猫のCOCOとヒゲじいさんのなっからさくい生活

なっからさくいは「めっちゃ気軽な」って感じ、ちっとんばいデブなシャム系猫といい歳こいたじいさんの自楽な生活記録です

7月29日は野村たかあきさんの命日、すぐ裏を端気川が流れる天王寺の墓所にお参りしてきました…

2024-07-29 21:43:12 | なっからさくい生活

去年の7月29日、野村たかあきさんが逝きました。昨日は命日、文京町4丁目の天王寺の墓所へお参りしました。ものすごく暑かったのですが、しばらく墓石と向き合っていました。40年、友だちとして一緒にやってきたんです。仕事も一緒しました。酒も一緒に飲みました…

     
天王寺の墓地のすぐ西側には端気川が流れています。墓の中で、たかあきさんは川の流れの音を聴き続けてるのかなって…。

 私がたかあきさんの死を知ったのは、去年の8月6日、夏の漬物を食べてもらおうと届けに行ったときでした。一度も使うことのなかったたかあきさんが描いてくれた「かなしいヒゲおじさん」が、8月7日の記事に載りました。でもね、たかあきさんの死についての記述はありません。

 翌8月8日の記事では、「胸にしみる 空のかがやき 今日も遠くながめ 涙をながす 悲しくて 悲しくて とてもやりきれない ………」と口ずさんでいるだけです。野村夫人から、「故人の遺志ですので他言しないで下さい」と強く求められたんです。だから、秋に新聞で報道されるまで悲しんでいるだけでした。

    
墓参りの帰りに、端気川沿いの小径を通りました。ただ、ただ、悲しみが蘇ってくるだけでした。

 

     
2019年2月2日に前橋文学館で開催されていた『野村たかあき展』の関連イベント『ほっこりばなし』のステージで、私は野村たかあきさんと一緒してました。有砂順子さんも一緒でした。この時、私は食道がんの治療が始まっていました。たかあきさんと一緒に人前に立ったのはこれが最後でした。

     
高崎高等養護学校の新築校舎に『風神の袋もちだし遊ぶ子ら 雷神の子らがおどけて太鼓打つ』ってモニュメントを制作してもらったのは1996年のことでした。古くは、40年前、群馬テレビで『ぐんま・雷・からっ風』って番組を制作してた時、MCの小倉智昭さんのアシスタントをしてたのが有砂順子さん、たかあきさんは大道具係でした。そのころ、たかあきさんは彫刻家として自立を目指しながら絵本も描いていました。第5回講談社絵本新人賞を受賞したのは1983年のことでした。『絵本通信』のインタビュー、「前編」「後編」をご覧ください。

 

 墓参を終えて家に戻ったのは午後2時ごろ、この日の最高気温39.2℃が記録されていました。COCOが心配げに出迎えてくれました。

     
遅い昼食に素麺を茹でました。たかあきさんが絵付けしてくれた鉢に氷水を張ってそうめんを盛りました。

     
食べ進むと、氷水の中からたかあきさんの鬼が顔を出しました。壁からは、風神の子雷神の子が見下ろしていました。

 

     
月曜日は11時からNiiSのトレーニングです。しっかり支度して自転車のペダルを踏みました。10時半に出かけるときの気温が36℃でした。痛いような日差しでした。

     
鈴木トレーナーはしっかり体調チェックをして、少し軽めなメニューにしてくれたみたいです。ジムを出て帰ってくるときもすごく気をつけて走りました。どこにも寄らずにまっすぐ帰宅、着替えをしてしばらく休息してからたかあきさんの墓参りへ出かけました。その時の気温は38℃を超えていました。

 

     
夕食は、在庫品で用意しました。冷凍保存しておいたアユの風干し、まり子さんちのゴーヤでゴーヤチャンプル、冷凍保存したいただきものの天狗印の枝豆で枝豆のすり流し汁です。

     
アユの風干しは結構なごちそうです。こうしておくとしばらく保存できますし、焼くのも容易です。おいしさも十分です。ゴーヤチャンプルを初めて食べたのはいつだったろう、学生時代であることは確かな気がするのですが、沖縄へ行ったことないし、どこで食べたのか思い出せないでいます。

     
枝豆のすり流しは、外皮と薄皮を取り除いた豆をフードブレーカーでペーストにします。カツオ出汁にタケヤの58%減塩味噌で味付けし、口当たりを滑らかにするためにゼラチンを少し溶かし込んでしっかり冷やします。枝豆ペーストと冷やした味噌汁をフードブレーカーでよく混ぜ合わせて、更によく冷やします。おいしい汁です。そして、サヤインゲンの胡麻和えもつくりました。義母さんも残さずきれいに食べてくれたようです。

今日も朝から暑いです。気をつけて暮らします…

 

 ヒゲじいさんの連れ合いの三代目若柳吉駒でございます。           

1937年(昭和12年)に祖母の初代吉駒が始め、伯母の二代目吉駒が受け継いでまいりました直派若柳流美登利会、毎年春に公演会を開催しまいりまして本年4月の公演で79回目を迎えることができました。そして、7月24日には浴衣ざらい(会場:昌賢学園前橋ホール)を開催いたします。また、来春4月7日には第80回美登利会公演を予定しております。会員一同これからも精進を重ねてまいりますので、あい変わりませず宜しくお願い申し上げます。

《最近の美登利会と吉駒リサイタルの舞台をご覧になりたい方は…》
第79回美登利会と第4回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧ください

第78回美登利会と第3回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧下さい
第77回美登利会と第2回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧下さい
第76回美登利会と三代目吉駒襲名リサイタルはこちらでご覧下さい
お稽古場は前橋市城東町、詳しくはこちらをご覧下さい

 


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2 コメント

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Unknown (有砂)
2024-07-30 21:01:00
今だに野村さんが逝ってしまったことが信じられず、どこかから豪快な笑い声が聞こえて来そうです。
野村さんを、一度行ってみたいとおっしゃってた愛媛県の野村町へご案内したかったです。
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そうですね (ヒゲクマ)
2024-07-30 21:24:07
有砂さん
長いこと一緒にやってきて、あまりに寂しい別れ方してしまって、全く実感がないのです。もし私が生き続けて、墓所に何度も通い、香を手向けることを繰り返すことができれば、先に逝かれちまったことを受け入れるようになるかもしれません。しばらくは、難しそうです。
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