肥満が社会問題となっているアメリカで
トランス脂肪酸を含む食品の使用を
止する規制案が提出されました
身体に悪いものという
漠然としたイメージはありますが
実際のところこの「トランス脂肪酸」って
ナニモノなのでしょうか?
Q。トランス脂肪酸とは?
A。硬化油を作るときに生じてしまう
物質のことです。
硬化油というのは
バターなどの代用品として発明された
安く、簡単に作れる固形の油をさします。
植物油などに「水素添加」(水素原子を付加する還元反応)
を行うと融点が上がって、
常温でも液体ではなく
固体のままでいられるようになります。
私たちの生活でよく使われるもので
例をあげると…
マーガリン…パンにぬるアレです
ファットスプレッド…マーガリンより
脂肪含有量が少なく、風味付けや
違う材料を添加したもののこと
ショートニング…クリーム状で
無味無臭の純度の高い食用油脂
みづあさぎ的跳躍理解では
マーガリンはバターの代用品、
ショートニングはラードの代用品、
ファットスプレッドはマーガリンの仲間で
加工されているものって感じかな~
で、問題のトランス脂肪酸は
この「水素添加」って作業をするときに
生じてしまうそうです。
科学的に詳しく知りたい方は
wikipediaをどうぞ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E8%84%82%E8%82%AA%E9%85%B8
Q。トランス脂肪酸の何が問題なの?
A。心臓疾患のリスクを高めたり、
アレルギーなどの様々な健康被害を
引き起こす可能性があるそうです。
一番わかりやすい心臓疾患を例にとると…
血液中の悪玉コレステロールを増やし
善玉コレステロールを減らす作用がある
動脈硬化が進む
心臓病になりやすくなる
ということらしいです。
特に肥満の人は、心臓に負担がかかるので
大変なんでしょうね~
Q。なんでそんな危ないもの使ってるの?
A。ズバリ、安くて使いやすいから!
品質のばらつきがなく安価に作れる
腐敗しにくく、保存性に優れる
揚げ油に使うと、さっくり・ぱりっと仕上がる
以上のような特徴から
外食産業では、特に重宝されているようです。
日本では表示の義務付けは
ゆるーくされていますが、
使用への規制はされていません
例えば某大手ハンバーガーチェーンでは
アメリカでは油を別のものにしていますが
日本ではそのままショートニング使ってます。
だって、日本では法律的に問題ないので
ま、この別の油ってのも
遺伝子組み換えの大豆が原料なので、
ワタシはどっちもイヤだなぁ…
なんて思ったりしました。
アメリカの人はそこは気にしないのかなぁ…
以上、本日の更新はみづあさぎでした
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