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英語・日本語問わず、文章を読むのが楽になったことは本当に素晴らしい

 2017-01-15効率を根底から上げたいと考えたため」のKさんについて。

 大学教員です。
 
  以下は、Kさんの受講80回〜100回目アンケートと最新スコアです。

       「Kさんの受講80回目アンケート17/11/12」
   
マイナス・サッケイドは100を超えた辺りから、どこに気をつけて取り組んでいけばいいのかがややわからなくなっています。今は視野が広がり眼球運動もある程度スムーズになっているので、上下の▼▲を同時に視野にいれつつ視線を左右スライドして見ていく感じなのですが、どこの能力を高めるイメージをもって訓練を捉えていけば良いのか、が知りたいです。
 ・たて一行ユニットのブレイクのきっかけがまだ掴めないです。8行まとめて見てはいますが、それを自分の中で高速に見ていくイメージがまだ出来ていないかも。
 ・かなひろい45秒の壁が果てしなく高い……地道に改善を目指します。

   プラス高校時代には日常的に行えていた、「目の前の本に深く集中する」感覚を徐々に取り戻せつつあるように思えます。年を取るとしっかり集中するための時間確保自体が難しくなるのか、情報過多の時代に生きているせいなのか、「集中力」はもはやお金を払って環境を得るまでしないと訓練しにくいスキルになっているのかもなと感じます。クリエイトブログで「集中力が改善した」という意見を多数の生徒さんがあげられていることからも、そう感じられます。
 ・倍速読書は負荷をかけて繰り返しています。最初のころはほぼ読み取れなかったのですが、最近は目に飛び込む文字も徐々に増えてきています。意味もぽつぽつ取れ始めました(理解度C-がCぐらいになることが増えた)。引き続きこれで続けていこうと思います。
 ・15年ぶりにTOEICを受験し、900点超を獲得しました。現在英語を勉強し直しているのですが、受験目的としては現状把握が半分、TOEIC900以下の事項を排除して学習注力箇所を絞る根拠にするのが半分でしたので、無事に目標達成できたかなという自己評価です。速読スキルは英文リーディングに対してもちろん恩恵がありましたが、速く読めることよりも、多量の文章を楽に集中を切らさず読めるようになった点のほうが試験面ではプラスだったように思います。

       「Kさんの受講90回目アンケート18/1/7」
   
マイナス・倍速読書はかなりきつめ速度(4~6倍)でこなしていましたが、あまりに速くやりすぎると、記憶に残したりイメージする暇がないため、文字を目で追うだけだったり、理解度判定が雑になっているように思います。一方、3倍ぐらいでやるとイメージ作りの時間が稼げてだいぶ理解度も良くなるのですが、これはこれで「高速世界に慣れる訓練」という主旨としてはどうなのかな、と思わなくもありません。到達ステージ毎に適切な負荷のかけ方があるのでは? と考えているのですが、どれぐらいの速度でこなしていけば良いものか、目安となる考え方のアドバイスをいただければと思います(例えばイメージ化がぎりぎり出来るかどうか程度の速度が良いのか、文字がとりあえず目に入る程度でとにかく速くやるのがいいのかなど)。
 ・序盤は速度優先でこれまで来てますが、精度も上げていくほうが良いのかどうか。ランダムシートやパタンシートは見落としもそこそこある現状なのですが、それが多いと終了時に正確なスコアのカウントが難しくなることもあります。それともやはり、多少雑でもとにかく負荷をかけて速度上限を上げていく方が常にいいのでしょうか。

   プラス・訓練を初めてからちょうど1年ということで、振り返ってみました。入会当初の読書速度が約1000字/分でしたが、教室内では最高13000字/分の速度を出せるようになっており、変化は明らかです。これは自己最高値なので普段の読書速度はそこまで速くないですが、それでも3000~5000字/分ぐらいで読めるようにはなっていると感じます。以前のアンケートでも書いたと思いますが、英語・日本語問わず、文章を読むのが楽になったことは本当に素晴らしいです。特に英文への抵抗がかなり薄れたのは、今後に相当活きてくると思えます。
 ・あれほど長い間45秒/45秒で苦戦していたイメージ記憶(過去の記録を漁ると40回ほど横ばいでした)が、ここ15回ほどで30秒/30秒にさくっとレベルアップできたのは嘘のようです。これはこれで、倍速読書に負荷をかけたことが影響したのでしょうか? または、ここ1年で少しずつ小説を読んで来た効果がようやくでてきたのかも知れません(原因がイマイチ分かりませんね)。また、文字からイメージ想起をするプロセスの時短と強化がなされてきたためか、記憶力が以前より増しているように思います。特に英単語を暗記する時に実感しています。30秒/30秒もまた一筋縄ではいかなそうな壁なので、地道にクリアを目指したいと思います。
 ・まだまだ先の世界がありそうなので、引き続き、時間の許す限り続けたいと思います。

             「Kさんの受講100回目アンケート18/3/4」
   
マイナス
スピード至上のトレーニング姿勢に最近少し頭打ち感があるので、講師の方々のアドバイスをもとに、「速度を落とさず一つ一つをよりしっかり見る」ことを念頭に置いた訓練を進めています。強めの負荷もかかりますし、なかなかいい感じです。ただこの反作用のせいか、思い切りが必要な訓練(スピードチェックなど)のスコアが若干低くなった気も……心底困っているというほどではないですが。精度が上がればそのうち改善されるものだろうと、楽観的に構えています。
 
・以前も同じようなコメントを書いた気がしますが、終了直後は毎回、自己ベストを超えられていない印象があって悩ましいこともあるのですが、スコア表をEXCELでまとめたものを眺めると、やはり着実な伸びは観察されます。毎回更新される箇所が同じではないので、短期的達成感が感じにくいということなのでしょう。なるべく単発の訓練に一喜一憂せず、10個訓練をやったら1つでも更新できればいいと割り切り、10回程度の訓練をまとめたうえで伸びた伸びないの議論をすべきなのかなと思えます。

   プラス・特にここしばらくは中盤の調子が良いです。これまでを振り返ってみると、序盤(眼球力)の向上前はどうあがいても中盤は上がってこず、中盤が伸びている間は序盤が比較的プラトー、どっちも厳しい時期は倍速読書がブレイクの契機になった、という過程を経てきたように思えます。いまは倍速読書が飽和気味なので、中盤も飽和したら、序盤が上がり始めるのを再度待つ感じになるかな? と予測しています。どの訓練もお互い関連し合っていることを、改めて実感しています。一度に全部のスコアを上げてやろう、などと言うのも、実際虫のいい話なのかも知れません(もちろん毎回そのつもりで取り組んではいますが)。
 
とうとう訓練も100回を超えましたが、100回目にして新タイプの訓練が登場してくる事実には驚きです。まだまだ先が長く奧が深いですね。スピードボードも現在数人しかトライしてないという「δレベル6×6」についに突入でき、一つの到達感があります。ここまで来ればようやくクリエイト上位群の仲間入り、と言って良さそうでしょうか? これからの訓練もきっと大変なのだろう、と楽しみにしています。

 <その他>
 ・ 本日 『多くの受講生の方々はだいたい30回程度で満足してしまう』というお話を松田先生より伺って、つらつらと思ったことを書いてみます。
 ・ 上記のごとく「あっちが上がればこっちは立たず」という状況に代わる代わる陥ってきた経験からも、やはり筋トレや運動ごとと同じく、回数時間をこなさない限り見えてこないことも多い訓練であるように思います。特に成長が緩やかになった時に、到達すべき理想像を見据えたうえで、意志を強く持って続けることが誰しも一番難しい、ということなのかも知れません。 
 ・私自身、クリエイトに通うモチベーションをどう保っていたのか? と振り返ってみると、高速情報処理スキルの必要性に迫られていたことも勿論ですが、「やればまだまだ伸びそうだ、先に行けそうだ」という予感が常に感じられていることが大きいのかなと思います。また、クリエイトの訓練はよく練られていますので、なるべく穿った疑問を持たず訓練内容に身を委ねるようにしているのですが、おそらくはその姿勢が「自分勝手な限界づくり」を回避することに繋がっているのだろうと思えています。天井が見えてしまうと、確かにやる気が削がれてしまうものですので。 
 ・私個人に関して言えば、継続することでしか得られなかった成長は確実にあったと感じています。たとえば30回→100回の間に顕著に自己ベストが伸びた課題としては、数字BP(29-7→59-6)、たて1行(77→110)、スピードチェック(47秒→37秒)、イメージ記憶(1分/45秒→30秒/30秒)、イメージ読み(1分30秒→20秒)などがあります。いずれも30回時点では「こんなの常人には絶対無理だろう」としか思えなかったスコアですが、自分が既にそうなってしまっていると、こればかりは人間やればできるものだなぁ不思議だなぁ100回やってみるもんだなぁ、としか形容できなくなりますね(笑)。想像以上のスコアを実現出来れば、自分の想像力もそれに付随してアップデートされていくことも確かなのだと思います。
 ・とはいえ最近は読書速度向上目的というより、「頭脳パフォーマンス上げ」という名のゲーム攻略をしている心持ちになってきました。ボディビルダーがマッチョな自分に恍惚感を感じる心理が何となく分かるようになってきたというか、いい感じに目的と手段が逆転してきているのかも知れません(笑)。この辺りの気の持ちようが、気負わず続けられている理由なのかもな、とは思えています。

         Kさんの受講101回目の主なスコア18/3/4」たてサッケイド大62 数字ランダム40
45 漢数字一行七→450八→500九→515 たて一行ユニット11498 スピードチェック38/4043秒)・37/4048秒)ロジカルテストDタイプ24/302分56秒28/302分40秒)イメージ記憶17/4030秒26/4030秒)倍速読書『銀河鉄道の父12,600字/分理解度今回は新トレーニングがいくつかお目見えで、さらに新鮮な感覚にひたれました。引き続きがんばります

 Kさんの月別受講回数は、1月7回・2月13回・3月10回・4月10回・5月10回・6月4回・7月7回・8月5回・9月5回・10月7回・11月7回・12月3回・2018年1月6回・2月5回・3月2回計101回です。

 最初の50回を、5か月できれいに受講したところに、Kさんらしい几帳面さがあります。

 新進気鋭の学者であるKさんは、昨年、斯界の芥川賞といわれる奨励賞を受賞しています

 それでも、多忙な日々のなかからクリエイトに通っています。

 これからも、応援し続けます。  

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