い色だなと思っても、更に暗い色と合わせれば明るく見える。
まあこれは明度の問題だけど、周りの色によってかなり印象は左右される。
だから私が買ってしまった残念な青ペンも、使う場所によっては輝くかもしれないし、
彼の目には綺麗な緑なのかもしれない。
眼の数だけ世界はあるのか。
結論。みんな違ってみんないい!
何色に育つのか、楽しみ。
季節も初夏から梅雨ですね。
そんなわけで先週、紫陽花を見てきました。
山の上の方にある紫陽花公園です。
斜面一面紫陽花。
この日は雨が降ったりやんだりの、絶好の紫陽花日よりでした。
画面上の杉の木の下の方まで紫陽花が咲いているの、分かります?
ぽこぽこと、花が開いていく途中。
水色、紫、青、白と、色は様々あれど、
あたり一面が「紫陽花色」という感じ。なんとも落ち着く配色ですな。
不思議なもので、晴れた陽の下で紫陽花を見てもいまひとつなんですよね。やっぱり雨が降らないとこの花は映えない。
そういう花、他にあるかな?
紫陽花の色でひとつ思い出した話が。
以前職場で、他部署の男性と軽く打合せをしていた時のこと。
その時私は、ちょっと薄めの青色のペンを使っていました。水色、よりはちょっと濃いけど、くらい。
文具フェチの私が文房具屋さんで見かけて物珍しさで買ってみたのですが、実際職場で使うと目立たない色で、ちょっと失敗したなーと思っていたペンでした。
さてその打合せの最中、
私が残念な青ペンで書き込んだ数字を見て、彼が、
「じゃあこの緑色で書いてもらった金額で先方にお伝えしますね?」と言うので、
「ん?これ青ですけど?」と軽くつっこんだところ、
途端に打合せ相手は申し訳なさそうな顔になって言いました。
「あー、ごめんなさい。僕、色がよく分からない人なんです」
あ。
そういう人が、たまにいるとは聞いていたが、実際にお話しするのは初めて!
はっきりした色は分かるけど、この私の残念な青ペンのような、微妙な色の判断がほかの人と違ってしまうとのこと。
元々腰の低いタイプの彼が、何故だかやたらと謝るのだけど、謝ることは何もないのである。
いやむしろ、自分とは違う目を持つその視界がどんなものなのか、是非とも知りたいと思った。
他の人は自分よりも鮮やかな世界を見ているのかも、と彼は言うが、私の見えない世界を彼は見ているのである。それはどんな風に見えるのか。
薄い青が緑に見えるということは、シアン少なめイエロー多めってことか?とか。色々想像してみた。
以前テレビで見たけれど、動物によって見える色の範囲は違っていて、
例えば猫は赤い色があまり認識できないとか、
逆に人間に見えない色が見える生き物(何かは忘れましたが・・・)がいるとか。
それを聞いて、人間に見えない色ってどんな色なんだろうって想像しようとしたけど想像も出来ない。だって見たことないんだもの。
すごいなそれ、どんな色か見てみたいものだ。でもそれは一生無理なのか。
赤が見えないという猫だって、じゃあ今私と一緒に夕焼けを見ている椿には、あれはどんな風に見えるのか。他の色に見えるんでしょ?
そんな風に、自分には見えない色というものにすごく興味があるけれど、なにもそれは他の動物でなくても、同じ人間でもありうることなのだと気づいた次第。
だって、彼はその色が見えないわけではなく、他の色に見えるわけで、それはどんな色なのか。
色が違えば景色の印象はけっこう違う気がする。
例えば身長差でも視界が違ったりするわけで、同じ世界を見ているようで、実はみんなそれぞれ違うものを見ているのか。
そもそも色は絶対ではない。と、絵を描いていて思う。
色の認識って、ほぼ対比だと思う。
それ単独では「明るい色」だと思っても、隣にもっと明るい色を配置すればくすんで見えるし、
ちょっと暗い色だなと思っても、更に暗い色と合わせれば明るく見える。
まあこれは明度の問題だけど、周りの色によってかなり印象は左右される。
だから私が買ってしまった残念な青ペンも、使う場所によっては輝くかもしれないし、
彼の目には綺麗な緑なのかもしれない。
眼の数だけ世界はあるのか。
結論。みんな違ってみんないい!
何色に育つのか、楽しみ。
青崎有吾著「早朝始発の殺風景」に収載されている
「メロンソーダ・ファクトリー」という短編を思い出しました。これは是非読んでみてくださいな。
とても素敵な短編ですよ
チェックしておきます。
しかしウサさん、けっこう青春モノ好きですよね(^^)
年をとると若い娘たちの
キャピキャピした姿が眩しくてのう。。。
(犯罪者の目線)
はい、日常系ミステリーなのでネタバラシは止めますが、ちょっと涙腺に来る話ですぞ。