とあるWebまんがサイトで
3巻まで無料試し読みをした後
久々に全巻一気買いした作品です
「世界鬼(全11巻)」
(岡部潤 著/小学館)
http://urasunday.com/sekaioni/
※裏サンデーの作品ページに飛びます
届いた日に一気呵成に即読了して
ご飯を食べ忘れて腹ペコになりました
これ、連載で見てた人は
相当待ち遠しかったでしょうね~
この方からは同じフジリュー好き
しかもマイナー・フジリュー好きの
(初期短編集とか「ワクワーク」ね)
ニオイがしてとても親近感を覚えました
ギャグテイストを含んだ
オモテ向きのストーリーと
よくよく考えるとものすごくすっきりしない
ウラのストーリーがある感じです。
オモテはまんま、主人公あづまの
目的完遂によるカタルシス
ウラは「ペット」であるセキちゃんの
人間であろうとするあがきのようなものです
セキちゃんの心情や表情を追いながら見ると
あまりの報われなさに
結構切なくなってしまうんですよね
あづまは子どもなだけに純粋無垢に、
残酷に、悪いとさえ思わずに
セキちゃんの願いを踏みにじるわけですから
あ、全然ラブストーリーとかではありません。
どっちかというと、存在意義とか
そういった哲学的な命題の話だと思いました。
命を懸けて臨んだ命題がもろくも潰える感じ。
でも、結果は結構幸せ
なのが困りものです
調べてみると作者の方は
相当な奇行種らしいのですが
そんな噂ももなんだか納得してしまう
作品だったと思います
かなり好き嫌いが分かれるマンガ
だと思いますが
フジリュー好きなら試してみて
損はない作品だと思います
本日の更新はみづあさぎでした。
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