昨日、5月27日に漬け込んだ「織姫」を揚げました。ユキ子さんの母さんは「こんな大きいのは、小梅でない!」とおっしゃってますが、群馬の小梅の代表ブランド「織姫」です。漬けこんで10日目、紫蘇の色もきれいに移って、良い出来栄えに仕上がりました。
昨日の朝、桶の蓋を開けると梅酢は素敵な紅色になっています。中蓋を外すと、たっぷりの梅酢の中で「織姫」も紫蘇色に染まっていました。おいしい小梅漬けに仕上がってくれています。
「織姫」を梅酢から揚げてざるで梅酢を切ります。梅酢に漬けっぱなしにしておくと梅の実はどんどん柔らかくなります。やわらかいのがお好みの方は、長めに漬ければよろしいのです。私は梅の実のカリッとした食感が残っているうちに揚げるようにしています。
とりあえず漬け込んだ「織姫」のほぼ半量を揚げました。400gずつポリ袋に詰めて、紫蘇の葉も少し入れて、袋の口からアルコールを噴霧して、空気をできるだけ抜いてゴムバンドで封をします。カビ菌や酵母が増殖させないように除菌します。
用意しといた紙袋に収めて包装完了です。紙袋には、食品表示法に準じていないシールが貼られていますが、商品ではありませんのでお許しください。全部で31袋、梅漬けの量は12.5㎏ほどです。ほぼ漬け込んだ「織姫」の半量に相当しています。
作業をしている間、接近禁止を申し渡しておいたCOCOは椅子の上で寝ちまってました。私が、「織姫」配達に出かけるときもまだ寝ていました。包装した小梅漬けを買い物用自転車の前後の籠に積み込んで配達です。
まずは朝日町、野村たかあきさんちです。野村さんは不在、犬と遊んでたおかみさんにお渡ししました。ご近所では、蓮の葉が拡がり始めていました。
野村さんちから西へ、休業中の松の湯の南で端気川を渡り、本町の松竹院裏で馬場川を渡りました。松竹院の東側にある馬場川の分水、向かって左の水路は天川原へ向かいます。いわゆる「斜め道路」の脇を流れていた水路になります。右は、かつては元川や村島の鯉池を経由して端気川に合流する水路、今はただ端気川直行です。
行った先は大手町の利根川っぺり、ついでなんでちょいと長壁神社の下にある川岸の遊歩道へ下りて、川の流れを眺めました。
柳原の放水路を渡って、次は岩神町です。観民稲荷の脇で風呂川を渡り、三中通へ抜けました。走っているうちの「織姫」は減って行きます。
アンズの実が黄色く熟れ始めているのを見っけました。そうか、アンズも煮なくちゃいけないんだ、6月は忙しいのだな。ネジバナにも出会いました。すっかり夏です。そいで、岩神町から平和町へ。
平和町の届け先は留守、インコがいたので預かってくれないかって頼んだら、丸くなって相談してから頭が白くて身体がブルーのインコが、<相談の結果、お断りすることになりました。誰もあなたの顔に見覚えがなく、危険を感じたからです>。どうしよう、ここんち届けるの止めにしようかな、ゆっくり考えます。で、広瀬川を渡って街へ。
<長くなりそうなんで、あとはオレからかいつまんで…。ヒゲはさ、街中でヤギカフェを最初に9軒へ配達して回ったんです。結局、託も含めてお届け先は16でした。夕方には、ユキ子さんに、北海道のカオルさんへの発送と、車でのお届け2件、ヒゲじいさん「織姫」狂いの一日でした。>
<そいでね、配達の帰り道このお兄さんに出会ったんだって。籠に一袋残っていたんで、『梅、いかがですか、召し上がりますか?』って声かけたらしいんです。よせばいいのにね、見ず知らずなんだから。そしてら、しばらく考えてたお兄さんがさ、『白梅や誰が昔より垣の外』って言ったんだって。何だろうね、この返事…>
夕食はサラダを二品作りました。一つは、レタス、ビワの実、アスパラガス、それとオリーブオイル漬けのまいたけです。もう一つは、小松菜とトマトに、小梅漬けを刻んで加えたマヨネーズベースのソースをかけたのです。サラダもいいですね。
それと、ナスとズッキーニのチーズ焼き、アスパラガスと舞茸のオリーブオイル漬けのスパゲティーには青じそをトッピングして。季節の野菜をおいしくいただきました。
まだ桶の中に「織姫」がほぼ半分残っています。まだお届けしなくてはいけない先もありますので。それと「白梅や誰が昔より垣の外」は与謝蕪村の句、萩原朔太郎の『望郷の詩人 与謝蕪村』にも出てきます。青空文庫で読めますよ。朔太郎さんにとって『梅』は恋の花なんです。ヒゲじいさんにとっては食いもんですが…
ヒゲじいさんの連れ合いの三代目若柳吉駒でございます。
1937年(昭和12年)に祖母の初代吉駒が始め、伯母の二代目吉駒が受け継いでまいりました直派若柳流美登利会、毎年春に公演会を開催しまいりまして本年4月の公演で79回目を迎えることができました。そして、7月24日には浴衣ざらい(会場:昌賢学園前橋ホール)を開催いたします。また、来春4月7日には第80回美登利会公演を予定しております。会員一同これからも精進を重ねてまいりますので、あい変わりませず宜しくお願い申し上げます。
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第79回美登利会と第4回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧ください。
第78回美登利会と第3回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧下さい。
第77回美登利会と第2回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧下さい。
第76回美登利会と三代目吉駒襲名リサイタルはこちらでご覧下さい。
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