雨があがりました。赤城山がしっかりと姿を見せてくれました。朝、赤城山の姿が見えるとホッとするんです。
朝食後、ユキ子さんが2泊三日の出張に出かけて行きました。見送ったCOCOは、長いこと猫窓から外を見ていました。寂しいんかな…
でも、朝の雑事を終えて見たら、COCOは椅子の上でグウスカ昼寝してました。寂しくないみたいです。
ちょいと出て戻って来たら、ヤマト便が届きました。北海道のカオルさんから、アスパラガスです。「センゼエで採ったアスパラガスです。不揃いですがお試しください」って便りが添えられていました。
「センゼエ」って、分かりますか。すぐにカオルさんの「私の山ことば」を開いてみたのですけど、「センゼエ」は収録されていませんでした。わが家の庭のアマチャの花が色変わりしました。
わが家の庭のアジサイたちをご覧に入れながら、「センゼエ」の話しです。源氏物語の『須磨』の章の一節に、「前栽の花、いろいろ咲き乱れ、おもしろき夕暮れに、海見やるる廊に出で給ひて、たたずみ給ふさまの、ゆゆしう清らなること、………」とあります。「前裁」は「せんざい」と読むようです。住いの前の植え込み、「庭」をあらわす古語です。
この「せんざい」が千年を超えて使われ続け、「センゼエ」と転じたようです。カオルさんが生まれ育った山里の方言ではなく、全国のあちこちで使われ続け、遺った雅な古語なんです。山里育ちのカオルさんは今でも雅な言葉を忘れずに使い続けて暮らしているんです。
カオルさんちのセンゼエで採られたアスパラガス、素敵に緑色です。ものすごく良い香りです。一束、ユキ子さんの両親へ届けました。それから5本茹でて…
飲み処「ひろ子」へ運んで、少しの酒でいただきました。おいしかったです、センゼエで採れたアスパラガス、ごちそうさまでした。
昨日は三日、弁天通の大蓮寺の弁天様の月例日でした。昼前にちょいと用事をしてたんで出遅れちゃいまして、昼過ぎのお参りとなりました。
弁天ワッセの露店はほとんどが店仕舞いしていました。人の姿がほとんど消えちまった弁天通、出遅れちまって申し訳なかったです。風が吹いていました。結構強く吹いていました。比刀根橋から見ると広瀬川の岸の柳の枝が大きく揺れていました。
文学館前の橋の上でコンサートが開かれていました。フリーマーケットもやってたみたいです。川風が心地よさそうでした。
家に戻るとCOCOはまだ寝てました。心配することそのものを忘れたみたいです。昨日は、家を出入りしながら私はコチョコチョやってたことがあったんです。COCOは寝ていて気付かなかったみたいですけど。
やったのは、買い込んじまった食材を無駄にしないための加工作業でした。油揚げは細く切ってフライパンで乾煎りしてしっかり水分を飛ばします。こうすると、一週間ほどもちます。
マイタケはオリーブオイルで煮て瓶詰、二日ほど置くとおいしくなります。ユキ子さんの出張を失念して買い込んだ食材の延命工作なんです。こんな仕事をしながら、ワークマンでＴシャツも買ってきました。
ユキ子さんがいない分、COCOの面倒見が増えます。午後4時、＜おい、じらすなよ、早くくれよ＞、おやつの要求も忘れません。おやつがすんだところへヤマトさんの配達、注文しといた久留米織のシャツが届きました。COCOものぞきに来ました。
５時半、階段の上に座り込んで夕食の要求です。トイレを掃除して、飲み水を新しくして、夕食を出してあげました。それから、ちょいと青井食堂まで出かけたら、なんとあさおさんが座り込んでビールを飲んでいました。何年ぶりかな、並んで飲むのは…
留守番一日目のおしまいは、まん丸お月さまが昇ってきました。一休みして、冷凍保存のドライカレーを食べて、COCOの頭を撫でてあげました。
カオルさんからアスパラもらって、あさおさんに会えて、弁天さまにもお参りで来た良い日でした。
ヒゲじいさんの連れ合いの三代目若柳吉駒でございます。
1937年(昭和12年)に祖母の初代吉駒が始め、伯母の二代目吉駒が受け継いでまいりました直派若柳流美登利会、毎年春に公演会を開催しまいりまして本年4月の公演で79回目を迎えることができました。そして、7月24日には浴衣ざらい(会場：昌賢学園前橋ホール)を開催いたします。また、来春4月7日には第80回美登利会公演を予定しております。会員一同これからも精進を重ねてまいりますので、あい変わりませず宜しくお願い申し上げます。
《最近の美登利会と吉駒リサイタルの舞台をご覧になりたい方は…》
第79回美登利会と第4回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧ください。
第78回美登利会と第3回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧下さい。
第77回美登利会と第2回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧下さい。
第76回美登利会と三代目吉駒襲名リサイタルはこちらでご覧下さい。
お稽古場は前橋市城東町、詳しくはこちらをご覧下さい